最近だいぶ改善されたとはいえ、ネパールの郵便事情
は良くありません。
 パソコンを始める前は、ケントスクールとの連絡に手
こずりました。
 こちらからは確かに投函しているのに、先方からは
「どうして手紙をくれないの?」
という便りが、何ヶ月も経って届くという始末です。

 町の郵便局に行ったら、なんだか留置所の面会みたいな雰囲気で、暗いネット越しのカウンターに、係りの人が一人座っているだけでした。

 ここでしっかりと確認する必要があります。目の前でスタンプを押すのを確かめないと、そのまま切手をはがして又売ってしまう恐れがあるそうです。

 ネパール人は本来はそんなにずるい人種ではないと思うのですけれど、これも貧しさ故でしょうか。
 
 封書でたったの20円ちょっとでも、届かなければ高いものになってしまいます。
 目の前でスタンプを押すというのも、なんだかおかしいですね。
 このとき出した日本宛の手紙は3週間経って届きました。

 でもあるときびっくりしました。ネパールから柳内志保子さんが送ってくださった彼女の手によって完成した翻訳本が、たったの4日で着いたのです。こんなことは奇跡に近いことです。
 
 ネパールの郵便事情については、皆目見当が
つきません。

 一年前思いついて、ネパールの子供たちに、
日本の古切手を貼ったしおりを作って持って
行きましたが、これがとても喜ばれました。

 これについては、たくさんの方にご協力をい
ただいたので、帰国してから今度はネパールの
切手を貼ったしおりを作って、お礼に差し上げ
ました。

このとき知ったのはネパールの切手の美しさです。

 何種類かご紹介します。
 

絵日記より(郵便配達婦)

  トップページヘもどる