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実験クラブは、いろいろと、身の回りのことにTRYすることをしてゆきます。

実験D.B

テーマ:『音を見る』

 

目的:
 普段、気にもせず、音楽を聴いたり、話声を聞いています。音の姿は?

概要:
音と振動
音を物を振動させることで見える化

注意:
特になし

用意するもの:
 @PC用スピーカー 1つ 
 AノートPC 1台、周波数発振ソフト、
 Bワイングラス 
 C厚紙 1枚 
 Dアルミ皿 1枚
 E発泡スチロール球 1〜2mm 一握り(東急ハンズで一袋で購入) 
 Fコピー用紙 A4の半分 一人1枚 
 Gハサミ 人数分粘土 ひと固まり

事前準備:
PC用スピーカーは、中古のもので、スピーカーの前に貼ってある保護用の布カバーは取り除いておく。
コーンに紙の柱を付けて、それに100円ショップで見つけた洗濯バサミを付ける。
 PCには、フリーソフトの周波数発生ソフトをインストール。


進め方:
1、音とは、どのようなものでしょう。手をたたいても音はします。指を擦っても鳴りますね。どうなっているのでしょうか。みんなの考え、予想は?

2、グラスの下を押えて、グラスの淵を指先でなでて見て。鳴りますか?
鳴らない場合は、どうしましょう。考えて。ちょっと、水で指を濡らしたら? 少し鳴りました? なぜ、鳴るのでしょう?今日は「音を見る」ですから、よく見てみましょう。
グラスに水を入れてみましょう。淵から5mmほど下まで。

3、鳴りましたか?何か見えませんか?淵の近くが小さな波が見えましたか?これはどういうことでしょう?グラスが振動して波ができているのです。
どうも、音と振動が関係しているみたい。

4、では、もっと、音を見てみましょう。ここにスピーカーがあります。みんなも音楽を聴くとき使いますよね。これも音が出ているのですが、見てみましょう。
道具は、アルミ皿。まん中に爪楊枝で柱をつける。発泡スチロール球。これをスピーカーの洗濯バサミではさむ。安定させるために粘土で土台を作って。























さて、スピーカーを鳴らすとアルミ皿の発泡スチロール球はどうなるか?実験してみましょう。単純な音でやってみます。
だんだん、音を高くしますよ。どうなるか? ある音の高さでは暴れますが、それ以上になると静かになってしまいます。
次に音楽(子どもうけのもの?)。
音楽は色々な音が混じっています。そう、ある振動のときによく鳴るということですね(共振)。

5、
@では、皆さんに紙を配ります。1辺6cmの四角を2枚切ってください。1枚を半分に折ります。
そして、一つは、端を細かく切り込みを入れて虫の足のようにします。もうひとつは、人の横顔の絵を書いてください。



Aさて、スピーカーの上のアルミ皿の代わりに厚紙(これも中心に爪楊枝で柱を立てる)を乗せて、音を出してみましょう。どうなるか?

子どもたちの好きな音楽を鳴らすと、音楽の抑揚や、音の高さなどで紙人形が踊りだします。いくつかの音楽で試して。

6、さて、今日は、音とは、物の振動でできていることがなんとなくわかったかな。物は、ある振動のときによく震えることもみました。
みなさんのまわりには色々な音があります。そう!この話している声ものどのなかの振動なのです。そして、その音を聞いている耳も鼓膜という
ところで振動として聞いているのです。まだまだふしぎなことがあるので、またどこかで音の実験をやりましょう。

解説:
音は、物がふるえること空気という音を伝えるものがあることで聞こえてきます。水の中では、水が音を伝えてくれます。人の耳は、100〜3500ヘルツ
(1秒間に100回〜3500回ふるえるということ)の音が聞こえます。さて、空気のない宇宙ではどうでしょうか?(また、どこかで実験してみたいですね)

ワイングラスのふちをこすると音が出ました。ガラスが指でこすられて小さくゆがんだりもとにもどったりしてふるえているのです。これがあるふるえの時に
大きな音になって聞こえてきます。そのふるえは、水のさざ波で見えましたね。

スピーカーの上の紙の板に乗せた人形が動きました。音は空気で伝わり、それを受けたアルミの皿や紙の板がふるえ、それに合わせて球や人形が動く。
音楽の音は、いろいろな振動がふくまれています。ですから、ある音には調子が合って、よく動くことがあるのです。


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