運動療法
急性心筋梗塞を主な対象として行われてきた心臓リハビリテーションが,最近,心臓手術後や
狭心症,心不全例など多くの疾患に試みられるようになった。従来、運動はタブーとされていた
心不全の患者に運動をさせることにより、全身の機能が安定することによって楽に動けるように
なり、心不全の症状が軽くなるというもの。
また、慢性うっ血性心不全にも軽度の運動が有効であるとの発表もされている。
海外では実績があるらしいが、日本では、現在、厚生省で調査中。
心不全患者に対する運動療法プログラムについては,現在,国立循環器病センターリハ
ビリテーション治療科の後藤医長を班長として,厚生省「循環器病委託研究」でガイドライン
作成を進めている。
国立循環器病センターでは,
安定期にあり,浮腫がなく,中等度以上の肺うっ血がないコントロールされた心不全で,
NYHAII〜III度の症例を対象に,運動療法を実施している。当然,運動療法の禁忌となる不安定
狭心症,心筋炎,中等症以上の大動脈弁狭窄症,重篤な不整脈などは適応外となる。ただし,
年齢や左室駆出率(EF)に関する条件では,禁忌にならない。
拡張型心筋症に対してβ遮断薬導入とほぼ同時に低強度運動療法を開始し,3 か月後の
運動耐容能をβ遮断薬投与単独群( 8 例)と比較した。その結果,運動療法併用群(14例)
のみで,3 か月後に効果を認めたという。
はたしてDCMの人にはどの程度有効なのであろうか?
やるとしても、医者の監視下のもとにやらないと危なそう。(snakajii)
資料は、
- 日本循環器学会 学術集会抄録より
-
循環器疾患版 心疾患治療に運動療法をどう取り入れるか
(medical-tribune メディカルトリビューン (1997年9月25日号(VOL.30 NO.39))
- 慢性うっ血性心不全にも軽度の運動が有効であると発表
イタリアG.M. Lancisi Institute のRomualdo Belardinelli氏らは、慢性の鬱血性心不全(CHF)
に対する軽度の運動の有効性をCirculation誌3月9日号に報告している。
(1999年03月11日 MDJAPAN)
-
循環器疾患版 特集 心臓リハビリテーションの展望
(medical-tribune メディカルトリビューン (2000年4月27日 (VOL.33 NO.17))
最初に戻る
|