バチスタ手術体験記 拡張型心筋症の治療方法 将来の治療法・完全置換型人工心臓|
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完全置換型人工心臓心臓を摘出し、その代わりに半永久的に装着する「完全置換型人工心臓」については、 国内外で研究が続けられており、欧米では半永久使用を目的として96年までに7人に埋め込まれた。しかし、脳出血や感染などで全例死亡している。血液ポンプと血液の接触面にできる血栓、 体外装置へつながれた管を介した感染などが克服すべき課題となってる。
この人工心臓は、血液ポンプ、駆動装置、体内電池、電力伝送システム、体内情報伝送部など から成る。油圧を利用して心臓の拍動を作る「拍動流型」と、 羽根車を使って拍動のないまま血液を全身に送り出す「定常流型」の2機種を開発中。 子牛を使った動物実験では、空気圧駆動による拍動流型で189日、 左心室だけを人工心臓でバイパスした体外装着方式の定常流型では381日、 生存させることができた。 脈拍がなくても生体に悪影響はないか、血栓ができないか、耐久性は……などまだ様々な 課題がある。 からだけあ [連載] 人工臓器の最前線(1)〜完全埋め込み型心臓 (2000年5月9日 東京読売夕刊)
アロウ社は7年がかりで、体外から電磁波を当てて効率よく充電する方法を開発。埋め込む 電池の小型化に成功した。重さも1・3キロ・グラムで、全装置の埋め込みがようやく可能に なった。 臨床治験が始まったばかりのアロウの人工心臓は、何年耐えられるのか。評価はまだ出てい ないが、「現在の人工心臓は永久に使う臓器という理想には遠く、心臓移植までの『つなぎ役』 的な側面が強い」と、井街教授は見る。 研究者たちは「10年使える人工心臓が当面の目標」(小柳教授)という。その実現を、 10―20年後と予測している。
チタン製のポンプに、実際の心臓のように4本のチューブが付いた構造で、重さ約1.4kg。 本体を手術で体内に埋め込み、皮膚をはさんで二つのコイルを設置。外部の電池でつくった電力を 体の外側のコイルに伝える仕組みで、チューブや電線はなく、このタイプは世界で初めてという。 【2001年4月20日 毎日新聞】
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