ハート バチスタ手術体験記   inplant-09
絶望から希望へ!! 難病の特発性拡張型心筋症に罹り心臓移植を勧められたがバチスタ手術をした 私の体験記。拡張型心筋症でバチスタ手術をするまでと、その後をつづったもの。
    今思うとぞっと  ・・・if こんな所で起きたなら(H15.4.21記)

インプラント−09 今思うとぞっと  ・・・if こんな所で起きたなら(H15.4.21記)




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 今まで心不全に関しては十分に注意を払っていたが、多少の期外収縮はあったが、致命的な不整脈は 一度もなく不整脈にはほとんど注意していなかった。

 バチスタ術前はもちろん、術後の4年の間ホルター心電図でも連発の不整脈(期外収縮)もせいぜい 多くて2連発、3連発。こと不整脈については安心していた。ましてや、致死性の不整脈なんて頭の どこにも思い浮んだことはなかった。

 特に、昨年は数回旅行に行ったが、この時、今回のような不整脈(心室頻拍)が起こっていたらと 思うと、今更ながらゾッとする。

 if こんなところで起きていたら、今頃は・・・・・・・。
 今、しみじみとわが身の好運さを感じる。


1.ハワイ マウイ島
     3月の春休み、家族4人でハワイ旅行。マウイ島、オアフ島を廻った。
     行く前から決して無理はしないようにと心に決め、極力休息を多くとるような旅程にしようと思って いた。

     しかし、家族で行き、一人だけホテルでゆっくりしていることも時にはできなかった。

     マウイ島到着日に、オプションツアーの申し込み。
     目玉は「ハレアカラ火山散策ツアー」。
     全行程約8時間。目玉は4000m級の火山の火口見物。

     ツアーパンフレットには一応「心臓病の方はご遠慮下さい」とある。当然、妻、子供は行く。自分は どうしようかとかなり考えた。行程を確かめると、午前中に火山見物。午後に下山し、植物園で昼食。 その後、渓谷と港町見物など。

     いろいろ考えたあげく、火山途中で万が一体調が悪くなったら下山後途中下車し、町の病院か、ホテル に戻ればなんとかなるだろうと思い、参加を決める。

    キラウエア火山  行って見ると大きな山で、ハワイ島のキラウエア火山に次ぐハワイ諸島二番目の高さ。富士山よりも 高い。ただ一本の道が麓から山頂まで延々と続いている。途中にはなにもない。山頂にはビジター センターと少し離れていくつかの天文台。他には何もない。

     火口は映画「   」でも使われたという月を思わせるクレーター群が眼下に広がっている。 景色は本当に素晴らしかった。

     もし、ここで「心室頻拍」が起こっていたら・・・・・・・・・・。

     くしくも、今回「心室頻拍」が起こった3月24日は、去年、マウイ島へ着いた日。
2.京都  鞍馬〜貴船の1.5時間の山越え
     夏、8月お盆のあと京都。
     真夏に京都に行くなんて暑くてアホかと思ったが、思ったほど暑くなくそれなりに良かった。

     京都に着いた日は快晴で30℃を超える気温。外に立っているだけで汗が滴り落ちてくる暑さ。  翌日からは曇り、小雨だったのでずっと気温が下がり、過ごしやすかった。貴船に行った夕方 には小雨で寒い位だった。

     2日目。鞍馬神社〜貴船。

     行く前にガイドブックを良く読んでなるべく歩くのを少なくするコースをとろうと考えていた。
    鞍馬神社へはケーブルカーで上がり、降りた後はゆっくり、ゆっくりと鞍馬神社へ。
     元々は、神社から引き返して下山し、電車・バスで貴船へ行く予定としていた。

     神社に着いて休んでいる間、妻は神社のなか、近辺を見て廻っている。そのうち妻が、このまま 山越えで貴船まで行こうと言う。最初、自分はここから元来た道を引き返すから、貴船で会おうと 言ったが、結局一緒に行く。

     この時、体調はかなり良かったので、山越えルートに入ってしまう。ガイドブックの所要時間は 1時間30分となっていた。ほとんど人の通らない山道。すれ違ったのはほんの数人。道に木の根 が出ているところや、岩が出ているところなども所々ある。手術以来初めてこんなに長時間山の中 を歩いた。
     かなりかったるかったが、とても気分はよかった。
    (若い頃、山に登っていたのでこういう所は好きだ。)

     もし、ここで「心室頻拍」が起こっていたら・・・・・・・・・・。
3.箱根 千石原
    ヤナギラン  6月、箱根。会社の保養所がある、箱根・強羅温泉に泊まり、千石原の湿生花園に行く。

     ここには、全国各地から集められた高山植物が植生し、季節ごとにその可憐な姿を見せている。 若い頃に山に行き、高山植物の写真を撮っていたが、病気が発覚してからは10年以上(いやもっと になる)山に花を見に行っていなかった。

     湿生花園で花を見たのは短い時間であったがとても楽しかった。ここには各地の高山植物が一堂に 集められているので、普通では何箇所かの山へ行かないと見られない花が一度に見られる。

     箱根の山の上にはちょっとした診療所程度ならありそうだが、循環器科のある病院は無いようだ。 病院となると、ふもとの箱根湯本か、小田原。車で小一時間程度かかりそう。救急車を呼んでも 麓から来るのかしらん。いずれにしても呼んでから病院に着くまで相当な時間がかかりそう。

     もし、ここで「心室頻拍」が起こっていたら・・・・・・・・・・。
4.再び 京都  周山−常照皇寺
     秋11月。紅葉に燃える京。
     今回一番の目的は、周山−常照皇寺。次が高尾三尾。

     一日目、高尾三尾。二日目、周山−常照皇寺。
     丁度紅葉真っ盛りの一番よい季節だったので市内はどこも一杯。人があふれている。
    特に東福寺は朝の満員電車なみの人混み。全山、紅葉、いや人で埋っていた。

     こちら常照皇寺。高尾の旅館のご主人もバス便が出ているのかわからないようなほとんど人も 行かない京のはずれ。桜が有名で、桜の季節には人出が多く、寺まで臨時のバス便が出るようだ が、それ以外の季節はバス便なし。タクシーを使うしかない。

    常照皇寺  京都駅から高尾までバスで45分、高尾からバスで45分で周山。周山からタクシーで15分。
     この日バスで周山まで行ったのは我々二人だけ。お寺には車で来た数組の人しかおらず、市内の 喧騒が嘘のよう。参道脇には、春秋のみ店を出しているという露店が一つ。おばさんがのんびりと 名物の「納豆もち」を焼きながら売っていた。

     紅葉は真っ盛りで澄んだ青空と真っ赤な紅葉のコントラストが見事であった。
     とても静かに(静か過ぎるくらい)ゆっくりと見学できた。

     常照皇寺、また春の桜の季節に来たいものだ。

     もし、ここで「心室頻拍」が起こっていたら・・・・・・・・・・。


     今年4月、桜を見に行く予定だったが、入院のためキャンセル。
以上
最初に戻る
ライン

【トップページ】
【インプラント−08】    【ビックバン&ニューステージメニュー】    【インプラント2−00】