ハート バチスタ手術体験記   newstage-01
絶望から希望へ!! 難病の特発性拡張型心筋症に罹り心臓移植を勧められたがバチスタ手術をした 私の体験記。拡張型心筋症でバチスタ手術をするまでと、その後をつづったもの。  一ヶ月間の自宅療養(H10.12.25記)

ニューステージ−01 一ヶ月間の自宅療養(H10.12.25記)




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 バチスタ手術による長かった入院生活をおえて、退院から丁度一ヶ月。 現在自宅療養中。退院直後に比べ、体調も徐々にではあるが良好にな ってきており、かなり良い方向に向かっているようである。

◆入院中・退院直後に比べての変化、良かったことなどは次のとおり。

    ○不整脈・動悸の減少

       入院中および退院直後にあった、不整脈・動悸が時間の経過ととも に大分減ってきている。入院中にとった24時間フォルター心電図の 結果によると、一日に3000回以上の不整脈(心室性期外収縮)が あった。また、自覚症状では3−5回に一回程度の脈の乱れ(脈がと ぶ感じ)が入院中・退院直前にもかなりひんぱんにあり、退院時にも もうこれ以上良くならないのかとも思っていた。

       退院直後にもこのような脈の乱れが時々あったが、不思議なことに 退院後10日程度過ぎてからは、このような不整脈は徐々に減少して きて今ではほとんど感じなくなった。

       動悸については、手術前はしょっちゅう・いつもいつも感じており、 寝ている時でさえドックン・ドックンとすごく大きな動きであった。 今までもう何年もの間、いつもいつも心臓がドックン・ドックンと動 き常に「心臓が動いている」という感じがあった。がこのような感じ がすっかり無くなってきており、全然気にならなくなってきた。

      この点だけをとっても「バチスタ手術をやって良かった」、 これでやっと人なみの心臓(普段は心臓の動きが気にならない) になったように思える。

    ○体力がついてきた

       2−3日に一回位、散歩というかリハビリというか外に出て歩いて いるが日が経つにつれて、平らな道を歩くスピードも少しずつ早くな ってきており、今では普通の人とそれほど変わらないスピードで歩け るようになってきた。

       階段上りの時の脈の乱れ、息切れもなくなってきた。そして今まで は、エレベーター・エスカレーターがあると必ずそれらを使うように していたが、今では使わずに階段を歩いて行こうという気持ちもでで きて、もちろんゆっくりだが歩いて上ることが平気になってきた。 それだけ体力・自信がついてきたということだ。

       まだまだ完全ではないが、かなりの体力・自信がついてきた。

    ○胸骨のこと

       胸骨がまだ完全についていないため、時々「ポキポキ」と鳴ること がある。大きく息をした時、体の向きを変えたときなどに胸の骨が鳴 る。胸骨が完全につながっていないので、すこしずれるみたいだ。

      (胸骨を開いているが、これは骨折と同じで元にもどるまで、3−4 ケ月かかるとのこと。)時々、胸に鉄板でも入っているような重い感 じがするときがある。

       12月も末になるとこの「ポキポキ」もやっと無くなってきた。

       重い物を持ったり、胸に力が入ると胸が痛いときがある。このよう な時は、「だっちゅーの!」の格好のように胸をつぼめると楽になる。  また、何の気なしに、胸に手を当てることが多い。手を当てること により胸をカバーしようとするのだ。
      妻はこの仕草をみると具合が悪いのかと思い、ちょっと心配する。

    ○午後から眠くなる

       手術前も決まって午後になると眠くなっていたが、術後も相変わら  ず午後になると少し眠気が出てくる。午後、一時間程度でも昼寝を するとすっきりする。

    ○飲水制限がなくなり楽になった

       手術前は一日1000ccの飲水制限があり、水を飲むたびにメモ を付けていた。これが結構面倒くさいし、特に夏場は水が飲めないの は辛かった。朝昼晩と薬を飲む時に100から200cc、食事の後 のお茶100ccとして、これで700cc。いつももう少し飲みた いという気持ちがあった。これが、制限が無くなった事で、実際に飲 む量はそれほど増えていないが精神的にはずーと楽になった。

    ○夜、結構寝られるようになった。

       動悸、不整脈がひどかった手術前には夜眠られないことが随分とあ ったが、手術後はぐっすりとはいかないまでも大分眠られるようにな った。

◆退院後の通院

 退院後2週間後の12月10日に湘南鎌倉総合病院へ、その翌週の 12月15日からは家の近くの以前かかっていた病院へ行く。

    ○湘南鎌倉総合病院へ

     退院二週間後の12月10日(木)に心臓血管外科の外来に行く。 診察前に、血液検査、心電図、心エコー、胸レントゲン。退院後初め ての心電図は、以前あった脈がとぶような自覚症状が全然無く、とて もきれいな波形だった。今までにこんなにきれいな心電図の波形は見 たことがない。

      診察の結果と注意事項等

      ・とても良い状態。自信を持って大丈夫。
      ・CTRは約50%で、普通の人と変わらなく、レントゲンの心臓の 形もとてもきれいだ。
      ・体重は、約半年は増えないように。現状の62kg台を保つこと。 体重が増えるのは「水がたまる」のがほとんどなので、水を溜めない ように。
      ・歩き、運動などについては、疲れないように・疲れたら休憩するよ うにすれば良い。
      ・仕事の復帰については、しばらくは(手術前と同じように)半日 程度でしばらく様子を見ながら、体を慣らしていけばよい。
      ・6ケ月後に検査をすること。

      ということで、ひとまず一安心。

    ○以前かかっていた病院へ

    手術後については、通常の「心不全の管理」というか、拡張型心筋症の 薬物管理をすれば良いので、前から行っていた病院に通院することにした。  翌週15日に「湘南鎌倉総合病院の手術報告書」を持って手術前に 行っていた病院へ行く。

    9月初め以来3ケ月振りである。
    診察前の申し込み時に「報告書」を出したので、(たぶん)診察前にDrが 「報告書」を読んだ時の感想はなどは良く判らないが、本人及び胸レン トゲン写真を見た時ふと漏らした言葉が印象的だった。

       「本当にこんなに良くなるのか」
       「心臓の形も術前・術後を並べて見て、とてもきれいだ」

    といっていた。

    バチスタ手術をした患者を見るのは初めてなので、これほど結果が良いこ とに驚きがあったようだ。

    検査は、血液検査、胸レントゲン、心電図
    これ以降、2週間おきに通院することになる。

◆リハビリ、自宅での療養の一ヶ月

     療養・リハビリといっても特にすることもなく、毎日が日曜日の サンデー毎日、「定年後の生活」の予行演習みたい。あと4年で定 年なのでかなり早い予行演習だ。よく定年後になにもする事が無く 一日中家にいるのは苦痛だと聞いていたが、今回は一ヶ月の期限付 きなのと病後の療養ということで全然苦にはならなかった。

    病院にいたときからの一日のスケジュールとあまり変わらない。

       6:00− 7:00 目が覚める。新聞を読む。
       8:00− 8:30 朝食
       9:40−10:00 TV
      11:30−12:00 TV
      12:30−13:00 昼食
      13:00−15:00 時々散歩
      15:30−16:00 TV
      17:30−19:30 風呂、夕食、TV
      21:30頃      寝る

    こんな感じか。
    あいだは、新聞をじっくり読んだり、本を読んだりで本当に毎日が日曜日。 体もかなり調子良くなっているのでだんだん退屈になってくる。

◆もうすぐお正月

    そういえば去年は27日から正月2日まで病院へ入院していた。
    今年はゆっくり「家」で過ごせる。

以上

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