<時制>とは、文法上の「時」に合わせて動詞や助動詞が過去形や完了形に変化することです。 現在完了形によって「完了または経験」を表し、そして、現在完了進行形には経験や完了の意味はなく「継続」を表します。現在完了の用法を時間軸にそって過去、未来へと移動させることで、時制を理解できます。
過去形:〜した 現在形:〜する 未来形:〜するだろう 過去完了形:(過去のある時点で)〜していた/したことがあった 現在完了形:(今までに)〜してしまった/したことがある 未来完了形:(その時がくれば)〜してしまっているだろう/したことになるだろう 過去進行形:(過去のその時)〜していた/している最中だった 現在進行形:(今まさに)〜している/している最中だ 未来進行形:(その時になれば)〜しているところだろう/している最中だろう 過去完了進行形:(過去のある時点まで)〜し続けていた 現在完了進行形:(今まで)〜し続けてきた 未来完了進行形:(そのときが来れば)〜し続けたことになるだろう 動作動詞と状態動詞動詞を意味・用法で区別した場合の一つ、動作動詞は動作や出来事などを表し、状態動詞は状態や関係などを表します。英語の動詞には「be + 〜ing(進行形)になる動詞、ならない動詞」があります。進行形になることができる動詞を「動作の動詞」、進行形になれない動詞を「状態の動詞」といいます。状態動詞と動作動詞の知識は、完了形と完了進行形の使い分けの時にも必要になります。 また、動作の動詞は進行形になることによって、その動作の継続・反復など(一時的な)状態を表すようになります。「状態の動詞」は元々状態を表しているわけですから、進行形になる必要はないでしょう。 動作動詞は現在形で使われたときは「習慣的動作」を意味し、現在進行形ではじめて「今現在行われている動作」を表します。 He often plays baseball. 現在形→習慣的動作
彼はよく野球をしている。
He is playing baseball now. 現在進行形→今現在の動作
彼は今野球をしている。
動作動詞:例 動作動詞の特徴は「走る」「歩く」「投げる」「殴る」「落ちる」「倒す」など、体を動かさなければ出来ないものは、動作動詞になります。
状態動詞:例 状態動詞の特徴は「考える」「好む」「嫌う」「知っている」など、体を動かすことなく出来る動作を意味する動詞になります。
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