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実験クラブは、いろいろと、身の回りのことにTRYすることをしてゆきます。

実験D.B

テーマ:『シーソーを科学する』

 

目的:
 遊びや道具で利用している、てこの原理を体感する。

概要:
天秤のバランスを考える
身近な道具でのてこの原理からの体験
より複雑なバランス

注意:
特になし

用意するもの:
 @板:幅5cm 長さ50cm 厚さ5mm 
 A牛乳パック:中を洗って乾かしたもの 
 Bハサミ:
 Cセロテープ:
 Dペットボトル:500ml 5x3=15  1リットル 1
 E丸棒:直径2cm 長さ50cm 4本
 F紐:2mx3
 Gフック:6
 Hものさし:
 I木材(くぎを抜く対象):5cm角  長さ50cm 
 J釘:人数分 長さは3〜5cm
 Kくぎ抜き:
 L金づち:大人が使うので 1つ でかまわない。
 M角材(くぎ抜きにくくりつける):5cm角 長さ1m 
 Nロープ(くぎ抜きと角材を縛る):2mぐらい 3本 代替えでも可。

事前準備:
 おもりボトル:100g 12、 400g 3、 1kg 1、を作っておく。
 釘を打った木材:Gr.の人数分の釘を頭を少し出して打っておく。

進め方:
1、小さなシーソーを作ろう。必要なのはなに?中心はどうする? 丸棒、ジュースの缶、角材??  今日は牛乳パックで作りましょう。三角はできるかな?
三角の軸をどこに置けばよいか? 重心はどこか?なにも乗せずにまずは、バランスをとる。

2、500mlのペットボトルに水を100g分入れて、子供の代わり。大人は、400gの水にします。4倍だからみんなが10kgなら大人40kgということ。
端に乗ったら、何人の子供でバランスがとれるか?実験ではこの板では乗り切れないね。どうする?  つるす。
では、下のようにして、確認です。
3、さきの大人ひとりとこども4人の確認をしましょう。
次にこどもひとりだったらどうする? どこに乗る? Gr.で考えて。
バランスがとれたら、中心からの長さを測る。
どうも、重さと長さの関係は、何かある。わかる?(理解できなくとも進める。あとは学校で行うこと)

メインステージで、お相撲の代わりに、1リットルのボトルで1kgの水でこどもとひとりで挑戦。やりたい人は前に。

4、さて、話は変わります。
ここに木材に打ち込んだ釘があります。これを手で抜けるかな?(無理をしない)

@どうしても、抜けません。では、くぎ抜きでトライしてみましょう。
楽ですね。
Aでも、もっと楽になるにはどうしたらよいでしょうか?
長くする。では、やってみましょう。角材をロープでくくりつけましょう。

5、問題:
下のバランスは、うまくいくでしょうか?つるしたひもとおもりのペットボトルの距離をうまく決めてね。

解説:
シーソーで遊ぶとバランスを取るのに、重さと中心からの長さを体験から感じていたと思います。それを「てんびん」に変えて、実験してみました。
かるいもので重たいものとバランスを取ることができます。つまり、持ち上げることができました。重さは力ですから、小さい力で大きな力が出るのです。
これは「てこ」というものになります。身の回りを見ると、はさみ、クリップ、せんぬきなどあります。くぎぬきでくぎをぬくのもそのひとつです。
中心からの長さをより長くすると、より小さな力でくぎがぬけました。昔の人でアルキメデスは、「長い棒とてこがあれば、地球も動かせる」と言ったそうです。

バナースペース