ハート バチスタ手術体験記   inplant-01
絶望から希望へ!! 難病の特発性拡張型心筋症に罹り心臓移植を勧められたがバチスタ手術をした 私の体験記。拡張型心筋症でバチスタ手術をするまでと、その後をつづったもの。  横浜  救急センター  葉山へ(H15.4.12記)

インプラント−01 横浜  救急センター  葉山へ(H15.4.12記)




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 2003年3月24日(月)午後4時10分頃。会社。
 午後からの会議の休憩で、自席でお茶を飲んでいた時それは始まった。

 突然、何の前触れもなく心臓がものすごい早さで拍動しはじめた。
普段の三倍、いや四倍位の早さだ。今までまったく経験したことのない早さ。いつもは「ドクン、ドクン」 であるが、今は「ドドドドドド・・・・」といった感じ。脈を取ろうと手首に当てるが早すぎてカウントできず。

 何だろう? 「心室細動」ではない。その前触れかなとも思う。
拍動の早さ以外、胸が痛いとか、苦しいとかの症状はまったく感じない。また、意識もはっきりしている。歩行も できる。すぐにおさまるかなと思ったが1分いや2分経ってもおさまらず。(どれくらいかはわからず。多分、1分が かなり長く感じたのだろう)

「これはやばい」と思う。

 会社の産業医がいたら診てもらおうと医務室に電話するが、あいにくDrはおらず。そこですぐに病院に行くこと にする。

 妻に電話し、病院の救急外来に診察券、健康保険証をもってすぐに行くように伝える。会社の同僚には「調子が悪い ので病院に行く」とだけ伝える。 病院に行けば「即、入院」だなとなんとなく思う。

 この時根拠はないがまだ大丈夫だと思い救急車を呼ぶことはまったく考えなかった。
あとでよく考えると、救急車を呼んだほうが良かったと思う。

 会社を出てから約20分で病院。

 いつもは結構混んで数人は待っている救急センターだが今日はだれもいなかった。
受付に着いたとき、妻も丁度来たところ。 受付で状態を説明するとすぐに看護婦が来て、救急診察室へ。

 すぐ上着を脱ぎベッドへ。横になると2−3人の看護婦により血圧測定、心電図モニター、指の酸素測定、 点滴などすばやくする。

 モニターに出た心電図波形が見えたが、波形はまったくぐじゃぐじゃ。普段見慣れている心電図とはまったく 違う。こんな心電図見たことがない。ただのノイズのような波形。心拍数はなんと186。

 Drも来て様子を見ているが、そのうち左手指が数回ピクピクとけいれん。 (映画などで、死ぬ直前に、けいれんが起こり、ピタッと止まって死んでしまうシーンを見たことがあるが そのような感じ。)拍動は変わらず。

 それから程なく始まった時と同様、ぴたっと。本当にぴたっとおさまり、まったく正常な動きにもどる。
「あっ、よかった。これで助かった」

 起こったときの状況、おさまったときの状況、左手指のけいれんなどDrに改めて説明する。 Dr 「左手指がけいれんしたというが、血のめぐりが悪くなって起こったもので、このまま進むと右手、 その他もケイレンがおこる。また脳にも血が回らなくなり、危なかった」

 落ち着いたところで、Drから
「入院することになるが、あいにく3万円の個室しか空いていない」
 「え、3万円? 2週間で15万円。うわー高いな」ととっさに思う。

 「それとも葉山ハートセンターにいくか」という。
「ここではたいした検査ができないが、葉山ならもっといろいろな検査ができる」 (Drは葉山でバチスタ後の検査をしていることをカルテから読み取っている)

 「ラッキー。葉山に入院できる」なんてと思う。ここよりずっと病室の環境が良いので、すぐに葉山に お願いする。

 (通常、このような緊急の場合で個室しかない時は、個室を使用しても差額ベット代(個室料)はとられない が、わかっていてもそのことを確認する(個室料は払わないでよい)ことはできなかった。)

 Drがすぐに葉山ハートセンターに電話し、受け入れOKの返事をもらう。Drが葉山ハートセンターに 電話している内容から発作は「VT」とわかる。でも、この時まだ「VT」の意味はわからなかった。

 こんなことで葉山に入院することになる。Drが救急車を手配してくれ、Dr一人と妻が同乗し 一路葉山へ向かう。

以上
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