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H10.5.14(金) 2回目の心不全により約二週間入院した時の退院前日の
夕方、ナースステーションで妻同席にて主治医より病状説明を受ける。
胸のレントゲン写真を見ながら主治医より
- あなたの病気は「特発性拡張型心筋症」というもの。
- 心臓が大きくなっている。通常は50%以下であるが、写真で見たとおり60%
以上にもなっている。心臓が大きくなるとポンプの力がなくなってくる。
心臓のポンプ力は20%しかない。健康な人は60から80%で、50%以下の
人は心臓病と言われている。
- はっきり言って、かなり進行している。この病気は決定的には心臓移植しか治療
法はない。もし希望するならしかるべき病院を紹介する。
- 突然死の可能性があり、車の運転はしない方が良い。
- 仕事はできればやめた方がよい。が、本人のやる気の問題・経済的な問題等から
会社を辞めることができないとしたら半日程度に制限した方がよい。
- 会社に行くにも、タクシーを使った方が良い。
- ビル・駅などの階段の昇りはしない方が良い。
- 外出する場合、駅の階段を使わない方が良い。
- 会社通勤が出来ているのが不思議なくらい。
- 水分制限 一日1000cc。
- 塩分制限 一日7g。
- カロリー制限 一日1600kcal。
等々聞かされる。
たしかに、今回の入院前から駅の階段などを上るとすぐ息切れがし、脈も乱れる。普
段から不整脈が多い。などの自覚症状はあり決して良い状態ではないことは承知して
いた。
しかしながら、3月末に検査した結果を4月初めに聞いたときは「前回(約一年前)
に比べそれほど悪くなっていない。このままいけばいいでしょう。」と言われていた。
また、今回の入院も入院後三日目頃には体調がほとんど元にもどり、退院前日には完
全に入院前に回復していると思っていた。
このため、先の主治医の説明を聞いたとき全然信じられなかった。
昨日まで「このまま行けば問題ない」と言われていたのに、呼吸困難が、2−3日続
いた直後に突然「心臓移植を紹介する。会社を辞めた方がよい。会社通勤ができてい
るのが不思議なくらい。・・・・etc」と言われてもにわかには信じられない。
拡張型心筋症ということは承知していたが、今まで病状の進行があまり早くないと
思っていたこともありこの様な事態になるのはもっともっと先のことと思っており、
またあまり考えないようにしていた。そして、心臓移植の対象になるのは、病院に長い
間入院して点滴を打って入院生活を送っている人がなるものと思っており、曲がりなり
にも会社・仕事に行ける人は対象になることはないと思っていた。
本当に寝耳に水。しばらくの間は、「この医者を本当に信じて良いのか? ひっと
したら診断が間違っているのではないか」と疑った。
少しあとになって、
ついにこんな時(心臓移植の時期)が来てしまったのか。
心電図に異常がでてから 約11年。
病院へ通いだしてから 約6年半。
一回目のの心不全から 約2年7ケ月
はたしてあと何年もつのだろうか?発病時期から考えるとあと×年もないのか?
これで人生が終わりになるのか。
etcが次々と頭にうかんで来て、次第に絶望感が大きくなっていった。
以上
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