ハート バチスタ手術体験記   私の体験記 y-06
読者の体験記。y-06

読者の体験記 y−06
帰宅後体調良好。手術なんて・・・



 この日から再び葉山ハートセンターの快適な空調と違う我家のエアコン生活が始まった訳だが、日を 追うごとに体調が良くなり、10日ほど後には2階への階段を駆け上がっても息切れがしないほどに なっていた。体調が良いと食欲が旺盛になる。元気で山歩きをしていた頃のように一日中腹が減る。 好きな果物をがんがん食べる。

 例えばこんな風だ。毎日大好物のスイカを四分の一(中くらいのもの)、グレープフルーツをTコ、 リンゴをTコ、その他にモモか梨を1コ又はブドウを1房。果物は果糖が多い、当然の事ながらどん どん体重が増える。9月には74キロを越え、10月には77キロを越えてしまった。さすがに身体が重く、 自分自身を負担に感じた来た。現在平成14年1月半ば、2月の入院予定に向けてあわてて体重調整を しているところである。最低5キロは減じたい。

 とにかく葉山ハートセンターから帰ってきてからの復調は自分ながら目をみはるものがあった。 1kmや2kmの距離ならばすいすいと歩いて買いものにいけるし労作事の息苦しさも感じないほどに なっていた。しかし、今までの「 無茶をすると必ず心不全をおこして苦しむ 」というパターンを 遅まきながら身にしみて感じていたので、山へ行ったり旅行に行ったりする気は起きなかった。

 大好きな夏の暑さのさなかを非常に気分良く過ごしていた9月初旬のある日、突然葉山ハートセンター のコーディネーターから電話が掛かってきた。『 10月の半ば過ぎに予定を組んだのでその頃に入院 されますか? 』と言う。私はとっさに返事ができなかった。『 いや、ちょっと待って下さい。こち らの内科の主治医と相談したり、家内とも話し合うまで2、3日返事を待ってください。』と即答を避 けたが 『 秋頃に入院手術を強く希望されたのはYさんですよ。』とコーディネーター。

 確かに退院する時に《 10月か11月に是非手術をお願いします》とお願いしたのはよく覚えて いるが、その時コーディネーターは 『 須磨先生も言われたようにリスクの多く大きい手術です から、現在のYさんの病状でそんなに急いで手術する事はないと思います。メロンに丁度良い熟れ時が あるようにバチスタ手術も手術には丁度良い病状の時があるのですから内科の主治医とよく相談してか らで大丈夫ですよ。須磨先生もそうおっしゃってるのですから………』と確かにそう言われた。

 ま、今となっては水掛論でしかないけれど、私にはそう聞こえた。

 従って、私の気持の中では「10月11月頃の手術は一応ご破算で、年内の場合は具合が悪くなったら 直ちに連絡を取る」というように大きく考えが変わっていた。ただし、調子よく年を越す事が出来たらば、 毎年2月から大きく体調が崩れていくので、12月末にはコーディネーターに連絡をして2月の入院を 組んでもらう様にしようと考えていた。

 9月半ばの時点で内科の主治医にその旨お話ししたところ『 現在、吃驚するほどに回復して元気に 気分良く毎日を過ごされているようなので、こんな時に手術をと言われてもピンとこないでしょうし せっかく気分が良い時に大きなリスクを背負う事はありませんよ。病院には病院の都合があるかもしれ ませんが、病院は病人のため患者さんのためにあるのですからYさんの気持を正直に言って入院を延期 したほうがよいでしょう。須磨先生は頂いたお手紙から察するに患者さんのこと、患者さんと医師の関 係をよく理解されている心の広い方のようだから、解ってくれますよ。私は私でYさんが手術を希望さ れる時期に合わせて全身状態が少しでも向上するように努力させてもらいますよ。』ということであった。

(2002.1記)

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