バチスタ手術体験記 読者の体験記 y-12退院後2週間目に一度診察を受けに来なさいということで、去る5月30日に電車を乗り継いで受診 してきました。 経過は非常に良く、オペ前の心胸比が62%(健康人は50%以下で、それを超えると心臓病と言わ れる)だったのがオペ後直ぐの検査(3月28日頃)で59%、5月30日の検査では56%まで心臓が 小さくなっていました。EFはオペ前が18%、オペ後直ぐが26%退院前で28%ということでした。 BNPもオペ前800だったのがオペ直後672、4月半ば過ぎには247という数値でDCM( 特発性拡張型心筋症)の手術としては大成功、優等生の成績だと言われました。ちなみに、検査入院の ため同室となった患者で1年前に私と同じ手術を受けた人は、オペ前1200、1年経った現在約500 という数値で、私の回復の早さに驚いていました。その人は沖縄の人でしたが、現在毎日軽い農作業を しながら元気に暮らしてるのだそうです。 5月30日の受診の時に、1ヶ月分の内服薬がでました。 そして6月の最終の週に手術前に通っていた近くの公立病院へ行って受診し、その後の薬や日常の 生活についてはその公立H病院の内科医の指示に従うようにとのことでした。当センターにも循環器内科は ありますが自宅からでは距離的に通院できないでしょう。公立H病院の循環器科の内科管理(投薬など) は非常に良いと思われます、ということであり、そして外科医の私達は手術には自信をもっていますが、 内服薬に関しては内科の先生のサジ加減にはとうてい敵いません。血圧の管理脈拍数の管理は循環器内 科の医師のほうが適切だと思われます。なんと言っても薬のサジ加減は循環器内科の先生が上手です、 と言っておられました。 現在服用している葉山ハートセンターの薬は
アルサルミン細粒=毎食後1包、 ベンザリン錠=就寝時1錠、 アンカロン錠100=朝夕1錠ずつ、 バファリン81mg=朝1錠、 ニューロタン25mg=朝1錠、 ラシックス錠40mg=朝昼1錠ずつ、 タナドーパ顆粒=毎食後1包、 ザンタック錠150mg=就寝時1錠、 メキシチールCap50r=毎食後2Capずつ、 ワーファリン錠1r=夕1錠 ワーファリンはともかくアンカロンについては副作用として肺炎になる人が多いと聞いていますが それに代わる他の薬はないのですかとお聞きしたところ、今後は公立H病院の先生の指示に従って血液 検査・レントゲン検査などの結果でアンカロンやワーファリンを中止するかどうか決めて頂きなさい ということでした。 5月末現在、毎日2キロほどの散歩でリハビリをしていますが少しずつ距離を伸ばすようにと指示を されています。 2年半ほど前に須磨先生が研究の結果独自に開発されたバチスタ手術は、それまでのように左室の 繊維化した部分をやみくもに3分の1切り取る方法でなく、左室を超音波検査で少しでも生きている 部分を残し、確実に繊維化した部分だけの3分の1を切り取る左室縮小術をするようになってから入 院中の死亡者は殆どいなくなったそうです。オペ後1年の生存率も以前の70数%をこえ現在はかな りよい結果になったそうですが、新しい手術方法から3年弱しかたっていないので最長何年くらい生 きられるのかは未だ分かりません。 ただ、古い方法で日本で二番目に手術を受け、NHKテレビに出演した横浜のすし屋の奥さんで、あ と半年の命と宣告されて手術を決心した方が今年5年目になりますが、未だ健在でいらっしゃいます。 そんなこんなで、いろいろな事がありましたが呼吸も楽になり、自分の判断ではNYHA(ニューヨ ーク心臓協会の基準で1度から4度まで病状による段階がつけられている)の2,5 度くらいかな (オペ前は3,5 度の判定)という感じを持っています。ハートセンターの先生方の予測では1,5 度 くらいまでは回復するでしょうという先生と1度まで回復するよと言う先生がいらっしゃいました。 が、いずれにしろ有り難い事です。 今後は半年後に1週間ほどの入院検査、それで経過がよければその後は1年に1回4,5 日の入院 検査を生きている限り続けてほしいということでした。 |