ハート バチスタ手術体験記   読者の体験記 y-03
読者の体験記。y-03

読者の体験記 y−03
発病から4年。初めての起座呼吸



 平成9年3月には早くも薬の副作用で空咳がひどいため降圧剤のレニベースがタナトリル(田辺)に 変更となり、EAC A(アスピリン)とテオドールが服用中止になって、貼付薬のフランドルテープS (トーアエイヨー)………冠血管拡張剤が増えた。

そして5月にはアーチスト(第一)………{ベーターブロッカー}が加わり、処方薬は次ぎのように なった。
     アーチスト(第一)  交換神経β受容体遮断剤  1日1錠朝
     アルサルミン(中外)  胃粘膜保護薬  1日3回毎食後各1包
     タナトリル(田辺)  ACE阻害剤  1日2錠朝
     メキシチール(ベーリンガー)  不整脈治療剤  1日3回毎食後2CP
     メバチロン(三共)  高脂血治療剤  1日1回就寝前1錠
     フランドルテープ(ト―アエイヨー)  冠血管拡張貼付剤  夜9時から朝9時まで
 さて、5月になってβ―ブロッカーの治療が始まり生涯の趣味と定めていた山歩きもあきらめる気に なり、所属していた東京都山岳連盟の個人会員の資格も返上して健常者としての生活に区切りをつけ、 療養生活に専念する決心をした。が、温暖な季節がやってきて体調が尻上がりに良くなってくると、 自分が厚生省指定の難病である重篤な心臓病患者であるということが今一つ納得できず、熱さものど もと過ぎればなんとやらで、体調が良くなると日課であった1日1回10kgの速歩ウオーキング (1分間に約130歩、心拍数110/分)を復活したり、夏になれば北アルプスの栂池自然園や八ヶ岳 のキッズメドウズ、そして高ボッチ山などをトレッキングしながら高山植物の撮影をしたりした。

 こうして時々は得体の知れないいやな感じの脱力感や疲労感などを感じながらも、健常者とそれほど 違いのない生活をしながら65歳までの嘱託の期間を勤め上げ1999年(平成11年)3月末で完全 退職、4月から年金生活に入った。

 丁度このころから持病の痔(切痔)がひどくなり排便の都度、例え ようのない激痛と出血があったので5月末に手術を決意して八王子の肛門専門病院に入院し5月28日に 手術を受けた。手術にあたっては循環器の主治医から肛門専門病院院長に 『 心臓病の状態は現在落 ち着いているので局部麻酔(腰椎)及び手術は大丈夫。ただ痛み止めと消炎剤についてはなるべく量を 最小限度に……… 』 という文書連絡をしてくれた。院長は『 ほんとは現在進行中の心臓病の患者 さんの手術はしたくないのだが、循環器の先生が大丈夫と言うから引き受けましょう 』と渋い顔つき で手術を引き受けてくれた。

 手術および術後は至極順調で他の患者より2日から3日ほど早く8日目で退院できた。お尻の術後の 違和感を気にしなくなるまでに半年以上かかったが、その間心臓のほうは別に良くも悪くもないといった 感じで、心配した麻酔や手術の悪影響はなかったような気がした。

 この間、1999年(平成11年)5月から循環器科の今までの投薬にユリノーム、ハルシオン、 ニューロタンが加えられたがニューロタン25は私の体質に合わず10月一杯で中止となり11月から の薬は次ぎのようになった。
     ラシックス  利尿降圧剤  1日2錠 朝昼各1錠
     タナトリル  ACE阻害剤  1日2錠 朝
     メキシチール  不整脈治療剤  1日6CP朝・昼・夕各2CP
     アーチスト  βブロッカー  1日1錠(10mg)朝
     ユリノーム  尿酸排泄薬  1日1錠朝
     アルサルミン  胃粘膜保護薬  1日3袋毎食後
     メバロチン  高脂血症治療薬  1日1錠就寝前
     ハルシオン  眠剤  1日1錠睡眠前
     フランドルテープ  冠血管拡張剤  1日1回張替え
 2000年(平成12年66歳時)2月、発病から4年目完全退職してから1年目のある寒い夜の夜半過 ぎに突然呼吸が苦しくなり、気持が悪くあげっぽくなるが何もでてこない。布団の上にあぐらをかき座布 団を抱えているといくらか呼吸が楽になる、いうところの起座呼吸というやつだ。2月中に数回の起座呼 吸を経験するが、いずれも翌日公立H病院に通院しラシックス注を受けたりする事でことなきを得た。 他の病院などでは起座呼吸をするような心不全が起きると3日から一週間緊急入院させて様子をみるとい うが公立H病院は外来措置だけで済ませてしまう。措置方法にいささか不安が残る。

 春、夏と気温が上がるほどに体調も良くなってきて、伊豆方面や鬼怒川方面の温泉や飯綱高原や埼玉県 久喜などの友人のところへ遊びに行ったりした。春、夏、秋と健常者と全く変わらない生活をしてし まったのが祟ったのか12月18日鬼怒川温泉へ旅行をした時から体調が崩れ始めた。
(2002.1記)

最初に戻る
ライン

【トップページ】
【y−02】    【読者の体験記 メニュー】    【y−04】