【大師干潟の生きもの】カニ編
多摩川河口付近、羽田空港近くの右岸、左岸に広がる干潟にはいろいろな種類の生きものが生息しており東京湾へ流れる水の浄化に役立つものが多くいます。
ダイオウイカはおりませんが・・・
◎干潟にいる生きもの観察と採取。
1.いろいろな場所の状態によって種類の違うカニが生きている。
【オス、メスの見分け方】
ひっくり返してお腹の所を見てください。フンドシと呼ばれるところがあり、オスはふんどしが三角形ですが、メスは丸く半円を描いています。メスはここにタマゴをかかえます。
2.二枚貝の水の浄化実験。やまとしじみ、あさり
ヤマト・オサガニ |
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汽水域の軟泥の干潟に巣穴を掘って暮らしています。甲らの大きさは約3cmぐらいで。 オスのハサミのほうがメスより大きく、繁殖期にはオスが自分の顔の前でハサミを前方に向かってくるりと輪を描くように回す(ウェイビング)などをします。 穴の中に隠れる名人。 |
チゴガニ |
甲らの大きさは約1cmぐらいの小形のカニ、堤防に近い細かい砂のところにいることが多い。
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ケフサ・イソガニ |
河口域の汐溜りなど陸に近い海水のある所にいることが多い。 甲らの大きさは約2cmぐらいのカニで、小石や岩のあるところにいる。
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クロベンケイガニ |
甲らの大きさは約2.5cm〜3.5cmぐらいで、ヨシのはえてる中などに巣穴を作って生活する。多摩川では、汽水域から淡水域まで幅広い地域にて見ることができます。生命力も強く、雑食性で普段は小魚や海藻等を食べている。
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アシハラガニ |
甲らの大きさは約2.5cmぐらいで、ヨシのはえてる中やその周りに生息。
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コメツキガニ |
潮の引いた砂浜で見かける小型のカニ。食物は砂の中の有機物やプランクトンで、自分の足元の砂を鋏脚でつまんで口に入れ、砂粒の中から餌をろ過摂食する。砂を丸めて捨てるため、周辺には多数の砂団子ができる。 |
マメコブシガニ |
砂泥干潟に住み、大きさは約2cmぐらいの半球状のカニです。 魚の死骸などを食べる海の掃除屋です。真っ直ぐ前に歩く変わり物です |
モクズガニ |
全体が濃い灰色。甲長・甲幅ともに5センチ前後になる。背甲は扁平で平たく、円形に近い。河川では大型のカニだ。成体(親)は河川、湖沼で暮らし、秋から冬に産卵のために海に下る。汽水域で繁殖をし、小ガニとなって夏には河川を上る。(中国料理で有名なシャンハイガニはこの仲間)生ではけして食さないように・・・!!ベルツ肺吸虫による人への感染症をひきおこす場合がある。 |