バチスタ手術体験記 inplant-04|
3日9時に葉山を退院し、横須賀へ。 入院続きをし、すぐに病室へ。 8人部屋。やはり葉山と比べると雲泥の差。これが昔からの普通の病院だ。 しばらくしてDrに呼ばれ、ナースセンターでDrから、 電気生理学的検査・カテーテルアブレーション、ICDの説明を受ける。妻も一緒。 ・電気生理学的検査・カテーテルアブレーションは今日行う。 ・14時頃から始める。3〜4時間かかる。 ・今日は昼食抜きで、術後はCCUに一泊する。 ・ICD植え込みは7日に実施し、3日ほどここにいて、葉山へ戻って良い。 ・1週間後抜糸のため再度来る。 その後、すぐに準備。 右足太ももの付け根からカテーテルを入れるので下の毛を剃られる。 初めての経験。これはやってほしくなかった。 準備完了し待っていると、お昼ごろDrが来て、 「2つあるレントゲンの片方が故障したので少し遅れる」 結局、3時過ぎに「今夜中に直るので明日にする」との連絡。 昨日からその気になっていたのでちょっと拍子抜け。 明日は2時すぎからと決まる。 4日、予定の2時ごろから準備し呼ばれるのを待つ。 丁寧なことに、今日も下の毛を剃られる。 予定より大分遅れて、4時すぎカテ室に入る。 カテ台に横になりすぐに準備。 心電図用電極の取り付け、カテーテルを入れる所へ麻酔など。 カテーテルを右足付け根から1つ(動脈)、右胸鎖骨下から1つ(静脈)。 カテーテルにワイヤーを通しているようなカサカサという音が聞こえるが、音だけで何をしているのか 分からないのでちょっといやな気分。 「あ、引っかかった。もどして、戻して」なんて声も聞こえた。 いよいよ開始。 不整脈を発現させる時、Drから「1,2,3と数をかぞえて」の声。 気を失わないかこれでチェックする。 「始めます」の声がかかると、とたんにすごくいやな気分になる。 心臓はものすごく早く拍動している。この間(24日)の時よりもずっと早い動き。 拍動しているというより振動・ブルブル震えているような感じだ。 もしかしてこれが心室細動なのかと思う。 気は失はなかったがフワーとした気分になり意識が薄れていく。と、すっと元にもどる。 Drの説明では、 すぐに血圧が30位まで下がってしまい、位置の特定(マッピング)はできなかった。 血圧30は、ほとんど心臓のポンプ能力が働いてない状況。そのまま続けば本当に死んでしまう。 ふと、「止められなかったら」と考えてしまう。 このようなことを何回か行う。5−6回か、もっとか。 不整脈を発現できたが、思っていた不整脈よりもっと早い動きがいくつか(4つか5つ)出る。 だが、ねらった不整脈は発現できず。 発現した不整脈は早すぎて、血圧がすぐに下がりすぎてしまい、マッピングできない。 (不整脈の発生源を特定すること。心筋のどこの位置かを3次元でとらえる。) 結局のところ、不整脈は発現したが、マッピングできないためアブレーションは行わず。 思ったより時間は長く、終わったのは7時すこし前。止血後、CCUへ。 太ももの止血は、ガムテープのような強力なテープできつく止めるだけ。 今まで何度もやった腕からの時に比べ、圧迫感、止血によるしびれ感などはなく、その点は楽。 だが、約6時間の間、足を動かせなく、長時間同じ姿勢で寝ていなければならないので背中が とても痛くなる。時々、ナースに向きを変えてもらうが、本当につらい。 でもバチスタの術後に比べればずっと楽だ。 朝になり、止血テープが外れる。 リハビリと称してCCU内で歩行練習などした後、午後病室へ戻る。 その後しばらくしてDrから結果の説明。
・不整脈は4種類誘発された。 3つは250より早く、もう一つはすこし遅い。 いずれもバーストぺーシングにより停止できた。 ・この4種類は誘発できたが、目的のもの(3月24日)は出せなかった。 ・不整脈誘発中、すぐに血圧が下がりすぎてしまいマッピングがとれなかった。 ・結局、アブレーションはしなかった。(できなかった) また、カテーテルの写真を見せてくれ、 ・冠状動脈はきれい。問題なし。 ・心臓は大きい。 ・収縮が少ない。(正常の人のも見せてくれ、比べると明白にわかる。) ・僧帽弁の逆流がほとんどない。このため、思ったよりもポンプ能力がある。 (写真にはカテーテルワイヤーが5本映っていた。 右心房、左心房、右心室、左心室にそれぞれ1本。あと1本はどこだったか?) ICDについて ・ICD植え込み手術は2−3時間。8日14−16時ごろから行う。 ・植え込み後の動作確認時失神する。 ・植え込み後、一週間後に抜糸と動作チェックを行う。 ・動作なしで5年もつ。だいたい3−5年で電池がなくなるので取替える。 ・脈が140以上で動作するように設定する。 ・ICDのチェックは3ヶ月に1回行う。 カテーテルはせず、体外から磁力によりデータを取り出し行う。 そのあと雑談的に、 心臓のポンプ能力が落ちた場合、両室ぺーシングを植え込むことで少しポンプ能力が上がる。 「左胸にICD、右胸に両室ぺーシング」を植え込むことも考えられる。 今年の秋ごろから実用化される予定。 また、ICDと一体のものはアメリカでは実用化されているが、まだ大きく日本では使用されない。 |