シスター・プリンセス



本論

(1) BDトラウマと黄色い帽子少女 (2002/10/31)

 せっかくDVDで全巻揃えたことであるし、この際、BDトラウマ持ちだった大畑清隆からBDトラウマと無縁な伊灘郁志下田屋つばめに監督交代したことによって、いつ、どこで、なにが変わったのかを、帽子少女のセリフを通じて考えてみたくなった。なお、亞里亞語録の方はオレの趣味による付録。
 ここで断っておきたいのは、両監督についての「BDトラウマ」云々という前提そのものがオレの先入観による偏見であり、その偏見のもととなったものは、2002年10月21日の日記で書いた「天国のアニメとBDの呪縛」だった。
 また、各話の右側の日付はDVDでチェキした日付。セリフの左側の数字はDVDによる経過時間表示。

(2) 基本的な勘違い (2002/11/03)

 ↑のとおり、基本的な勘違いをしていたことが分かってしまった。下田屋つばめは2002年10月2日から始まった『シスター・プリンセス Re Pure』(プリピュア)の監督の一人だが、この初代アニメ版では最後まで助監督だった。また、リアルタイムで見ていた時の日記でも勘違いしているのだが、大畑清隆監督は13話までだった。
 この伊灘郁志という人について何か情報はないかとGoogleで検索してみたものの、シスプリとの関係以外の情報が全く出てこなかった。

(3) 12話とBD (2002/11/03)

 最初の意気込みとしては上にも書いたように「帽子少女のセリフを通じて考えてみたくなった」というものだったが、帽子少女は1話にセリフ付きで登場したが、その後は8話でチラっと出た以外、ほとんど出番がないことが見ていくうちに分かった。これは一体どうなることかと青くなったが、大畑監督が降板する直前の12話で、思いっきりBDを思わせるシーンが出てきたのにはビックリした。
 この12話をリアルタイムで見た時は、麦藁帽子に気付いた程度で、BDを思い起こすようなことは全くなかった。気付かなかった理由としては
  1. 3話以降視聴中止てしいて、再開したのも自分自身の強い動機によるものではなかったので気合いの入らない視聴態度だった
  2. その頃から、この手のハーレムアニメに対して嫌気がさしていた
  3. 演出・作画レベルの低さにばかり目を奪われていた
というものだった。
 ともかく、あまり気の向かないままに再開してズルズルと流されてしまったというワケだ。
 しのぶと風鈴のシーンは自信がなかったので、ずっと未開封だったDVDで確認。雨上がりの水溜まりに消えるあたる。その直後、風鈴の音に誘われるように路地に迷い込むしのぶ。そのしのぶをどこかの家の2階から見下ろしているのは誰か。DVDのコメンタリーでその部分を聞いたところ、別に特定のキャラではなく、単なる思わせぶりだったようだ。

(3-2) キャラの変質と大畑清隆の敗北 (2002/11/11)

 最初にこのページを立てた時の思惑は外れ、シスプリが変わってしまったのは「監督交代」によるものでなく、大畑清隆という一人の演出家の"BD的良心"の小さな灯が、資本によって潰されてしまった結果ではないかと思われてきた。そのことは、オリジナルキャラの変質に如実にあらわれていると思う。
海神航
この、あえて名前が与えられた兄はオリジナルキャラと考えてイイのではないかと思う。
このヘタレ兄は、監督交代を境に、それまでのネガティプな妹たちとの関わりを断ち切って、
「妹たちの役に立ちたい」「妹たちに何かしてやりたい」
というポジティブな兄に変貌していく。ここには、すでに、現行プリピュアにおける鬼畜兄の萌芽が見られる。
黄色い帽子少女〜落ちた天使
少女は、大畑版ではOPにも姿を見せず、1話に唐突に登場して、受験に失敗した航に、ただ追い打ちをかけるようなセリフを投げかけて消えてしまう。その後は、意外なことに、大畑監督の担当した13話までの間にはほとんど出番がない。そして、大畑監督が降板した14話以降は、OPにも姿を見せ、本編にも積極的に登場するようになる。
これは、大畑版においては、姿を見せないことによるプレッシャー、いつ登場して「責任とってね」と言われるのではないかという恐怖感を視聴者の潜在意識(BDを知らない視聴者には無効かも)に与えるという目的にかなったキャラだったと言える。
おれが1話をリアルタイムで視聴した時の感想で
しかし、大きな麦わら帽子で顔が見えない小さな女の子には参った。今にも「責任とってね」とか言い出すのではないかと、ハラハラさせられてしまったじゃないか。(;´Д`)
と書いているのは、監督の意図にまんまと乗せられた正直な告白だと思われる。
そして、後半では、OPであえて姿を見せることによってプレッシャーを緩和する、度々登場させて、妹たちとの関係を暗示しつつ、帽子少女が過去に航が会ったことのある妹たちの象徴的なイメージキャラに過ぎないという結論に導かれるというワケだ。
この帽子少女の変質の過程を見ていると
「今の若い世代にBDなんて通用しねえんだよ。帽子少女は主人公が幼い頃にこの約束の島で出会った妹たち、東京の冷たいジャングルで受験競争に明け暮れるうちに忘れてしまった一人一人の顔。そして、再びこの約束の島に戻ってきた航が可愛い妹たちと一緒になって人間性を回復する。美しい話じゃないか。
アニメは冷たい現実から逃避する場をオタに与えるためにあるんだよ。夢を提供して代価を得る、至極まっとうで正しい商行為じゃないか。『現実に帰れ』なんてのは学校とか社会に任せておけばイイんだ。キャラ商売に押井も庵野も必要なし、メッセージなんてジャマになるだけなんだよ。プププ」

という声が聞こえてくるような気がする。
その意味では、25話で、帽子少女との指きりの直後に次々と出てくる妹たちは重要だと思う。12人の中で自分の小指を考えありげに見ている"年長組"の妹
可憐、白雪、鞠絵、春歌、千影
が、過去に航と実際に会っている妹だったと匂わせたいのだろう。このシーンによって、帽子少女に大畑監督が付与した神秘性・BDとの関連は完璧に粉砕されたワケだ。
眞深の転向
眞深は、大畑版においては、偽妹にもかかわらず、唯一リアルな妹キャラだったと言える。
前半においては、他の妹たちが揃って航の方へ視線を向けているシーンで、眞深一人がソッポを向いているシーンが度々見られた。
眞深の転向が決定的だったのは、クリスマスのエピソード(20話)で、妹たちと完全に一体化して歌っている一コマ。しかも頬を赤く染めてやがる。これを見た時は背筋がゾクゾクしてしまった。このシーンでは、亞里亞の素晴らしい歌声でゾクゾクさせられ、眞深でもゾクゾク、一粒で二度美味しいwというワケだ。
山田太郎の堕落
コイツの場合は、前半のひたすらうっとおしいキャラから、後半では単に航を補完するキャラに成り下がっている。
前半において多く見られたのは、Bパートの最後、視聴者が妹モエの余韻に浸ろうとしているところへ、航のセリフを受けて唐突にどアップで登場して余韻をぶち壊すというパターン。
「ホレホレ、現実のキミたちは女気もない六畳一間の寂しい部屋に引きこもってガソバルとテレビで気を紛らわすしかないんだよ」
と言われるようなもので、シスプリ原理主義者の反感を一手に引き受けたキャラだったのもうなずける。
後半の山田太郎は、そのような毒気よりも、単に航を羨ましがるばかりで、妹たちのおこぼれにあずかりたい一心という行動パターンが目立つように思われる。象徴的なのは、白雪のお弁当を欲しがって、最後は願望がかなってメデタシ、メデタシという19話の山田。
いずれにしても、山田の言動は演出的な意味でも非常に興味深いものがあるので、今回は帽子少女と亞里亞中心に見ていて気付かなかった点もあるし、また余裕ができたら、山田の言動を重点的にチェキしてみたい気がする。

(4) 前期と後期OP比較 (2002/11/04)

前期 後期
可憐
メインタイトル
腕を伸ばす可憐
可憐の両手の先の光の中に航・妹たちの手
海と島とカモメ
柱に寄りかかる咲耶
外階段に座る雛子
ハウス内階段に座る花穂と横に植木鉢(パンジー?)
ハウスの外・衛とスケボー
日傘を回しながら振り向く亞里亞
ハウスの壁に寄りかかる四葉と鳥かご・夕陽
メカ鈴凛に乗る鈴凛
窓を開ける(2回)可憐
窓の外から見下ろすベッド上の鞠絵とミカエル
千影のアップ→蝋燭の中に立つ千影
鍵を落す手とスカートのスソ(キャラ不明)
柱に寄りかかる春歌
夕暮れの階段の手すりに弁当のバスケットを抱えて座る白雪
尻をぶつけ合う眞深と山田・前を横切るじいや
東京を歩く受験生モード航・すれ違うライバル・燦緒
振り向いた航に両手を広げて飛び込む可憐・妹たち
ウェルカムハウス(夕暮時)
横に並んだ妹たちのキャラ絵(右から左へ流れる)
メインタイトル
横に並んだ妹たちのキャラ絵(左から右へ流れる)
海と島とカモメ
埠頭に座る可憐→アップ
柱に寄りかかる咲耶→アップ
外階段に座る雛子→アップ
ハウス内階段に座る花穂と横に植木鉢(パンジー?)→アップ
日傘を回しながら振り向く亞里亞
窓の外から見下ろすベッド上の鞠絵とミカエル
ハウスの壁に寄りかかる四葉と鳥かご・夕陽
柱に寄りかかる春歌
夕暮れの階段の手すりに弁当のバスケットを抱えて座る白雪
ハウスの外・衛とスケボー、アップ→引き
エスカレーターの鈴凛、アップ→引き
千影のアップ→蝋燭の中に立つ千影
キャラのアップ、可憐・雛子・白雪・千影・亞里亞・春歌・衛・四葉・咲耶・鞠絵・衛・花穂・眞深・亞里亞・雛子・可憐・じいや&山田
尻をぶつけ合う眞深と山田
航・燦緒のアップ
東京の雑踏・すれ違う航と帽子少女
振り向いた航のアップ・宙に浮く黄色い帽子
ウェルカムハウス前で妹たちの集合写真
ウェルカムハウス(夕暮時)
 すぐ分かるのは、後期OPのアップの多用。演出面でも、引いて苦しい思いをした前半に対して、アップを多用してキャラ描写に重点を置くという方針の変更が反映されているように思われる。もっと、まともなアニメーションを見せたいという大畑監督の方針は、5話(絵コンテが大畑監督と下田屋つばめの二人)あたりからすでに破綻しているようにも見えてしまう。
 尻をぶつけ合う眞深と山田のシーンは引き継がれたが、その前を横切るじいやがカット、代わりにじいや&山田のアップのカットが加えられている。
 また、後期OPに加えられている帽子少女。これは、この少女が幼い頃の航が一度は会っていた妹たちのイメージに過ぎないという「結末」へ導くためのキャラとして視聴者に印象付けておこうという意図で加えられたものと思われる。

(5) リンク集 (2002/12/09)

仮藻録
シスプリについて最も影響を受けた雨野睦月さんの日記・ニュースサイト。現在、初代シスプリのレビュー(2回目)進行中。ここで紹介された(10月下旬参照)サイトは順次追加していく予定。
ページの終わりまで
仮藻録で紹介されていたシスプリ考察サイト。ボリュームが半端じゃありません。
廃墟21
上の「ページの終わりまで」経由で知ったサイト。「実況戦記」が面白い。100問に対する回答もあります。
好き好き大好きっ
YU-SHOWさん。「お兄ちゃん大好き日記」ということで、基本的にシスプリサイト。「What's Sister Princess?」でシスプリに対する思いの丈を語られています。
The 男爵ディーノ
かがみさん。「本気で薦めるシスプリ論」など。こちらは仮藻録経由。
潮見工房分室
EVIさんの「潮見工房」内。「プロミストアイランド案内」が素晴らしい。「シスプリ雑記」はDVDとTV版の詳細な比較・検証。ここも仮藻録経由。トップページには今は亡き燦緒の遺影が。
栄光は誰のために
ちぐまやさん。「プロミストアイランド案内板」「白雪のお料理教室」「鈴凛の発明リスト」「奇想天外・謎シーン」など。四葉の六本指にはビックリしますた。ここも仮藻録経由。
しすぷりんく
シスプリサイトのリンク集。
シスプリ・アニメ版辞典『はははのは』
アニメ版シスプリに出てくるキャラなどを網羅しています。
テレビ東京公式サイト
初代の方の公式がまだ残っています。
テレビ東京プリピュア公式サイト
現在放映中のプリピュアの方です。
メディアワークス
キャラ紹介ページなど。

帽子少女と亞里亞語録

§DVD1/第1話 僕のグラデュエーション [2002/10/31]

原作:天広直人、公野櫻子 連載:電撃G'sマガジン(メディアワークス刊) 企画:佐藤辰男 プロデューサー:高野希義、森山敦、渡辺和哉、川崎とも子 シリーズ構成:あみやまさはる キャラクターデザイン:新田靖成 助監督:下田屋つばめ 美術監督:針生勝文 舞台監督:きむらひでふみ 撮影監督:谷内潤 音響監督:千葉繁 編集:関一彦 デザイン:橋本英樹、須藤裕子 色彩設定:海鋒重信 音楽制作:スターチャイルドレコード 音楽協力:TV東京ミュージック 製作総指揮:大月俊倫 アシスタントプロデューサー:中西豪 アニメーションプロデューサー:八木充夫 制作:ゼクシズ 制作協力:ガンジス 製作:シスプリ製作委員会、メディアワークス、キングレコード、ブロッコリー、読売広告社 提供:キングレコード、ブロッコリー、メディアワークス、バンプレスト
OP:「Love Destiny」作詞・作曲:伊藤千夏 編曲:小林信吾 歌:堀江由衣 ED:「翼」作詞:有森聡美 作曲:池田浩雄 編曲:太田美知彦 歌:堀江由衣
[1話スタッフ] 脚本:あみやまさはる 絵コンテ:大畑清隆 演出:下田屋つばめ 作画監督:志田ただし
[キャスト] 可憐:桑谷夏子 花穂:望月久代 咲耶:堀江由衣 雛子:千葉千恵巳 海神航:野島健児 山田太郎:山口勝平 眞深:氷上恭子 燦緒:置鮎龍太郎 じいや:土屋利秀 皆井:伊崎寿克 黒服A:真砂勝美 黒服B:宇宙人 塾長:菊地仁 女の子:野川さくら
[初見感想] 監督:大畑清隆
帽子少女 亞里亞
Aパート
[4.54] そうでちゅ、マークシートも塗れない人は推薦入学取り消しでちゅ。
また、がんばってくだちゃい
[5.13] またがんばればイイでちゅ、がんばれば何だってできまちゅ
[5.24] 高校受験はすべてじゃありません
[5.30] バカ
未登場

§DVD1/第2話 お兄ちゃん、大好き! [2002/10/31]

[初見感想・放映データ] 監督:大畑清隆
帽子少女 亞里亞
- 初登場
Bパート
[44.07] み・ず(水)
[44.56] ニイヤ〜、亞里亞はね〜

§DVD2/第3話 お兄様といっしょ [2002/10/31]

脚本:滝晃一 絵コンテ:松本淳 演出:薮下昌二 作画監督:大河原晴男 監督:大畑清隆
可憐:桑谷夏子 花穂:望月久代 衛:小林由美子 咲耶:堀江由衣 雛子:千葉千恵巳 鞠絵:柚木涼香 白雪:横手久美子 鈴凛:神崎(埼)ちろ 千影:川澄綾子 春歌:かかずゆみ 四葉:半場友恵 亞里亞:水樹奈々 海神航:野島健児 山田太郎:山口勝平 眞深:氷上恭子 じいや:土屋利秀 島民:宇宙人、菊池仁
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[10.00] ニイヤ〜、ニイヤ〜
[10.52] ニイヤ
Bパート
[18.42] ニイヤ〜
[19.52] あ、ニイヤ〜
[20.13] ニイヤ〜
[20.55] ニイヤ〜、亞里亞と遊ぶ〜
[21.10] ニイヤと一緒に行く

§DVD2/第4話 くまさんどこ? [2002/10/31]

脚本:あみやまさはる 絵コンテ:岩崎良明 演出:笠麻美 作画監督:小原充 監督:大畑清隆
可憐:桑谷夏子 花穂:望月久代 衛:小林由美子 咲耶:堀江由衣 雛子:千葉千恵巳 鞠絵:柚木涼香 白雪:横手久美子 鈴凛:神崎(埼)ちろ 千影:川澄綾子 春歌:かかずゆみ 四葉:半場友恵 亞里亞:水樹奈々 海神航:野島健児 山田太郎:山口勝平 眞深:氷上恭子 じいや:土屋利秀
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[27.09] あ、くすん、くすん、は〜
「ヒナの頭ネムネムがいっぱいなの」
「花穂、絶対にしゃべらないもん」

§DVD2/第5話 アニキとメール\(^◇^)/ [2002/10/31]

脚本:佐藤勝一 絵コンテ:大畑清隆、下田屋つばめ 演出:蓮尾廣輝 演出助手:間益男 作画監督:山田一郎 監督:大畑清隆
可憐:桑谷夏子 花穂:望月久代 衛:小林由美子 咲耶:堀江由衣 雛子:千葉千恵巳 鞠絵:柚木涼香 白雪:横手久美子 鈴凛:神崎(埼)ちろ 千影:川澄綾子 春歌:かかずゆみ 四葉:半場友恵 亞里亞:水樹奈々 海神航:野島健児 山田太郎:山口勝平 眞深:氷上恭子 燦緒:置鮎龍太郎 じいや:土屋利秀 マック大和:宇宙人
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[53.56] 亞里亞に〜、くれる?
[57.44] ニイヤに〜、ウフっ
[59.26] 亞里亞は〜
Bパート
[65.06] ニイヤは〜元気ですか〜、亞里亞は、元気、ないです、くすん、亞里亞より(メール)
[66.06] は〜(ため息)
[66.35] あ〜、ニイヤのお返事〜
Aパート冒頭の鈴凛の作画、アップの作画が別人
千影の占いシーン〜目のアップはバンク?
病弱@鞠絵
ピコピコポチ@雛子
あいこは女装した燦緒だった。

§DVD3/第6話 お兄ちゃんは王子様♥ [2002/11/01]

脚本:堀井明子 絵コンテ:池端隆史 演出:渡辺健一郎 作画監督:志田ただし 監督:大畑清隆
可憐:桑谷夏子 花穂:望月久代 衛:小林由美子 咲耶:堀江由衣 雛子:千葉千恵巳 鞠絵:柚木涼香 白雪:横手久美子 鈴凛:神崎(埼)ちろ 千影:川澄綾子 春歌:かかずゆみ 四葉:半場友恵 亞里亞:水樹奈々 海神航:野島健児 山田太郎:山口勝平 眞深:氷上恭子 じいや:土屋利秀 マック大和:宇宙人 吉田(女の子):植原美幸 吉田(男性):菊池仁
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[08.27] 亞里亞〜、親指姫
[08.38] ニイヤは〜、王子様ね〜
朝まで一緒にお手伝いしましょうか@咲耶。色情狂妹キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
あんちゃん@眞深
一人だけなんて選べないよ〜@航

§DVD3/第7話 恋する季節 [2002/11/01]

脚本:滝晃一 絵コンテ:松本淳 演出:山内東生雄 作画監督:小林理、大河原晴男 監督:大畑清隆
可憐:桑谷夏子 花穂:望月久代 衛:小林由美子 咲耶:堀江由衣 雛子:千葉千恵巳 鞠絵:柚木涼香 白雪:横手久美子 鈴凛:神崎(埼)ちろ 千影:川澄綾子 春歌:かかずゆみ 四葉:半場友恵 亞里亞:水樹奈々 海神航:野島健児 山田太郎:山口勝平 眞深:氷上恭子 じいや:土屋利秀 マック大和:宇宙人
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[31.16] ふあ〜(アクビ)
[34.15] ねむいの〜
Bパート
[42.12] 亞里亞もきたの〜
[43.34] 亞里亞も着替えたの〜、きれい?
シーツの花嫁姿@咲耶、肩に抜け毛が@千影
お嫁さんゴッコ・もしも本当の妹じゃなかったら@咲耶

§DVD3/第8話 いつの日かふたりで [2002/11/01]

脚本:あみやまさはる 絵コンテ:破荒汰 演出:冬川岬 作画監督:高瀬言 監督:大畑清隆
可憐:桑谷夏子 花穂:望月久代 衛:小林由美子 咲耶:堀江由衣 雛子:千葉千恵巳 鞠絵:柚木涼香 白雪:横手久美子 鈴凛:神崎(埼)ちろ 千影:川澄綾子 春歌:かかずゆみ 四葉:半場友恵 亞里亞:水樹奈々 海神航:野島健児 山田太郎:山口勝平 眞深:氷上恭子 燦緒:置鮎龍太郎 じいや:土屋利秀 マック大和:宇宙人
帽子少女 亞里亞
Bパート
[69.16] (窓際の本に航?と海岸を歩く帽子少女)
Bパート
[60.28] 亞里亞も〜、テルテルさん作る〜
ハァハァ@鞠絵
ヘンデル、バッハ、四季@ビバルディ、ジムノペディ@サティ

§DVD4/第9話 夏がきました [2002/11/02]

脚本:佐藤勝一 絵コンテ:幹樹昂 演出:水無月弥生 作画監督:高瀬言 監督:大畑清隆
可憐:桑谷夏子 花穂:望月久代 衛:小林由美子 咲耶:堀江由衣 雛子:千葉千恵巳 鞠絵:柚木涼香 白雪:横手久美子 鈴凛:神崎(埼)ちろ 千影:川澄綾子 春歌:かかずゆみ 四葉:半場友恵 亞里亞:水樹奈々 海神航:野島健児 山田太郎:山口勝平 眞深:氷上恭子 燦緒:置鮎龍太郎 じいや:土屋利秀 マック大和:宇宙人
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[03.09] 亞里亞は〜、ヒラヒラがすき〜
[04.37] 亞里亞はね〜、選んだの〜
[05.59] 取れない、くすん
Bパート
[14.46] くすん
夏は流し素麺
アイツは何色でも同じだと思うけど@眞深(イヤそうな表情)
妹たちと水着のお買物
想像だけでモエ尽きて白くなる山田・ウザさ最高潮

§DVD4/第10話 頑張って、あにぃ! [2002/11/02]

脚本:佐藤勝一 絵コンテ:岩崎良明 演出:蓮尾廣輝 演出助手:佐藤涼樹 作画監督:長谷川和美 監督:大畑清隆
可憐:桑谷夏子 花穂:望月久代 衛:小林由美子 咲耶:堀江由衣 雛子:千葉千恵巳 鞠絵:柚木涼香 白雪:横手久美子 鈴凛:神崎(埼)ちろ 千影:川澄綾子 春歌:かかずゆみ 四葉:半場友恵 亞里亞:水樹奈々 海神航:野島健児 山田太郎:山口勝平 眞深:氷上恭子 マック大和:宇宙人 ボブ:菊池仁
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[26.45] 亞里亞も〜
[33.29] で〜も〜
Bパート
[43.20] うん、くすん、あっニイヤ〜、ニイヤ〜、ダッコ、ダッコ〜、ダッコ〜
衛に水泳のレッスン
犬かき@ニイヤ

§DVD4/第11話 アニキとシークレットツアー [2002/11/02]

[初見感想・放映データ] 監督:大畑清隆
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[50.30] ニイヤ〜
[50.53] うん
[57.52] ニイヤ〜、ぴょんぴょんもいます〜(イルカのこと)
Bパート
[63.05] 亞里亞は〜、これ〜
[63.19] 亞里亞は〜、これが好き〜
[63.58] ニイヤ〜、亞里亞のも〜
[67.17] ニイヤ〜
プロトメカ4号@鈴凛
ぽっ@春歌
船酔い・お茶〜@眞深

§DVD5/第12話 バカンスはラブよ [2002/11/02]

[初見感想・放映データ] 監督:大畑清隆
帽子少女 亞里亞
Aパート
[05.40] (遭難したコテージのテーブル上に黄色の麦藁帽子)
Bパート
[22.14] (同 黄色の麦藁帽子)
[BDと関連するシーンなど]
海に飛び込む咲耶・ジェットスキー(ラムたちが飛び込むシーンなど)
10年以上前の雑誌と新鮮な食糧と生活用品、電気も来ている(孤立した友引町)
風鈴(しのぶが迷い込んだ路地)
千影のセリフ「みんなと一緒にいられることに比べれば、その場所も、時間も、些細な問題だ」(ラムの願い)
Aパート
[06.29] お揃い〜
[09.44] ぴょんぴょん、ぴょんぴょん
Bパート
[16.40] 動くバナナはきらい〜
そんなバカな@航
ウニと千影
海に飛び込んでブラが取れた咲耶、お兄様を誘惑する咲耶

§DVD5/第13話 お兄ちゃんとの夏 [2002/11/03]

[初見感想・放映データ] 監督:大畑清隆
帽子少女 亞里亞
Bパート
[45.40] (大畑清隆監督のオブジェ像の上に立つ帽子少女)
Bパート
[38.36] ニイヤ〜
[38.43] 亞里亞〜、バイバ〜イ
[38.49] うん、うふっ
[39.22] 亞里亞と〜、遊ぶ〜
[42.52] 亞里亞も〜
総集編
[アバン]可憐
[Aパート]咲耶、雛子、白雪、鞠絵&ミカエル、春歌、(眞深)、四葉、(山田)、衛
[Bパート]花穂、鈴凛、千影、(山田)、亞里亞、(眞深・宿題を断わる)、可憐、全員で花火、自分の宿題を忘れた@航、可憐

§DVD5/第14話 本当のキモチ♥ [2002/11/03]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
Bパート
[65.00] (可憐と手をつないだ瞬間に場面転換、草原で帽子少女と手をつなぐ航・可憐?)
Aパート
[51.48] 亞里亞〜、ニイヤのここが好き〜
[52.04] あ〜、ニイヤ〜
予告
[69.33] 亞里亞のおリボン
OP変更、歌詞違い。EDも歌詞違い。

§DVD6/第15話 亞里亞のおリボン [2002/11/03]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
- アバンタイトル
[00.31] うふふふっ、
[00.44] あっ、あっ、亞里亞のおリボンが〜
Aパート
[02.36] 亞里亞のおリボン、どこ〜、どうしたの〜、あなただけ独りぼっちの色〜
[03.03] あ、ニイヤ〜、あ〜、キレイ〜(樹の精のじいさん)
[03.28] お花〜、キレイ〜、くすん
[03.39] 亞里亞のおリボン
[03.45] お空に、ふあふあ〜って、飛んでいっちゃったの〜、あっ
[04.24] うわ〜(航にリボンをもらった回想)
[04.36] 風さんにふわふわ〜って、くすん
[04.55] 一緒に〜
[05.01] うふっ
[06.39] あっ(サティ)
[06.43] ヒラヒラ〜、きれーねー
[07.00] わー、えへっ(人形の前でポーズ)
[08.00] おリボン、ちがう〜(お菓子屋前)
[08.09] 甘〜い、甘〜いニオイがする〜
[08.26] うわー
[09.05] あっ(ケーキ)
[09.14] 亞里亞の、おリボン
[09.52] 亞里亞の、おリボンないの〜
[10.04] どこ〜
[10.12] くすん、あっ、きれえ(Dress Maker前)、きれえがいっぱい〜
[10.43] はいっ
[11.48] おリボン、ないの〜
[12.00] よその〜
[12.08] ふしぎ〜
[12.14] うん
Bパート
[12.50] どこ〜、くすん、あっ(建物の間からじいさんの手招き)あー、あ〜、はっぱ〜、あー、くすん、あっ、あっ、亞里亞も〜、待って〜(日傘を落す)
[14.40] ばいばーい
[14.47] うん
[15.15] お水のカーテン、きれー
[15.26] あっ、くすん
[15.34] あー、亞里亞の傘〜
[16.06] お空〜、ふふっ
[16.23] お城〜
[16.47] きれえー
[16.52] あっ、おリボン〜
[17.15] 亞里亞の〜、おリボン〜、ニイヤ〜
[17.28] うん
[17.35] 亞里亞ね〜、ニイヤにもらったおリボン、宝物なの〜、ずっと、ずっと、宝物なの〜
[17.59] ない? くすん
[18.15] あっ
[18.30] 亞里亞のおリボン、くすん(元の樹の下)
[18.45] あっ、亞里亞のおリボン
[18.57] おリボン〜
[19.14] あげる
[19.26] うふっ
[19.43] ニイヤ〜
[19.50] またね〜
[19.57] 二イヤ〜
[20.02] おリボン、うわー
[20.21] 亞里亞のおリボン、かえってきたの〜、ふふふっ
[21.28] 亞里亞の〜、亞里亞は〜、あっ(樹の下のニイヤとじいさんの絵)
亞里亞と樹の精のじいさん

§DVD6/第16話 花穂、がんばっちゃう! [2002/11/03]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[34.26] 亞里亞は〜、これが好き〜(ポンポン)
Bパート
[38.37] あっ、あっ、くすん(玉入れの玉が頭に当たって)
運動会とチアリーダー花穂、クラス対抗リレーに出る@山田・眞深・可憐・航
春歌と二人三脚、千影が出て優勝した競技は?

§DVD6/第17話 おキューですわ…ポッ♥ [2002/11/03]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[53.06] 亞里亞〜、お手伝い〜、(ロリポップ、卵)割れない〜、くすん
[54.53] あげる〜(ロリポップ)
武道(弓道・薙刀)春歌@ポッ、ダンスパーティー、三助、お灸、秋祭り

§DVD7/第18話 ‥‥永久の‥‥契りを‥‥‥‥ [2002/11/03]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
Bパート
[20.56] (トンネルの出口に帽子少女・千影?)
Aパート
[05.31] 亞里亞〜、フワフワが好き〜
[09.06] 亞里亞〜、ニイヤと遊びたい〜、くすん
Bパート
[15.37] 亞里亞〜、ニイヤと遊ぶ〜
姿の見えない人と話す千影、幽体離脱@航、賢者の石を煎じた秘薬、ファンタジー世界、ペンダント

§DVD7/第19話 愛のお弁当ですのっ [2002/11/03]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
- Aパート
[27.08] わー、美味しそう(花穂・衛と一緒に)
[27.25] ふかふか〜
[29.16] 亞里亞も〜
Bパート
[37.47] ねえねえ、ニイヤ〜、だっこして〜
ニイサマ@白雪・姫特製愛のお弁当宅配便ですの、弁当の余りを狙うボキ山田
スカートの裾ヒラヒラ演出

§DVD7/第20話 Christmas Love Destiny [2002/11/03]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
Bパート
[64.25] (ウェルカムハウスの外、時計の上に座て歌に合わせて首を振る帽子少女)
Aパート
[49.55] あっ
[50.00] くすん
[50.07] ニイヤ〜
[56.37] フワフワ〜
Bパート
[62.44] 亞里亞も〜
[63.11] (聖歌独唱@水樹奈々)〜合唱
[66.32] 熊さん、好き〜
クリスマスパーティー前日に咲耶とデート、サンタ@山田
意味深なオルゴールの円陣とラストシーンの円陣(円が12妹、中に航・眞深)

§DVD8/第21話 アニキにme two\(^O^)/~♥ [2002/11/04]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
Aパート
[05.11] (本から落ちた桜の花びらを見て第1話の帽子少女を回想)
Aパート
[05.45] アリさんのおうちにはドアがないから、雪がコンコン降ってきたら、コンコン、コンコン
兄チャマ・チェキ妹@四葉&アニキ・発明妹@鈴凛のメカ鈴凛

§DVD8/第22話 兄チャマ、チェキです! [2002/11/04]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
Bパート
[45.44] (燦緒が島に来るとのメールを受け取った航・眞深のシーン)
Aパート
[26.53] あっ
[27.00] ピクピク〜(リスを見て)
[27.05] ニイヤ〜、ピクピクほしい〜、とって〜、ウフフフフフ
Bパート
[44.23] あ、ピクピク〜
正月、美少女怪盗クローバー@四葉

§DVD8/第23話 はじめてのお客様 [2002/11/04]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
Bパート
[69.19] (航が合格を知った直後・港に佇む帽子少女、正面向きで涙を流す、逆さまに海に映る全身)
Aパート
[51.53] 亞里亞もお手伝い〜、亞里亞、ツンツン嫌い〜(ソファで寝ながら)
[54.55] クルクルすき〜(回る衛)
[55.26] ツンツ〜ン(燦緒を前にして)
Bパート
[60.15] 亞里亞も〜、グルグル乗るの〜
[61.02] グルグル〜(回転木馬)
[61.28] 亞里亞〜、グルグルです〜
[67.03] うーんう(四葉・衛と一緒に)
じいやの正体
燦緒島へ、眞深を連れ出す、プロミストパーク(遊園地)へ
今度はオレが動く・航は堕落した@燦緒、合格・東京に戻れる@航

§DVD9/第24話 さよならの予感 [2002/11/04]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
Bパート
[22.10] (可憐の「おにいちゃ〜ん」の叫びの後、大畑像の横に佇んで航を乗せた船を見送り涙を流す帽子少女)
Aパート
[05.46] 美味し〜い?
Bパート
[15.35] 亞里亞も〜
ホモホモで航の決断を迫る燦緒、合格通知を見た咲耶
眞深(燦緒の妹)の告白、航をベッドに押し倒す咲耶、千影のお守り
堕落した人間にはよくお似合いの島だ@燦緒(大畑像)

§DVD9/第25話 あいたい…お兄ちゃん [2002/11/04]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
アバンタイトル
[23.45] ([航の夢] 東京の雑踏の中、航の前に風鈴の音とともに現われた帽子少女・口パクと涙)
[28.12] (雑踏の中、航・燦緒の前に猫を抱いた青い服の帽子少女→黄色い服へ)「お兄ちゃん」(可憐の声→窓辺の可憐「お兄ちゃん、可憐どうしたらいいの、必ず帰ってくるって信じている…」)
Bパート
[43.11] (風船を飛ばされた少女と男の子の指切り「約束する」→帽子少女へ→プロミストアイランドでの帽子少女と幼い航?が指切りするシーンへ→オルゴール→[自分の小指を見る妹たち]可憐・白雪・雛子・鞠絵・亞里亞・鈴凛・衛・春歌・花穂・四葉・千影→港へ走る咲耶)
Aパート
[33.20] 亞里亞も〜、ニイヤ好き(春歌にハンカチ)
[33.39] ニイヤ〜(春歌につられて泣く、泣き顔・涙は初めて?)
兄不在のウェルカムハウス、東京の燦緒と航
ジムノペディ@サティ@可憐、じいや、眞深

§DVD9/第26話 約束の島 [2002/11/04]

[初見感想・放映データ] 監督:伊灘郁志
帽子少女 亞里亞
Aパート
帽子少女@野川さくら
[50.19] (島へ歩いて戻る航の後ろから走ってくる帽子少女・笑い声・一緒に走る航)
[56.32] (ウェルカムハウスの上に佇む帽子少女)
Bパート
[66.16] (ブランコに乗る帽子少女)「うふっ」(航と指切り)
[66.34] (コテージの幼い航と帽子少女、航「僕は小さい頃、この島に来て妹たちに会っていたんだ」「また会おう、今度会う時はもっと、もっと格好イイお兄ちゃんになっているから、そしたら一緒に暮らそう、約束だよ」→指切り)
[67.01] 約束を守ってくれてありがとう、今度は忘れないでね、私はみんなの中にいるから(航と指切りして消える・初めて目を見せる)
エピローグ
[70.31] (風鈴・日記の鍵を海に捨てるじいや・コテージに航&妹たちとの写真とともに黄色い帽子、その帽子を取る誰か?の手)
Aパート
[55.05] 亞里亞、ニイヤがいないと、さみしい〜
[55.19] あっ
[63.41] 亞里亞と遊ぶ〜
[69.25] ニイヤ〜
OPなし、ボクはプロミストアイランドへ戻る@航
航と一緒に植木鉢に水やりする花穂(→プリピュア?)
最終巻に後期OP、EDのノンクレジット版、1〜3話の実写(堀江由衣)入OP

番外編

以下は著者の脳内妄想を多分に含んだフィクションであり、実在の人物・事件はもちろんのこと、実在のアニメキャラとの関係は一切ありませんので、その旨ご了承下さい。

I 妹ひとりと12人の兄 (2002/11/08)

 トップページから入る「宇津保物語日記」というほとんど氏んだコンテンツがあるが、シスプリのことを考えていて、この『宇津保物語』のことを思い出してしまった。  この、およそ1000年前に書かれた物語は、最近のハーレム型アニメをちょうど逆立させた構造になっている。「はるか1000年の時を越えて」なにが起こったのか。
 その前に、宇津保物語における「1妹×12兄」の関係について簡単に紹介しておこう。
あて宮
本作のヒロイン。12歳で成人の儀式(裳着髪上)を受ける。当時の貴族社会で飛ぶ鳥を落とす勢いの権力と財力を誇る左大将源正頼が二人の妻に産ませた20人近い子供たちのうちの九の君。当時の貴族の子女は成人式を済ませれば、当人の地位と容姿次第でロリコン貴族どもの集中砲火を受ける。ロシアの14歳の比ではないというワケだ。
藤原兼雅
右大将。あて宮の父源正頼に肩を並べる権力者で本作の主人公仲忠の父親。限りなき色好み。身分の高い人の大勢の娘を妾として囲っている。正頼とのコネと権力をタテにあて宮にちょっかいをかけまくる。
仲忠
本作の主人公。政治的には次期帝である春宮に及ばないが、男女の関係という点では春宮をややリードしている、本命に最も近い位置にいるキャラと言える。あて宮からもしばしば色よい返事をもらう。
源涼
本作のもう一つの側面・琴の物語における仲忠のライバル。紀伊国牟婁郡の吹上の浜に住む大金持ち種松の一人息子で、何不自由なく育てられる。京都へ移住して後、当然のようにあて宮にちょっかいをかけ始める。
実忠
粘着。正頼に取り入ろうとするが相手にされず。放置プレイされる実忠の妻子。真砂君(実子)が父を恋するあまり死んでしまうが、子供の葬式にも気付かずにあて宮の尻を追いかけ続ける。
仲純
あて宮の同腹の兄。実の兄妹という意味ではシスプリにおける航や、プリピュアにおける名無し兄に近いキャラ。あて宮をチラっと見ただけで「赤くなったり黒くなったりして虫の息」になってしまい、最後は、妹に恋するあまり死んでしまう。しかし、死ぬ間際まで、妹に振り向いてもらおうとチョッカイをかけ続ける粘着ぶりを見せる。
上野宮
老人。妻を追い出して正頼の娘を迎えようとするが相手にされず。京のヤクザ(陰陽師、博徒、京童部)を使ってあて宮を誘拐しようと謀るが、その陰謀を察知した正頼の計略にハマってニセモノ(あて宮の身代わりにされた身分の低い娘)をつかまされる。そのことにも気付かずに盛大な婚礼を行う。しかし、身分の低い娘といっても同じ年頃で容姿もあて宮とよく似ているというからうらやましいじゃないか(;´Д`)
三春高基
吝嗇(けち)な宰相。物も食べず服も着ない人を使用人として使って莫大な私財を築く(アニメーションのプロデューサーかw)が、あて宮に惚れてしまったために、見栄を張って急に散財したあげくに全財産を失ってしまう。
滋野真菅
60歳の太宰府長官。九州から京に上る途中で妻を亡くす。すごい田舎者というキャラ。「鬼の眼をつぶしたような」字の恋文をあて宮に送るが、読んでもらえない。
忠こそ
14歳のトキ、継母のワナにかかって京の都を追われて出家。20年後正頼に見いだされて都に復帰。帝に認められて高名な僧になる。あて宮に恋文を出すが「あな、むくつけ」(まあ、気味が悪い)と破り捨てられる。
藤英
夜は蛍の灯や雪玉で勉強するほどのガリ勉野郎。正頼に見いだされて出世するが、そのとたんあて宮にちょっかいをかけはじめる。
平中納言
春宮の従弟。人妻でも皇女でもコイツに言い寄られてなびかない女はないという「賢き遊び人の色好み」だが、あて宮には無視される。
春宮
本命の最高権力者(帝)の跡継ぎだが、あて宮の返事はけっこう冷たい。
 以上でちょうど12人になるが、この他にもあて宮にチョッカイをかけるキャラは大勢登場している。
 結局、タネ明かしをすれば、シスプリが男の視聴者を対象に作られているのに対し、本作は、当時の貴族社会の女たちを対象にしていたので、逆の構造になっているのは当然と言える。
 そこから、宇津保物語は平安時代の貴族の女にとってのハーレム物だったと主張するのは余りにも乱暴だが、当時の物語文学がメインカルャー(漢文学)に対するサブカルチャーであり、貴族の女たちが後宮に引きこもりつつ、パトロンが付くまでの間のモラトリアムを埋めるためのエンタテインメントととして成立していたのではないかと想像したくなってしまう。当時の後宮では「仲忠×涼本」「忠こそショタ本」とかがひそかに流通していたりしてw。
 それはともかく、『宇津保物語』には、あて宮をめぐる懸想人たちというヨコ糸に、琴をめぐるストーリーがタテ糸としてからみ、SFやファンタジー的な要素もふんだんに盛り込まれていて、このサイトを開くずっと前から、これをアニメ化してホスィという淡い希望を抱いていたものだった。最近の『十二国記』などを見ると、実現不可能な望みではないように思えてくるのだが。

II もう一つの兄の物語 (2002/11/16)

 シスプリからリピュアへ、兄の変貌の様子を見ていると、おのずと浮かび上がってくる「物語」がある。
じいや
 都心の繁華街を縄張り(シマ)にしていた海神組の組長が逝ってしまった。長年、同組長に仕えていた若頭の"じいや"は、組長の実子で、跡継ぎとなるべき二代目・航のヘタレぶりに不安を覚えずにはいられなかった。
 先代は一代で海神組に今日の隆盛をもたらした人物であったが、正妻に産ませた一人息子の航には甘かった。
 「これからの極道はまずエリートでなくてはイカン」
 目を細めて航について話していた先代を回想するじいやであったが、このような事態になってしまったからには、早急に航お坊ちゃまに一人前の極道になっていただく必要がある。
 一計を案じたじいやは、厚生施設としてファミリーのために買い占めたプロミストアイランドに航を送り込んで鍛えなおすことにした。
 まず、航の受験した高校に工作して試験結果を捏造。組織の黒服を使って航を運ばせる。あらかじめ、先代の遺した潤沢な資金によって急遽建設した星見が丘西学園に航を入学させる。
 島には、配下の風俗産業から選抜した、それぞれが特殊な能力を備えた女たちをウェルカムハウスとともに「妹」として配置済みである。内向的な二代目のために、友人兼見張り役として若者組から選ばれたのが山田太郎であった。
 また、島の人間全員が組員とその子弟で固められていることは言うまでもない。
燦緒と眞深
 一方、海神組でめきめき頭角を現していた燦緒には、この機に乗じて名実ともに組織の実権を握りたいという野望があった。障害は早目にその芽を摘んでおいた方がいい。燦緒は、信頼する情婦・眞深を島に送り込み、二代目を監視させることにした。
妹たちの攻勢と兄の変貌
 島全体にじいやと組の監視網が張り巡らされているので、好き勝手はできない。しかし、二代目"組長"の正妻の座を狙って、任務の合間を縫って猛烈なアタックを航に仕掛ける"妹"たち。
 甘やかされて育ち、先代の教育方針のために女にも免疫のなかった航。
 島に送り込まれた当初は、環境の急激な変化に耐えられず、脱走を計ったことも度々あったが、航の奥深くに眠っていた極道の血が目覚めるのは早かった。
ミイラとりがミイラに
 隙あらば航の命(タマ)まで取るようにと燦緒に命ぜられていた眞深だが、航の天性の素質にいち早く気づき、裏社会を知る女としての本能は、せいぜい組の有能な幹部(金バッジ)止りであろう情夫よりも航に強く惹かれるようになる。
 一向に進展を見せないばかりか、眞深の裏切りを本能的に察知した燦緒は、自ら島に乗り込む。
 「堕落した人間にはお似合いの島だな」
 こんなレジャーランドのような島で、尊敬していた組長(おやっさん)の手厚い保護の元で大事に育てられた、あの日陰のモヤシのような航が一朝一夕で変わっているはずもないとタカをくくっていた燦緒だが、自分と航の極道としての器の差に気づかなかったのが誤算だった。
 土壇場で航に完敗した燦緒は、潔く負けを認めたものの腹の虫はおさまらない。そこで、卑屈にも情婦の眞深を差し出し、二代目の飼い犬として奉公しつつ機会をうかがうことにする。
空白の一年の間に何が起こったか
 一見、のどかで隙だらけのように見える二代目の島での生活だが、じいや、山田太郎をはじめとして、12人の妹(愛人)たちによるガードは固く、なかなか突破口を見いだせない燦緒。
 「高い金を払って埋め込んだ真珠が泣いている」
 眞深を失い、欲求不満がつのる一方の燦緒は、出来心とロリペドとしての本性に衝き動かされ、二代目の愛人の一人・亞里亞に手を出してしまい、失敗したあげくに東京湾に沈められてしまうことになる。(質問90参照)
約束の島壊滅
 しかし、島の生活を満喫していた二代目にも危機がおとずれる。
 敵組織の襲撃によって、命からがら島を脱出した二代目。(質問98参照)
 「航」という名前も捨て、顔から声帯まで手術で変えて潜伏。東京に戻って組織を建て直し、その総力を挙げた反攻作戦によって、敵組織に拉致監禁されていた12人の妹たちは何とか無事に奪還することができた。しかし、新聞の尋ね人欄に顔写真を掲載してまでさがし続けている眞深と山田太郎からは今日に至るまで何の音沙汰もない。
そしてリピュア
 プロミストアイランドの失敗に教訓を得た二代目は、今度は、敵組織から妹たちを守るために、標的になりやすい逃げ場のない島やウェルカムハウスを避け、場所も容易に突き止めることのできない町に、妹たちを分散して住まわせることにした。
 今の二代目に「航」だった頃のひ弱な面影はない。
 一年に及ぶ潜伏期間中に磨きをかけた、百戦錬磨のお高くとまった女でもヒイヒイ言わしめる閨房術、そして、一撃必殺の短刀(ヤッパ)の扱いから電子詐欺(ハック)まで、敵との暗闘によって身につけた極道としてのあらゆる嗜み。
 すっかり海神組新組長としての自覚と風格を身につけた侠(オトコ)がそこにいた。

III アニメ版『シスタープリンセス』ファンへの100質問 (2002/11/16)

[ページの終わりまで]より
1. あなたのお名前は?
りなも(shin_lum)
2. アニプリ歴は?
一年半
3. アニプリを知ったいきさつは?
2001年3月10日頃、アニメ誌で。
4. アニプリの第一印象は?
初見感想」参照。実写OPか(;´Д`)
5. アニプリの一般評価をどう受け止めましたか?
キニシナイ
6. アニプリのどこに惹かれましたか?
岸田隆宏ED
7. アニプリのDVDはお持ちですか?
認める。2002年10月24日全巻一気購入。
8. アニプリのグッズはお持ちですか?
DVDは認めるが、その余は否認する
9. アニプリとキャラクターズコレクションを比べると?
不知
10.アニプリとゲーム版を比べると?
不知
11.アニプリとマンガ版を比べると?
不知
12.アニプリとリピュアを比べると?
大畑清隆と宮崎なぎさで相殺されてプラスマイナスゼロ
13.各メディアのシスプリで、貴方のベストオブベストはどれですか?
シスプリ20話の亞里亞の歌
14.アニプリよりも雑誌やゲームを先にご存知でしたか?
不知
15.アニプリ以外の所有シスプリグッズを5つ以内挙げてください。
否認する
16.全てのシスプリグッズの中で最高のものは何ですか?
DVDと録画したHi-8のテープ
17.こんなアニプリグッズがあればいいのに。さて何ですか?
DVD以外は不用
18.アニプリのストーリーについて一言。
フーン
19.アニプリの演出、音楽について一言。
演出は山田太郎と前半の眞深、音楽は可憐によるジムノペディ@サティ(1話)と亞里亞の歌(20話)、鞠絵の回(8話)のヘンデル、バッハ、四季@ビバルディ
20.アニプリの作画について一言。
フーン
21.アニプリDVDの作画修正について一言。
フーン
22.アニプリの主題歌について一言。
クセになる(;´Д`)
23.アニプリのムックについて一言。
不知
24.アニプリのグッズについて一言。
DVD以外不知
25.一番好きな妹は誰ですか?
亞里亞
26.アニプリで初めて好きになれた妹はいますか?
亞里亞
27.アニプリで感動した場面を5つ以内挙げてください。
亞里亞の歌(20話)
28.アニプリで幻滅した場面を5つ以内挙げてください。
妹たちと一緒に歌う眞深(20話)
29.アニプリで抱腹絶倒した場面を5つ以内挙げてください。
犬かきニイヤ(14話)お兄チャマが花穂を後ろから抱き起こしたシーン(16話・2回目の視聴で)
30.アニプリで意味不明だった場面を5つ以内挙げてください。
なし
31.航をどう思いますか?
うらやましい(;´Д`)
32.燦緒をどう思いますか?
ホモホモ
33.眞深をどう思いますか?
モエモエ
34.山田をどう思いますか?
エラエラ・ボキボキ
35.じいやをどう思いますか?
神出鬼没
36.皆井をどう思いますか?
フーン
37.プロトロボ1号をどう思いますか?
フーン
38.航の好きな場面は?
「そんなバカな」
39.可憐の好きな場面は?
OP(前期)で横向きに立っているシーンの腰から尻にかけてのライン
40.花穂の好きな場面は?
コケコケ
41.衛の好きな場面は?
ヌレヌレ
42.咲耶の好きな場面は?
ベタベタ
43.雛子の好きな場面は?
ネムネム
44.鞠絵の好きな場面は?
ハァハァ
45.白雪の好きな場面は?
ヒラヒラ
46.鈴凛の好きな場面は?
不知
47.千影の好きな場面は?
不知
48.春歌の好きな場面は?
ポッポッ
49.四葉の好きな場面は?
チェキチェキ
50.亞里亞の好きな場面は?
くすんくすん
51.眞深の好きな場面は?
ソッポを向くシーン
52.山田の好きな場面は?
ボキボキ
53.燦緒の好きな場面は?
「堕落した人間にふさわしい島だ」
54.じいやの好きな場面は?
ムキムキ
55.プロトロボ1号の好きな場面は?
不知
56.その他のキャラの好きな場面は?
バカ@帽子少女
57.アニプリを見てマイシスターは変わりましたか?
不変
58.仲のいい妹は誰と誰だと思いますか?
全員
59.仲の悪い妹は誰と誰だと思いますか?
なし
60.ガルバンをどう思いますか?
フーン
61.マック大和に何か一言。
テレビショッピングの声に合ってるじゃないかw
62.ミッチーに何か一言。
不知
63.アニプリで一番好きなエピソードを挙げてください。
20話
64.アニプリで一番嫌いなエピソードを挙げてください。
20話
65.ガルバンで一番好きなエピソードを挙げてください。
不知
66.前作の続編が放映されたら見ますか?
見る
67.その続編には何を期待しますか?
テレ東以外
68.その続編では継続して欲しくない設定はありますか?
テレ東
69.プロミストアイランドに住みたいと思いますか?
思う
70.住むならば、どのような生き方をしたいですか?
ブラブラ
71.プロミストアイランドに追加してほしい施設設備は何ですか?
なし
72.プロミストアイランドから撤去したい施設設備は何ですか?
なし
73.プロミストアイランドの地下には何が隠されていると思いますか?
改造モデルガン、覚せい剤、匕首、日本刀
74.航の父親は何者でしょう?
海神組組長
75.航の母親は何者でしょう?
極道の妻
76.海神家と山神家の関係は?
抗争相手
77.好きなじいやの変装を1つ挙げてください。
船頭
78.じいやにしてほしい新変装を1つ挙げてください。
特にない
79.好きな吉田を1人挙げてください。
不知
80.「兄ちゃんモテモテだねぇ。」「羨ましい限りだぁ。」と冷やかされたいシチュエーションを自由に想像して下さい。
亞里亞とお散歩
81.燦緒から送信してもらいたいメールのメッセージを自由に想像してください。
「今日から義兄さんと呼ばせてください」
82.山田のバイトに支払ってもいい時給は幾ら程度ですか。
1100円(最賃)
83.眞深に食べさせたいカレーはどんなのでしょう?
新幹線カレー@祐天寺
84.好きな鈴凛発明品を1つ挙げてください。
プロトメカ4号
85.好きな白雪特製料理を1品挙げてください。
ピザ
86.アニプリに出会って良かったことはありますか?
亞里亞
87.アニプリに出会って後悔していることはありますか?
最初の視聴中止(3〜10話)
88.アニプリ限定の二次創作でオススメを教えてください。
自分の
89.「ウニメ」と「影走り」、どちらが好きですか?
不知
90.好きな妹のエピソードを勝手に補ってみてください。
燦緒に無理矢理拉致されてしまった亞里亞「ニイヤ、助けて〜、くすんくすん」
そこへ乗り込んだ山田太郎は、倒されても倒されても傷だらけになりながら燦緒に向かっていく。
組の監視網からタレコミを受けたじいやも駆けつけ、燦緒を恫喝して絞め上げた上、素巻きにして東京湾に沈める。
そんなことがあったとはつゆ知らず、プールサイドでお気に入りの妹たちと戯れている航。
首に絡みついて熱い息を吹きかける春歌「兄君様ッ、私の下半身も催涙雨ですわッ、ポッポッ」
ヒザの上に跨って腰をうち振るう咲耶「お兄様ッ、私を正妻に」
右手で胸をまさぐられる可憐「お兄ちゃんッ、可憐の胸気持ちイイって言って」
左手でスクール水着の股間を玩ばれる衛「あにぃッ、ボクもう逝っちゃうッ」
後に、亞里亞を助けるためにエラの骨を砕く重症を負った山田のことを知った航は、その功績に報いるため、白雪特製のハムカツ弁当一年分とガルバンのプラモデルとDVD-BOXを山田に与えることにした。
91.そのとき、誰に感情移入していますか?
山田太郎とじいや、兄君様
92.山田が妹を一人だけ本当に好きになるとしたら、誰でしょう?
白雪というのはストレート過ぎるか
93.その結果はどうなるでしょう?
ハムカツ弁当を毎日食べさせられてデブオタに
94.燦緒が妹の誰かを好きになるとしたら、誰でしょう?
ホモホモは偽装で実はロリペドなので、花穂、雛子、亞里亞あたりを狙っていた
95.その結果はどうなるでしょう?
亞里亞で失敗して東京湾に沈められる(質問90参照)
96.航の結婚相手は誰でしょう?
本妻は眞深
97.航が結婚するとき妹達はどうするでしょう?
愛人の地位に甘んじる
98.プロミストアイランドの将来は?
敵対する組織の襲撃を受け、妻と12人の愛人を盾に命からがら島から脱出した航は、組織を立て直して復讐を誓う
99.航の父親が記したあの本には、今後何が予定されていたと思いますか?
航が跡目を継いで立派な極道になるための筋書き
100.最後に一言どうぞ。
また見返したくなってしまいました

IV 亞里亞と鞠絵 (2002/12/02)

 リピュア後の亞里亞の変貌、そして鞠絵の境遇の変化に思いを致すとき、そこに浮かび上がってくる一つの哀しい物語がある。
亞里亞、ツンツン嫌い〜
 元来は、一人で空想の世界に遊ぶのが好きという、少しだけ普通の児童より内向的な少女に過ぎなかった。プロミストアイランドにおける亞里亞の全セリフを検証すれば判るように、彼女は、決して「ニイヤ」以外との関わりをもてないほどの障害を有しているワケではなかった。一例をあげれば、16話の運動会。亞里亞が障害児であるとしたら、他の一般児童と一緒に球入れ競技に参加しているこの光景をどう説明するのであろうか。
 寡黙であり、自分を「亞里亞」、航を「ニイヤ」と表現する以外に、他人の名前もしくは代名詞すら口にすることのなかった亞里亞であるが、23話において、燦緒を「ツンツン」と呼称している事実は注目に値する反応である。ここにおいて、亞里亞は、自分とニイヤによって構築された世界のバランスを破壊する有害な「他人」としての燦緒を、その研ぎ澄まされた直感によって(しかも、燦緒が彼女の面前に現れる前から)認識していたものと推定できる。
おれは幼女を閉じ込めた部屋に入りニイヤニイヤと蚊の鳴くような声で呟き続ける亞里亞の前に立ち女を椅子に緊縛しているロープを少し緩めて両手が自由になるようにしてやりツンツン嫌いと言う亞里亞の顔面を硬く怒張したそれでピタピタと叩きながらなおも顔を逸らせようとするのでお前の大好きな航にいつもやってもらっているんだろうこのコチコチでツンツンすれば最初は辛いだろうけどすぐに溶けて気持ちよくなるんだよと言いながらその小さな口に押し込もうとドアが勢いよく開け放たれ亞里亞ちゃんボキが助けにきたよと叫びながら突進してきた山田太郎がくりだしてきた拳を躱してその下顎にアッパーを叩き込むとボキボキと骨が砕ける嫌な音がしておれの拳も顎の角で傷つきなおも立ち上がって向かってくる山田を殴りに殴りつけ飛び散った血が幼女の顔にかかりか細い声の悲鳴とくすんくすんショッピングモールのたこ焼き屋に配置した若い衆から通報を受けて乗り込むと椅子に縛り付けられた亞里亞お嬢様と血塗れで床に横たわっている山田が目に入り私はこの三下が大将の女に手を付けてタダで済むと思っているんだろうなと言いながら燦緒に詰め寄り亞里亞ちゃんはお腹が空いていそうだったからこのアイスキャンデーを食べさせてあげようとしただけですよと卑屈に言い訳するのでドスをチラつかせて黙らせお嬢様を縛っていた縄で縛りあげ猿轡を噛ませてじいや亞里亞はねと泣き顔で縋り付いてくるお嬢様にじいやが来たからにはもう安心ですと言い聞かせ山田のために病院を手配し若い衆を呼んで燦緒を船まで運ばせ
 その事件があってから、じいやに対する信頼と、自分を助けるために大ケガをした山田太郎に対するほんの少しの好意は示すようになった亞里亞だが、以前にもましてウェルカムハウスの外へ出ることは航や気心の知れた妹たちと一緒の場合を除いては極端に少なくなってしまった。
 ごく自然の成り行きで、亞里亞は病弱で引きこもりがちな鞠絵と一緒の時間を過ごす機会が増えるようになる。そうして、鞠絵の読んでくれるお話の世界に影響され、ますます夢見がちな少女へとなってゆく。
今、そこにいる亞里亞
 そして、山神一家の襲撃を受けた日も、航は正妻の眞深と10人の妹たちを引き連れてハイキングに出かけてしまい、ハウスには亞里亞と鞠絵の二人だけが残っていた。
 妹たちの中でも、特に抵抗する力のない二人は丁重に扱われたが、目隠しをされて連れて行かれたのは、巨大で真っ赤な太陽に照らされた砂漠の中にそそり立つ城塞の中だった。二人は、少し離れた独房に別々に入れられてしまう。
 亞里亞は、寂しさを紛らわすために、鞠絵に教えられたお話の主人公の王子を航に置き換え、いつの日か白馬に乗った大好きなニイヤが助けに来てくれるものと信じながら過ごしていた。
イチゴのアメの車には、金色のライオンさんが
サーカスの人たちが来てから二回眠るとサーカスの日になります
わー
あの、もしかしたら、あのピエロはニイヤ?
わー、やっぱりー
いつも亞里亞にイイものをくれるのはニイヤなの、うっふっ
亞里亞のネムイネムイを退治してくれたニイヤ
亞里亞はやっぱり、ニイヤのことが、世界で一番大好きです
 小さな独房の窓の外の夕陽が沈んで暗い夜が訪れる時刻になると、亞里亞の独房の鉄格子の前を横切る男がいた。男は毎日同じ人間とは限らなかった。そのまま通り過ぎてしまう男もいれば、立ち止まって上から下へ舐め回すような視線を亞里亞に絡ませてくる男もいた。しかし、どの男たちの目的地も鞠絵の入れられている独房らしかった。
 幼い亞里亞には、それが何を意味するのか知る由もなかったが、深夜に聞こえてくる鞠絵らしいすすり泣きの声を耳にするだけで、訳もなくあふれてくる涙を止めることができなかった。
救出
 「アリさんのおうちにはドアがないから、雪がコンコン降ってきたら、コンコン、コンコン」
 その日の亞里亞は、朝からナゼか楽しい予感に浮き立つ気持ちを押さえ切れなかった。
 昼ごろになっても、いつもコップ1杯限りの水と貧しい食事を運んできてくれる幼い少年兵兄弟の姿が見えなかった。
 夕刻になって、独房の外ばかりでなく、城全体が騒がしくなってきた。そして、ドーンという地響きを伴った音が鞠絵のいる独房のあたりから響き、そのショックで亞里亞は気絶してしまう。
狂気に駆られた独裁者の最期は呆気なかったおれは遠い世界から拉致されてきた異国の少女を助けてこんな世界から脱出してやろうとして騒ぎに紛れて独房へ入りおれと一緒に逃げようここよりずっと水が豊かな土地で平和に暮らそうおれの子を産んでくれと迫り少女はそれ以上近づかないであれは兄上様が私たちを助けにきてくれたに違いないわ誰があんたの言いなりになんておれがなおも少女に詰め寄ると決意を秘めた表情をうかべた少女は兄上様先立つ不幸をお許し下さいとそこで世界は真っ白になりおれの手足が爆風で吹き飛ぶ様子がスローモーションのように被害者の少女は特に上半身の損傷が激しく出血性ショックで顔色は紙のように白く直ちに50万年後の世界から連れ戻され某国立病院の集中治療室で生死の境を彷徨っていたが一命をとりとめしかし自決用の爆薬で粉々になった肋骨の一本はついに復元できず
 昏睡からさめた亞里亞の視界に真っ先に飛び込んできたのは、またもやじいやの優しい笑顔だった。
 「じいや、好き〜」
 「お嬢様、もう安心です。じきにニイヤ様にもお会いになれますからね」
 以上、燦緒による拉致監禁事件から、山神一家による島襲撃と拉致監禁事件に至る一連の悲劇を経て、亞里亞の心に生じた変化を図示すると次のようになる。 亞里亞の心
 即ち、二度の救出劇の現場に居合わせたじいやは、亞里亞の心の中を占める割合がニイヤに並んで大きくなったというワケだ。リピュア7話「魔法の言葉」において、亞里亞がうら若い女性のメイドをつかまえて「じいや」と執拗に呼ぶ背景には、このような悲劇があったのである。
ブレードシスター
 一方、肋骨の一本を失った鞠絵は、今度は別の組織につけ狙われるハメになり、二代目が用意した鉄壁のセキュリティを誇るサナトリウムにおいて、療養とリハビリを兼ねて保護されることになって今日に至る。
 今では、サナトリウムの中なら自由に歩き回れる程度に回復した鞠絵であるが、監禁中のその身の上に何が起こったかについては、今なお固く口を閉ざしている。
 筆者が信頼するスジから仕入れた情報によれば、鞠絵は、娯楽のない兵士たちのために企画されたアニメ映画制作の下請けを強制的にやらされていたようである。毎晩のように口うるさい制作進行が鞠絵のもとを訪れては、
「そんなウニメ並の作画レベルではここでは通用しないぞ」
「モエキャラのくせに線一本まともに引けないのかw」
と責め立てられる毎日だったという。なお、50万年後の世界でもアニメーターの待遇は悲惨で、リテイクを散々出された鞠絵の給料は(もっとも、給料日前に鞠絵は救出された)45000円にも満たないものであったと推測される。
 以上が、亞里亞と鞠絵の心に深い傷を残した悲劇であるが、この二人以外の妹たちも、約束の島壊滅の騒動の中で、多かれ少なかれそれぞれが回復することの困難な心の傷を負っているのであるが、それらのエピソードはまた機会があったら語ることにしよう。