2002 12.10 那覇−石垣島−西表島−由布島-石垣島

○ 今日もアラームは夜明け前

5時半起床。まだ暗い。支度をして、6時過ぎにチェックアウト。朝食を食べられないため、ホテルにサンドイッチを作ってもらった。
この時間はまだバスもないため、タクシーになる。運転手も気さくで、いろいろ話かけてくれる。
「沖縄料理はおいしいが、菓子はだめだ。ちんすこうはまずい!」と言ってて、笑ってしまった。
もしツアーに追いつかなければ、自力で島を周遊するしかないかなと思ったけれど、ガイドがいないと西表島などは観光できないとのこと。彼だって一人では周れないと言うことなので、なんとか今日のプランには間に合わせたいと思う。

○ 空港到着

チェックインで並んでいた列のほとんどが体格のいい外国人男性だった。米国兵っぽいな。でも、外国人は空港内でしか見かけなかった。沖縄はもっと多いと思っていたんだけど。本島だけなのかな。

空港の売店で、コンタクト洗浄液を購入。やっぱり専用のものはなかったので、間に合わせに別の会社のものを買う。旅先ではいつでもサバイバル気分でいないとね。

○ さんぴん茶

出発ロビーでサンドイッチを食べる。さっきの運ちゃんが飲んでいたさんぴん茶をためしに買ってみたら、ジャスミンティのようでおいしい。
今度は問題なく定時の7時半に飛行機が飛んだので、ほっとする。
新聞は沖縄新聞と琉球日報しかない。もう沖縄内なのね!(しかし全国紙がないとはオドロキだわ)

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○ 石垣空港から石垣港へ

8時20分に石垣空港着。なんとも小さな空港。私が今まで使った国内の空港のうちではミニマムサイズだわ。
タラップを降りたその足を緩めずにタクシーに直行し、カジちゃんは石垣島の総代理店に携帯で電話をする。

今日の予定は、本来だったらホテルからバスに乗って港まで行き、8時半のフェリーで西表島に行くというもの。
とにかく港まで来てくれと言われる。運転手さんは石垣島のゴッドファザーのような感じで、どこぞに(タクシー会社?)に無線で連絡して「船を待たせとけぃ」と厳かに命令していた。そんなのってできるの・・・?
実際にはフェリーは8:40発だと教えてもらい、それなら余裕で大丈夫と言って貰えたので安心した。

○ 間一髪!この日のプランに追い付く

総代理店は平田観光といって、港にある。タクシーから降りてそこに飛び込むと、荷物を預かってくれた。
いろいろと日程の変更などの相談をしたいのは山々だったけれど、とりあえずフェリーに飛び乗る。
これで問題なく、二日目の予定がこなせるわ。全ての予定が台無しになるかと思っていたんだけれど、すごいわ。
西表島までは40分。結構混んでいて、ほとんど満席。波が強くて、船酔いしそうになる。
今朝は早起きしてホテルからタクシー→飛行機→タクシー→そしてフェリーと、乗り物続きだから、ちょっと身体もきつくなっている。

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○ 憧れの西表島

辛い思いをしながらようやくフェリーは西表島に到着。
おおお。憧れの西表。ようやくのんびり観光できるのね。
考えてみれば、本島も石垣島もタッチした程度でまるで観光していないため、私達にとってのファースト沖縄は西表島といえるわね。
すごくのどか。観光バスの乗客は7人。でも別のバスを見ると、最前列の4人だけで大型バスを動かしていたりもする。
本当にオフシーズンなのね。静かでいいわ。
運転手がガイドを兼ねていて、運転しながらいろいろと島の説明をしてくれる。
早速、島に二つしかないという信号を紹介される。前を走るトラックの荷台には若者が4,5人乗り込んでいて、なんだか新鮮。
確かに信号なんて必要ないほど静かな道路だった。小中学校が一緒になって、生徒が10何人とかいっている。先生の方が多いらしい。
西表には高校がなくて、みんな石垣島に進学するとのこと。大学は本島に行くとのこと。
島の子は大変だなあ。自立が早いわね。
さっそく道路は自然の中に入っていく。マングローブも普通にあるのでびっくりする。
イリオモテヤマネコ注意の道路標識もよく見かけた。

○ 両岸にはマングローブ・ジャングル

しばらくして、バスは浦内川のほとりに着く。ここからはジェットボートに乗ることになる。
川は肌寒くて、上着を持ってこなかったことを後悔。普通にフリースなどの上着を着ている人が多い。
私達は震えているけれど、しっかりボートの一番前に座った。寒いのに、射るような日ざしを感じるのは、やっぱり南だからだろうな。
人気がまるでない、ジャングルの中に分け入っていく感覚がすごい。
寒くて鳥肌が立っているんだけれど、川の両岸に生い茂るマングローブを見ると、ここは亜熱帯なんだなあと思う。

サキシマスオウの木を初めて見る。おもしろい根の形にビックリ。
ここは日本じゃないよといわれても納得できるくらい、ものすごいところに迷い込んでしまった感じ。
とてもワクワクする。もう冷たい風も気にならなくなっている。

○ ジャングル徒歩探検

ボートが到着した場所は、これまた手作りの粗末なボート着き場だった。
ここからは、もう個人で歩いて、マリュウドの滝まで行くことになる。
誰が音頭を取ってくれるわけでもなく、ボートの乗客たちも見知らぬ人ばかりなので、なんとなく周りを見ながらも、それぞれが歩き出す。

うっそうとした緑の中を、ひたすら歩いていくわけだけれど、けっこうきつい道だった。
ボコボコで、石や根が飛び出ているため、足元に常に気を配っていないといけない。
しかも、二日前に降ったという大雨の後遺症で、道はぬかるんでいる。うっかりすると泥の中にはまってしまう。
道は、人が二人すれ違えるほどの細さ。カジちゃんとも、一列になって歩いていく。
高低も割とあり、ヒールではとても無理な場所。
最初はボートの乗客たちも、歩き始めが同時刻のため、一列になって歩いていたけれど、そのうちに個人差が出て、バラバラになってくる。最初は寒かったけれど、どんどん歩いているうちに身体がポカポカしてきて、私達の薄着でも暑いくらいになる。

○ マリュウドの滝

ひたすら歩くのに慣れてしまって、目的地がなんだったかわからなくなってきた頃、マリュウドの滝の展望台にたどり着く。
きれいに見えたけれど、人でごった返していた。高校生グループのよう。
さっと見ただけで、実際の滝への道をまた歩き出す。

どんどん下っていった所に滝はあった。
水際まで行ってみる。深い滝の音がする。水の飛沫が岩にはじけて飛び散っていて、スプリンクラーのよう。
マイナスイオンをたっぷり浴びる。

○ カンビレーの滝

そのうち、展望台にいた高校生達がやってきたので、入れ替わって今度はカンビレーの滝まで行ってみる。
5分くらい更に歩いたところにあった。
迫力はマリュウドの方があるけれど、規模的にはカンビレーの方かなあ。
ここまで来られたことに満足して、もと来た道を引き返した。

帰りの方が早い(気がする)。出発点のボート乗り場に着いたのは、私達が一番最初だった。
カジちゃんといろいろな話をしている間に、ボートで一緒だった人たちがちらほらと戻ってくる。
ボートがやってきていたので、また一番前に陣取って戻った。

ボートを降りてから、この川を泳いでわたるイリオモテヤマネコの写真が撮影されたという小屋(博物館?)をのぞいてみる。
普通、ネコは水を嫌がるんだけれど、イリオモテヤマネコは苦手じゃないという。不思議だなあ。
貝の大きさが15〜20cmほどの巨大なシジミもあって驚いた。
さすがは南国!ビッグサイズだわ。
でも、身は外見ほど大きくなくて、味もよくないとのこと。

ハイビスカスが咲き乱れていて、寒いけれども常夏の島だと思い出させてくれる。

○ 沖縄伝統料理

そのあと、昼食になる。レストラン浦内という所で、ここではいろいろな珍しい沖縄料理を食べられた。
古代米で炊いたご飯とか。赤くて赤飯のよう。あと、近くで取れたモズク。本島のよりもコシがあって、すごくおいしい。
ゴーヤ茶も飲んだ。とってもおいしかった。
沖縄料理って、今までなんとなく敬遠していたようなところもあるけれど、おいしくて口に合うわ!ヘルシーだし。

○ 星砂の浜

午後、今度はバスで星砂の浜に向かう。
小学生の頃、沖縄の人にボトル一杯に星の砂をもらって、とても感激したんだけれど、今はブームは去ったそうな??
それでもやっぱり欲しいと思ってたけれど、実際見てみると、星型のものはほとんどなくて、ちょっとがっかりした。
昔の方が星の砂浜だったのかしら?それとも、くれた人が一生懸命よりわけてくれていたのかしら?しかも用意悪く、ビニールを持っていかなかったので、ちょっとしか持ち帰れなかった。

これは砂ではなく、なんとかという生物の死骸だそうだけれど、遠くから見ると白くてきれいな海岸。沖縄らしい。
砂浜には、先ほどの高校生がいた。大阪の天王寺高校の生徒らしい。やっぱり修学旅行なのかな?

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○ 水牛車

それから、今度は水牛車に乗り込んで、浅瀬を渡って由布島に向かう。
水牛車に乗るのは、多分初めての体験。
牛車といえば、お雛様のイメージで、なんだか小さい時からの憧れがある。

私達の車を引いてくれた牛は由紀ちゃん。由布島にちなんで、牛の名前には必ず「由」がつくみたい。

おばぁが同乗した。といっても水牛はもう道を心得ており、島に向かって直進しているので、たづなをひく必要はない。牛の歩みがのろくなったら、たまに竹の枝でお尻を叩く程度みたい。

そのおばぁが三線を取り出して琉球民謡「由布島ユンタ」を唄って聴かせてくれた。自分のすぐ隣で弾き語りを聴けて、嬉しくなる。
牛の歩みは人の歩く速さよりもゆっくり。由布島は遠浅の海岸を歩いて行くこともできるんだけれど、あえて牛車に乗って情緒を楽しむのがいい。
背中の揺れに乗っかるように私達もゆったりと揺られていく。風がそよいでいい気持ち。私もここで牛使いになりたいなあ。

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○ 由布島は熱帯果樹園

由布島は周囲2kmの小さな島で、全体が熱帯園になっているという。不思議だわ。かつて夢を持ってこの島を熱帯園にした人がいるんだそうだ。日本版シュリーマンかしら?

散策路はどこを通っても情緒たっぷりのすてきな小道なのに、どうもおいてあるものが??というものばかり。
なぜか散策路にポリネシア館があったり、林の中にマンタの像があったりして、独特の感覚に圧倒されそう。単純に笑えて楽しい。ここ作った人のごった煮感性がおもしろいわ。外国の南の島に来たみたいで、おもしろかった。

ダチョウとエミューが共存して、夢中でえさを食べていたのを笑ってみていたら、別の角度からダチョウの子が抜き足差し足で接近してきて、ちょっとびっくり。威嚇?えさが欲しかったのかな?
ヤギもいたし、イノシシもいた。(瓜坊主も。かわいかった!)しかし彼らは熱帯の動物だったかなあ?

ガジュマルの木があちこちにあった。これがドリカムの歌に出てくる木かあ。
枝を見ていると頭がこんがらかってきそう。「この木自体も、自分の枝がどんなんなってかわかんなくなってるんだろうね」とカジちゃん。

バリケンを見かけた。バリケンとは鳥の名前で、家のそばの鶴見川にはバリケン島という小さな島がある。どうもペットだったバリケンが野生化して住みついているからのようで、前に見慣れぬ大きな鳥と出くわし時には、すごく驚いた。
それがここには、うようよいる!あぁ、鶴見川の一羽きりのバリケンをここに連れてきてあげたい。友達いっぱいできるのにねー。

水牛は、水の中にいるのが一番好き。仕事を終えた牛は大きな池の中でくつろいでいた。
仕事の時間が近くなると、牛車のそばでスタンバイしている。おとなしい。「気は優しくて力持ち」ね。
でも、乗客に危害を加えないよう、ここの水牛は角をけずっていた。

帰りの牛は、由一郎君。牛使いの人もおじさんに変わった。これが最終だとわかっているという由一郎君は、はりきってまっしぐらに西表島に向かっていった。

○ フェリーで買出し

再びバスに乗り、港で降りる。そこから石垣島行きのフェリーを待って、乗り込む。
フェリーから降りてきた人たちは、みんな大荷物。果物のダンボールとかベビーおむつとかを運んでいる。買出しは石垣島まで行かなくちゃいけないのね。不便そうだわ。
帰りは豪華な感じの高速観光船だったためか、行きよりも揺れず、船酔いにはならなかった。
石垣港に着いてフェリーを降りる時、さっきお別れしたバスドライバーさんを発見して会釈する。彼も石垣島から西表島に働きに行っていたのね!賢明かも。

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○ いよいよ本気のツアー交渉

平田観光に戻り、ようやく昨日の予定変更を説明し、明日以降の話をしようとしたら、「ホテルにJALツアーデスクがあるから、そこで話をしてください」といわれる。(結局ぐるぐるたらいまわしにされたらイヤだなあ)と思いつつ、ホテルに向かう。

荷物を持ったままツアーデスクに直行し、今度こそ詳細状況を説明して相談に乗ってもらう。
係の人と話をしながら結果的に変更したのは、ホテルの宿泊日(日航八重山泊9日-10日を10日−11日に、日航那覇泊を12日から9日に)と、石垣島観光(1日目を3日目に)、そして石垣-那覇のフライト便。那覇より八重山を優先したため、一日目のしわ寄せとして4日目の那覇観光はキャンセルすることにした。

ひとしきり終わって部屋に入り、ようやくほっと一息。ツアーデスクがあってよかったあ。
それから夕食に出かける。調べておいた店の中で、ホテルから1kmほどの「キミ食堂」に行ってみることに。
歩いてみると、環状線沿いの歩道なのに、明かりが少なくて足元が真っ暗。普段いかにネオンに取り囲まれているかわかる。
沖縄には、沖縄ナンバーの車しか見ないので新鮮。島だからね〜。

○ キミ食堂の味噌そば

キミ食堂発見。思った以上に小さな店舗。引き戸が油が足りず、なかなか閉まらない。
そこで、評判だという味噌そばを注文。
出てきたものは、もやしいっぱいで中身がよくわからない。立ち上る味噌の匂いが強く独特で、(食べられるかなあ?)と正直たじろいだ。
でも、一口食べてみたら、とってもおいしい!やみつきになりそう。身体によさそうだし。解説できないけれど、つゆがおいしくてとても満足した。

帰りがけに、お店のおばさんが黒砂糖を勧めてくれた。タッパーにごっそり詰まってある。ひとかけらもらう。甘〜い!沖縄の人は、みんな食後に黒砂糖をしゃぶるのかしら?

そのあとかぼちゃ味のサンダーアンダーギーを買って、ホテルに戻ってお茶を飲みつつカジちゃんと食べる。おいしいわ。TVをつけると、本州と違うCMが結構あっておもしろい。BEGIN出演のCMを二つ見た。沖縄のヒーローなのね。

そういえば、島のそこかしこに「紅白出場おめでとう!〜DA PUMP(SHINOBU)、BEGIN(島袋優)、夏川りみ」という垂れ幕が下がっている。
沖縄の中でも、八重山諸島出身の人だけお祝いしているので、地方意識が強いんだなあと思った。

夜、ホテルのロビーで三線の民謡ライブをやっていた。
明日は早起きしなくても大丈夫なので嬉しい。ようやくゆったりお風呂に入って寝た。