補助人工心臓
心臓移植までのつなぎとして、および移植を前提としないで補助人工心臓が使われるようになってきた。
- 移植を前提としない埋め込み型補助人工心臓の長期使用臨床試験が東京女子医大、大阪大
学で近く始まる。補助人工心臓は、米バクスター社の「ノバコア」を使用する。この人工心臓
は、心臓を残したまま左心室にポンプを取り付け、携帯式のバッテリーで駆動する。1984年
以降、世界では心臓の提供を待つ重い心臓病患者300人以上に広く用いられている。
(1995年10月2日 読売新聞)
- 恒久使用を目指して補助人工心臓を埋め込み。1995年10月に英国で高齢のため心臓
移植手術を受けられない患者に対して世界で初めて実施。
(1995年10月30日 毎日新聞)
- 大阪大と東京女子医大は96年から、長期使用を目的としたノバコアの臨床試験を
始めた。大阪大での、3人の装着日数は最短で65日、最長で195日だった。
アメリカでのノバコアの装着者は96年末現在で800人を超える。
大阪大の松田教授は「これだけ米国で実績があるのに、国内では、いまだに臨床試験中。」
1998年10月20日 読売 21世紀への医療ルネサンス 進化する人工臓器1
◆補助心臓を埋め込み、安心して自由に歩く(読売新聞)
- 1999年3月23日 毎日 臓器移植法施行後国内初の心臓移植をした患者は1998年秋から埋め込み式補助
人工心臓を装着していた。また、補助人工心臓は保険が適用されない。
- 国立循環器病センターで補助人工心臓埋め込み手術を実施。
国立循環器病センターは、拡張型心筋症で心臓移植を希望している男性患者に、米国製の埋め
込み型補助人工心臓の装着手術を行った。
最新型の電気駆動型で、モーターを内蔵した血液ポンプ(直径10cm、幅6cm)を埋め込み、
バッテリーと制御装置を体外に取り付ける。総重量は約2.5kg。抗血栓性に優れ、欧米では
1200人以上に用いられているという。
同センターはこれまで、血液ポンプが体外にある補助人工心臓を使っていた。埋め込み型は
家庭で移植を待つことも可能で、1999年に倫理委員会が臨床応用を承認していた。
(2001年5月28日 読売新聞)
心臓移植までのつなぎとして使用する埋め込み型補助人工心臓に保険が適用されるようになった。
2004年4月から補助人工心臓「ノバコア」が保険適用になった。カナダのワールドハート社製で、米エドワーズライフサイエンス社が輸入している。
患者負担は、保険償還価格約1390万円の1−3割。様様な助成制度を利用すれば移植に至るまでの費用は月額1万円程度で済む。
今回の適用は拡張型心筋症などにより日本移植ネットワークに登録された心臓移植の待機患者に対してで、大阪大学と国立循環器病センターの二施設
に限る。
ノバコアに続き、「ハートメイト」も保険適用の申請がなされる見通し。
心臓移植の対象患者数は、年間228人から670人と推定されている。
現在、日本移植ネットワークに登録されているうちの30人程度が補助人工心臓を装着している。日本でこれまで心臓移植された20例のうち、14例が
補助人工心臓を装着していた。
(埋め込み人工心臓に保険適用 性能も進化、長期使用視野 2004年05月25日 日本経済新聞 )
補助人工心臓の適用基準
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