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 わたしが雲になれたならば


   
わたしが雲になれたならば
   あなたとお話できるのに
   昨日みてきた向こうの山の
   ブルーポピーの花のこと

     わたしが雲になれたならば
     慰めてあげたいあのひとを
     おおきな白いわたぐもで
     やさしくくるんであげたいの

       わたしが雲になれたならば
       おまえに聴いてほしいのだ
       疲れていても海の上で
       休むことないつばめのこと
 
         わたしが雲になれたならば
         けんかをしているあの人たちに
         絹のヴェールをふわりとかけて
         仲良くさせてあげるのに

  





 

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或る日、することがなくて窓から空を眺めていました。
青い空の雲の中から、色々な顔が浮かんできて、いつの間にか出来た詩です。
詩なんて書いたことが無いので、恥かしながら……。