法助動詞(modal verb)とは、「この文を書いた人が書いた文です」というような、文が書かれたときの状態を表すモードです。文が事実を直接的に述べるのではなく、話し手の気持ちや態度について表す助動詞(auxiliary verb)のことです。「受動態」と「進行形」を作るための助動詞 be 、「完了形」を作るための助動詞 have、助動詞 do は人称によって語形変化がありますが、法助動詞は人称変化をいたしません。また、法助動詞には、現在分詞や過去分詞もなく、原形不定詞や to 不定詞もありません。つまり、法助動詞は、他の助動詞に従うことができない動詞という特徴を持っています。
Can
Could May Might Must |
Ought to
Shall Should Will Would |
Canは助動詞(法助動詞)です。次のような場合にcan を使います。:
主語 + can + 一般動詞
一般動詞は常に不定詞で、"to"はなしです。
(+)肯定文(-)否定文(?)疑問文&質問文の例文です。
主語 | 助動詞 | 一般動詞 | ||
+ | I | can | play | tennis. |
- | He | cannot | play | tennis. |
can't | ||||
? | Can | you | play | tennis? |
注意:
canを使って、何が可能かについて話します。:
通常はcan を現在形で使いますが、将来の能力について現在話す場合canを使います。
誰かに何かをしてくれるように依頼するために can を使います。 (一般的には友達や家族に使います。):
何かの許可を求めるか与えるために時々canを使います。:
Couldは助動詞(法助動詞)です。次のような場合にcouldを使います。:
主語 + could + 一般動詞
一般動詞は常に不定詞で"to"は使いません。
主語 | 助動詞 | 一般動詞 | ||
+ | My grandmother | could | speak | Japanese. |
- | She | could not | speak | Chinese. |
couldn't | ||||
? | Could | your grandmother | speak | Japanese? |
注意:
何が過去に可能だったかについて話すためにcouldを使います。:
could (肯定文) とcouldn't (否定文) は過去の一般的な能力について話す場合ですが、何か特定の場合にbe able to(肯定文)、couldn't (否定文)も使います:
過去形 | ||
一般的な場合 | 特定な場合 | |
+ | My grandmother could speak Spanish. | A man fell into the river yesterday. The police were able to save him. |
- | My grandmother couldn't speak Spanish. | A man fell into the river yesterday. The police couldn't save him. |
誰かに何かをしてくれるように依頼する質問でcould を丁寧語として使われます。:
be able toは法助動詞ではありません。基本動詞be に形容詞 (able・・できる) が付いて、後に不定詞がきます。次の表のようにcan と couldの代わりに be able toがきます。:
主語 + be + able + 不定詞
主語 | be 一般動詞 |
able 形容詞 |
不定詞 | |
+ | I | am | able | to drive. |
- | She | is not | able | to drive. |
isn't | ||||
? | Are | you | able | to drive? |
注意 be able to はすべての時制に可能です。例文:
注意 be able toは不定詞の型で使います。:
技術あるいは何かをする手段を持っていることで、能力を表現するために be able to を使います。"Able" は形容詞の意味があります。"I am able to swim",といえば、"I can swim".ということに似ています。 時々"can" あるいは "could"の代わりに 能力を表現するために"be able to"を使います。"Be able to" はすべての時制に使えますが、"can"は現在形の可能性を表現し、 "could"は過去形の可能性だけの表現に使います。さらに、 "can"と"could" は不定詞ではないが、"be able to"は他の時制と不定詞として使います。
例文:
have toは何かが義務的であると言うために使います。例文:
Have to は助動詞ではないのですが便宜用の法助動詞として使われます。have to の構造は "have" は 一般動詞 です。 構造は次のとおりです。:
主語 + 助動詞+ have + 不定詞(toが必要)
基本時制での例:
主語 | 助動詞 | 一般動詞 have | 不定詞 (toが必要) | ||
---|---|---|---|---|---|
+ | She | has | to work. | ||
- | I | do not | have | to see | the doctor. |
? | Did | you | have | to go | to school? |
一般に、have to は客観的な義務を表現する。have to は「周囲の事情でそうする、しなければならない」という含みがあるので、話し手の命令的な意志を表すmustよりも響きの柔らかいhave toが多く用いられています。:
上記の文のように,義務が主語の見解か考えではなく、義務が外部から課せられています。
have toはすべての時制に使えます。そして、法助動詞 とも一緒に使えます。(mustを別の助動詞の後に付けることはできないので、代わりにhave toが用いられる。)また、他の一般動詞のように変化します。
例文:
主語 | 助動詞 | 一般動詞 have | 不定詞 | ||
過去基本形 | I | had | to work | yesterday. | |
現在基本形 | I | have | to work | today. | |
未来基本形 | I | will | have | to work | tomorrow. |
現在進行形 | She | is | having | to wait. | |
現在完了形 | We | have | had | to change | the time. |
法助動詞 (may) | They | may | have | to do | it again. |
何かが不可欠か必要かであるというためにmustを用います。:
主語 + must + 一般動詞
一般動詞は基本動詞です。 ("to"なしの不定詞).
例:
主語 | 助動詞 must | 一般動詞 | |
---|---|---|---|
I | must | go | home. |
You | must | visit | us. |
We | must | stop | now. |
一般に, mustは個人の義務を表現し、話し手 が何が必要だと考えるかを表現します。Mustは主観的です。例文:
上記の例文では, "義務" は個人の見解か考えで、外部から課せられたものではありません。
現在 および未来について話すためにmust を使います。例:
何かが許されないし、許可されないと言うためにmust notを使います。:
主語 + must not + 一般動詞
一般動詞は基本動詞(不定詞"to"なし).
Must notは短縮されてmustn'tになります。
例文:
主語 | 助動詞 must + not | 一般動詞 | |
---|---|---|---|
I | mustn't | forget | my keys. |
You | mustn't | disturb | him. |
Students | must not | be | late. |
NB:(=注意)すべての助動詞のように使います。:
Must not は何か許されないし、許可されないを表現します。mustn't(禁止)は主観的に (話し手の見解) あるいは目標に(実際の法則およびルール) なりえます。
例文:
must notは現在あるいは未来について話すために使います。:
must notは過去には使いません。過去について話すためには他の構造を使います。:
Shall and Willshall とwillの間にはあまり違いがないし、shallは今日ではあまり使われていません。 ("Shall I call a taxi?"のような提案する以外は). しかし、shall とwill の間には'llのように短縮するようになって隠されてしまいましたが、違いは存在します。 動詞willは二つの結合がある。:
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