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実験クラブは、いろいろと、身の回りのことにTRYすることをしてゆきます。

模型D.BHEADLINE

テーマ:帆船

 

木製帆船模型にTRY。ですが、説明書も、もうひとつよくわからない中で、スタートをきりましたが、途中で、次に作る人がいたら、こうしたほうがよいことなど、記録することを思いついて、書くことにしました。

商品名:
 イタリ―マモリ社。
 U.S.S コンスティチューションカットモデル

いざ、作成!
商品に同梱されている解説書を読みながら、以下の話を読んでくださいね。






道具:スタートしたときは、あまりなかったのですが、ピンバイスと先が曲がったピンセットは重宝しました。はじめる前にこれらを用意しておくと便利です。







手順:

1、@にフレームを板に釘で止めるとかいてありますが、そのとおりにやろう思ってみましたが、あまりに、フレームの材料が細く、釘で打ったら、割れてしまいそうです。
そこで、虫ピンで、フレームを挟むようにして、数箇所を抑え、フレームには、打ちませんでした。







2、Bの甲板梁支持材12の取り付け位置だが、先に接着すると、内張り板18を連続して貼ってゆくとその寸法の積み重ねのずれ分がすき間となってしまう。
よって、順としては内張り板18を貼りながら、その位置にきたら、甲板梁支持材12を接着するとよいと思います。







3、砲門縁材14も、2項と同様に先に接着しないほうがよい。

4、フレームの外側と、隙間材の面が、合うように紙やすりで、削っておく。

5、Cの甲板梁13を曲げるのに、お湯で煮て柔らかくして、虫ピンで挟むようにして、図面をコピーした用紙に合わせて、おいておく。IH調理器となべを使うと、便利。
  しかし、期待していたほど、曲がらなかった!のは、残念。
  この13は、ほかの作業が終わるまで、このまま。
6、Eの内張り材、外貼り材は、若干、長くても、貼り終った後、紙やすり等でそろえる事ができるので、
神経質になることはない。







7、内張り、外張りとも、もし、隙間ができてしまったときは、あまった材料をナイフで削って、埋める。

8、内張り、外張り材を貼ってゆくと、全体のフレームの開放部の寸法が変化する。広がる方向です。
そのため、5項にある、甲板梁13は、解説書の図面に両サイドが破線で描かれているのには、訳があり、両サイド10mmは余裕を持った長さが必要ということ。
実線に合わせて、勇み足で切ってしまうと、長さが足りなくなって、まずいことに。!苦戦






9、甲板梁13を取り付けるときは、底の方からつけながら、ウォーターウエイをつけてゆく。








10、甲板梁支持材27,28,29は、甲板梁支持材12を逃げるようにカットが必要

11、マスト及び甲板昇降口縁材31は、少し長めにカットして、紙やすりで現物合わせをしながら、寸法を追い込むとよい。
  また、一番下の階の甲板昇降口のことを考え、左右の壁側から甲板張り板31を貼ってゆきます。
  このポイントとして、37の縁取りの幅が甲板梁13の幅の内側に入るようにして、下甲板38と甲板張り板31が、甲板梁にひっかかるように考えて、
甲板張り板31の長さを調整して切り、貼ります。




12、銅板代用板25は、底の方から貼ってゆきます。着色されているのですが、少し、鮮やか過ぎる緑色です。
後で、薄茶色に私は、塗ってしまいました。








13、マスト根部支えを作ります。これは、本体に貼るのはマストを作って位置を調整することになるので、今は、貼らないでおく。

14、階段の部分は成形されていたので、側板40を貼るだけ。


15、樽台41,42は、樽が大小あるので、現物に合わせながら、接触する部分の形状を削ること。







16、巻ロープは、添付されていた糸を適当に巻いて、ボンドで固める。

17、支柱35,53,59は、現物にあてがって、少し長めに切って、紙やすりで削りながら、入れる。

18、ポンプのある階は、甲板張り板31と中央部は甲板張り板32と使い分けるので、31は、やはり左右から貼り進め、32の板の幅の整数倍の寸法との調整する。







19、Iの索止めピン座は、69と68の勘合の高さと70の高さをあわせる。








20、Kの船腹階段72は、成形された材料を10mmごとに切りますが、強い力で切ると、貼りあわせ部分が割れてしまうので、注意。

21、Hのカロナータ砲は、台との勘合がきついので、鉄ヤスリで調整。








22、各階層の甲板を通るマストの穴は、マストをあてがいながら、位置をチェックして開ける。
  また、リング96(金属)があり、この内径に合わせて、マスト側を削る。(リングをマストに通してみては、様子を見て、削るようにします)

23、トップ84は、型抜きされた材料で、この上から85を貼ります。縁を縁材86で貼りますが、曲がりにくいので、
電気はんだこてで暖めて、曲げました。(少し焦げた)







24、トップに付ける手すりであるが、どうも設計図の指示の材料が見当たらない?!。悩んだあげく、楊枝で手すりの支柱を作ってしまった。
(よく探せば、あっかかも!)









25、マスト78,80,91は、直径を計測しながら細くします。78は、79との接続部の四角の形。そして80は79との接続部の丸穴の形。
また、80の別の端の90との接続部の形。91は90との接続部と95がある高さまで通るような細さにします。





26、トップを取り付けるための下の部分は、図面をよく読まないとわからなかった。正面図、側面図、頭の中で組み立てながら、写真のようになることを理解した。
ロワ―マストチーク83は、どう貼るのかよくわからなかったが、図面右下のNo.4のマスト全体の図の正面図から、トップ84とマストの関係が解読でき、
同様にロワ―マストチーク94も考えられます。




27、ここで、今後の作業を考え、マストを船底にボンドで固定した。また、船上の各部品も取り付けを終える。







28、ひとまず、メインマストの先端までの部品をつけた全体像。















これからは、マストの作成です。

29、チャネル74は、船の外に張り出したものだが、76で縁取りを先に貼ってしまうととんでもないことになります。後でチェーンプレート109と三つ目滑車をつけることができなくなります。また、74の溝は109等と合うように削っておく必要やあります。






30、スタンスルブーム取付帯金106が通るように各マストを紙やすりで削ります。
スタンスルブーム結索は、巻き付け方が図面よりケースの写真を参考に作ったほうが感じがよい。

31、各マストについているロープ張りに問題のない滑車や足場索225もつけてしまいます。
(写真のフォーカスが、よくありません。すみません)






32、ロワーヤード保持索135など、ヤード保持索で各マストをメインマストにくくり、宙づりにしておきます。







33、ロワーヤード173、トップスルヤードリフト183などのロフトのロープで水平を保ちながら張ります。








34、シェラウド111、トップマストシェラウド117を張ります。















35、索止めピン座68,69,70、と71に集中して索止めピンにワイヤーが降りてきます。








36、クリューライン181,191をシェラウド111に降ろしてゆきます。これはトップ84の外側を通ります。















37、ケースの写真では船底に砂利がしいてありますが、添付されていません。そこで、100円ショップで見つけたミニチュア日本庭園シリーズの砂利を買い、使いました。
固定するのには、チューブのりを少しのお湯で溶いて上から降り注いだのですが、他のやり方もあったかもしれません。どうにか治まっています。







38、飾り台を色付け。

39、本体を台の上に乗せればよいのですが、不安定のような気がしたので、台に1.3mmφの穴を二つ開け、釘2.5cmの頭を切って立てました。
それに合うように本体の底にも穴を開け勘合させました。








40、全体に、スプレーの透明ニスを塗布し、完成!


















ここに、完成の喜びと、今までを振り返りながら、ひとつひとつの部品を眺め、満足感にひたっています。一時はどうなるかと思った部分もありましたが、ここまで、こつこつと積み上げてきて、よかったと思っています。

バナースペース