ハート バチスタ手術体験記   掲示板−13
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投稿日付: 2000年 07月 31日 16:42
名  前: けっちゃん
e-mail :
タイトル: 全くその通り!ほっといてやりましょう

河内のかずえさん、投稿ありがとうございます。

 確かに、短い期間ではありましたがW先生の検査では辛く、納得のいかない思いをしました。全ての医師は患者の健康を第一に考えていると最初から思い込んでいた私にも、多少なりとも問題があったのかもしれません。研究第一の先生がいる事をこの時初めて知りました。私はW先生とは既に無関係であり、必要のない医師だと思っています。幸いにも食事療法で糖尿病は正常値を保っていますのでW先生とお付き合いする事は無いと思います(食事療法を守っていれば絶対に糖尿病は悪化しません)。また、内科と循環器科の距離は結構離れているので突然出くわすことも無いでしょう。

 話は変わりますが、病院では様々なものを見てきました。特に関心したのは看護婦さんの勤務です。夜勤をした日の午後3時か4時頃には既に出勤していました。どういった勤務体系になっているのでしょうか?とても体力が続くとは思えないです。看護婦さんといえば、朝方(5時30分頃)に採血を毎日の様にされました。他の患者さんの話では、朝方採血した血液が検査としてもっとも適しているとのことでした。ぼんやりと目を開けると暗闇の中に1人の人影が・・・私はいつまで経っても慣れず、思わず「わっ」と叫んでいました。2、3週間はそんな感じでした。看護婦さんも最初の頃は逆に驚いていましたが・・今ではちょっとした笑い話です。現在、フジテレビ系列で放送中の「ナースのお仕事3」は欠かさず見ています。この番組は完全にコメディー番組ですが、入院していた頃の看護婦さんの仕事ぶりが思い出されます。息が苦しくて眠れない夜など、ナースコールを押せば急いで駆けつけてくれ、2、3人掛かりで心電図を取ってもらったり、カテーテル検査後で動いてはいけない私の重い体の位置を補正して頂いたりした事もありました。また、特発性拡張型心筋症と診断されてからは特に明るく接して頂きました。その時は病気の深刻性を自覚していなかった私ですが、退院後にその意味がよく分かりました。心のケアを考えていたのでしょね。とにかく、看護婦さんには頭が下がる思いです。
 私の循環器科病棟には何故か循環器科以外の患者さんが数名いました。1人はネフローゼ症候群(腎臓の病気でこれまた原因不明)の25、6歳の男性。一時は透析をしなければならないといった状態までいったそうです。透析となれば身体障害者1級ですが、なんとか薬で症状を押さえることができたそうです。しかし、彼は「この薬が効かなくなれば透析しかないですよ」と言っていました。食事には蛋白質制限があり、糖尿病食より遥かに厳しい内容でした。透析になるかもしれない恐怖、更に透析が効かなくなった時に腎臓移植といった問題に対面する恐怖と必死に戦っている様でした。また、何がなんでも奥さんと子供を養っていかなくてはならないといった責任感がひしひしと伝わって来る方でした。
 もう1人印象的だったのは全身性エリテマトーデスの60〜70歳の男性。全身性エリテマトーデスは自己免疫疾患で特定疾患に指定されています。両手、両足が不自由で移動する時は常に車椅子でした。この男性の家族は常に病院にまかせっきりでした。お見舞いも2、3週間に1回、10分程度で帰ってしまいます。半年以上入院していることもあり、本人は早く退院したいと思っていました。病院側も退院の許可が出せる状態だったのですが、家族側が面倒を見るのが嫌だったらしく、特定疾患制度を利用して無理矢理入院を引き伸ばそうとしている様でした。好きでなった訳でない病気の為に家族から見放されかけている現実を目の当たりにし、大変不憫に思いました。
 私は入院中に出会った様々な患者さんを思い出す度に、「病気で苦しんでいるのは自分だけではないんだ。もっと苦しい状態に追い込まれている人も必死に生きようとしているんだ。拡張型心筋症だけが特別ではないんだ。」と思うのです。

 体重の話ですが、ドグマチール(抗精神薬)の副作用で8Kgも太った訳ですが、この薬、胃腸薬でもあるのです。気分が高揚して食欲が旺盛になる事と、胃腸が活発になる事が相乗効果となって太ってしまったのだと思います。現在はこの薬を飲んでいません。
 糖尿病食は基本的に1日に1600Kcalで個人の肥満度に応じて更にカロリー数を減らします。カロリー数は御飯(お米)の量を調節して減らします。私の現在の食事は糖尿病食の究極版?と言えるものを実施しています。朝は小皿におかずが少し。昼食は無し。夜は普通の量のおかず。といった具合で基本的にお米は食べていません。その甲斐あってか、先日1ヶ月半ぶりに体重を測ったところ、体重は4Kg減少していました。体の調子も全然悪くないのでこの調子で更に減量をして、最低でも去年の体重まで(あと4Kg)には戻そうと計画しています。運動禁止なのでこういった減量をするしかないのです。実はこのちょっと過激なダイエット方法は医師の指導の下で実施されるべきものらしいので、皆さんは真似しないで下さい。たまたま、このダイエット方法が私にマッチングしたと思って下さい。
 以上、ダイエットについて語りましたが、昨日、不覚にも寿司を10個程食べてしまいました。(^^;;; でも、食べたいと思った時に少しは食べないとストレスが溜まってしまいますよね。そこらへんは臨機応変にやっていこうと思っています。


投稿日付: 2000年 07月 31日 00:30
名  前: 河内のかずえ
e-mail :
タイトル: ほっといてやりましょう。

けっちゃん、おひさしぶりです。
病院での体験は、辛かったでしょうね。
患者はいっつも弱いんや。ってことを医師はすぐに忘れてしまう
みたいですね。
病気の治療が、心に直結していることを忘れやすいようです。

あたしは、病院の受付にいました。事務局の人間でしたが、
外来の患者さんには、医師や看護婦への不満や文句を受付に
言ってくる人たちが何人もいました。
どうして、あたし達が怒鳴られたり叱られたりするのか
若いあたしには、はじめは分からなかったんですが、そのうちに
患者さんは、医師や看護婦が恐いんだ。とゆうことが分かりました。
病気や怪我を診てもらっていることが、弱みに思っている人や言いたい
ことがあるのに、我慢をしてもやもやしたままの人。
対等ではない人間関係。患者と医者は、納得ゆくまでの説明や話し合い
をもたないまま診察を終えてしまう。
その病院もかなり大きい外科系病院でしたから、確かに患者数が多いと
医師は患者をさばくことを考えながら診察をしないといけません。
そんななかでも内科医で人気のある医師は、いつも十分患者さんの話を聞かれるので終わるのがとんでもなく遅く、担当の看護婦は
いつもお昼休みがなくなり、走って次の勤務部署へ急いでいました。
医師としては、尊敬できるけど私たちは次の仕事に遅れることもできないんだから、いつまでも同じ話を繰り返し聞かないでほしいのよ。
と、ため息で言われていた看護婦長。
でも、どれだけ長い時間待たされても、患者さんが減ることはなかったんです。また、その医師についた看護婦はまず昼休みはなく、食事も満足に取れないことを理解して、次の仕事には間に合わないのが当たり前
と思っているようでした。

わたしは、医師とは、とことん話しをするべきだと思います。
それが、医師の機嫌を損ねることがあるとしても、自分の命ですもの。
自分の体ですもの。
患者の立場は、ほんとうに弱くなりがちです。
また、不信感のある医師に出会ったらとっとと忘れましょう。
説明も話し合いも持たない医者など必要ありません。
あなたにすべてお任せします、なんて患者にはなったらあかんのです。
それで、けっちゃん。体重は今どうやの?
体重の管理も大切なことやから、気をつけてくださいよ。


投稿日付: 2000年 07月 21日 17:30
名  前: けっちゃん
e-mail :
タイトル: 入院中の経験(モルモットになったことありますか?)

 平成8年頃から会社の健康診断で血糖値の上昇と心電図異常、心肥大、胃変形(多分心臓が大きくなった為に胃が変形したものと思われます。現在は変形していません)を指摘されていました。平成9年の秋頃からやたら咳やしゃっくりが出るようになり、100m歩いては息が切れて立ち止まり、また歩くといった状態でした。年が明け平成10年になってからは動悸、不整脈(期外収縮/瀕脈(120回/分))が更にひどく感じられるようになり、大変疲れ易い状態になっていました。尿の量も最近少ないなと思っていました。しかし、私は当時100Kg近くあった体重が原因なのだろうと自己診断していました(自己診断て恐ろしいですね)。人とそう変わらない食事をしているのにどんどん体重が増えていくのは不思議気に思っていましたが・・・
 平成10年2月の健康診断の結果が4月に出たのですが、空腹時血糖値が170以上あり、検査結果表に赤ペンで記しが付けてありました。さすがにこれは精密検査を受けた方が良いのかな?と思い、地元の総合病院の内科に行きました。内科の外来の先生は女医でW先生といい、糖尿病や高脂血症といった生活習慣病が専門の先生でした。先生に健康診断の結果を見せたところ、糖尿病関連の血液検査、腹部エコー、心レントゲン、心電図、心エコー検査を実施しました。この時、心エコー検査を実施した研修医が後に入院中の担当医となったT先生でした。T先生は心エコーを始めるといきなり「心臓病といわれたことはありませんか?」と尋ねられました。私は「無いです」と答えたところ、T先生はかなり厳しい表情をしていたことを今でもはっきりと思い出します。検査の結果をみたW先生は、「間違いなく糖尿病です。教育入院ということで入院されてはどうでしょうか。また、心臓の方も精密検査をした方が良いとおもいますので。」と言われたので、私は会社に入院の了解をとり、数日後に入院することになりました。その頃の体の状態としては、顔までむくみ、食欲があるのに食べると苦しいので食べられず、夜寝るのが苦しい状態でした。しかし、上半身を高くすると楽になるの事が自然とわかり、枕や布団などで高さを調節して何とか眠ることができました。

 入院時には看護婦から施設について案内されました。入院した部屋は6人部屋で内科病棟ではなく、循環器科病棟でした。ベッドには“内科、○○殿、担当医師T”といった札がついていましたが・・・ 最初から糖尿病より、心臓病の優先しての入院だったのでしょう。しばらくベッドで横たわっているとT先生がやってきて「利尿薬を0.5錠朝1回、5日間飲みましょう」と言いました。そこに偶然、W先生がやってきてT先生に「興味があるでしょう?」と言いました。T先生は苦笑いをしただけで何も返事をしませんでした。私は何に興味があるのかな?と思い、W先生が去った後に「先程、W先生の言った意味はなんですか?」と聞いたところ、T先生は「別に何でもありませよ」と言葉を濁しました。今から考えれば、W先生は「10000人に1人といわれる特発性拡張型心筋症の疑いがある患者に興味があるでしょ?」とゆう意味で言ったに違いありません。
 利尿薬の効果はてき面でした。採尿をして4〜5リットルほど尿を溜められるガラスの坪があるのですが、1日でその坪が尿で一杯になってしまいました。これにはT先生もびっくりしていました。体重も1日で2、3Kgのペースで落ちていき、3日後には体のだるさも徐々に消えていきました。5日経って、心エコーを実施したところ、「心不全の状態ではなくなりました。心臓への大静脈も大分細くなりましたし。しかし、心臓の前と下のあたりが殆ど動いていません。」と重度の壁運動低下の指摘を受けました。

 糖尿病の教育入院ということもあって、1日に1、2時間程度で糖尿病についての教室がありそれに私も参加しました。という訳で、糖尿病についての知識はかなり豊富になりました。食事も見ただけでだいたい何Kcalあるのか計算できるようになりました。そんな教室への参加も2週間ほど続きました。その間にも心臓の検査は実施され、RI検査など一般には知られていない検査も実施しました。入院から3回目の心エコー検査の時、「○○さん、心臓の中に血栓があります。どうしましょう〜」とT先生に言われてしまいました。どうしましょうと言われても・・困るのは私なのに・・といささか情けない先生だなとは思いましたが、若い研修医だし、経験不足なのだからしょうがないか。また、何時もにこにこしていて気さくに接してくれるしまあいいか。といった感じで心の中で許してあげました。血栓の治療についてはワーファリン3錠から始めました。効き具合には個人差があり、効果が現れるまで2、3日掛かるとのことでした。
 心カテーテル以外の検査が一通り終了した時点でT先生から「○○さんは心筋症の疑いが大きいです。病気を特定するには心カテーテルをしなければなりません。」と言われました。その頃からベッドの札は“循環器科、○○殿、担当医師T”となりました。糖尿病は食事療法で十分に正常値を保つことができるとのことでした。

 入院してからの食事は1日1600Kcalで減塩の糖尿病かつ心臓病食でした。心臓病食は味気ないものであり、心筋梗塞、狭心症の患者が多い病室では不満の声が聞こえてきましたが、私の場合、糖尿病の教室で食事の重要性を十分に理解していた為、そんなに不満には思いませんでした。
 入院してから3週間ほど経った頃でしょうか。「W先生が検査をしたいと言っているので明日から1週間食事が変わります」とT先生から告げられました。その食事とは1日2500kcalで毎食、梅干しが2つ付くというものでした。検査であるということと、味気ない食事から開放されるといった思いから素直に従いました。しかし、健常者でも毎食梅干し2個を食べている人は少ないのではと思いましたが・・・ 確かに食事は満足とはいかないものの1600Kcalの食事とは遥かに違いました。最初は喜んで食べていたのですが、1日700mlの水分制限をしているにもかかわらず、体重は徐々に増え始めていきました。4日目あたりから、夜寝るのが苦しくなってきたので、T先生に「検査を中止したいのですが」と申し入れしたところ、「W先生は現在ゴールデンウィークでお休みしているので検査を中止することはできません」とのことでした。W先生は現在、NHKのBSなどで好評放送中の「ER」でいえばスタッフドクターにあたり、T先生はその下のレジデントの立場にあったので、W先生の許可なく検査を中止することはできなかったのでしょう。私はしょうがないと思い、御飯の量を半分、味噌汁の汁は飲まないといった事をしましたが、梅干し2個は食べました。1週間が経ち、5Kg太り、心エコーを実施したところ案の定、心不全状態になっていました。利尿薬により心不全状態からは直ぐに改善しましたが・・

 その数日後、心カテーテル検査を実施しました。私の入院した病院は脚の付け根からカテーテルを挿入する人が多いのですが、私の場合もそうでした。脚の付け根ということで陰部の毛は剃らなくてはなりませんでした。また、ちゃんと剃れているか新人看護婦さんに確認された時は大変恥ずかしかったです。
 カテーテルの穴は動脈と静脈の2個所があけられました。動脈の方は心臓の冠動脈の造影をする為のもので、静脈の方は右心房からの造影剤を右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房へと経由させて、左心室の駆出率や壁運動状態を間接的に検査する為のものでした。造影剤を注入すると一瞬にして全身が熱くなりましたが、変な副作用は起きませんでした(同じ病室の狭心症のある患者さんは造影剤によりアレルギー反応が起こり、全身にジンマシンができてとても痒かったそうです)。また、血栓が左心室にある為、バイオプシーは実施されませんでした。真裸体のまま検査台の上に乗せられカエルの解剖になった気分でしたが、検査台や上にあるカメラが自動的に動いたり、モニターでカテーテルの様子や心電図がわかり、現代医学の頂点の検査をしているような感想がありました。と同時に脚の付け根から心臓にかけてカテーテルが這いまわっていると考えたらぞっとするものがありました。検査自体は1時間半程で終了しました。
 ワーファリンを飲んでいる関係上、止血には1時間以上掛かりました。検査を実施したT先生が止血も行ったのですが、いつもの明るい先生ではなく、暗い表情だったのが印象的でした。今から思えばDCMと確定してしまった事を残念に思っていたのかもしれません。止血後はベッドで6時間の全体安静(4時間は腰を少し動かしても駄目)でした。皆さんおっしゃる通り、あまりやりたくない検査だと思いました。

 DCMと確定してからは、β遮断薬のロプレソール極少量から服用し、12日ほどで退院しました。退院するまでの間、一度たりともW先生から検査に関する説明、及びその検査結果を聞く事はありませんでした。

 退院後、循環器科に2回目の定期検診を受けにいったところ、W先生の指示ということで余分に血液を採取されました。4ヶ月ほど経ってからの定期検診で、「内科のW先生に糖尿病の状態を見てもらったらどうか」と現在の循環器科の担当医にいわれたので、W先生と対面することになったのですが「糖尿病とは思えないほど良い結果です」と言われただけで、入院中の検査については一言も触れませんでした。私から尋ねてみようかと思いましたが結局言い出せませんでした。

 W先生は入院をすすめてくれ、バチスタ手術を行っている湘南鎌倉総合病院の存在を教えてくれた先生なので、ある意味では感謝しなくてはならないのですが、どうしてもその様な気持ちにはなれません。入院中に受けた私のW先生の検査はまるでモルモット扱いでした。わざと心不全にさせる検査が他にあるでしょうか。糖尿病とDCMの関連性を研究していたのか、どうなのかよくわかりませんが完全に実験動物扱いです。W先生とは今後絶対に係りたくないと思っています。

 また、話が長くなってしまいました。


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