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親子のたのしい環境学習は体験学習を主とする環境学習を実施しております。(なかはら水と緑の環境ネット)


野鳥観察HEADLINE

冬の等々力緑地の野鳥たち

日本では現在550種ぐらいの鳥がいるといわれておりますがほとんど目にする機会のない鳥が多く、地域によって見られたり見られなかったりするものもあり、どこにでもいるといわれているスズメも人が住まいない所では見かけなくなります。森の中に住むスズメで「ニュウナイスズメ」というのもおりますが、全国どこでも見ることのできる鳥は「ハシブト・カラス」「ドバト」ぐらいかもしれません。ドバトは野鳥の分類に入らないので野鳥としては「ハシブトガラス」ということになるのではないかと思いますが、行動半径が10KMぐらいということなので小笠原諸島には生息しておりません。

野鳥が見れる時期を分類すると

1.夏鳥:春から秋にかけて見られる鳥
2.冬鳥:秋から春にかけて見られる鳥
3.留鳥(りゅうちょう):一年中同じ環境で生活する鳥。
4.漂鳥(ひょうちょう):夏鳥や冬鳥より大きく移動はしないが標高を変えたりする鳥
5.旅鳥(たびどり)  :春と秋に日本を通過してゆく鳥

この時期の等々力緑地で一番多く見かけるのが3番の留鳥ですが4の漂鳥や2の冬鳥も多く見かけます。

鳥を発見するには、鳥の世界を知っておこう!!
鳥の種類を知る前に、季節、気候などの時期と環境によって鳥がどのように移動するのか、主に何をエサとしているのか?どんななぎ声をしているのか? 外見は年齢、性別、季節によって羽色(羽の色)が変化するか?などのことを知っておくと興味がわくかもしれません。野鳥観察で一番大事なことは「野生の五感」を鋭く働かせることができるかどうかで決まります。それと楽しくなくては長続きしません。
等々力緑地の釣り池前の野鳥ボード