ハート バチスタ手術体験記 拡張型心筋症の治療方法 将来の治療法・異種動物の心臓移植
拡張型心筋症の治療方法・将来の治療法(異種動物の心臓移植)

最終更新日
 2000年06月11日(日曜日)
拡張型心筋症の治療方法
===将来の治療法・異種動物の心臓移植===

===お 断 り===
このページは、インターネット・新聞・雑誌などから得た情報をもとに作っています。 あくまで一患者が自分のために調べたものをまとめたものなので、場合によっては間違いが あるかも知れませんのでご承知おき下さい。
なお、内容に間違い・不備な点を気づかれましたらご一報下さい。


異種動物の心臓移植

○臓器不足問題を解決する苦肉の策としてヒヒや豚の臓器を人間に移植する試みが実施されている。

  • 1960年代にチンパンジーやヒヒの腎臓を人間に移植する試みが十数例行われた。
    1992年にはアメリカでヒヒの肝臓を人間に移植し議論を巻き起こした。

  • 1995年には、ヒトのO型も持つブタを作り出した。(名古屋大学)
     普通のブタの内蔵を人間に移植すると、移植直後に血が固まって血管がつまる「超急性拒絶反応」が起き、移植された臓器が機能しなくなる。 血液型を人間に近ずけることで、将来的にブタの内蔵を人間に移植できるようにするのが目標。

  • 1995年には、豚の心臓を猿に移植し、60日以上の間正常に機能した。(イギリス)
     豚の心臓を猿に移植し、異種間臓器移植の最大の障害とされる「超急性拒絶反応」を克服した。とする研究が発表された。

  • 1997年3月 イギリスの民間会社が、人間の心臓移植に使えるクローンブタの研究に着手すると発表。
     心臓を人間に移植しても拒絶反応を起こさない豚を遺伝子工学の手法を使って誕生させた後、クローン技術を利用し大量生産する計画。

  • 1998年 東大大学院教授らが、カエルを使った実験で、未分化の細胞から腎臓をつくることに成功した。世界初。
     カエルでできれば、原理的にはほ乳類でも可能。
     人間の臓器を作るための最初の一歩とはなる。

  • 1998年には、イスラエルの医師が豚の心臓を人間に移植することを計画した。
     心臓病に苦しむ39歳のイスラエル人がブタの心臓を受け入れることを承諾しているという。
     もし移植が実施されれば、世界的な論議を起こす。
       これはどうなったのか???

○豚などの動物の臓器を人間に移植する「異種移植」の実現に向けた研究が活発化している。
    国内でも脳死移植ができるようになったが、移植用臓器は慢性的に不足しており、異種 移植への医学界の期待はたかまっている。

  • 国立小児病院と東京農業大学、理化学研究所の共同チームの研究
     移植する動物の細胞に「GRMA」という牛痘ウィルスを導入することで 人間の免疫細胞による攻撃に耐えるようにした。
     GRMAには細胞死(アポトーシス)を防ぐ働きがあることが知られている。 豚の腎臓細胞を使った実験で効果を確認した。
     肝臓移植への臨床応用を狙っており、今後、大型動物を使った実験に取り組む。

  • 大阪大学のチームの研究
     豚に受精卵の段階で、人間の免疫機能に関係した遺伝子を導入することで、 豚自体を拒絶反応が起こりにくい動物に改変することに成功した。遺伝子を導入 した豚を大量生産することで、移植用臓器を入手しやすくなると期待されている。

      【1999年10月25日 日経】

○この異種動物移植においては、

  • 動物を宿主とする多くの病原体は未解明。
  • 動物では病原体にならなくても人間に感染して新たな病原体になり得るものもある。
 として反対の声もある。

○ブタが移植用動物として考えられている理由。

  • 国際移植学会倫理委員会が「自然界に生息する動物を提供元(ドナー)とするには抵抗があり、飼育動物を使うことが望ましい。」と勧告している。
  • 解剖学的にも人間と似ている。
 などがその理由。

○動物の臓器は、「人間の臓器が移植されるまでの「つなぎ」など短期間の使用」の考え方もある。

○世界では

  • アメリカ食品医薬品局は1996年9月、異種移植に一定の歯止めをかける指針を策定した。
  • イギリス保健省は1997年1月、ブタの心臓移植は、「ブタが持つウィルスによる新たな感染症を作り出す恐れがある」として、臨床応用を当分禁止する措置を発表
  • 日本はどうなっているのか?

資料はこちら

  • 1995年04月09日 毎日 O型持つブタ誕生 人間と同じ血液型に改造 臓器移植に可能性
  • 1995年09月13日 読売 豚の心臓、猿に移植したら正常機能60日超 人間にも移植予定
  • 1995年09月13日 毎日 豚から猿へ心臓移植 60日以上生存、「超急性拒絶反応」克服か
  • 1996年12月25日 読売 (世界の論調)「異種移植」の危険性
  • 1997年03月25日 読売 クーロン豚も研究へ 英の会社 人の心臓移植用
  • 1997年10月20日 読売 頭のないカエル創出 英の教授 人間臓器育成に応用も
  • 1997年11月13日 読売 ドナーは動物 研究進む 未知の病原体 感染の危険も
  • 1998年01月22日 日経 人間への動物臓器移植 新感染症生む恐れ 米の専門家 論文で警告  (医者にメス)
  • 21世紀の医学を展望する 異種移植
    (medical-tribune メディカルトリビューン 1998年4月4日増刊・創刊30周年記念臨時特別号/(VOL.31 NO.15))
  • 1998年04月13日 読売 ブタから人間へ心臓移植 イスラエルの医師が計画 英紙報道
  • 動物臓器の移植 論議に一般の人々の参加が必要
    (medical-tribune メディカルトリビューン 1998年5月7日号/(VOL.31 NO.20))
  • 1998年07月23日 読売 人の臓器移植用クローン豚開発 英国
  • 1998年09月13日 読売 試験管でカエルの腎臓再生 東大大学院教授ら「正常に機能」実証
  • 1998年09月12日 毎日 <臓器移植>未分化細胞で腎臓機能 東大教授らがカエルで実験 (毎日新聞)
  • 1999年10月25日 日経 動物の臓器を人間に 拒絶反応抑制へ新技術 遺伝子操作を活用 国立小児病院など
  • 異種移植の将来に懸念
    (medical-tribune メディカルトリビューン 1998年11月12日号/(VOL.31 NO.47))

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