ハート バチスタ手術体験記 知っておきたい情報 拡張型心筋症1−日常生活の注意事項
拡張型心筋症関係で知っておきたい情報・拡張型心筋症1−日常生活の注意事項

最終更新日
 1999年05月30日(日曜日)
知っておきたい情報
===拡張型心筋症1−日常生活の注意事項===


拡張型心筋症の人(慢性心不全の人)の日常生活上の注意点

心不全を起こせば(心不全が悪化すれば)、即入院となることを忘れないこと。

  • 自覚症状
      むくみが出る。疲れやすくなる。疲れがたまる。尿の量が少なくなる。体重が 増加する。動悸がする。息切れがする。空咳。呼吸が苦しくなる。起坐呼吸 等がある。
      応々にして、少しくらいの「むくみ、疲れ、動悸、息切れ」などはあまり気に せずに、「空咳、呼吸困難、起坐呼吸」の発現を起こし入院になる人がいるよ うなので油断しないこと。

  • 食 事
      減塩食。一日当たり7g(普通の人の約半分)。
      減塩しょうゆ、減塩塩などを使ったほうが良い。
      家での食事は、減塩食をとれるが外食の場合は減塩食でない場合が多いので 外食が多いときは、みそ汁を半分飲まない、塩辛いものは半分程度にするな どして塩分量を減らすようにしたほうが安全。
      食物の制限はほぼない。但し、ワァーファリンを服用している場合は納豆・ クロレラ含有食品は禁止。(納豆・クロレラ含有食品は、薬の効果をな くすため。)

  • 運動量
      重症の場合は別にして、症状が安定している場合は適度に動いた方が良い。 但し、過度の運動、疲れがたまるような運動はしないこと。(具体的には?)
      医者の指導により、心臓の能力に見合った運動能力・体力を把握し、限界を 越えないようにすること。激しい運動はもちろん禁止。

  • 体重維持
      毎日決まった時刻(朝、起きた時が良い)に体重を測定し、体重の変化をつ かむ。
      太ることは当然心臓に負担がかかるので、太らないようにすること。
      急激な体重の増加は水が溜まったと考えられるので医者と相談する。

  • 水分量
      多くとると体液が過剰になり心臓に負担をかける。このため、医者の指示に より水分量を症状(重症度)に合わせて一日500−1500cc程度に制 限することがある。

  • 尿の量
      量が少ないようなら医者に相談する。(場合によっては、回数管理・量管理 なども必要)

  • 薬の服用
      必ず飲むこと。症状がなくなると服薬を勝手に止めてしまう人もいるらしいが、 必ず飲むこと。
      利尿剤を飲んでいると、トイレに行く回数が増えるため、飲まないで悪化させる こともある。

  • お酒
      アルコール性心筋症の場合は当然禁酒。
      普通は、酒は少しなら良い。(具体的には缶ビールなら350cc一本程度。日本酒 なら一合。ワインならグラス一杯。程度。脈の乱れがでないこと)
      もともとお酒が好きな人は、度をこさないように。お酒を飲んだときに限度を守ること。
      また、お酒の席に出た場合は、つまみは塩辛いものが多いので塩分を摂りすぎないように 注意すること。
      医師の説明で、よく「ビールなら××、日本酒なら××合、ワインならコップ××杯、 ウィスキーなら××」などと言われる場合があるが、これは一種類のみ飲んだ場合のこと。 自分の都合良いように解釈しないこと。当然「全部の種類のお酒をその量だけ飲んで良い」 わけはない。

  • たばこ
      たばこは絶対に禁止。

  • その他
      ・心不全にストレスは禁物、ストレス解消に心掛けてください。
      ・風邪を引かないように気を付けること。
      ・風呂は、ぬるめのお湯(40度程度)とし、長時間は入らないこと。
      【胸骨がつくまで(6ケ月程度)は、重い物を持たないこと。】
      【持っても1−2kg以下とし、片方の腕のみに重量を掛けないこと。】
      【腕まくらなどをすると胸が痛くなることがあります。】
      【車の運転はしないこと。】
      【車に乗る場合は、助手席はさけ後部座席にすること。(急ブレーキのときのシートベルトでの胸への圧迫が良くない)】

      【  】は心臓手術をした人で、2−3ケ月から6ケ月。長くても一年程度の間。

    国立循環器病センターの循環器病情報サービスのページ
       (虚血性心疾患) 手術を受けられた人へ(国立循環器病センター)

こんな事例もあるようなので十分注意を!!

  • ラーメン一杯で入院。(週間朝日 99.3.26号)
       52歳、男性。日頃は医師の指示どおり塩分を控えていたが、つい我慢ができず ラーメンをいつもより多めに食べ、スープも残さず飲んでしまった。
      その夜から動悸、息切れ、咳が激しくなり、一睡もできず、救急車で運ばれ、即入院。

  • 毎日の散歩で入院。 (論文のねらいは違うが、悪い事例。これは医師も説明不足と思う)(AIビジネス)
       73歳,男性。心不全のため入退院を3度繰り返し、4度目の入院。退院2ヵ月後に ふたたび心不全にて再入院した。4度目の退院後は毎日買い物,散歩をしていたこと から、退院時の運動耐容能の改善が,患者本人に完治したという誤解を生じさせ,急激な 運動過多が急性増悪を引き起こしたものと考えられた。

  • 手術による退院後すぐに心不全で入院 (聞いた話)
       バチスタ手術や心臓弁の手術をして退院。手術により体調が良くなったので、日常生活 で無理をして(本人は無理をしているとは思っていない)心不全で入院。
      例:退院後すぐに温泉に行ったり、動き回ったりしたところ、退院後2ケ月後には心不全で 約2週間入院。

  • 気がつけば 起坐呼吸。 病院へ行けば 緊急入院。 (snakajiiの体験)
      その1: ある土曜日の夜。空咳が出て、呼吸困難・起坐呼吸が起こる。このため夜は殆ど眠れず。
      翌日になっても空咳・呼吸困難が治まらないので、救急外来に行ったところ心不全で即入院。
      入ったベッドが  なんとICU。(前日まで、ほかの自覚症状には気がつかなかった)

      その2: 年末の26日の夜。 町内会の夜回りをした。ちょっと「疲れたな。かったるいな」 と思って帰宅した。その夜、空咳が出て、呼吸困難・起坐呼吸が起こる。このため夜は殆ど眠 れず。
      翌朝には治ったが、年末なのでまた起きると恐いと思い、救急外来に行ったところ軽い心不全だ と言われ即入院。結局のところ、正月2日まで病院。 この時は、「疲れたな。かったるいな」 という自覚症状があったがこの時はもう手遅れ。

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