1月29日は夫の誕生日でした。本来ならばどこかで食事会でもしたいところですけれど、病気療養中の身ではそれも叶わず、静かな一日が何よりのプレゼントと考えることにしました。
 夫の病気によって、つくづくと思うことは、人間ってなんと素晴らしい精密機械なんだろうということです。
 この世に生まれ落ちて以来何十年と動き続けている心臓には、尊敬以外の何もない、といったところです。
 いままで体のことについては完全に無知で、どこがどうなっているのやら、その構造についてすら知ろうともしなかったのが、この期に及んで、否応なしに認識させられています。
 この面白い世界の職業につきたかったな、
と思うのは、自分の脳みその欠如を棚に上げ
ておこがましい限りですけれど、次に生まれ変
わったらお医者さんになろう、 と決心している
誇大妄想おばさんです。
 お誕生祝いを、最近義妹のヨーコちゃん
から教わった花屋さんに見繕ってもらいました。
 御ひいき筋の「アンカフェ」のケーキと一緒に、
うらうらとリビングに流れ込んでくる冬の陽ざしに
くるまれて、花も私たちも幸せな時を満喫しています。

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更新日 2009. 2. 1