ハイパワーLEDを自転車のダイナモで使う

2005/12/3更新(写真2点追加)

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【目次】

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第一 SF-301による自転車用ヘッドライト製作

 ダイナモ用ヘッドライトにLuxeon Star 3Wを組み込む

■前提条件 ■なぜダイナモとLEDなのか ■整流回路 ■Luxeon Star 3W単体でなくSF-301を使うメリット ■材料 ■SF-301本体の加工 ■整流回路の製作 ■ヘッドライトへの組込み ■リフレクタの加工と取付け
最近のダイナモ用ヘッドライトは、プラスチック製のものがほとんどで電極版のみ金属という構成になっている。
SF-301に使われているリフレクタは、そのままではヘッドライト側のリフレクタの穴(豆電球をセットする部分)に入らないので、ライト側の穴を削って広げる加工が必要になる。
現在流通しているヘッドライトで、サンヨー製(ダイナモとセットで売られている)は前面レンズとリフレクタがプラスチックの一体成型になっていて、リーマーは使えないのでヤスリなどを使って根気よく加工する必要がある。
ミツバ製(東急ハンズでヘッドライト単体で売られている)は、リフレクタの部分が独立していて取り外し可能な構造なので、リーマー(ただし、25o程度まで穴を広げられるもの)を使うことができる。
【写真の砲弾型ヘッドライト】
これは三洋製でも上記の現在流通しているものではなく、旧型のもので金属製のボディ、レンズとリフレクタは現在のものと同じくプラスチックだが分離可能。大きさも十分で内部もシンプル。 ■配線〜最終段階 SF-301をそのまま懐中電灯として使用する場合、本体全体でLEDの発熱を吸収して放熱するような構造になっているが、ここでは一部だけを使用した工作なので、LEDの発熱と寿命については長期間使用してみないと結果は出ない。
要するに、放熱対策が不十分な改造によって、高価なLEDが壊れたり、寿命が短くなってしまう可能性は十分考えられるので、あくまでも改造は自己責任で。

 SF-301本体を生かした製作

■材料 ■製作
  1. ブリッジダイオード(平滑化したい場合は電解コンデンサを加える)で整流回路を作成。
  2. ブリッジダイオードの+側の配線コードをDCコンバータの電極に半田付け。
  3. ブリッジダイオードの−側の配線コードは、SF-301本体内の任意の場所に接続。
  4. ブリッジダイオードの「〜」からの2本の配線は、テールキャップ(ケーヨーデイツーで購入したゴムパッキン)の穴から外へ出し、ダイナモ及び車体アースへの配線として使用。
  5. 上記加工済みのSF-301本体を、任意の場所に固定。また、SF-301本体が自転車の金属部分に接触(アース)していれば、アース用の配線は不必要になるので、ダイナモ用の配線のみで足りる。
  6. SF-301の本体をそのまま生かしているので放熱の心配がない。
  7. 【問題点】SF-301をそのまま使うので、照射範囲がスポット的で狭い。
■Luxeon Star 3Wの すごい 威力
LEDの特性から、歩くような低速から坂道を40キロオーバーで下る時もほとんど変わらない明るさで照射する。停止する寸前まで点灯しているし、押し歩いている時でも照らしている。リム(ブロック)ダイナモをリム(タイヤ)に押しつけてない状態で、指で軽く回すだけでも点灯するほど。
歩行者や四輪などに対する視認性が優れていることは言うまでもないが、ライトの角度は歩行者や他の交通機関との関係(上向きになっているとまぶしいはず)をよく考慮した上で決めるべきだろう。

第二 超高輝度LEDによる自転車用テールライト製作

■注意 ■材料 ■基板への取付け ■整流ダイオード追加 ■配線と取付け ■その他

第三 SF-301を使用中の自転車

■写真1 ナショナルレギュラー(B-12R)
■写真2 小峰峠旧道のトンネルとTOEIスポルティーフに装着したSF-301

第四 あとがき


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