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実験クラブは、いろいろと、身の回りのことにTRYすることをしてゆきます。

実験D.B

テーマ:『見えていますか?』

 

目的:
普段、見ている物が、実は、思い込みだったりする。実験をするうえで、いかに観察するかの体験を通して、見方を考える。

概要:
目による錯覚の数々を実感

注意:
特になし

道具:
@A4用紙 Aプリントしたサンプル画像 B筆記用具 C定規 Dハサミ

事前準備:
予め、サンプル画像をプリントしたものを用意しておく。

進め方:

1、まず、A4用紙を配ります。これに右のような放射状の線を書かせます。小さな子どもには、大変な場合がありますが、薄くマス目を書いてから線を書かせるとよいと思います。 

eyelook.pdf へのリンク


2、つぎに、折り紙を二枚重ねて、好きな形を切り抜きます。
これで同じ大きさの形のものができました。(ここでは、ニコニコマークにしました)

3、これを先の放射状の紙の上に右のように置いてみましょう。さあ、大きさが同じはずなのに、大きさが違って見えませんか?

eyelook2.pdf へのリンク


4、サンプルのようなプリントを見せます。
(JSI(独立行政法人科学技術振興機構のH.Pを参考にしました。)

@左の絵のまん中の灰色の四角と右の絵のまん中の四角の色は同じでしょうか?


A左の小さな丸で囲まれたまん中の丸の大きさと、右のまん中の丸の大きさは同じでしょうか?



解説:
人の目は、背景により、同じ大きさの形でも、ちがって見えます。まわりの線も見ながら、頭の中で遠くにあると思われる形と近くにあると思われる形を比べるのに、遠く見える方が、大きいにちがいないと思うのです。
また、回りの絵も比べる時の材料にして、かってに都合のよいように判断してしまうのです。これらは、皆さんの生まれてからの経験の積み重ねからくるものです。
みなさんは、いつのまにか、ほんとうの物の形を見ていないのかもしれませんね。
ですから、これからのクラブでは、確かめてみる気持がたいせつです。
これがこのポイントでした。


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