萌え萌えアニメ日記
_Vol.3166 2007/02/28(水)
_魔法使いサリー 84話 みにくい人形 (1968/07/08)
脚本:中島守 演出:池田宏 作画監督:小田克也 作画:金山通弘、森英樹、平川智、小林敏明、篠原征子、笠井晴子、金山圭子、阿久津文雄、浅田清隆、正井融、佐々木章 美術:福本智雄 背景:井岡雅宏、内川文広 仕上:保田道世、古屋糸子 撮影:細田民男 編集:古村均 録音:神原広巳 効果:大平紀義 記録:前野美代子 演出助手:奥西武 製作進行:吉岡修
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 山部先生:石原良 ポロン:白石冬美
[
☆☆☆☆]
お兄ちゃま@病気で寝たきりの女の子
- 人形を作る宿題が出されたが、不器用な男の子・マンゾウはうまく作れない。
- 病気で寝たきりの女の子と知り合いになったマンゾウは、女の子の母親に頼まれて、女の子の人形遊びに付き合う。
- 女の子が持っていた人形が消えてしまったので、人形を持ってきてほしいと母親に頼まれたマンゾウは、女の子のために子馬の人形を作ってやるが……。
- ゆう子……おもちゃ屋で買った人形を宿題として提出。
- ポロン……女の子の部屋にいっぱいあった人形を魔法で盗んでしまう。
- サリー……ポロンが盗んだ人形を返すついでに、マンゾウが作った子馬の人形を抱いて寝ている女の子に魔法の夢をプレゼント。
ブックレットに掲載された池田宏のコラムによると「
脚本に大幅に手を入れて、ほとんど別物に変えてしまった」とのことだが、確かに、演出の勢いで視聴者をねじ伏せてしまうような強引な展開になっている。
それでも、女の子が人形の子馬と夢の中で遊ぶシーンなど、言いたいことが十分伝わってくるので納得させられてしまった。
_魔法使いサリー 85話 日曜学校 (1968/07/15)
脚本:安藤豊弘 演出:香西隆男 作画監督:我妻宏 作画:香西恵子、塩山紀生、高橋春男、星野赫子、高橋勝夫、松本知江子、黒川豊、小林由起子、岡田政春 美術:福本智雄 背景:渡辺俊児、大沼敏孝 仕上:神保友子、平田正子 撮影:片山幸男 編集:古村均 録音:荒川文雄 効果:大平紀義 記録:前野美代子 演出助手:岡崎稔 製作進行:福島かずみ
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 山部先生:石原良 ポロン:白石冬美
[
☆☆☆☆]
一生懸命走れば笑う人なんていないのよ@サリー
- 登校拒否の一年生・シズオと母親の様子を見て、来年は一年生になる三つ子たちを心配するよし子。
- よし子の心配をよそに、三つ子たちが学校に押しかけてひと騒動。
- 山部先生の提案で、三つ子や就学前の子供たちを日曜日の学校に連れてきて、よし子たちが先生になって学校の楽しさを教えてあげることになるが……。
- サリー・すみれ・よし子……校長先生公認で日曜学校の先生役を引き受ける。
- シズオ……病気で休学していて学校嫌いに。母親の頼みで日曜学校に参加。
- カブ・ポロン……日曜学校に参加。カブは魔法でいたずら。
今日見た2話は、いずれも最近の問題に通じるものがある内容だった。
第2期EDによるカブとポロンに三つ子が絡む歌と踊り、すみれの性格が出ている授業など、見どころがいっぱい。
_Vol.3165 2007/02/27(火)
_魔法使いサリー 82話 おしゃれメガネ (1968/06/24)
脚本:雪室俊一 演出:池田宏 作画監督:田島実 作画:岡田敏靖、辻伸一、端名貴勇、渡辺省三、大鹿日出明、鯨井実、神田道子、中村実、岩塚美子、池田輝男、福田紀男 美術:山崎誠 背景:穂積勝義、伊藤英治 仕上:西元敦子、岡田良明 撮影:武田寛 編集:古村均 録音:荒川文雄 効果:大平紀義 記録:川島利子 演出助手:山形良治 製作進行:武田嘉昭
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆☆]
やたらと人間のマネをしたがるからバチが当たったのだ@パパ
人間以外の何かだ@若木知葉(;´Д`)
- 近眼を気にして、人前でメガネをかけようとしないサリーのクラスメイトの佳子。
- 黒板の字が見えずに困っている佳子のために、魔法で近眼を治してやったサリーだが、その魔法を使ったことでサリーが近眼になってしまう。
- サリーは佳子にかけた魔法を解いて、メガネをかけるよう説得するが、聞き入れようとしない佳子に嫌われてしまう。
- そして、メガネをかけずに弟とお買物に出かけた佳子は、よく見えないのに車道を渡ろうとしてトラックにはねられ、弟が大怪我を負ってしまう。
- 田島佳子……教室でメガネをかけないので黒板の字が読めない。
- 週刊女学生……よし子が持ってきた雑誌。メガネをかけた女の子は男の子に嫌われるという記事が出ていた。
- よし子「メガネをかけたらお嫁に行けなくなっちゃうかも」
これぞ
メガネっこ萌えの元祖と言いたくなる話だった。
今まで聞いたこともないような新設定(魔法使いには老眼も近眼もいない/魔法で悪いところを治してやると治した相手の悪い部分が自分に移ってしまうことがある/近眼を治す魔法は人間には負担が大き過ぎてメクラになってしまう)を作り出してしまうのも雪室脚本の真骨頂発揮と言うべきだろう。
サリーが佳子を平手打ちするところから、メガネをかけて登校してきた佳子の態度、佳子をいじめた男の子たちに対するサリーのお説教節まで、サイコーに萌える展開だった。
_魔法使いサリー 83話 涙の宝石 (1968/07/01)
脚本:浪江志摩 演出:明比正行 作画監督:菊池貞雄 作画:大田朱美、堰合昇、薄田嘉信、山下恭子、服部照夫、村松錦三郎 美術:山崎誠 背景:伊藤英治、穂積勝義 仕上:武田澄子、森川桂士 撮影:菅谷正昭 編集:古村均 録音:荒川文雄 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 演出助手:佐々木勝利 製作進行:久保田弘夫
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 カンナ:桂玲子 ブス夫:山本圭子
[
☆☆☆☆]
私泣かないの@カンナ
パンツ丸出しようじょ(;´Д`)
- お買物をしていたサリーが知り合ったカンナは、涙を宝石に変えることができる特殊な魔法の能力をもった魔法の国の女の子だった。しかし、そのことを知らずにカンナを家に連れ帰ったサリー。
- 王様からの通信でカンナの秘密を知ったカブは、カンナを泣かせて宝石を出させようとする。さらに、その様子を覗いていた三つ子はカンナを連れ出し、ブス夫の家に連れ込まれてしまう。
- 近所の誘拐騒動で、誘拐犯の疑いをかけられ、警官に尋問されて身動きの取れないサリーは、カンナを取り戻して魔法の国に帰してあげることができるか……。
- ブス夫……外国製のパチンコをエサに、三つ子を子分にする。催涙ガスでカンナを泣かせようとする。メイドのいる豪邸に住んでいる。
- サリー「足あとの幻よ、立って姿を現わせ」……家の中の泥靴の足跡から、三つ子がカンナを連れ出したことを知る。
- サリー「私もママのところに帰りたくなったわ」……カンナとカンナのママの様子を見てホームシック。
- カブ……10円で20円のガムを買うために使った悪い魔法をサリーに見つかって叱られる。
今回の作画陣も『太陽の王子ホルスの大冒険』のスタッフ。クレジットに出てていないが、ブックレットによるとガスマスク(ブス夫)登場からラストまでが宮崎駿の作画。
女性脚本家らしく、お買物するサリーの描写が木目細かいし、ラストのカンナ母子を見て王妃を思い浮かべるサリーの描写もいかにもという感じだった。
また、カンナの魔法の意外な結末には意表を突かれた。
- ◇DISC14
- 78話「魔法の学園祭」☆☆☆☆……男女交際。フォークダンス。プロポーズ。
- 79話「ミニミニ奥さま」☆☆☆☆☆……雪室俊一。ポロン。
- 80話「明日天気になーれ」☆☆☆☆☆……太陽の王女サリー。宮崎駿原画。
- 81話「サリーのカメラマン」☆☆☆☆☆……ニヤリインベーダー。
- 82話「おしゃれメガネ」☆☆☆☆☆……雪室俊一。メガネっこ萌え。
- 83話「涙の宝石」☆☆☆☆……カンナ。宮崎駿原画。
1話1話が見どころたっぷりだった。
_Vol.3164 2007/02/26(月)
_Yes! プリキュア5 4話 やすらぎのキュアミント! (2007/02/25)
脚本:羽原大介 演出:川田武範 作画監督:高橋任治 美術:行信三、長恵美子
夢原のぞみ:三瓶由布子 夏木りん:竹内順子 春日野うらら:伊瀬茉莉也 秋元こまち:永野愛 水無月かれん:前田愛 ココ:草尾毅 生徒:壱智村小真、沖佳苗、道添愛美、埴岡由紀子 ブンビー:高木渉 アクアネア:沢海陽子 コワイナー:桜井ちひろ
秋元先輩の夢をバカにしたら絶対許さないんだから@のぞみ
- 図書館の怪物、講堂の悪霊、プリキュアとナイトメアのバトルが学校で噂に。
- 生徒会長のかれんに目をつけられたのぞみたちだが、のぞみはかれんとこまちにプリキュアの仲間になってほしいと単刀直入に持ちかける。
- さっそく、図書館のこまちをオルグするのぞみだが……。
- 卵焼き……のぞみは砂糖/りんは塩/かれんはケチャップ
- 秋元こまち……図書委員。小説家志望。「やすらぎの緑の大地、キュアミント」「大地を揺るがす乙女の怒り、受けてみなさい、プリキュアミントプロテンション」
受けっぽい印象そのまま、こまちの「プリキュアミントプロテクション」は防御系の技らしい。
ペットキャラとイケメン教師を兼任させるのは、このシリーズの新機軸らしいけど、落差が大き過ぎて違和感が拭いきれない。そのうち慣れるだろうか。(´・ω・`)
のぞみの直情径行な性格は良い感じだ。
_Vol.3163 2007/02/24(土)
_魔法使いサリー 80話 明日天気になーれ (1968/06/10)
脚本:鈴樹三千夫 演出:設楽博 作画監督:奥山玲子 作画:小田部羊一、阿部隆、的場茂夫、生野徹太、坂野隆雄、角田紘一 美術:山崎誠 背景:井岡雅宏、内川文広 仕上:植木知子、関一江 撮影:菅谷正昭 編集:古村均 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 演出助手:蕪木登喜司 製作進行:久保田弘夫
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 健太:白川澄子 老人:永井一郎
[
☆☆☆☆☆]
私たち夢を見る年頃なのね@すみれ
- 梅雨の季節。クラスメイトの健太に魔法を使うところを見られたしまったサリー。
- 人間に魔法使いであることがばれたら、魔法の国に帰らなくてはいけないサリーは、そのことを秘密にしてもらうよう健太に頼むが、健太は秘密にする交換条件として、魔法で明日雨が降らないようにしてくれと言う。
- サリー……梅雨は雨降りお爺さんの魔法使いが居座って雨を降らせていると言って、みんなに笑われる。
- 健太……ゼロメートル地帯のあばら家に弟と住んでいる。いつも法螺ばかり吹いているので、クラスメイトに信用されていない。
- 雨降りお爺さん……雨を降らせる仕事を邪魔する魔法使いを石にしてしまう。
- カブ……三つ子にバカにされて、サリーのアンチョコを使って雨を止めようとするが、雨降りお爺さんの怒りを買ってしまう。
- サリー……魔法を見られてしまった健太に「何でもあなたの言うことをきくから」(;´Д`)
- サリー「ずっとこのままのサリーでいたいのよ」「魔法使いとして正しいことをするわ」
すみれちゃんのセリフも良かったが、サリーもかなり印象に残るセリフが多いエピソードだった。
ここでも、カブは三つ子に対する私怨で魔法を使って、サリーに大迷惑をかけている。魔法使いとしての志が低いと言うしか。
77話に続いて、ホルスのスタッフ。クレジットされていないが、ブックレットによると宮崎駿の原画(スプリングで遊ぶ三つ子と、後半の洪水のシーン)も入っているようだ。
鼻のあたりに特徴がある奥山玲子バージョンのサリーちゃんもかなり好み。(;´Д`)
サリーがほうきで飛ぶシーンが特に格好良く見えたのは、さすがホルスのスタッフというところだろう。
_魔法使いサリー 81話 サリーのカメラマン (1968/06/17)
脚本:浪江志摩 演出:勝田稔男 作画監督:喜多真佐武 作画:木野達児、松原明徳、藤本芳弘、小川明弘、飯田_一、富永勤、斉藤瑛子、長谷川玲子、田村真也、堀池義治、草間真之介 美術:福本智雄 背景:穂積勝義、辻忠直 仕上:黒沢和子、宮本慶子 撮影:藤橋秀行 編集:花井正明 録音:神原広巳 効果:大平紀義 記録:前野美代子 演出助手:大谷恒清 製作進行:竹村璋三
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 大橋:野田圭一 ツン子:渡辺知子
[
☆☆☆☆☆]
カブはバカだよ、どうしようもないわ@ポロン
- すみれ、よし子とオリンピック公園に遊びに来ていたサリーは、偶然、車の衝突事故の瞬間をスクープ。
- サリーの撮った写真が新聞に掲載されたことで、サリーたちは「少女ウィークリー」という雑誌の特別記者に任命されることに。
- サリーたちの活躍を妬む上級生のツン子は、サリーたちの後をつけ回して特ダネ写真を横取りしてやろうと目論むが……。
- ツン子……ボーイフレンドと車を乗り回している。カメラも望遠レンズ付きの高価そうなもの。
- カブ……サリーを手助けしようとして魔法を使い、それが裏目に出てツン子に特ダネを取られてしまう。トドメはガソリンスタンドに放火。
今までにない性悪キャラのツン子が面白かった。サリーたちをつけまわして物陰から口元を歪めて笑う様子が、榎本俊二の『ゴールデンラッキー』というマンガに登場するインベーダーがニヤリとする時のイメージにそっくり。よく見ると、顔まで似ている気がする。
ついに、ポロンにまでボロクソに言われてしまうカブは、同情の余地のないことばかりしでかしているので仕方ないと言えば仕方ないが、ちょっと可哀相に思えてきた。
今日は、2話ともサリーちゃんがヒロインの面目躍如という活躍を見せてくれたので☆5つ。
_Vol.3162 2007/02/23(金)
_魔法使いサリー 78話 魔法の学園祭 (1968/05/27)
脚本:三木瀬たかし 演出:田中亮三 作画監督:小田克也 作画:金山通弘、森英樹、平川智、小林敏明、篠原征子、笠井晴子、金山圭子、阿久津文雄、浅田清隆、正井融、佐々木章 美術:福本智雄 背景:内川文広、伊藤英治 仕上:入江三帆子、上田久美子 撮影:井出昭一郎 編集:古村均 録音:荒川文雄 効果:大平紀義 記録:前野美代子 演出助手:及部保雄 製作進行:塚原敬一
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
それがとってもおかしなことなのよ@すみれ
- エリート男子校の英才中学校の生徒・横井から、学園祭で催されるフォークダンスのパートナーになってほしいと声をかけられたすみれ。
- サリーも英才中学の番長からプロポーズされるが、その様子を見ていたパパは、ウルトラ婆さんを使って学園祭を妨害しようとするが……。
- 横井……すみれちゃんのストーカー。
- 番長……英才中の生徒なのに勉強はダメでケンカ好き。新聞配達のアルバイトをしている。「へっ、青瓢箪どもめ」「オレはいつも青空を見ていたいんだ」
- サリー……番長にプロポーズされて「あなたのパートナーなんてお断わりよ」「何言ってんのよ、フン」……しかし、見直してプロポーズを受け入れる。
- よし子「どうして、私みたいなかわいこちゃんが放っておかれるの」……校門で女の子を物色していた眼鏡小僧を強引にパートナーにしてしまう。
- ウルトラ婆さん……サリーの叔母に変身して希望が丘小学校に乗り込む。
55話「
友情のクリスマス」の焼き直しのような話だった。
フォークダンスのパートナーになって欲しいと申し込まれることを「プロポーズ」と言っていたあたりは、時代を感じさせられる。しかし、男子中学生の相手に小学5年生のサリーたちというのは。(;´Д`)
最近ではめずらしく、すみれちゃんがそれなりの働きを見せてくれた。ストーカーの正体が英才中の生徒だと分かった途端信用してしまうのは、いかにもセレブお嬢様らしい気もする。
その点では、人間じゃないサリーちゃんの方が人を見る目がある。
_魔法使いサリー 79話 ミニミニ奥さま (1968/06/03)
脚本:雪室俊一 演出:田中亮三 作画監督:田島実 作画:岡田敏靖、辻伸一、端名貴勇、渡辺省三、大鹿日出明、鯨井実、神田道子、中村実、岩塚美子、池田輝男、福田紀男 美術:山崎誠 背景:穂積勝義、内川文広 仕上:谷口恭子、関口雅子 撮影:菅谷正昭 編集:古村均 録音:神原広巳 効果:大平紀義 記録:竹部ヒサ子 演出助手:山形良治 進行:武田嘉昭
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 澄子:矢島清子 先生:石原良 ポロン:白石冬美
[
☆☆☆☆☆]
遅れるとボーナスに影響しますよ@ポロン
- サリーたちが新婚の山部先生の新居に招待された。
- しかし、家でお留守番をしているはずのポロンがついてきてしまった。しかも、ポロンのいたずらで奥さんの澄子さんが家を飛び出してしまう。
- 出て行った澄子の代わりに、自分が山部先生の奥さんになると言い出したポロンは……。
- 秋津……結婚した山部先生と澄子が新居を構えた場所。
- カブ……サリーたちを出し抜こうとして、三つ子と一緒に山部先生の下宿を訪ねるが、秋津へ引越したと聞かされてがっかり。
- ポロン……カブが電話で寿司屋の出前をとるのを見て、119番に電話してしまう。
カブよりポロンに好感が持てるのは、人を落とし入れるために魔法を使うことが多いカブより、ポロンが自分の欲望に正直な動機で魔法を使うからだろうと思った。
実際、どこで覚えたのか所帯じみたセリフを連発して、小さな身体で精一杯山部先生の奥さん役を演じようとしている姿を見ていると、応援してやりたくなってしまう。(;´Д`)
【魔法使いサリー関連リンク】
★
さかぽよすさんの魔法使いサリーのページ
★
さかぽよすの記 with To LOVEる
さかぽよすさんの魔法使いサリーのページは、非常に網羅的で89年の続編も含めた充実した内容になっています。
- ◇DISC13
- 72話「魔法の国の裁判」☆☆☆☆……サリーが弁護人。
- 73話「サリーの休日」☆☆☆☆……サリーと海の少女ゆう子。サリーのお爺ちゃん@大魔王。
- 74話「鯉のぼりとカシワモチ」☆☆☆☆……ED3。サリー金太郎とデート。金太郎を見守るサリーちゃんの優しい眼差しがたまらん。(;´Д`)
- 75話「子ぐまのプータン」☆☆☆……山奥に住むよし子の親戚。熊の親子と意志疎通するサリー。
- 76話「ポロロン天使」☆☆☆☆☆……雪室俊一。ポロン初登場。
- 77話「小さな魔法使い」☆☆☆☆☆……辻真先。ミクロサリー。ホルスのスタッフ。宮崎駿原画。
やはり、雪室俊一と辻真先の脚本は頭一つ抜けているように思える。
_Vol.3161 2007/02/21(水)
_魔法使いサリー 76話 ポロロン天使 (1968/05/13)
脚本:雪室俊一 演出:山本寛巳 作画監督:羽根章悦 作画:岡田敏靖、辻伸一、端名貴勇、渡辺省三、大鹿日出明、鯨井実、神田道子、中村実、岩塚美子、池田輝男、福田紀男 美術:山崎誠 背景:内川文広、辻忠直 仕上:小椋正豊、林富喜江 撮影:藤橋秀行 編集:花井正明 録音:神原広巳 効果:大平紀義 記録:前野美代子 演出助手:奥西武 進行:大辻平八郎
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 ポロン:杉山佳寿子
[
☆☆☆☆☆]
どの子をボーイフレンドにしようかな@ポロン
- どんどん人間くさくなってきたサリー王女を憂う魔法の国の会議で、爺やをサリーのお目付役として人間界へ派遣することが決定。
- しかし、爺やが乗ってくるはずのアルデバラン星に乗ってやってきたのは、いたずら大好きな小さな女の子の魔法使い・ポロンだった。
- 愛犬のペスがいなくなったすみれ、タクシーと一緒にパパがいなくなってしまったよし子がサリーを訪ねてきた。親友の二人に、ポロンを従妹として紹介したサリーだが……。
- サリー……メロドラマを見て涙を流したことをカブにからかわれて「うるさいわねー、ムード壊さないでよー」
- サリー……人間の世界に来てから、魔法を使う回数がどんどん減っている。
- 牡牛座のアルデバラン星……一等星以上の流れ星がないと、魔法の国から人間の世界に来られない。初耳の設定。(´・ω・`)
- ホルスの大冒険……看板が出ていた。初公開は68年7月21日。
- ペス……すみれが飼っているプードル。
- ポロン……小さくする魔法は使えるが、元の大きさに戻す魔法は使えない。
カブが、サリーが人間くさくならないためのお目付役だっとは、これまた初耳。(´・ω・`)
パンツ丸出しようじょのポロンちゃん初登場だが、このキャラが初代のサリーに既に登場していたキャラだったとは知らなかった。_| ̄|...○
ポロンがアルデバラン星に乗って飛んでくる楽しいシーンで、一発で印象付けられた。
しかし、魔法のいたずらでいつもサリーちゃんを困らせているカブに、使っていい魔法と悪い魔法があると言われるほどのいたずら好き。
ポロンが、すみれに可愛いと言われて「私、お世辞は嫌い」と言い、ひっぱたかれたよし子のことは「気取ってなくて正直」と評してすっかり気に入ってしまうのは、いかにもよし子ちゃん贔屓の雪室脚本。
_魔法使いサリー 77話 小さな魔法使い (1968/05/20)
脚本:辻真先 演出:設楽博 作画監督:奥山玲子 作画:小田部羊一、宮崎駿、阿部隆、吉田茂承、的場茂夫、池原昭治、生野徹太、相磯嘉男、坂野隆雄、黒沢隆夫、角田紘一、石山毯緒 美術:山崎誠 背景:井岡雅宏、伊藤英治 仕上:松崎令子、戸塚友子 撮影:池田重好 編集:古村均 録音:神原広巳 効果:大平紀義 記録:河島利子 演出助手:蕪木登喜司 進行:渡部一雄
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 ポロン:杉山佳寿子
[
☆☆☆☆☆]
みくびらないでパパ、ポロンちゃんにはサリーがついてるのよ@サリー
- ポロンが人間界で取り返しのつかないことを起こす前に魔法の国に連れ帰るようパパに言われたサリーだが、ポロンにはこれ以上いたずらさせないと啖呵を切ってしまう。
- よし子の家に遊びに行ったポロンは、よし子が三つ子のいたずらでひどいめにあうのを見て、仕返しに三つ子とパパが借りてきたオープンカーを小さくしてしまう。
- 蟻の巣穴に車ごと落ちてしまった三つ子を助けるために、ポロンの魔法で小さくなったサリーが後を追うが……。
- サリー……小さくなると、魔法の威力も小さくなってしまう。
ポロンは、すっかりよし子を好きになったようだ。
というより、脚本は辻真先だが、ちゃんと前話(雪室俊一)の設定を引き継いでいるのには感心させられた。以前は、スタッフや脚本が変わると、引き継ぐべき設定が引き継がれずにリセットされてしまうという現象がよく見られた。
ブックレットに書かれているが、この回は映画『太陽の王子ホルスの大冒険』で手の開いたスタッフが参加している。
巨大な石が転がるシーン、小さくなったサリーが、地中でモグラに追いかけられるシーンが宮崎駿とか。作画監督の奥山玲子は、『ひみつのアッコちゃん』の作画でも印象に残っている。
_Vol.3160 2007/02/20(火)
_魔法使いサリー 74話 鯉のぼりとカシワモチ (1968/04/29)
脚本:安藤豊弘 演出:西沢信孝 作画監督:喜多真佐武 作画:木野達児、松原明徳、藤本芳弘、小川明弘、飯田_一、富永勤、齊藤瑛子、花田玲子、田村真也、堀池義治、草間真之介 美術:福本智雄 背景:伊藤英治、大沼敏孝 仕上:植木知子、関一江 撮影:井出昭一郎 編集:古村均 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:関根絹代 演出助手:大谷恒清 進行:竹村璋三
ED3:「パパパのチョイナのうた」水垣洋子 作詞:山本清 作曲:小林亜星
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 ヒゲ田:杉浦宏策 金太郎:田上和枝
[
☆☆☆☆]
お姉ちゃんウソつくのは嫌いよ@サリー
- 鯉のぼりを3人分欲しい三つ子のアピールに負けて、デパートに行ったよし子とサリー。しかし、どこのデパートでも、鯉のぼりの製造元まで訪ねても品切れ。
- それもそのはず、鯉のぼりは、大金持ちの家の金太郎に全部買い占められてしまったのだった。
- 子供の日に、鯉のぼりがない子供たちや三つ子のために何とかしてあげたいサリーは……。
- ヒゲ田……金太郎の家のセバスチャン(執事)
- 三つ子……鯉のぼりの歌を歌いながら町中をパレード。「鯉のぼりごっこ」
- 幼稚園?の保母さん……鯉のぼりが買えないので、子供たちのために紙で手作りの鯉のぼりを作るが、風で吹き飛ばされてしまう。
- カブ……金太郎にケンカで負けた腹いせに、金太郎の鯉のぼりを魔法で逃がしてしまう。
- ママ……サリーに「あなたが(金太郎の)お友だちになってあげては」とアドバイス。
- 金太郎……両親が外国に行っていて不在。
サリーちゃんを独占して遊園地でデートできる金太郎が羨まし過ぎ。(;´Д`)
この回から3代目のED「パパパのチョイナのうた」になったが、このEDアニメと歌の組み合わせは記憶に残っていない。一筆描きのアニメーションを見せてくれるED2は記憶に残っていたというのに。
_魔法使いサリー 75話 子ぐまのプータン (1968/05/06)
脚本:後藤陽 演出:永樹凡人 作画監督:我妻宏 作画:香西恵子、塩山紀生、高橋春男、黒川豊、星野赫子、高崎勝夫、松本千江子 美術:山崎誠 背景:井岡雅宏、土田勇 仕上:前田峰子、高橋達雄 撮影:不破喜孝 編集:古村均 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:池田紀代子 演出助手:岡崎稔 進行:佐伯雅久
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 くまの子:白石冬美 祖父さん:北川国彦
[
☆☆☆☆]
あの星がママよ@サリー
- 山奥に住んでいるよし子の親戚の老夫婦を訪ねたよし子たちとサリーとカブ。
- 露天風呂で熊の親子に遭遇したカブと三つ子。
- 翌日、サリーとよし子はカブと三つ子を連れてハイキングに出かけるが、途中でよし子が行方不明になってしまった。
- 三つ子が作った落とし穴にはまっていた子熊が、よし子のリュックの切れ端を持っていた。
- 子熊をいじめてよし子の行方を聞きだそうとする三つ子だが、そんな手は通用しない。
- よし子を心配したお祖父さんは、村人を集めて熊狩りへ。
- プータン……子熊の名前。
- プータンの父熊……足に怪我をしている。プータンの母熊は天国。
ここでも、カブは、よし子の行方を心配する三つ子たちに洒落にならないセリフばかり。
動物とお話しできるサリーちゃんの特技が生かされていたし、サリーがプータンのために使った魔法も気の効いた演出で見せてくれた。
ゆれるバスの中で、サリーとよし子がパンツ丸出しで転げ回るシーンは、変だけど面白かった。
せっかくの露天風呂だったので、カブと三つ子はいいから、サリーとよし子の入浴シーンを見せて欲しかった。(;´Д`)
_Vol.3159 2007/02/18(日)
_Yes! プリキュア5 3話 はじけるプリキュアは誰? (2007/02/18)
脚本:山下憲一 演出:大塚隆史 作画監督:飯島秀一 美術:行信三、増田竜太郎
夢原のぞみ:三瓶由布子 夏木りん:竹内順子 春日野うらら:伊瀬茉莉也 秋元こまち:永野愛 水無月かれん:前田愛 ココ:草尾毅 おタカさん:神代知衣 のぞみの父:滝知史 ブンビー:高木渉 ギリンマ:檜山修之 ガマオ:陶山章央 コワイナー:桜井ちひろ
たくさんの人を笑顔にできるような女優になりたい@うらら
- うらら……3人目。「はじけるレモンの香りピュアレモネード」「輝く乙女のはじける力、受けてみなさい、プリキュアレモネードフラッシュ」
- ギリンマ……早くもリストラ。
- ガマオ……2人目のナイトメア。引きこもりフリーター風ピザ男。
- のぞみ=希望のプリキュア/りん=情熱のプリキュア/うらら=はじけるプリキュア
ナイトメア側は、どこかにある大企業のような社会になっているらしい。
残りは知性のプリキュア(こまち)とやすらぎのプリキュア(かれん)の2人。
_魔法使いサリー 72話 魔法の国の裁判 (1968/04/15)
脚本:浪江志摩 演出:香西隆男 作画監督:我妻宏 作画:高橋春男、塩山紀生、香西恵子、星野赫子、高橋勝夫、黒川豊、松本江子 美術:山崎誠 背景:井岡雅宏、内川文広 仕上:村山昭子、野口恵美子 撮影:藤橋秀行 編集:花井正明 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:竹部ヒサ子 演出助手:岡崎稔 進行:渡辺一雄
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
なんだかちょっぴり大人になりたくない気持ち@サリー
ならなくていい(;´Д`)
- 将来何になりたいかという宿題に、本当のことを言えないサリー。
- 魔法の国の裁判を見学することになったサリーは、いたずらで魔法を使った罰で裁かれるディックの弁護人役を買って出る。
- すみれ……パパの後を継いで女医。
- よし子……看護婦。カブと三つ子を患者にし立てて看護婦さんごっこ。
ディックの魔法は、カブが人間界でやりたい放題にやっているイタズラに比べれば可愛いものだが、最後にカブもディックと一緒に罰を受けていたので、ちょっぴり溜飲が下がった。
最初の方で、山部先生が「5年生にもなれば……」と言っていた。70話「
みんなバラバラ」で、春休みと新入生のエピソードがあったばかりなので、てっきりサリーたちも6年生になっていると思っていたが……。(´・ω・`)
_魔法使いサリー 73話 サリーの休日 (1968/04/22)
脚本:安藤豊弘 演出:香西隆男 作画監督:我妻宏 作画:香西恵子、高橋春男、清山滋崇、甲高紘、佐藤博通、佐藤正雄、星野赫子、田中雪江 美術:山崎誠 背景:伊藤英治、穂積勝義 仕上:福島一三、刈屋貞子 撮影:菅谷正昭 編集:古村均 録音:荒川文雄 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 演出助手:岡崎稔 進行:渡部一雄
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 おじいちゃん:富田耕吉
[
☆☆☆☆]
海ってすてきね@サリー
- ゴールデンウィークに海に連れて行ってと駄々をこねてサリーを困らせるカブ。
- その様子を魔法の国のテレビで見ていた大魔王のおじいちゃんは、サリーたちのために人間界へ行くことに。
- 海で子守歌を歌っていたゆう子とお友だちになったサリーとよし子は、ゆう子と祖父が取り組んでいる真珠の養殖を見せてもらう。
- すみれ……山の温泉に一泊旅行。
- よし子……パパのタクシーで一家で真珠岬へ一泊旅行。
- 真珠岬……真珠の養殖で知られている漁村にある岬。
- 旅館「みさき屋」……真珠岬にある旅館。よし子一家とサリーたちが宿泊。
- おじいちゃん……人間界に行っても魔法を一切使わないと女王のママに約束させられる。
この手のエピソードだと、セレブお嬢様のすみれちゃんはいつも仲間外れにされているような気がする。
魔法を使わないと言いながら、サリーたちは家から旅館まで魔法で瞬間移動して、先に出発したよし子たちより早く旅館に到着している。サリーは水上飛行機で来たと苦しい言い訳。人間や自然に影響を及ぼすような魔法でなければOKということになっているのかもしれない。
_Vol.3158 2007/02/17(土)
_魔法使いサリー 70話 みんなバラバラ (1968/04/01)
脚本:雪室俊一 演出:山本寛巳 作画監督:田島実 作画:辻伸一、岡田敏靖、渡辺省三、端名貴勇、岩塚美子、大鹿日出明、中村実、池田輝男、福田紀男、鯨井実、神田道子 美術:山崎誠 背景:伊藤英治、大沼敏孝 仕上:前田峰子、高橋達雄 撮影:菅谷正昭 編集:古村均 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:池田紀代子 演出助手:山形良治 進行:武田嘉昭
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆☆]
魔法使いのくせにすっかり人間気取りになりおって@パパ
人間以外の何かだ@若木知葉(;´Д`)
- 春休みに魔法の国に帰っていたサリーは、魔法のテレビで山部先生が1年1組の担任になってしまうことを知り、大慌てで人間界へ。
- しかし、魔法のテレビがカブのいたずらで、山部先生が引き続きサリーたちのクラスを担任することを知って安心するが、教育研究所の依頼で、コンピューターによるクラス替えがあるかも知れないと言われ、一難去ってまた一難。
- 山部先生……下宿で、近所の新一年生に勉強を教えている。
- 鬼沢寓先生……一年中怒っていて生徒たちに恐れられている恐い先生。コンピューターによるクラス替えに反対している。
- カブ……教育研究所でサリーの魔法を邪魔する。どうして、この小僧はサリーちゃんが困ることばかりするんだ。(;´Д`)
- サリー「山部先生より良い先生なんていないわ」と言いながら、クラス替えを希望する鬼沢先生のクラスの生徒たちの話を聞いて、クラス替え賛成派に転向して、すみれ、よし子と仲違いしてしまう。
- サリー「機械には心がないからです」
ベストメンバーによる安定した作画の上に雪室脚本という安心して見られる話だった。
お説教が前面に出てくる雪室脚本の最大のポイントは、大人のキャラ(今回は、山部先生と鬼沢先生)が大人らしい威厳を見せてくれるところだと思う。
秘密基地風の巨大な建物(教育研究所)の中に、ずらりと並んだ大型コンピューターの描写には時代を感じさせられた。
また、サリーがトランクに荷物を詰めているシーンで、レギュラーの服とは別のお洋服を持っていることが判明。
_魔法使いサリー 71話 先生の花嫁さん (1968/04/08)
脚本:雪室俊一 演出:勝田稔男 作画監督:羽根章悦 作画:辻伸一、岡田敏靖、渡辺省三、端名貴勇、鯨井実、中村実、大鹿日出明、福田紀男、池田輝男、神田道子、岩塚美子 美術:山崎誠 背景:伊藤英治、穂積勝義 仕上:松岡孝子、浜桂太郎 撮影:菅谷正昭 編集:古村均 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 演出助手:奥西武 進行:大辻平八郎
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 先生:石原良 山本:山本圭子 澄子:矢島清子
[
☆☆☆☆☆]
魂だ@パパ
- 大財閥の九頭矢産業の娘と結婚することになった山部先生だが、婿が下宿住まいの教師であることが気に入らない九頭矢産業会長のお婆さんは、山部先生を辞めさせるために画策してくる。
- 魔法で解決しようとするサリーに、パパは、魔法使いは人間の魔法使いには勝てないと釘を刺す。
- 山本エイキチ……サリーたちのクラスに入ってきた乱暴者。
- サリー「私ね、真心ってどんなに大切なものか分かったの」
- サリー……山部先生にサリー君は教師に向いていると言われ「私は先生よりもっとなりたいものがあります」「お嫁さんです」すっかり人間気取りになりおって@パパ(;´Д`)
これも、前話と同じく雪室脚本にベストメンバーの作画。
今回威厳を見せてくれた大人キャラは、最近はサリーやママに対してヘタレ気味だったパパ。
山部先生と澄子の関係など、今から見ると古臭いことは否めないが、大企業の力を魔法に喩えるパパのセリフなどは、核心を突き過ぎていて、今のテレビアニメでは、脚本段階でチェックが入って実現できないように思える。
- ◇DISC12
- 66話「老犬と少女」☆☆☆☆……妹キャラみどり。
- 67話「いたずら大作戦」☆☆☆☆……タイトルとは裏腹の熱血な話だった。
- 68話「サリー大いにいかる」☆☆☆☆……辻真先。大橋学作画。
- 69話「魔法のエィプリルフール」☆☆☆……カブとウルトラ婆さんのひどいいたずら。
- 70話「みんなバラバラ」☆☆☆☆☆……雪室俊一。
- 71話「先生の花嫁さん」☆☆☆☆☆……雪室俊一。
三木瀬たかしは出来の良い時もあるけどバラバラでつかみ所がない脚本だと思っていたら、ブックレットのDISC12のコラム(タイムトラベル12)にその答えが出ていた。
つまり、三木瀬たかしは「鳥海尽三」「鈴木良武」「広瀬正」「草川隆」の4人の合成人間だった。
_Vol.3157 2007/02/16(金)
_魔法使いサリー 68話 サリー大いにいかる (1968/03/18)
脚本:辻真先 演出:山本寛巳 作画監督:木村圭市郎 作画:鹿島恒保、上村栄司、大橋学、鈴木康彦、山口賢裕、平村文男、角田昭一、玉沢君子、武井恒雄、渡辺節子、小坂由美 美術:沼井肇 背景:秦秀信、千野武美 仕上:工藤浩市、森田博 撮影:井出昭一郎 編集:古村均 録音:荒川文雄 効果:大平紀義 記録:池田紀代子 演出助手:小湊洋市 進行:大辻平八郎
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
山部先生「夢野くん、君は確か女の子だね」
サリー「違います」
人間以外の何かだ@若木知葉(;´Д`)
- 大きな椎の木の上で遊ぶカブと三つ子。いくら注意してもその遊びをやめようとしないカブに業を煮やしたサリーは、パパに頼んでカブを魔法の国の牢屋に閉じ込めてしまう。
- しかし、カブたちが椎の木で遊んでいたのには理由があった。
- ヨウコ……交通事故で足が不自由になった桜ヶ丘団地に住む少女。
大橋学作画のサリーちゃんをたっぷり堪能できるエピソードだった。サリーの顔の形や身体の線をはじめとしたキャラの造形、アクションシーンの面白い動きなど、他のメンバーでは見られない特徴が出ていて、もう一つの別のアニメを楽しませてもらったようで得をした気分。
脚本的にも、辻真先はツボを押えていると思う。
_魔法使いサリー 69話 魔法のエィプリルフール (1968/03/25)
脚本:鈴樹三千夫 演出:池田宏 作画監督:羽根章悦 作画:辻伸一、岡田敏靖、渡辺省三、端名貴勇、岩塚美子、大鹿日出明、中村実、鯨井実、神田道子 美術:山崎誠 背景:穂積勝義、伊藤英治 仕上:前田峰子、高橋達雄 撮影:不破孝喜 編集:古村均 録音:小西進 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 演出助手:奥西武 進行:大辻平八郎
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 婆さん:麻生美代子
[
☆☆☆]
オッホン、お先に@サリー
おやじっぽいセリフを(;´Д`)
- エイプリルフール。三つ子たちにウソをつかれてからかわれたウルトラ婆さんは、カブと組んで報復。
- 魔法でやりたい放題の二人のために、町中を巻きこんで大変なことになってしまう。
- サリー……最初にウソをついて三つ子をからかったために、魔法が使えなくなってしまう。
- ワル子……よし子の双子の妹に変身したウルトラ婆さん。
- ポン作……三つ子のもう一人の兄弟に変身したカブ。
作画はベストメンバーなのでかなり良かったが、話の方は疑問符だらけだった。
そもそも、魔法使いがウソをついたら魔法が使えなくなると言われても、説得力のないこと甚だし過ぎだった。
_Vol.3156 2007/02/13(火)
_魔法使いサリー 66話 老犬と少女 (1968/03/04)
脚本:安藤豊弘 演出:高見義雄 作画監督:高橋信也 作画:白川忠志、塩田秀孝、桜井勇、川口洋征、石井初根、玉沢武、前田英美、谷口公子、山田一広 美術:福本智雄 背景:下川忠海、篠田洋子 仕上:木村啓子、小椋幸子 撮影:藤橋秀行 編集:古村均 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:竹部ヒサ子 演出助手:大網郁夫 進行:豊島勝義
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 みどり:松田八十栄 ペス:増岡弘
[
☆☆☆☆]
そんなことぐらいでしょんぼりしちゃダメよ@サリー
- 毎日校門に迎えに来ているみどりの愛犬ペスが家出してしまった。
- みどりのために、サリーとカブはペスを捜すことに。
- ペス……15歳の老犬。
- みどり……下級生の丸萌え少女。くんくんペロペロ。(;´Д`)
- カブ……野犬狩りにわざと捕まって野良犬からペスの行き先を聞きだす。三つ子を騙してペスのポスター貼りを手伝わせる。
- サリー「お姉ちゃんもお祈りしてあげるからね」
野犬狩りが出てくるので、今のテレビでは再放送できないエピソードのひとつらしいが、問題になるような内容とは思えなかった。
みどりに嫌われて、ちょっと鬱になったサリーちゃんが新鮮な印象。
60話「ポニーの花園」でも見られた大橋学の走るサリーのバンクシーンが、ここでも使われていた。
_魔法使いサリー 67話 いたずら大作戦 (1968/03/11)
脚本:鈴樹三千夫 演出:久岡敬史 作画監督:我妻宏 作画:久保寺輝彦、清山滋崇、高橋春男、甲高紘、佐藤正雄、増沢せい子、星野赫子、松本知江子 美術:山崎誠 背景:穂積勝義、大沼敏孝 仕上:村山昭子、黒木千栄 撮影:池田重好 編集:花井正明 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:関根絹代 演出助手:上島昭男 進行:佐藤哲雄
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 安部:山本圭子 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
正義の味方カブだ@カブ
今回は認めてやろう。(´・ω・`)
- 校内マラソン大会で優勝候補の5年生・安部に対して、最上級生の番長一味が勝ちを譲れと言ってきた。
- 取り合わない安部に、番長は汚い手を使ってくるが……。
- サリー……バトンの練習。
- ママ「人間の世界にはいろんな苦しいことがあります。でも、それを人間が自分の力で乗り切るとき、だんだん立派な人間になっていくんです」……安部の怪我を魔法で治してあげたいと言うサリーにお説教。
- 安部……子供の頃は小児麻痺だった。大会直前に、サリーの自転車とぶつかって足に怪我をしてしまう。
- あゆみ……小児麻痺の少年。
- よし子……マラソン大会に出場。
スタートからゴールまで、自転車でランナーと併走したサリーは、10qくらいは走っていそう。
動物たちに協力させて安部くんを応援したカブは、確かに良い仕事ぶりを見せてくれた。
_Vol.3155 2007/02/12(月)
_魔法使いサリー 64話 魔法のスケッチ・ブック (1968/02/19)
脚本:安藤豊弘 演出:西沢信孝 作画監督:田島実 作画:端名貴勇、岡田敏靖、辻伸一、渡辺省三、大鹿日出明、神田道子、岩塚美子、福田紀夫、池田輝男、阿部良子、鯨井実、中村実 美術:横井三郎 背景:千野武美、穂積勝義 仕上:宮沢あき子、石垣由紀子 撮影:山根恵 編集:花井正明 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 演出助手:奥西武 進行:三沢徹夫
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり 画伯:八奈見乗二 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 デン子:田上和枝
[
☆☆☆]
ご主人さまに向かって何をするんだ@カブ
- カブが魔法の国のアトリエの画伯から、魔法のスケッチブックを人間界へ持ってきてしまった。
- そのスケッチブックで何でも言うことをきくガールフレンド兼召使いを作ろうとしたカブだが、スケッチブックから生まれたのは、手のつけられない乱暴者で怪力のデン子。
- カブのいたずらを知ったサリーは、画伯に相談。今日中に、魔法を使わず、大理石でデン子そっくりの像を作らないとデン子は消えなくなってしまうという。
- サリー「謝って済むことじゃないわ」
また、カブのひどい所業。そのために、サリーちゃんが夜更かし。(;´Д`)
最後にデン子は大理石の像とともにきれいさっぱり消え失せてしまうという、トラウマものの話だった。
今時のアニメだったら、デン子は萌えキャラのメイド風にデザインされるに違いない。
_魔法使いサリー 65話 お兄さんはどこに (1968/02/26)
脚本:鈴樹三千夫、安藤豊弘 演出:設楽博 作画監督:羽根章悦 作画:端名貴勇、岡田敏靖、辻伸一、渡辺省三、大鹿日出朗、池田輝男、中村実、鯨井実、福田紀男、神田道子、阿部良子、岩塚美子 美術:横井三郎 背景:秦秀信、土屋婦美子 仕上:後藤清子、遠藤広子 撮影:山根恵 編集:花井正明 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:前野美代子 演出助手:葛西治 進行:佐伯雅久
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 ひとみ:松尾佳子 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆☆]
できるかできないかやってみなくちゃ分かんないでしょ@サリー
- 岩手県の山奥にある大杉分校の5年生・山川ひとみの作文が、授業で紹介された。
- サリーたち3人組は、大杉分校にプレゼントと手紙を送る。
- お返しに送られてきたプレゼントに同封されひとみの手紙には、東京に働きにきている兄の始を訪ねて上京すると書かれていた。
- サリーとすみれは、始が働いているというパン屋を訪ねるが、始は5日前に店を飛び出して消息不明になってしまったと言われる。
- 大杉分校……1年生〜6年生で13名。電気もきていないのでテレビもラジオもない山奥。
- サリー……童話の本と手紙。
- よし子……グローブとボール。
- すみれ……着せ替え人形。
- ハッピーベーカリー……集団就職で東京に出てきた山川始が勤めているパン屋。台東区浅草にある。
- サンキューモータース……始と一緒に集団就職で上京した横山が勤める職場。
大杉分校の子供たちや動物、サリーたちの教室の様子、浅草行きの電車、テレビ局や新聞社などを含めて、クオリティが非常に高く、時間をかけて作られたように思われる1話だった。
- ◇DISC11
- 60話「ポニーの花園」☆☆☆☆☆……辻真先脚本。アニメ史に残る傑作という評価を裏切らない話だった。
- 61話「北風の子」☆☆☆☆☆……辻真先。
- 62話「サリーのふるさと」☆☆☆☆……雪室俊一。
- 63話「青い目のお友だち」☆☆☆☆……雪室俊一。
- 64話「魔法のスケッチ・ブック」☆☆☆……魔法で生命あるものを作ってしまうという禁じ手。
- 65話「お兄さんはどこに」☆☆☆☆☆……当時の世相がよく出ていた。
ポニーの花園だけでなく、傑作率が高い1枚だった。
また、60話と対照的な61話も辻真先ということで、ひと味違う才能を感じる。
サリーが魔法を使わないで苦労するシーンが目についた。60話では泥まみれになって奮闘、63話は徹夜で看病、64話は魔法を使わず鑿を手に彫刻で夜更かし。
_Vol.3154 2007/02/11(日)
_Yes! プリキュア5 2話 情熱全開キュアルージュ! (2007/02/11)
脚本:成田良美 演出:矢部秋則 作画監督:河野宏之 美術:行信三、長恵美子
夢原のぞみ:三瓶由布子 夏木りん:竹内順子 春日野うらら:伊瀬茉莉也 秋元こまち:永野愛 水無月かれん:前田愛 ココ:草尾毅 生徒:埴岡由紀子、沖佳苗 ブンビー:高木渉 ギリンマ:檜山修之 コワイナー:桜井ちひろ
友だちなめんな〜@キュアルージュ
- 親友ののぞみから一緒にプリキュアをやろうと言われたりん。
- 最初は信じようとしないが、新任のイケメン教師・小々田コージがココに変身するところを見せられ、ドリームコレットを狙うギリンマが現われて……。
- のぞみ「りんちゃん、一緒にプリキュアやろう」……単刀直入。
- キュアルージュ「情熱の赤い炎」「純情乙女の炎の力、受けてみなさい、プリキュアルージュファイヤー」
1話目ののぞみは「希望」、2話目のりんはのぞみとの「友情」、3話目のうららはどういう動機付けになるのだろうか。
_魔法使いサリー 62話 サリーのふるさと (1968/02/05)
脚本:雪室俊一 演出:田宮武 作画監督:生頼昭憲 作画:上村栄司、鹿島恒保、山口賢裕、大橋学、鈴木康彦、角田昭一、池田由美子、渡辺節子、武井恒雄、玉沢君子、平村文男、小坂由美 美術:横井三郎 背景:伊藤英治、青野洋子 仕上:湯沢加代子、彦根友子 撮影:菅谷正昭 編集:古村均 録音:神原広巳 効果:大平紀義 記録:前野美代子 演出助手:神谷興一 進行:石黒輝房
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
私をこんな美しい故郷で産んでくれたのはママでしょ@サリー
- 「わたしのふるさと」というタイトルで作文の宿題。
- 魔法の国のことを書く訳にはいかないサリーは、ママに相談して伊豆を故郷ということにした作文を書くが、その作文が全校生徒の文集に掲載されることに。
- しかし、6年1組で「ゼロゼロパー」と呼ばれる石崎マモルに伊豆の出身でないことを見破られ、散々つけまわされるハメになってしまう。
- 魔法使いであることがばれたら人間の国で暮らせなくなってしまう。サリーのピンチだが……。
- 石崎マモル……伊豆の小学校では、名探偵ぶりを発揮して「ゼロゼロセブン」と呼ばれていたが、東京に転校してから失敗続きで「ゼロゼロパー」と呼ばれるようになってしまった。汚名返上に燃えている。
- サリーの野菜スープ……魔法で作ったので味がない。
- カブ……魔法が使えず、三つ子たちに袋叩きにされる。
- 花村利夫……よし子のパパの名前。
家の中の様子を覗いていたマモルを問い詰めるサリーのセリフが、えらく理詰めで鋭かったので感心してしまった。
しかし、マモルがサリーの家に盗聴機まで仕掛けるとは、それはやり過ぎだろうと言いたくなってしまった。
待望の大橋学が入っている作画グループだったが、それらしい特徴が出ているシーンに気付かなかった。むしろ、昨日見た60話「ポニーの花園」の中に大橋原画らしいサリーの走るシーン(バンクシーンだろう)が出てきた。大橋原画は、サリーの前腕の中央部にふくらみがあって、身体の線にもメリハリがある。
_魔法使いサリー 63話 青い目のお友だち (1968/02/12)
脚本:雪室俊一 演出:黒田昌郎 作画監督:古沢日出夫 作画:江藤文男、柳田朝彦、藤田真吾、西元晟浩、松隈玉江、須戸由男、安達常貞、藤田茂 美術:沼井肇 背景:下川忠海、青野洋子 仕上:工藤浩市、森川桂士 撮影:井出昭一郎 編集:鈴木亮 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:河島利子 演出助手:金子允洋 進行:渡部一雄
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 メリー:栗葉子 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
お前が真心を込めてメリーさんを看病することだ@パパ
- 三つ子のいたずらに引っ掛かり、アメリカンスクールのスクールバスに乗ってしまったサリー、すみれ、よし子。
- サリーたちが間違えて乗ってしまったために、スクールバスに乗りそびれてしまったメリーが風邪をひいてしまう。
- お見舞いに行っても、メリーに邪険に追い返されてしまうサリーたち。
- その上、カブが病気の神を使って、メリーの病状を悪化させてしまう。
- メリーが危篤になったので、予定されていたアメリカンスクールとの親善会が中止されそうになってしまい、メリーの病気を治してもらおうと、サリーはパパに相談に行くが……。
- よし子……見舞いに「ミミズの粉」
そもそも、寒がりのよし子が元凶。(´・ω・`)
またまた、度をこしたシャレにならないカブの所業。リアルタイムで見ていたときは気にならなかった(単に忘れているだけ?)が、このカブ小僧は見ていて血圧が上がりそうになってしまう。三つ子のいたずらは、たまには可愛いと思えるときもあるのに。
サリーが夜中に勝手にメリーの家に入りこんで看病したり、納得できない点も目につく話だったが、サリー、すみれ、よし子の和服の晴着姿と、サリーの悩む表情や困った表情をたっぷり堪能できたのは収穫だった。
_Vol.3153 2007/02/10(土)
_魔法使いサリー 60話 ポニーの花園 (1968/01/22)
脚本:辻真先 演出:芹川有吾 作画監督:国保誠 作画:林正史、佐藤秀則、堀田誠、品川丈夫、定本哲也、広田全、丹治道雄、明珍秀子、中山敦子、芝山栄、井上等、小林康男 美術:沼井肇 背景:秦秀信、下川忠海 仕上:青木和子、秋月ひろみ 撮影:菅谷正昭 編集:鈴木亮 録音:神原広巳 効果:大平紀義 記録:竹部ヒサ子 演出助手:大谷恒清 進行:菅原吉郎
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 荒木:山本圭子 ポニー:久松夕子
[
☆☆☆☆☆]
私の心まだ通じない@ポニー
- 転校してサリーたちの5年3組に入った混血少女・ポニーは、必死に勉強して大好きな日本の学校に馴染もうと努力する。
- サリー、すみれ、よし子とお友だちになったポニーは、もっと友だちを増やしたいという願いを込め、学校の花壇に菊の花の種を植えるが、いじめっ子の荒木たちに精根込めて手入れした花壇を踏み荒らされてしまう。
- ポニー・ブリオン……母が日本人。折り鶴。黒萌え。
- 段塚病院……ポニーが心臓の病気で入院した病院。
- 愛の女神……ポニーの病気を治してほしいとお願いしたサリーにヒントだけ与える。
- 荒木……ポニーいじめの首謀者。
- 山部先生……サリーにタックルされて倒される。
今回は、サリーが魔法を使う余地はなかった。
さすが、アニメ史に残る傑作として言い伝えられているだけのことはある1話だったと言うしかない。
_魔法使いサリー 61話 北風の子 (1968/01/29)
脚本:辻真先 演出:真野好央 作画監督:細田暉雄 作画:佐藤秀則、林正史、堀田誠、小林康男、品川丈夫、定本哲也、丹治道雄、広田全、明珍秀子、芝山栄、中山敦子、小曽根巴 美術:沼井肇 背景:土屋婦美子、篠田洋子 仕上:大中裕子、谷口洋平 撮影:山根恵 編集:古村均 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:前野美代子 演出助手:大網郁夫 進行:秋庭勝彦
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 巡査:北川国彦 ズッペ:野村道子
[
☆☆☆☆☆]
すみれはすぐ泣くから扱いにくい@山部先生
遠慮なく泣かせてください(;´Д`)
- 魔法使いであるサリーとカブには、北風に乗ってやってくる北風小僧たちが見える。
- 怪我をして倒れていた北風小僧のズッペを助けたサリー。
- いたずらの天才というズッペにいたずらをけしかけるカブ。
- ズッペの起こした北風で、よし子の宿題とすみれの通知表が飛んで行ってしまった。
- 「ルンルンルルルンルン……」北風小僧たちが歌う挿入歌。
- 三つ子……凧上げのための凧を作っている。
- よし子……木登り。落ちて尻餅。
- ズッペ……サリーちゃんを「サリコー」と呼ぶ。
60話とは対照的で、サリーちゃんは魔法で大活躍だったが、こっちも辻真先脚本。
サリーがズッペを拾って手のひらに乗せているが、ズッペが見えない三つ子にはサリーが何をやっているのか分からない。ズッペのような人間には見えない妖精が登場したのは初めてだったので新鮮だった。
_Vol.3152 2007/02/07(水)
_魔法使いサリー 58話 点取虫よさようなら (1968/01/08)
脚本:鈴樹三千夫 演出:池田宏 作画監督:田島実 作画:端名貴勇、岡田敏晴、辻伸一、渡辺省三、大鹿日出明、神田道子、岩塚美子、福田紀夫(紀男)、池田輝男、阿部良子、鯨井実、中村実 美術:山崎誠 背景:千野武美、穂積勝義 仕上:松岡孝子、佐藤章二 撮影:藤橋秀行 編集:古村均 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:竹部ヒサ子 演出助手:奥西武 進行:三沢徹夫
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 アキオ:坪井章子 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
普通の女の子の気持ちになりきっていたのね@サリー
人間以外の何かだ@若木知葉(;´Д`)
- PTA副会長の教育ママに、テストで3番以内に入らないと怒られるというアキオは、100点満点をとったサリーの答案用紙を奪って逃げだしてしまう。
- そこに通りかかった山部先生がアキオを追いかけるが、アキオが山部先生と揉み合っているところをPTA会長に目撃されてしまう。
- 翌日、アキオが暴力教師に怪我をさせられたと言って抗議に訪れた教育ママのために、休職に追い込まれて郷里に帰ることになった山部先生。
- サリーたちは、山部先生の無実を証明しようとアキオの家を訪れるが……。
- すみれ、サリー……100点、よし子……90点……上位3人
- よし子「あんなガリ勉大嫌い」
よっちゃんには失礼だが、90点とはビックラコキマロ。
最後まで自分の生徒を信頼する山部先生が格好良いエピソードだった。
カブの記憶を強制的に再生したり、ホームから出てしまった列車の時間を逆戻りさせたり、今回のサリーちゃんの魔法は何気に高度なことをやっていた。
_魔法使いサリー 59話 冬山のできごと (1968/01/15)
脚本:雪室俊一、松本幸代 演出:田中亮三 作画監督:田島実 作画:岡田敏晴、辻伸一、端名貴勇、渡辺省三、大鹿日出明、神田道子、岩塚美子、福田紀男、池田輝男、阿部良子、鯨井実、中村実 美術:山崎誠 背景:篠田洋子、土屋婦美子 仕上:湯沢加代子、中村伸子 撮影:菅谷正昭 編集:古村均 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:関根絹代 進行:佐伯雅文
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
私を信じてください@サリー
信じてやるとも(;´Д`)
- 冬休みにサリー、すみれ、よし子の仲良し3人組でスキー旅行に行くことに。
- しかし、スキーで足を折った娘を見てしまったよし子のパパが、スキーには絶対に行かせないと言いだした。
- カブの魔法も、山部先生の説得も失敗に終わり、よし子のパパが運転するタクシーに乗り込んだサリーは……。
- よし子「分からず屋の親を持った宿命よ」……スキー旅行中、パパ宛に電報を打つ約束。
サリーちゃんの萌えるお説教節キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
よし子のパパが運転するタクシーを、右に左にと振り回して危険な蛇行運転をさせたあげく
「右と言ったのを左に変えただけでおじさんは怒りました。
よっちゃんだって、あんなに楽しみにしていたスキーに、急に行くなって言われたんです。」
あわや大事故という目にあったのに「サリーちゃんにはかなわないや」と苦笑して、よし子のスキーを許可したパパは偉いというしか。
今回も、カブの目に余るいたずらには参った。全くこの小僧は、サリー王女の下僕としての自覚が足りな過ぎる。(´・ω・`)
- ◇DISC10の評価など
- 最近は、見た日のうちに更新できず、翌日になってしまうパターンが増えている気がする。
24時を過ぎてしまうと起きていられないので、無理せず、1話づつ味わいながら見ていきたい。
- 54話「ミスター雪だるま」☆☆☆☆……辻真先初脚本。サリー王女への忠誠の誓い。
- 55話「友情のクリスマス」☆☆☆☆……サリーたちが男女交際。サリーの柔道着。
- 56話「もちつき騒動」☆☆☆☆……サリーちゃんたちの晴着。
- 57話「魔法のわんぱく三人組」☆☆☆……パジャマ。淑女@サリー
- 58話「点取虫よさようなら」☆☆☆☆……山部先生。時をかけるサリー。
- 59話「冬山のできごと」☆☆☆☆……スキーウエア。
2年目に入って余裕が出てきたのか、全体的に作画レベルが高かった。
56話は作画的には不満が残ったが、サリーの「すみれちゃん、遊びましょ」には脳天を直撃されてしまった。(;´Д`)
今後も、雪室脚本とともに、辻真先脚本には注目していきたい。
_Vol.3151 2007/02/05(月)
_魔法使いサリー 56話 もちつき騒動 (1967/12/25)
脚本:辻真先 演出:明比正行 作画監督:香西隆男 作画:久保寺輝彦、清山滋崇、甲高紘、増沢せい子、松本知江子、篠田あきら、森川貞子、高崎勝男 美術:山崎誠 背景:伊藤英治、穂積勝義 仕上:黒沢峰子、皆川カツ 撮影:井出昭一郎 編集:花井正明 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 演出助手:小湊洋市 進行:大辻平八郎
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 人夫A:大竹宏
[
☆☆☆☆]
すみれちゃん、遊びましょ@サリー
- すみれとよし子の家では大晦日に餅つき。サリーも、魔法の国のパパとママを呼んで餅つきをすることに。
- しかし、すみれがママからもらった大切な珊瑚のかんざしがお餅と一緒に飛び出して、通りすがりのトラックの荷台に。
- カブと三つ子がトラックを追いかけて行ったけど、かんざしを取り戻せるのか……。
- サリー……正月は和服で羽子板、書き初め。
- ママ「パパとならばどこまでも」
- パパ……サリーに抱きつかれてキスされる。寺裏山し。(;´Д`)
- 三つ子……子供の自動車を5円で強奪してトラックを追跡。最後はクラッシュさせてしまう。
- カブ……得意のカラスに変身して追跡。
- サリー……魔法のほうきで追跡。
放送日とイベント(前回はクリスマス)が一週づつずれている。
すみれ、よし子も和服姿を見せてくれたし、サリーちゃん的には見どころいっぱい。しかし、作画的には以前のレベルに戻っているように見えるのがちょっと残念。
_魔法使いサリー 57話 魔法のわんぱく三人組 (1968/01/01)
脚本:三木瀬たかし 演出:村山鎮雄 作画監督:彦根範夫 作画:若林哲弘、彦根範夫 美術:山崎誠 背景:伊藤英治、大沼敏孝 仕上:福本のり子、篠崎直子 撮影:藤橋秀行 編集:古村均 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 進行:堤四四三
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 校長:大竹宏 山部先生:石原良
[
☆☆☆]
ごめんなさい、淑女の私としたことが@サリー
- 魔法小学校の校長先生が、夜遅くにサリーを訪ねてきた。
- カブと同級生だったわんぱく三人組が、小学校を逃げだして人間世界にやってきたので、大事にならないうちに連れ戻したいと言う校長先生。
- 人間界へやってきた三人組はカブを訪ねて、人間の子供たちの生活をしてみたいと言う。
- よし子の家から三つ子を連れ出したカブは、三人組を三つ子に変身させてよし子の家に送りこむが……。
- 三人組……人間界に着いた早々、そば屋で無銭飲食。
サリーのパジャマ姿。(;´Д`)
校長先生を前に淑女を気取っているサリーが面白かった。
ちょっと前のエピソードで、サリーとカブが同じベッドで寝ているシーンが出てきて、これはけしからんと思わされたが、今回は別々の部屋で寝ていたので、ちょっと安心。
この回は原動画が二人だけだったのだろうか?
_Vol.3150 2007/02/04(日)
_Yes! プリキュア5 1話 希望のプリキュア誕生! (2007/02/04)
企画:大野逸雄(ABC)、鶴崎りか(ADK)、清水慎治 プロデューサー:亀田雅之(ABC)、麻生一宏(ADK)、鷲尾天 原作:東堂いづみ 連載:講談社「なかよし」漫画・上北ふたご「たのしい幼稚園」「おともだち」ほか シリーズ構成:成田良美 製作担当:坂井和男 美術デザイン:行信三 色彩設計:沢田豊二 キャラクターデザイン:川村敏江 シリーズディレクター:小村敏明 制作協力:東映 制作:ABC、ADK、東映アニメーション 提供:BANDAI、McDonald's、講談社、トップ製菓、AEON
[音楽・音響] 音楽:佐藤直紀 編集:麻生芳弘 録音:川崎公敬 音響効果:石野貴久 選曲:水野さやか 記録:沢井尚子 録音スタジオ:タバック オンライン編集:TOVIC 音楽協力:東映アニメーション音楽出版
OP:「プリキュア5、スマイルgo go!」作詞:只野菜摘 作曲:岩切芳郎 編曲:家原正樹 うた:工藤真由 ヤング・フレッシュ with mayumi & yuka
ED:「きらきらしちゃって MY True Love!」作詞:佐々木美和 作曲:marhy 編曲:久保田光太郎/marhy うた:宮本佳那子(マーベラスエンターテイメント)
脚本:成田良美 演出:小村敏明 作画監督:川村敏江 美術:行信三、増田竜太郎
夢原のぞみ:三瓶由布子 夏木りん:竹内順子 春日野うらら:伊瀬茉莉也 秋元こまち:永野愛 水無月かれん:前田愛 ココ:草尾毅 生徒:沖佳苗 バレー部員:一色まゆ バスケ部員:道添愛美 ギリンマ:檜山修之 コワイナー:桜井ちひろ 協力:東映アカデミー
きれいなものを見ると今日一日良い日になるような気がするの@夢原のぞみ
- 中学2年生の夢原のぞみは、登校の途中で見かけた蝶を追いかけてイケメン男に出会う。
- 学校で見かけたイケメンを追って図書館に入ったのぞみはキュアドリームに変身して、ドリームコレットを狙うナイトメアのギリンマと対決。
- サンクルミエール学園……のぞみの通う学校。女子校?
- のぞみ=キュアドリーム……「プリキュアメタモルフォーゼ」「大いなる希望の力キュアドリーム」「プリキュアドリームアタック」
- ピンキーキャッチュ……プリキュアに変身する腕輪風のアイテム。
- 夢原のぞみ……2年生。赤髪。プリキュアに変身するまでやりたいことがなかなか見つからなかった。
- 夏木りん……2年生。のぞみの友だち。ボーイッシュでスポーツ万能らしい。
- 春日野うらら……3年生。青髪。生徒会長。生徒の名前を全部記憶している。リムジンで通う超お嬢様。
- 秋元こまち……3年生。緑髪。図書委員。
- 水無月かれん……1年生。金髪。アイドルタレントらしい。
- ココ……のぞみとぶつかったイケメン。実体はペットキャラ。ドリームコレットとピンキーを集めて故郷を復活させようとしているらしい。
- ギリンマ……ドリームコレットとピンキーを狙う敵。
- コワイナー……ザケンナーのようなものらしい。
ヒロインの赤髪はサリー以来の伝統色。あいこを思い起こされるりんに対して、のぞみはどれみに対応しているように見える性格。
1年生のかれんは、プリキュア2年目に登場した3人目の下級生キャラ九条ひかり・シャイニールミナスという第一印象。
5人になったことで、1年生から3年生までバランスの取れた配置と幅広い話の展開が期待できそう。
リリアン女学園を思い起こされるサンクルミエール学園が女子校だとすると、百合方面のエピソードも期待できるかもしれない。
OPの曲調は、これまでのプリキュアシリーズを継承しているので入りやすかった。
ひとつだけ気になったのは、前のシリーズでも耳についたが「絶対」という言葉を、この新シリーズの1話からやたらに使っていること。
いじめや世の中の不合理に負けない強い気持ちをもって成長してほしいという願いが込められていることに間違いないとは思うが、最初から使い過ぎると有難みも薄くなってしまうというものだ。(´・ω・`)
_Vol.3149 2007/02/03(土)
_魔法使いサリー 54話 ミスター雪だるま (1967/12/11)
脚本:辻真先 演出:田中亮三 作画監督:古沢日出夫 作画:江藤文男、柳田朝彦、藤田真吾、西元晟浩、松隈玉江、藤田茂、須戸由男、竹市徳次、安達常貞、綾部重美 美術:沼井肇 背景:伊藤英治、大沼敏孝 仕上:長田幸子、和田秋子 撮影:井出昭一郎 編集:古村均 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 演出助手:金子允洋 進行:豊島勝義
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 薬局の主人:北川国彦 雪だるま:富田耕吉
[
☆☆☆☆]
わが主人(あるじ)サリー様@雪のダルマ兵衛
カブも少しは見習ってホスィ(;´Д`)
- サリーが作った雪だるまに魔法をかけて生命を与えたカブは、何でも言うことをきく自分の子分にしようとするが、雪だるまは自分を作ったサリーを主人と呼んで忠誠を尽くそうとする。
- しかし、家中を氷漬けにしてしまった雪だるまのせいで風邪をひいてしまったサリーは大迷惑。
- 三つ子……3匹の小犬を子分にしてカブに見せびらかす。
- 雪だるま……風邪をひいたサリーのために、薬局でサンドイッチマン。
- サリー……氷のベッドで寝かされた上に氷漬けにされる。
辻真先の初脚本は、子供に見せたらトラウマになりそうな話だけど面白かった。
サリーちゃんの家のお風呂が西欧風の泡風呂だったとは知らなかった。
今回のDISC10に入ってから作画が急激に良くなっている。
_魔法使いサリー 55話 友情のクリスマス (1967/12/18)
脚本:三木瀬たかし 演出:勝田稔男 作画監督:羽根章悦 作画:岡田敏靖、辻伸一、端名貴勇、渡辺省三、大鹿日出朗、中村実、鯨井実、福田紀男、神田道子、阿部良子、岩塚美子 美術:沼田肇 背景:秦秀信、青野洋子 仕上:高橋志津子、中林伸子 撮影:池田重好 編集:古村均 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:竹部ヒサ子 演出助手:葛西治 進行:佐伯雅久
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 渋谷:白川澄子 中野:山本圭子
[
☆☆☆☆]
今度変なマネをしたらもっとひどい目にあわせるわよ@サリー
変なマネ(;´Д`)
- サリー、すみれ、よし子の三人組に、孤児院の子供たちにクリスマスプレゼントの企画をしようと持ちかけてきた等々力学園の男の子・中野、大崎、品川の三人組。
- サリーたちは中野たちの申し出を受けて準備を進めるが、中野たちの学校の先輩で柔道部の渋谷がいちゃもんを付けてきた。
- 3話「サンタクロースがやってきた」が前回のクリスマス話。
- 等々力学園……男子校。
- あすなろ学園……孤児院。教会附属らしい。
- カブと三つ子……きよしこの夜を合唱。
- グノー アベマリア……子供たちに見せるお芝居のBGM。
- サリー……お芝居で雪の精。
- よし子……トナカイ役。
- 渋谷・中野・大崎・品川……全員駅名。
サリーの柔道着姿と雪の精のコスチュームが激萌えだった。
三人とも男の子たちと付き合って赤くなりまくっていたのはあまり感心せんなあ。(;´Д`)
_Vol.3148 2007/02/02(金)
_魔法使いサリー 52話 がんばれサリー (1967/11/27)
脚本:雪室俊一 演出:設楽博 作画監督:羽根章悦 作画:岡田敏晴、辻伸一、端名貴勇、渡辺省三、大鹿日出明、池田輝男、中村実、鯨井実、福田紀男、神田道子、阿部良子、岩塚美子 美術:沼井肇 背景:穂積勝義、伊藤英治 仕上:湯沢加代子、橋本敏江 撮影:藤橋秀行 編集:古村均 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:竹部ヒサ子 演出助手:葛西治 進行:佐伯雅久
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
パパの悪口言わないで@サリー
- ある日突然、家が売りに出され、サリーが転校することになったと山部先生が発表。
- 寝耳に水のサリーは、魔法の国に行ってパパに抗議するが、1年も人間の世界に行っていたので、もう魔法の国に帰って来なければダメだと言われてしまう。
- 覚悟を決めて、魔法の国に帰ったサリーだが、カブが三つ子を連れてきてしまった。
- 魔法の国に来た人間は、二度と人間の世界に戻れないという決まりがあり、王様の権限でも一人の人間しか帰してあげられないと言われたサリーは……。
- 魔法の国の憲法1967条……新しい魔法を発明した魔法使いは人間の世界へ行くことを許可される。
- 「この家大バーゲン、早い者勝ち」……だから土地の所有権はどうなっているんだ。(´・ω・`)
- 三つ子……魔法の国の宮殿に落書き。
カブにパパのことを悪く言われて逆上するサリーちゃんが超絶ラブリー。
52話なので、放送開始からちょうど1年目の区切りに相応しいエピソードだったが、魔法の国に憲法があるとか、かなり後付けっぽくてご都合主義的な展開。
_魔法使いサリー 53話 給食の王様 (1967/12/04)
脚本:雪室俊一 演出:山本寛巳 作画監督:香西隆男 原画:久保寺輝彦、清山滋崇、甲高紘、増沢せい子、大島陽子、松本知江子、森川貞子 美術:山崎誠 背景:佐々木耕成、穂積勝義 仕上:皆川真知子、小泉ハツ 撮影:菅谷正昭 編集:古村均 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 演出助手:小湊洋市 進行:佐藤哲雄
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
私、お料理苦手なんですもん@サリー
萌えキャラの法則はこの時から確立されていたのか。(;´Д`)
- 調理場を改修するために、明日から給食が1ヶ月お休みになると知らされ、5年3組で「給食の親分」と呼ばれている石倉オサムはショックを受ける。
- 給食が中止になり、各自が弁当を持ってくることになるが、その日からオサムの様子がおかしい。
- お腹を壊していると言って弁当を持って来なかったり、山部先生に問い詰められて、ダイエットのために食べないと言ったり、裕福な家のはずなのに牛乳配達と新聞配達のアルバイトに精を出すオサム。
- サリーとよし子は、オサムの様子がおかしい訳を知るために、お休み中の給食のおばさんを訪ねるが……。
- オサム「ロールキャベツとサラダとスープとパンで748kcalです」……1週間分の給食の献立を暗記している。
- オサムのママ……広い庭付きの日本家屋。派手な和服のすごい美人ママ。
- すみれ「ママのお弁当の方がずっと良いわ」……自分でなんとかしなければならないサリーとよし子に自慢して、よし子に「嫌な感じ」と言われる。
- サリー……カブが買ってきた仙台の釜飯。
- よし子……弁当箱を三つ子に遊び道具に使われてしまい、父ちゃんの弁当箱。
- 山部先生……作ってくれる人がいないのでパンと牛乳。
改めて見ていると、高慢で嫌味な性格のすみれより、庶民派のよし子の方がずっと萌えキャラじゃないかと思える。
ただし、このような各キャラの性格の描き分けがはっきり出来ているのは雪室脚本くらい。
オサムを応援するために、牛乳と新聞を満載して坂道を上る実用車に、サリーが魔法でエンジンを付けてしまうシーンにはビックラコキマロだった。
- ◇DISC9
- 48話「サリーのピンチ」☆☆☆☆☆……魔法を封じられたサリーの試練。自転車。
- 49話「サーカスの少女」☆☆☆☆……雪室脚本。児童虐待。
- 50話「まごころのかけ橋」☆☆☆☆……歩道橋。
- 51話「おかあちゃんの匂い」☆☆☆☆……雪室脚本。よし子と母親。
- 52話「がんばれサリー」☆☆☆☆……雪室脚本。1年目の区切り。魔法の国へ帰るサリー。
- 53話「給食の王様」☆☆☆☆……雪室脚本。学校給食。
雪室脚本が多かった。
先月から見始めて、あっと言う間に1年分見てしまったが、ともかく、最近はサリーを見ているときが至福の時間。
今さらながら、オレにはこの手のアニメが一番相性が良かったのかと思い知らされた。
また、リアルタイムで見ていたのは今から40年ほど前なので、それぞれのエピソードやシーンの記憶が残っている訳ではないが、当時見ていたどのアニメよりも、この魔法使いサリーに対する愛着度が最も高かかったと言える。
その意味では、☆による評価もどんどん大甘になっているので、客観的な評価としてはあまり意味がないことをお断わりしておく。
_Vol.3147 2007/02/01(木)
_魔法使いサリー 50話 まごころのかけ橋 (1967/11/13)
脚本:鈴樹三千夫 演出:久岡敬史 作画監督:古沢日出夫 作画:江藤文男、柳田朝彦、松隅玉枝、安達常貞、須戸恒治、藤田茂 美術:沼井肇 背景:穂積勝義、千野武美 仕上:青木和子、彦根友子 撮影:藤橋秀行 編集:古村均 録音:波多野勲 効果:大平紀義 記録:藤井雅子 演出助手:金子充洋 進行:渡部一雄
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 山部先生:石原良
[
☆☆☆☆]
私の言うことが聞けないならどっかの国へ帰ってもらうわ@サリー
なんでも聞くから命令してほしい(;´Д`)
- 日曜日は、よし子のパパが運転するタクシーで、仲良し3人組とカブ、三つ子でピクニックの予定。
- 待ち合わせ場所の車道の真ん中で立ち往生していた母犬マルちゃんを魔法で助けたサリー。
- しかし、すみれが連れてきたマルちゃんの子チビが車道に飛び出して、よし子のパパが運転するタクシーに轢かれて全治3週間の入院。
- 車が悪いと言うすみれと、飛び出した犬が悪いと言うよし子が口論になって、ケンカ別れになってしまいピクニックもおじゃん。
- 人間に敵意をむき出しにする犬たちの話を聞いたサリーは、歩道橋があれば、犬たちも人間も安心して渡れるようになると思い、山部先生に相談。
- その話を理解した山部先生は、サリーと一緒に役所へ行って歩道橋を作ってほしいと陳情するが、たらい回しにされて埒があかない。
- また交通事故の犠牲者が出て、犬たちが人間とトラックを襲っていることをマルちゃんに知らされたサリーは、魔法で歩道橋を作ろうとするが、パパにその魔法を邪魔されてしまう。
- 人間のやるべきことを魔法でやってはイカンと言われたサリーは、魔法を使わずに歩道橋を作る方法を考え、すみれとよし子に協力を呼びかける。
- ゴンタ(犬たちのリーダー)……「サリーの姐御」「カブの若旦那」
- よし子のパパ……小犬(チビ)を轢いて「運転のろいぜ」になってしまい病院へ。
- すみれ……恐くて横断歩道を渡れなくなってしまう。
今回のカブは、サリーには奴隷のように扱き使われ、三つ子には散々な目にあっていたが、いつもいたずらばかりしてサリーを困らせているので、見ていて溜飲が下がった。
「歩道橋を作ってほしい」という手紙を風船に結んで世界中の人々の善意に訴えるという<スケールの大きな話で、役所の描写など社会風刺も織り交ぜていた。
主役に相応しいサリーの活躍を見せてくれたことと、魔法に頼らない解決がポイントが高い脚本だった。
_魔法使いサリー 51話 おかぁちゃんの匂い (1967/11/20)
脚本:雪室俊一 演出:西沢信孝 作画監督:田島実 原画:端名貴勇、岡田敏晴、辻伸一、渡辺省三、大鹿日出明、池田輝男、中村実、鯨井実、福田紀男、神田道子、阿部良子、岩塚美子 美術:山崎誠 背景:大沼敏孝、伊藤英治 仕上:大中裕子、和田秋子 撮影:井出昭一郎 編集:古村均 録音:石井幸夫 効果:大平紀義 記録:竹部ヒサ子 演出助手:奥西武 進行:三沢徹夫
サリー:平井道子 よし子:加藤みどり すみれ:山口奈々 カブ:千々松幸子 三ッ子:朝井ゆかり、野沢雅子 パパ:内海賢二 マダム:朝香優子
[
☆☆☆☆]
お母さんは私よ@よし子
私もカブにとってはお母さんみたいなものね@サリー
カブは下僕。(´・ω・`)
- 遊園地で傍若無人な振舞いをして顰蹙を買ったカブと三つ子。
- もっとお母さんらしくしようと考えたよし子とサリーは、厳しく躾ようとするが、カブと三つ子のいたずらはエスカレートするばかり。
- 亡くなった母親の話を聞かされたサリーは、よし子を天国の母親に会わせてやろうと思い、魔法の国のママに相談する。
- 虹の掛け橋の術……サリーがママに教わった魔法。
- 「母の友」……よし子が三つ子を躾るために買った本。
- マダム……ざます言葉の教育ママ。
- カブ……遊園地のチケットを偽造。
- 三つ子……マダムの子供から自転車を強奪。カブと4人乗り。出前持ちのそばを強奪。
カブと三つ子の目に余る傍若無人、いたずらというよりほとんど犯罪だった。
しかし、世間の批難に耐えるよし子とサリーがよかった。サリーの方は耐えるという風情ではなかったけど、人間に言われて落ち込むようなサリーちゃんでは困るので、これで良いのだ。
虹の掛け橋の魔法と沈丁花は気が効いた演出で、こういう魔法の使い方はさすが雪室脚本という感じがした。