ハート バチスタ手術体験記   inplant2-03
絶望から希望へ!! 難病の特発性拡張型心筋症に罹り心臓移植を勧められたがバチスタ手術をした 私の体験記。拡張型心筋症でバチスタ手術をするまでと、その後をつづったもの。
    インプラント2−03 再び アブレーション 成功せず(H15.7.3記)

インプラント2−03  再び アブレーション 成功せず(H15.7.3記)




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6月17日(火)

 朝9時頃Drが来て、明日の予定説明。
    ・9時から開始。
    ・カテーテルは太股と胸から入れる。
    ・VTが出やすいように、抗不整脈薬の、飲み薬は今日昼から、点滴は今夜9時から止める。
 運が良ければ?(悪ければ?)今夜中にもVTが出る。
 (前回は、点滴を止めて3時間半後に出た。)

 夕方、てい毛。今年何回目になるのか?

 夕食が済んだ7時過ぎ、妻と子供が来る。
子供に簡単に現状、明日やる事、25日いもう一度やることなどを説明する。
 「いずれにしても明日の事は心配ない。」という。

 夜9時、予定通り抗不整脈薬の点滴を止める。
 今夜、明日、アブレーションが始まるまでVTが出ない事を願う。
 (ただ、アブレーションの時、誘発されればいいのだ)

21:35 脈がちょっと早くなったのでナースに確認すると97。
       このあとすぐに110、120と上がっていくような感じがする。
21:55 85。
23:40 80。
00:37 80。
01:56 60台。少しうとうとしていた。気が付くと脈の振動が判らない。
       このままの早さで過ぎてくれれば良いのだが。
       60台の今が一番楽。80以上になるととても気持ちが悪くなる。

朝まで眠れず。

6月18日(水)

アブレーション

9時少し前、尿道カテーテルをする。
9時15分車イスでカテ室へ。

 9時15分ごろに呼ばれ、車イスで1Fカテ室へ。  カテ台に乗るとすぐに準備が始まる。
 カテは太もも、右胸の2箇所から。
 前日夜9時から抗不整脈の点滴を止めていたので、今日はねらい通りの不整脈が誘発された。

 心室中隔に1つ発生源が見つかる。
 焼くのにかなり難しい場所だったようだが、合計7回位焼く。

(焼灼用の電極(?)を焼く場所に当てて、焼灼開始)
(たぶん)アブレーションのオペレーターが、
「×○ジュール、抵抗○△オーム、・・・・・ スタート」と声を出す。
「10秒、○△オーム、・・・・・
 30秒、×△オーム、・・・・・」
と経過毎に読み上げる。
 だいたい1分の間焼く。

 開始直後はそうでもないが、段々と心臓がえぐられるような感じがしてくる。
まさに「心臓の中から棒を押しつけられている」
なんとも気分がよくない。よくないというか、悪い。2度とやりたくない。

 不整脈を誘発して場所を特定し、焼灼。
これの繰り返しで合計7回行う。

13時20頃終了。

カテ台のベッド上でもれ聞こえた結果は、
 心室中隔に一カ所あったので焼灼。かなり難しい所だったが、なんとかできた。
が、完璧ではなかったようだ。

 ICUのベッドに戻り、すぐに遅い昼食。
止血で足を固定しており動けないので、妻に食べさせてもらう。
 抗不整脈薬の点滴は行わず。

 Drから「奥さんにも説明する」と言われたが、大分遅くなってもDrが来ないので妻は帰る。
帰ったあと来て結果を説明してくれる。妻には電話を入れておくとのこと。

説明内容
    ・心室中隔の一カ所を焼いた。
    ・完全ではないかも知れない。
    ・カルトを使っても今日と同じだと思う。
     (カルト:最新のやり方。今の機械より詳細に場所がわかる)
    ・完全にするため、心室中隔の心筋血管を切断してしまう方法がある。次にこれをやるかも知れない。
    ・しばらく抗不整脈薬を止めて様子を見る。
 少し本を読み6時前からうとうとする。
18時44分にショックは小さかったが、ICDのショックのように感じられた。
(電撃ではないが、なんとなくICDのような気がした)
ナースに心電図をチェックしてもらうが、ICDが動作するような不整脈はでていなかった。

19時30分 止血バンドを外す。あと2時間後に止血用テープを外す予定。
20時30分 痛くなったので腰にタオルを当ててもらう。すこし楽になる。あと1時間のガマン。
21時30分 抗生剤点滴終了と一緒に点滴を外す。12日の入院以来で、気分的にもずいぶんと楽になる。
21時45分 尿道カテも含め、すべてが外れる。トイレまでの歩行もOKとなる。それにしても腰が痛い。


6月19日(木)

 まだ腰は少し痛いが、夜トイレにも起きなかったし、久しぶりにぐっすりと眠れた。
この一週間で一番静かな、安心して眠れた夜だった。

 朝9時少し前、Drが来て、以下の説明。
    ・昨夜一回、きのう処置したものとは違う早いもの(1.5倍位のVT)が出た。
     ICDのペーシングで止まっている。これは今までのものと違う。
     飲み薬により押さえられると思うのでこれから追加する。
    ・ICDはあとでチェックする。
    ・昨夜VTが出ているので、今日夕方にまたアブレーションをするよう調整した。
 昨夜VTが起きていた事は自分では全く気が付かなかった。
ICDの電撃はなく、ペーシングで止まっているようなので一安心。

 一つ潰しても又ひとつ。
 もぐらたたきのよう。


 再び VT発生。


 10時前に再びVT発生。
 丁度Drが目の前にいる時、電撃5回。でも止まらず。点滴注射で止める。
 このあともすぐに再びVTが起こる。
今日の夕方にアブレーションの予定が入れてあったが再び起こったため、急遽アブレーションを 行うことになる。今やっているが終わり次第に行うこととなる。

 3から4時間で、10時40分ごろから15時頃までの予定。
 Drが妻に連絡するといったが、自分でしたいと頼みベッドから妻に電話。


 再び アブレーション

 昨日と同じで、不整脈を誘発して場所を確認、特定、焼灼の繰り返し。
 焼灼のたびに心臓がえぐられるような、心臓の内から押し込まれるような感じ。焼くのに1分以上 かかる場合がありかなり苦しく、熱い。時々「苦しい」と言うと(別の言葉を言ったような気がするが 思い出せず)、Drが「もう少しだから頑張って」などと励ましてくれる。

 5〜6回やったが、うまくいかない様子。これでもうあきらめたかと思ったが、最後に2回焼く。が 結局うまく行かずにあきらめる。
(アブレーションをやっている最中、Drの声はだいたい聞こえる。細かい事は理解できないこともあるが、 うまくいっていない事は判った。)
場所は大分絞り込まれてほぼ判ったが、心内側からは届かず。しつこく何回かやったが、結局あきらめる。

 終了する少し前、右手、右口回りなどが、しびれた感じになる。顔の口から目の下のあたりと右手すべてで、 左側はなんともなかった。(なったことはないが、今まで聞いていた事から)脳梗塞のように思えた。
すぐにDrに言うが、Drも「脳梗塞かも知れない」
幸いにもすぐに、段々としびれ感は薄らいでいった。

 再び 葉山の病院で開胸?

 焼くところがあまりにも外側で、内側からは届かないため、もうここでは(通常のカテーテルでは) 治療できない。このため、「葉山の病院で開胸し、心外からアブレーションをする」こととなる。
 このような事(手術)はめったにやったことは無いようだが、もうこれしか方法がないので、これで うまくいけばめっけものなので手術を了承する。

 アブレーションは、元々心外からやるのが始まりというのでなんとかなりそうな気がした。
開胸といっても一度バチスタであけているので二度目になるが、開けて心臓を出すだけだからそれほどの 危険は無いだろうと、自分自身に言い聞かせる。

以上
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