萌え萌えアニメ日記



_Vol.1724 2002/07/31

_天地無用! GXP 18話 幸福を掴む人々

脚本:佐藤勝一 絵コンテ:ワタナベシンイチ 演出:羽生尚靖 作画監督:石田啓一 デザイン協力:梶島正樹、桐生みさき、九市
山田西南(せいな):茂木滋 雨音・カウナック:鈴木麻里子 正木霧恋(まさき・きりこ):佐久間紅美 リョーコ・バルタ:久川綾 ネージュ・ナ・メルマス:水樹奈々 福:金田朋子 神木瀬戸:野沢由香里 柾木水穂:永島由子 天南静竜:真殿光昭 アラン:福山潤 バリー:永野広一 コーン:沼田祐介 タラント:松田佑貴 コマチ:朴[王路]美 ダ・ルマー:中嶋聡彦 ダ・ルマー側近:坂口賢一 水鏡オペレータA:高森奈緒 GP艦オペレータ:室園丈裕 NB:ワタナベシンイチ
[☆☆☆☆]
ウハウハムンムン@FB  西南のウハウハぶりと天南の苦行を交互に見せる演出がテンポ良く決まっていて面白かった。さすが、ワタナベシンイチだけあって、FB絶好調でました。

_WITCH HUNTER ROBIN 5話 Smells like the wandering spirit

脚本:吉永亜矢 絵コンテ:大塩万次郎 演出:久城りおん 作画監督:寺岡巌
瀬名ロビン(15歳):渡辺明乃 亜門(25歳):竹若拓磨 榊晴人(17歳):福山潤 烏丸美穂(19歳):幸田夏穂 堂島百合香(18歳):氷上恭子 マイケル・リー(16歳):結城比呂 財前琢磨:池永通洋 小坂慎太郎(45歳):辻親八 服部庄平(32歳):大倉正章 マスター:永井寛孝 守衛:川津泰彦 真崎瞳子:中島麻実 男A:矢部雅史 男B:宮田浩徳
[☆☆☆]
オマエに答える必要はない@亜門
鬼畜放置プレイ野郎。  今回が前編で、次回が後編という構成になりそうだ。
 ロビンが物足りないというより、思わせぶりに出し惜しみされている感じ。こうなってくると、今のうちに見切りをつけた方がイイかもと思いながら、そのうち面白いモノを見せてくれるんじゃないかという期待で切れなくなってしまう。

_ラーゼフォン 21話 ゼフォンの刻印

脚本:大野木寛 絵コンテ:増井壮一 演出:佐藤育郎 作画監督:菅野宏紀 作画監督補佐:斎藤恒徳、倉島亜由美 メカ作画監督:竹内志保
神名綾人:下野紘 ハルカ:坂本真綾 紫東遙:久川綾 如月久遠:桑島法子 功力仁:中田譲治 一色誠:関俊彦 八雲総一:宮田幸季 如月樹:宮本充 紫東恵:川澄綾子 鳥飼守:野島裕史 エルンスト・バーベム:家弓家正 キム・ホタル:折笠富美子 七森小夜子:田中敦子 キャシー・マクマホン:荒木香恵
[☆☆☆☆]
奏でておくれ美しい音楽を@エルンスト・バーベム
鬼畜ロリコン爺さん。
鳥飼は(;´Д`)ハァハァ&鬼畜グーで女の顔野郎。  えらく久しぶりに見た気がする。さすがに高品質。
 今や得意の絶頂という一色だが、ハルカの意のままに操られているように見える。とんだ三枚目キャラに成り下がったモノだw。
 功力のオーディオ趣味は、出渕監督の趣味を反映しているのだろう。WXIIIにも、ベテラン刑事のオーディオ趣味が出てきたし。
 鳥飼に「人間じゃないモノ」になってまうと言われた綾人。今のままでも、十分人間離れしているように見える綾人君だ。

_ちょびっツ 18話 稔・柚姫 語る

本須和秀樹:杉田智和 ちぃ:田中理恵 新保弘:関智一 すもも:くまいもとこ 国分寺稔:桑島法子 柚姫:折笠富美子 清水多香子:柚木涼香 大村裕美:豊口めぐみ 植田弘康:上田祐司 日比谷千歳:井上喜久子
 9話「新保・すもも 語る」に続く総集編だったようだが、天地の時間変更ばかりに気を取られていて失敗してしまった。(;´Д`)

_ヒカルの碁 42話 一人目の合格者

脚本:冨岡淳広 絵コンテ・演出:高瀬節夫 作画監督:前澤弘美
進藤ヒカル:川上とも子 藤原佐為:千葉進歩 塔矢アキラ:小林沙苗 和谷義高:高木礼子 伊角慎一郎:鈴村健一 椿俊郎:西村知道 越智康介:松岡洋子 福井雄太:水田わさび 篠田院生師範:坂東尚樹 片桐恭平:遊佐浩二 本田敏則:櫻井孝宏 奈瀬明日美:榎本温子 飯島良:山口隆行 小宮英二:河相智哉 足立俊輝:川村拓央
[☆☆☆/☆]
あんな碁が打てるから@奈瀬明日美
モエモエ。  余分の「☆」は、盤面に打った石を少し滑らせてから指を離す動作の作画と音の演出に感心させられた分。本作では、たぶん初めてだとおもう。将棋でも、単に升目に駒を置いたり打ちつけたりするだけでなく、手前の駒を利用して「パチリ」という音を出すようなことをするし。まあ、些細な棋士の演出というモノだ。
 昨日は、午前0時頃いったん日記を更新した後、前々からやろうと考えていたネタ「陸まおと萌え目的アニメの終焉」を午前3時頃追加。この暑さで読書の方はサッパリ進まなくなってしまった。その後も、丸山圭三郎やデリタの本を近所の古本屋で見つけて買ってあるのだが、猫に小判というか全くムダになってしまう可能性も高そうだ。
 暑いといえば、昨日は直ったと思ったエアコンが完全に不調に。こうしている間にも身体から汗がしみ出してきて気持ち悪い。東芝に連絡して、日曜日に修理してもらうことになったが、間に合わせにと思って買ってきた扇風機は全く涼しくならないし、これは修理が終わるまで地獄でます。(;´Д`)
_7月新番組の印象批評
 ひととおり出そろったところで、自分的な印象のまとめとして。ところで、新番組レビューはまだでしょうか? > komugiさん
陸上防衛隊まおちゃん
☆☆☆☆☆
赤松健&黒田洋介はスゴイものを見せてくれるモノだと感心させられる。最近は、一度テレビで見た作品については、よほどのことがない限りDVDを買わないことにしているが、これは買ってしまうかも知れない。
G-onらいだーす
☆☆☆
始まる前は、久しぶりのWOWOWノンスクランブル枠ということもあって期待していたが、作画面の崩壊が痛過ぎる。コンセプト的には陸まおと重なる部分が多いが、企画としてはこちらの方が先行していたと思うのだが。内容的には陸まおとは全くの別物で、従来の木村監督の作る世界の延長線上にあって、心地好さは保証されているとおもう。
トータリースパイズ!
☆☆☆☆
見落としてしまったフランス製アニメ。目の大きさや表現で日本アニメの影響は認められるが、全体的には、今の日本のアニメには望めない楽しい動きを見せてくれる。スケールが大きく、荒唐無稽な展開も楽しい。ビバリーヒルズ高校の三人娘モエモエ。
円盤皇女ワるきゅーレ
☆☆☆
今期の萌え目的アニメの中ではもっとも安心して見られるレベル。同じ介錯原作ということで、『魔法少女猫たると』を髣髴させる世界を見せてくれる。
WITCH HUNTER ROBIN
☆☆☆
ゴスロリ&ファイヤースターター少女ロビンは悪くはないが、もう一つ突き抜けたモノを見せてホスィ。今のところ、教会でお祈りしているのに信仰心は見せてくれないし、このヒロインが何とかならないかぎり、単なる地味なサスペンスドラマという表出レベルに止まっている。
 他にもいろいろとあったが、原作の世界が先に確立されているような作品については、よほどのポイントがないかぎりチェックする気になれない。『最終兵器彼女』あたりは、見られる範囲のチャンネルだったら、無理してもチェックに入れることになっていたと思うのだが。
 8月からは、待望の本命、佐藤順一&伊藤郁子による『プリンセスチュチュ』が控えている。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1723 2002/07/30

_あずまんが大王 17話 「大阪の怪談」「気分転換」「師走」「すごいサンタ」「クリスマス大会」

脚本:玉井☆豪 絵コンテ:錦織博 演出:高橋順 作画監督:植田実 総作画監督:和田崇
美浜ちよ:金田朋子 春日歩:松岡由貴 滝野智:樋口智恵子 水原暦:田中理恵 榊:浅川悠 神楽:桑島法子 谷崎ゆかり:平松晶子 黒沢みなも:久川綾 ちよ父:若本規夫 かおりん:野川さくら 千尋:大前茜 木村:石井康嗣 生徒:保村真、滝川博之
[☆☆☆☆]
メリークリスマス@大阪
イントネーションモエモエ。  このクソ暑い日にクリスマスネタとは皮肉なモノだ。
 榊さんの歌モエモエ。浅川悠がうまいのか。
 体育の授業の描写が経済的だけど面白かった。

_しあわせソウのオコジョさん 43話 「カラフルコジョピー」「オコジョ番長! 生活指導編」

[A] 脚本:中弘子 絵コンテ:坂本郷 演出:渡辺健一郎 作画監督:斉藤新明
[B] 脚本:佐藤和治 絵コンテ・演出:渡辺健一郎 作画監督:茂木琢次
コジョピー:沢城みゆき 槌谷揺:小泉豊 コジョルー:鮭延未可 ゆうた:加藤奈々絵 ちょろり:山崎雅美 みゆ/るる&るか:谷井あすか サエキ:原田英敬 トモコ:中村明香 塚原:高橋広樹 都:木川絵理子 クマ校長:西前忠久 マンガ家/ゆうたの母:荘真由美 ナレーション:寺田はるひ
[☆☆☆☆]
あら、なつかしいわね@ゆうたのママ
お、奥さん、今でもマガジンを読めば(;´Д`)
「カラフルコジョピー」 「オコジョ番長! 生活指導編」  換毛期ネタは原作でも読んだことがある。前・後半ともイイ思いをしているコジョルー。
 番長編の方に、何気にいろんなキャラが混じっていて面白かった。

_G-onらいだーす 5話 ヤヨイ一直線

脚本:水上清資 絵コンテ:福多潤 演出:岡嶋国敏 作画監督:中澤勇一 アクション番長:椛島洋介
倉間ユウキ:島涼香 嵐山セーラ:南央美 星川ヤヨイ:倉田雅世 鯨井仙三郎:堀内賢雄 真田ミオ:久川綾 本郷一朗:檜山修之 星川重蔵:中博史 マコ:水橋かおり パオ:町井美紀 アイ:上村貴子 ゼロ:田村ゆかり 隊長:百々麻子 ガードA:浅野真澄 男子A:斉藤瑞樹 アナウンス:小野大輔
[☆☆☆/★]
殿方克服ギブス@ヤヨイ
火に油モエモエ。  「★」大変なのは分かるけど…。脚本・絵コンテは『ちっちゃな雪使いシュガー』でも度々名前を見たことがあるメンバーだし、演出の岡嶋国敏も質の高い仕事をしているという印象がある人。
 アイをはじめとして、宇宙人側の可愛い9歳児キャラは、レナ@ハンドメイドメイを思い起こされる。
_陸まおと萌え目的アニメの終焉
 『陸上防衛隊まおちゃん』これはトンデモないアニメ表出史上の新しい峰を見せられているのではないかと思うようになり、まだ4話しか消化してない段階だが語りたくなってしまった。
 その前に、前提として、
<<萌え目的アニメとは何か>>
 あるアニメを見ていて、その中のある特定のキャラに萌えを見出すことと、商品としての萌え目的アニメとは別物であるということを先ず断わっておく必要がある。
 萌え目的アニメは、企画段階から「萌え」を主要なセールスポイントとして設定されたモノであり、その大きなひとつの特徴は「萌えを阻害する要素の排除」であるとおもう。OVAでは『幻夢戦記レダ』を源流とし、テレビアニメでは『うる星やつら』の形式のみを取り込んで雨後のタケノコのようにうみだされた数々の亜流作品群。
 「萌えを阻害する要素の排除」から必然的に導き出される方法は「恋愛に至る過程の切り捨て<押掛け女房・ハーレムアニメ」「萌え目的キャラのジャマになるストーリーの排除」「萌え目的キャラ以外のキャラを後景に止める」というトコロであり、そのポイントを押えておけば、その作品が他のジャンルを偽装した萌え目的アニメかどうかも簡単に見破ることができるとおもう。
 それでは、本題に入ろう。
陸まおは萌え目的アニメか
それは動かし難い事実である。しかし、陸まおには、従来の萌え目的アニメの表出から一歩踏み出してしまった要素がいくつか見られる。
マイナスと相殺
従来の萌え目的アニメが、一応の物語、一応のドラマから萌えにジャマになる要素を「引き算」で排除することによって成り立っていたのに対し、陸まおの場合は、今のところ全ての要素にわたって「相殺」によって完全なゼロ(0)あるいは無意味化してしまっているように見える。
言い訳と無力
実際の戦場において無力な「少女」を戦わせるために、従来の萌え目的アニメでは多少の武術の心得があるなどの「言い訳」を用意していたが、陸まおでは完全に無力な8歳児。
意味のない兵器
プラモデルで弾の出ない戦車、操縦席のない飛行機・潜水艦。従来のアニメでは、人を殺傷することはなくても、物理的に全く無力ということはなかったとおもう。
後付け
「第二種陸上装備」も「ダウンロード」も、まおたちがバトンを振るう時にかかる国家予算なども、偶然の「結果」に対して後からもっともらしい言葉や値段を付けているだけであり、意味が全くない。
8歳児と鼻ナシ萌え
簡略な作画でドコまで萌えキャラとして通用するかという限界に挑んでいるように見える。「簡略=ボロが出にくい」という意味では、うまく計算されている。鼻ナシはアニメキャラの中心をより空虚なモノにするという効果があるとおもう。思えば、エヴァで14歳だった綾波やアスカが、lainで13歳の玲音になった時には、かなりのショックを受けたモノだ。
 オレは第一話の感想で「今の日本の状況に対する軽い風刺も効いている。」と書いてしまったが、見方が甘かったかも知れない。ここまで意味の解体された世界にアイロニーも諷刺もあるワケがない。
 本作は、3人の萌え目的キャラが可愛い8歳児であるというポイント以外の要素は、徹底的に無効・無意味・無力化されていて、そこから一歩踏み出せば萌え目的アニメとして成り立たなくなるという地点で危うい綱渡りをしているように見える。
 その意味では、今後も作られ続けるであろうどんな萌え目的アニメも、本作が達成しつつある峰を越えることは不可能といっても過言でなく、自ら、萌え目的アニメという一つのジャンルに在りながら、そのジャンルに終止符を打ってしまう作品になりかねない危険を孕んでいるように見える。しかし、アニメ全体の未来にとってはその方が幸いかも知れない。
 『エヴァンゲリオン』劇場版25話で、病院のベッドに縛り付けられたアスカを前にしたシンジがハァハァ((;´Д`)ハァハァはこれが元ネタだとおもうのだが)するシーンは、萌え目的アニメを与えられたアニオタの姿を見せているように思える。
 最初に言ったように、たとえ萌え目的アニメが消滅しようとも、アニメから萌え要素が駆逐されてしまうワケではない。萌えは与えられるモノではなく、自ら見いだし、請い、奪うモノだとおもう。

_Vol.1722 2002/07/29

_爆転シュート ベイブレード2002 29話 マックス 友の叫び

脚本:三浦浩児、孫[示貞]喜 絵コンテ:金容[王宣] 演出:楠田悟 作画監督:我妻宏
木ノ宮タカオ:くまいもとこ キョウジュ:桑島法子 レイ:久川綾 マックス:折笠愛 カイ:高乃麗 ヒロミ:菊池志穂 アラン:横山智佐 ジュディー:冬馬由美 太郎:宇垣秀成 スコット警部:杉野博臣 女:池田ひかる 賊の男1:馬場圭介 DJ:泰勇気
[☆☆☆]
ここをお通しするワケにはいけませんわ@ジュディー
美人ママモエモエ。  オレの目が馴らされてしまったのだろうか。今回のような作画でも、一昔前のマッドハウス+三文字と比べたらマシになってるじゃないかと思ってしまう。
 アランの登場は今回限りのようだが、ユウヤと同じく、聖獣欲しさに悪に魂を売ってしまったキャラだった。しかし、次回はもう日本に戻ってしまうとはあっけないモノだ。

_ロックマンエグゼ 21話 最強タッグBR旋風!

脚本:荒木憲一 絵コンテ:加戸誉夫 演出:筑紫大介 作画監督:山本郷 作監協力:加藤初重
光熱斗:比嘉久美子 ロックマン:木村亜希子 桜井メイル:水橋かおり 大山デカオ:沼田祐介 綾小路やいと:金丸日向子 伊集院炎山:斎賀みつき ブルース:松風雅也 ワイリー:長克巳 大園まりこ先生:日高のり子 マサ:堀川仁 日暮闇太郎:上田祐司 氷川透:渡辺久美子 緑川ケロ:中川亜紀子 ストーンマン:石川ひろあき ボンバーマン:宇垣秀成 観客:加藤翼、松尾啓路
[☆☆☆/☆]
もう一度ボクを信じて@ロックマン
M属性モエモエ。  余分の「☆」はもちろんロックマンの分だ。
 炎山に借りをつくってしまい、悩ましげな表情を見せるやいとちゃんモエモエでます。

_犬夜叉 80話 殺生丸とさらわれたりん

脚本:武上純希 絵コンテ:まついひとゆき 演出:阿宮正和 作画監督:中島里恵
犬夜叉:山口勝平 日暮かごめ:雪乃五月 七宝:渡辺久美子 弥勒:辻谷耕史 珊瑚:桑島法子 殺生丸:成田剣 奈落:森川智之 琥珀:矢島晶子 神楽:大神いずみ 邪見:長島雄一 りん:能登麻美子
[☆☆☆☆]
黙ってると怖いんだもの@りん
とても怯えているようには見えないモエモエ。  なにはともあれ、りんだけは助かってホスィと願わずにはいられない。琥珀は早いところ四魂のカケラを抜いて成仏させてやってホスィ。
 今回も、殺生丸&犬夜叉兄弟で結果的に助け合う展開になりそうな予感。
 「自由と正義」7月号で、組合のページの東京・埼玉の法律事務所名簿(2002年4月届出分)を更新。4月中に届出のあった弁護士法人がいくつか出てきている。「自由と正義」によると、4月30日現在の全国の弁護士法人は31法人、そのうち10件が東京の弁護士法人となっている。

_Vol.1721 2002/07/28

_おジャ魔女どれみ ドッカ〜ン! 26話 キャンプとカレーでアッチッチ!?

脚本:成田良美 演出:広嶋秀樹 作画監督:桑原幹根 美術:行信三、田中里緑、塩崎広光
春風どれみ:千葉千恵巳 藤原はづき:秋谷智子 妹尾あいこ:松岡由貴 瀬川おんぷ:宍戸留美 飛鳥ももこ:宮原永海 ハナちゃん:大谷育江 小竹哲也:横手久美子 玉木麗香:永野愛 長谷部たけし:山口眞弓 佐川ゆうじ:ふじたれいこ 太田ゆたか:藤田記子 佐藤じゅん:高橋直純 杉山豊和:木内レイコ 小倉けんじ:サエキトモ 春風渓介:望月祐多 西沢先生:徳光由禾 関先生:葛城七穂
[☆☆☆/☆]
キャンプのこともいろいろ教えてくださいね@西沢先生
キャンプ以外のこともいろいろ教えてやろうじゃないか(;´Д`)  余分の「☆」はもちろんどれみの分だ。小竹にオンブされているどれみの尻モエモエ。(;´Д`)

_電光超特急ヒカリアン 17話 「はるかなる水平線」「正義とは?」

[A] 脚本:白根秀樹 絵コンテ:五月女有作 演出:いとがしんたろー 作画監督:佐久間健
[B] 脚本:白根秀樹 絵コンテ・演出:大宅光子 作画監督:宇都木勇
聖橋ケンタ:木村亜希子 ウエスト:松本さち ブラックエクスプレス:千葉繁 ドジラス:伊東みやこ ウッカリー:桜川朝恵 神田ミナヨ:嶋崎はるか 富士見鉄雄:檜山修之 松田暁美:栗原みきこ 梅田笛太郎:葛城政典 ソノカ:梶田夕貴 スグル:真田アサミ ノゾミ:渋谷茂 ツバサ:福山潤 E4:稲田徹 セブン:有馬克明 ファイヤーネックス:矢部雅史 スター:サエキトモ TVレポーター:梅里紗希
[☆☆☆☆]
その勝負待ちなさい@ミナヨ
ソノカ艦長モエモエ。
「はるかなる水平線」 「正義とは?」  ミナヨちゃんの水着以外は肩透かし。船ではケンタより偉いソノカ艦長、ますますミジメなスグルくんだ。
 「思えばオレの人生はいつも海とともにあった…」ブラック親分@千葉繁のセリフが渋過ぎる。士官学校時代って、何世紀前の回想をしているんだろう。
 ミナヨちゃんに保護されているスターとドジラス&ウッカリー。ヨシヨシ。

_ぴたテン 17話 休日の楽しみ方

脚本:江夏由結 絵コンテ:新留俊哉 演出:岡崎幸男 作画監督:玉井公子
美紗:田村ゆかり 樋口湖太郎:沢城みゆき 紫亜:ゆかな 綾小路天:斎賀みつき 植松小星:釘宮理恵 御手洗大:くまいもとこ 御手洗薫:野川さくら ニャー:冬馬由美 御手洗家執事:塚田正昭 マスター:志村知幸 生徒:徳永愛、時田光
[☆☆☆]
私、薫さんと戦います@紫亜  薫のテロップが抜けていたので補完。
 天がやたらに紫亜に入れ込むようになってきた。天が不幸なことになる前兆なのだろうか。

_サイボーグ009 40話 ミュータント戦士編(2) シンクロワープ -同調跳躍-

脚本:大西信介 絵コンテ:石踊宏 演出:阿部雅司 作画監督:向山祐治
009(島村ジョー):櫻井孝宏 001(イワン・ウイスキー):植田佳奈 002(ジェット・リンク):森久保祥太郎 003(フランソワーズ・アルヌール):雪乃五月 004(アルベルト・ハインリヒ):飛田展男 005(G・ジュニア):大塚明夫 006(張々湖):茶風林 007(グレート・ブリテン):長島雄一 008(ピュンマ):岩田光央 ギルモア:麦人 ケイン:森川智之 ミー:朴[王路]美 リナ:園崎未恵 フィル:斎賀みつき ブラウン教授:有本欽隆 若き日のガモ:田中総一郎 BG幹部:河相智哉 エリカ・ウイスキー:よのひかり ガモ・ウイスキー:加藤精三
[☆☆☆☆]
私たちは何なのか@リナ  今回のエピソードで、00ナンバーたちの連携プレーと役割分担が、自分勝手なミュータント戦士たちとの比較で浮き彫りになってくる。00ナンバーたちは、少なくとも001を大切に扱っているというワケだ。
 次回は、ラビリンスでリナとしっぽりのジョー。003の目も届かないし、いつもモテモテでうらやましい野郎じゃないか。(;´Д`)

_美少女戦士セーラームーンS 28話 より高くより強く! うさぎの応援 (1994/12/10)

脚本:柳川茂 演出:幾原邦彦 作画監督:中村太一 美術:大河内稔
うさぎ:三石琴乃 ちびうさ:荒木香恵 ルナ:潘恵子 地場衛:古谷徹 レイ:富沢美智恵 亜美:久川綾 まこと:篠原恵美 美奈子:深見梨加 アルテミス:高戸靖広 冥王せつな(セーラープルート):川島千代子 天王はるか(セーラーウラヌス):緒方恵美 海王みちる(セーラーネプチューン):勝生真沙子 土萌ほたる:皆口裕子 早瀬瞬:古川登志夫 う・ンドーカイ:松岡洋子 ミメット:かないみか ウィッチーズメンバー:中山真奈美 カオリ:上村典子 教授:神谷明
[☆☆☆☆]
求めてる世界が違うんだ@ウラヌス  何と言ったらいいのか分からないし、未だ決定的にココロを奪われるエピソードには至ってないと思うが、首から下が全身真黒というだけでモエモエなほたるだ。
 ブラックマンセー。(;´Д`)
 ずっと調子の悪かったエアコンは、寝ているうちに直ってしまったようで、今は完全に冷えている。それにしても、午後からウトウトしてしまい気がついたら夜になってしまった。DVDなどの未読の消化も全く進まないし、この暑さで読書も一向に進まない。読んでいて、これはネタにしようと考えるものもあるのだが、時間が経つと頭から蒸発してしまう。困ったモノだ。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1720 2002/07/27

_満月(フルムーン)をさがして 17話 すれ違う二人

脚本:中瀬理香 絵コンテ:松下ユキヒロ 演出:清水明 作画監督:河南正昭
神山満月/フルムーン:myco タクト:斎藤恭央 めろこ:本多知恵子 若松円:可名 佐々木:寺田はるひ 若王子先生:小川輝晃 大重正美:瀬尾智美 田中さん:赤[土`]眞弓 おばあさん:杉山佳寿子 桑原:近藤孝行 クライアント:植木誠、二村兆富、平野貴裕 プランナー:下崎紘史 十萌:長浜満里子
[☆☆☆☆]
急に大人っぽくなっちゃったみたい@十萌
どのヘンが大人っぽいのか確かめさせてホスィ(;´Д`)  めろこの「寿命をまっとうさせるのが死神の仕事」というセリフにはビックラコキマロ。早過ぎるのも遅過ぎるのも困るというワケだ。
 若松円は、あらすじにも書きたくないウルトライヤなキャラぶりを発揮しているし、人間?関係がこじれてきてイイ感じだ。

_東京ミュウミュウ 17話 蒼の騎士、おまえは俺が守る!

脚本:十川誠志 絵コンテ:西村聡 演出:阿部記之 作画監督:石野聡
桃宮いちご:中島沙樹 藍沢みんと:かかずゆみ 碧川れたす:佐久間紅美 黄歩鈴:望月久代 藤原ざくろ:野田順子 白金稜:遠近孝一 赤坂圭一郎:緑川光 青山雅也:緒方恵美 キッシュ:阪口大助 パイ:神奈延年 タルト:浅井清己 桃宮慎太郎:小西克幸 桃宮さくら:本田貴子 柳田もえ:中川亜紀子 本条みわ:金田朋子
[☆☆☆☆]
お腹丸出し@いちご  ウワサのタキシード仮面的キャラ登場。こうなってくると、青山君の声優に緒方恵美が選ばれたことが活きてくる感じだ。しかし、登場のシーンが地味。ここは、気の効いた決めセリフのひとつも欲しいトコロだ。「ワールド・シェイキング」とか。
 しかし、蒼の騎士がエルフ耳ということは、青山君もキッシュたちと同じ古代地球人の子孫なのか。ややこしい話になりそうだ。
 10話「最後の仲間、まぼろしの一匹狼」に続いて石野聡。その時ほど違和感なく見られたし、いちごの立体感のあるお腹のツヤが眼福でした。(;´Д`)

_わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 17話 ガイア族のおくりもの

脚本:土屋理敬 絵コンテ:高柳哲司 演出:古川政美 作画監督:三浦貴弘
ミルモ:小桜エツ子 南楓:中原麻衣 リルム:麻積村まゆ子 結木摂:徳本恭敏 ヤシチ:ゆきじ 日高安純:ひと美 ムルモ:釘宮理恵 松竹:保志総一朗 ミモモ:柚木涼香 サスケ:くまいもとこ ハンゾー:下屋則子 楓の母/サブロー:村井かずさ イチロー:伊藤健太郎 ジロー:杉山育美 シロー:小河正史 ペータ:比嘉久美子 先生:土田大 ビケー:菊池いづみ アンナ:池田千草 フィア:水田わさび アクア:小林けい ウィン:石川静 ピクモ:松来未祐 学生:下山吉光
[☆☆☆☆☆]
ミルモンミルモンプリクリム@楓
モエモエ。  戻ってきても、妖精サイズのままでいてホスィと言いたくなるほどのカワイイ1/6?楓でした。
 前回と今回の2話は、部分的にプロップによるファンタジーの体系にハマっている。
1.留守
楓、ミルモと妖精界へ。
2.禁止
24時間以内に戻らないと、人間界へ帰れなくなる。
5.密告
サスケとハンゾウ、妖精界へ来たミルモと楓のことを報告。
6.謀略
ワルモ団の暗躍、ミルモと楓を邪魔するために送り込まれたヤシチ。
12.魔法の授与者に試される主人公
ガイア族に試練を与えられる楓とミルモ。
13.主人公の反応
「私、帰らない」涙を流した楓。
14.魔法の手段の提供
ガイア族にマイクを授けられた楓。
15.主人公の移動
ミルモと楓、人間界へ。
16.主人公と敵対者の闘争
ミルモと楓、ワルモ団と対決。
18.敵対者に対する勝利
ミルモと楓、ワルモ団に勝利。
という具合だ。このように、パターンにハマるストーリーを提供することによって、子供が感情移入しやすく安心して見られる話になっているというワケだ。
 _『トータリースパイズ!』も予約に入れて見てしまった。目の表現など、確かに日本のアニメの影響を受けているが、三人娘が同時に同じ画面の中で気持ちよく動きまくっていて、これは今の日本のテレビアニメのレベルでは太刀打ちできないと思わされたりする。
 こちらと向こうのテレビアニメの最大の違いは、キャラの顔重視でアップからせいぜい半身のショットが多い日本のアニメに対して、向こうは、どちらかというと全身のプロポーションを重視している感じ。また、雑でも密度が高く、ご都合主義でも有無を言わせぬ強引なストーリーも、見ていて非常に楽しい。
 _灰羽連盟
 「魂は永遠に彷徨う」を見て知ったのだが、安倍吉俊(AB)さんの「灰羽連盟」の公式サイトが出来ていた。ZEROESさんも書いているが、柳沼和良さんのサイトのBBSで、少し前にABさんが、原作、キャラクターデザイン、設定から脚本まで一人でやっていて大変という話をされていた。もうログが流れてしまっていると思うが、確かその時は、テレビシリーズで13話という話だったと思う。
 この「灰羽連盟」は、98年12月のコミケで買って読んでいるはずだが、どんな話だったかよく覚えてないし、オレの部屋から発掘できるかどうかも自信ない。
 いずれにしても、lain、NieA_7以来のABさんのアニメということで非常に楽しみ。
 今週から、去年の夏に絶滅させたはずのノミが湧いてきたので、家全体に燻蒸式殺虫剤をかけるため、猫を外に出して昼頃から外出。3時間ほどつぶして帰ってきたのだが、エアコンの具合が悪くなっていた。室外機のファンが止まってしまうので全く冷えない。たまに回り出すこともあるので、ヒューズが飛んでいるワケでもなさそう。これはイカンと思って、スプレー式洗浄液を使ったのが裏目に出てしまったのかも知れない。アニメにも集中できなくて参った。(;´Д`)

_Vol.1719 2002/07/26

_円盤皇女ワるきゅーレ 4話 君の羽根がめざすもの

脚本:榎戸洋司 絵コンテ:高木宣弘 演出:林有紀 作画監督:佐々木敏子
ワルキューレ(18歳):緒方恵美 ワるきゅーレ(8歳):望月久代 時野和人:鈴村健一 時野リカ:南央美 七村秋菜:千葉紗子 ハイドラ(大18歳、小8歳):西村ちなみ 真田さん:田中理恵 トリアム王子:三木眞一郎 アジロ:飯島肇 白:西前忠久
[☆☆☆☆]
リンゴぐらい自分でムイたら@ワるきゅーレ
ムイてホスィ(;´Д`)  秋菜がヘンなツッコミキャラになっていて面白かった。トリアム王子も相当にヘンなキャラだったし、全体的に榎戸洋司の電波の入った脚本が冴えていたように思われ。
 ワるきゅーレ@8歳児はリアル8歳児のように見えて、実は何もかも分かっているんじゃないかと思わされる。
 しかし、政略結婚から逃れて地球へとか、一人の王子に対して二人のお姫様とか、どうしても『コメットさん☆』を思い起こされてしまう設定だ。

_Vol.1718 2002/07/25

_.hack//SIGN 17話 Conflict

脚本:横手美智子、伊藤和典 絵コンテ・演出:有江勇樹 作画監督:番由紀子
司:斎賀みつき ミミル:豊口めぐみ ベア:中田和宏 BT:平松晶子 昴:名塚佳織 クリム:三木眞一郎 楚良:家中宏 銀漢:千葉一伸 重剣士:坂口候一 呪紋使い:田中完
[☆☆☆]
嫌うほどの味があるワケでもニオイがあるワケでもない@BT  場の空気に敏感なミミル。失敗を取り返そうとしてますます墓穴を掘ってしまうBT。オレもイヤというほど味わっているし、ネットではありがちな経験だ。
 思わせぶりにリアルワールドのBTを見せたりして、こういうことをされると、ベアやミミル、昴や銀漢の本体の方の様子も気になって仕方ない。楚良は、青筋を立ててキーボードを叩いているDQNだろうかとか。

_陸上防衛隊まおちゃん 4話 空と陸は一つです

脚本:黒田洋介 コンテ:紅優 演出:鈴木吉男 作画監督:梶浦紳一郎 児童画:加戸TO子・K子
鬼瓦まお:こやまきみこ 築島みそら:吉川由弥 三島かごめ:長沢美樹 宙(おおぞら)ゆり子:満仲由紀子 宇(のき)ちなみ:井浦愛 鬼瓦陸士郎:野島昭生 築島空次郎:鈴木清信 銀河大王:園部啓一 首相:菅原淳一 陸、空のオペレーター:豊嶋真千子 教師A:下山吉光 生徒A:富坂晶 生徒B:今井麻美 生徒C:服部加奈子
[☆☆☆☆☆]
助けてであります@みそら
怯えモエモエであります(;´Д`)  『ファンタジーの文法〜物語創作法入門〜』(ジャンニ・ロダーリ/窪田富男訳/ちくま文庫)に出てきた「ファンタジーの二項式」を思い起こされる。その中でロダーリは、意味がかけ離れていて、しかも一緒に使うと違和感がある二つの言葉を子供たちに与えて、お話しを作らせるということをやっている。一見、組み合わせることが不可能なモノ同士を強引に結びつけるところからファンタジーが生まれるという考え方。
 これ自体は別に目新しい考え方ではなく、マンガでもアニメでもよく使われる方法のひとつになっている。例えば、今やっている『最終兵器彼女』は、少女の身体に兵器という組み合わせ。
 このアニメは、その使い方がかなり徹底しているように見える。「可愛い」と「宇宙人」、「8歳児」と「防衛隊」、「第二種陸上装備」と「鼓笛隊のような制服」、「ハイカラ」「…であります」「自分」「前途多難」という8歳児の言葉遣い等々という具合だ。『最終兵器彼女』もかなりのモノだが、たいていのマンガやアニメでは、二項式はちょっとしたアクセント程度にしか使われないことが多いので、最初に受けた刺戟や感銘は、何話か続けて見ていくうちに急激に薄れてしまうことが多い。これは、チープに見えるからといって侮り難いアニメになるかも知れない。
 8歳児のカワイイ女の子がピアノのお稽古、という情景を思い起こされずにはいられないシンプルで軽いタッチのピアノのBGMも、本作の世界観に非常に合っていて御機嫌であります。
_千と千尋DVDの色問題
 気になっていたので、さっそく開封して本編DISKを見た。
 オレの視聴環境は
パイオニア DVL-9
最初期のコンパチ機。リモコンのモード選択で「シネマ1」「シネマ2」「アニメ」「スタンダード」の4種類の色あいが選べる。「シネマ2」は赤が強くセピア調。ふだんは「スタンダード」で視聴。
シャープ XV-Z4000
アニメの視聴に使っている液晶プロジェクタ。スクリーンは70インチ。5種類の映像モードをリモコンで設定できる。カラーバランスの調整可能。
三菱 21C-LA22-N
21型のカラーテレビ。アニメの視聴にはほとんど使わない。
ビクター JX-S510
AVセレクタ。7系統の入出力。DVDもこのセレクタ経由でプロジェクターにつながっている。
 三菱のテレビでも一応見たが、これはかなり赤い。画質調整メニューで「映像」「画質」「明るさ」「色あい」「色のこさ」を調整できるようになっているようだが、このテレビでアニメを見ることはほとんどないので、設定は全部デフォルトのままになっている。
 結局、オレのふだんの視聴環境である液晶プロジェクタの画質調整メニューの設定によって、あまり赤さが気にならない程度にはすることができた。その設定は、「映像+11 明るさ+15 色の濃さ0 色あい0 画質+20 ホワイトバランス/赤-10 青+12」だった。しかし、この『千と千尋』を見るトキ以外のふだんの設定でも、ホワイトバランスは赤をマイナス、青をプラスに設定している。
 アニメーターの柳沼和良さんも、自分の作品(月夜の晩に)がテレビなどで自分の意図した色と違って映っていると気が狂いそうになると言われていたし、本当に宮崎監督の意向でこんな色調になったとは考えたくないのだが。

_Vol.1717 2002/07/24

_天地無用! GXP 17話 西南と天地

脚本:黒田洋介、梶島正樹 絵コンテ:梶島正樹 演出:和田裕一 作画協力:中山岳洋 デザイン協力:梶島正樹
山田西南(せいな):茂木滋 雨音・カウナック:鈴木麻里子 正木霧恋(まさき・きりこ):佐久間紅美 リョーコ・バルタ:久川綾 ネージュ・ナ・メルマス:水樹奈々 福:金田朋子 正木海:菅沼久義 柾木天地:菊池正美 魎呼:折笠愛 柾木阿重霞:高田由美 柾木砂沙美:横山智佐 白眉鷲羽:小林優子 九羅密美星:水谷優子 神木ノイケ:進藤尚美 魎皇鬼:小桜エツ子 柾木勝仁:青野武 柾木遙照:子安武人 柾木アイリ:玉川紗己子 山田吉子:能登麻美子 西南の母:小野寺啓子 NB:ワタナベシンイチ
[☆☆☆☆]
ガンバレよ西南君@天地  最近のアニメのロリキャラに毒されているせいか、砂沙美の声がロリ声に聞こえない。イカンなあ。(;´Д`)

_WITCH HUNTER ROBIN 4話 Stubborn aesthetics

脚本:北嶋博明 絵コンテ:高山朋浩 演出:宮田亮 作画監督:工藤昌史 レイアウト:坂巻貞彦
瀬名ロビン(15歳):渡辺明乃 亜門(25歳):竹若拓磨 榊晴人(17歳):福山潤 烏丸美穂(19歳):幸田夏穂 堂島百合香(18歳):氷上恭子 マイケル・リー(16歳):結城比呂 小坂慎太郎(45歳):辻親八 服部庄平(32歳):大倉正章 真崎瞳子:中島麻実 小夜子:菊地祥子
[☆☆☆☆]
目なんか悪くない@ロビン  小夜子に信心を問われ、日課だからお祈りしていると答えたロビン。そのセリフは違うんじゃないかと言いたくなってしまう。ロビンには、ポーズだけじゃなく信心深いトコロを見せてほしいと思うのだが。
 烏丸に見抜かれたのは「顔に書いてある」というヤツだ。表情が乏しいのに顔に出てしまう。イイ性格じゃないか。

_ちょびっツ 17話 ちぃ まかなう

脚本:玉井☆豪 絵コンテ:島津奔 演出:木村寛 レイアウト作監:濱田邦彦 作画監督:田中雄一
本須和秀樹:杉田智和 ちぃ:田中理恵 新保弘:関智一 すもも:くまいもとこ 清水多香子:柚木涼香 大村裕美:豊口めぐみ 植田弘康:上田祐司 日比谷千歳:井上喜久子
[☆☆☆]
ふんだりけったりです〜@すもも
モエモエ。  ちぃのスカートの裾に飛びついてよじ登ったりするすももの動きがカワイイ。電話モードになったトキに思わず掴んでしまったら、どんな反応を見せるのだろうか。

_ヒカルの碁 41話 三週では遅い!

脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:えんどうてつや 作画監督:仲田美歩
進藤ヒカル:川上とも子 藤原佐為:千葉進歩 塔矢アキラ:小林沙苗 和谷義高:高木礼子 伊角慎一郎:鈴村健一 越智康介:松岡洋子 篠田院生師範:坂東尚樹 越智の祖父:伊井篤史 本田敏則:櫻井孝宏 飯島良:山口隆行
[☆☆☆☆]
越智には感謝するよ@伊角  アキラ君がますます気合いが入っていてイイ感じだ。
 _今日、秋葉原で。DVDのデータは末尾
DVD/だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ9
64〜66話。
DVD/しあわせソウのオコジョさん (5)
15〜18話。
DVD/美少女戦士セーラームーン (7)(8)
無印完結。全巻収納のボックス付。R以降は買わないかも知れない。
DVD/フィギア17 つばさ&ヒカル (11)
11話。ようやく残り2話というところまできた。
DVD/ブレンパワード (1)(2)(3)
WOWOW加入のきっかけになったスクランブルアニメ。最近、ちょっと見たくなってしまったところへ出た廉価版なので買うしか!
DVD/巨人の星 雄飛編 (6)
花形がムチャクチャな特訓の成果を見せて大リーグボールを打つ83話「傷だらけのホームイン」が目当て。
DVD/ブラックマジックM-66
一度は見ているのだが。
DVD/千と千尋の神隠し
明日にでも、問題の色調を確認してみたい。
DVD/日本アニメTV主題歌大全集 (1)
1975〜1981年のアニメ主題歌。この時期のテレビアニメで、オレが見ていたものはほとんどない。唯一リアルタイムで見た記憶があるのは「未来少年コナン」くらい。
DVD/太陽の王子ホルスの大冒険
どうぶつ宝島
長靴をはいた猫
白蛇伝
少年猿飛佐助
この中で、リアルタイムで見たのは「少年猿飛佐助」くらいかも。一番楽しみにしていた「白蛇伝」が石丸本店で品切れだったので焦ったが、ソフトワンで発見。
CD/LEAF PIANO COLLECTION VOL.1
今日が発売日だった。マルチのジャケットにひかれて買ってしまった。

_Vol.1716 2002/07/23

_あずまんが大王 16話 「くみあわせ」「降臨」「かわいい」「注文」「宣伝効果」

脚本:大久保智康 絵コンテ:桜井弘明 演出:三芳唯稀 作画監督:橘秀樹 総作画監督:和田崇
美浜ちよ:金田朋子 春日歩:松岡由貴 滝野智:樋口智恵子 水原暦:田中理恵 榊:浅川悠 神楽:桑島法子 谷崎ゆかり:平松晶子 黒沢みなも:久川綾 かおりん:野川さくら 千尋:大前茜 木村:石井康嗣 男子生徒:吉野裕行、矢薙直樹
[☆☆☆☆]
ちよちゃんのペンギン体操
髪下ろしモエモエ。  大阪にタコ焼きとたい焼きを食べさせてもらうちよ。二人ともモエモエ。よくよく考えると、ちよちゃんはオコジョさんと同じ軽い虐待を受けるキャラになっている気がする。

_しあわせソウのオコジョさん 42話 「プールサイド危機一髪!」「妄想に踊る槌谷」

[A] 脚本:浦沢義雄 絵コンテ:佐山聖子 演出:小高義規 作画監督:桜井木ノ実
[B] 脚本:西園悟 絵コンテ:蒔世捺子 演出:五十嵐達也 作画監督:蒔世捺子
コジョピー:沢城みゆき 槌谷揺:小泉豊 コジョルー:鮭延未可 ゆうた:加藤奈々絵 ちょろり:山崎雅美 みゆ/るる&るか:谷井あすか ゆうたの母:荘真由美 ペット店店長:上田陽司 中林:岩崎柾実 牙王:竹本英史 るる&るかの母:若林絵子 太郎丸:高橋広樹 運転手:伊丸岡篤 ナレーション:寺田はるひ
[☆☆☆☆☆]
槌谷君にお願いがあるの@ゆうたのママ
お、奥さんの頼みなら何でも(;´Д`)
「プールサイド危機一髪!」 「妄想に踊る槌谷」  中林が登場するたびに抱腹絶倒、プールだけど大笑い海水浴場@面堂だった。
 Bパートのヘンナノ姉妹の電波による精神汚染もなかなかのモノだった。

_G-onらいだーす 4話 特訓ド真中!

脚本:木村暢 絵コンテ:光石たろう 演出:山口頼房 作画監督:晶貴孝二 アクション番長:椛島洋介
倉間ユウキ:島涼香 嵐山セーラ:南央美 星川ヤヨイ:倉田雅世 鯨井仙三郎:堀内賢雄 真田ミオ:久川綾 本郷一朗:檜山修之 マコ:水橋かおり パオ:町井美紀 アイ:上村貴子 ゼロ:田村ゆかり 木人くんプラス:浅野真澄
[☆☆☆]
風林火山@ユウキ
ニンニン。  作画そのものは、それほど崩れているワケではなさそうだが、腑に落ちない動きがやたらに目についてしまう。三人の結束がバラバラという前に、スタッフの結束が感じられない仕上がりというか…。素材は悪くないと思うので、今後の巻き返しに期待したいトコロだ。
 明日、秋葉原でDVDのお買い物をするつもりだが、『千と千尋の神隠し』の件はあちこちで大騒ぎになっていて、一般紙のニュースでも取り上げられているようだ。そのへんの情報から見ると、オレの視聴環境では、プロジェクターの色温度などの設定である程度見られるモノになりそう。本当は、クレームに対するブエナビスタの対応などの様子をみるのが正解かも知れないが、話のネタに買ってしまうかも知れない。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1715 2002/07/22

_爆転シュート ベイブレード2002 28話 ニューヨーク謎の石版

脚本:三浦浩児 絵コンテ:小高義規 演出:神戸守 作画監督:HOHII
木ノ宮タカオ:くまいもとこ キョウジュ:桑島法子 レイ:久川綾 マックス:折笠愛 カイ:高乃麗 ヒロミ:菊池志穂 アラン:横山智佐 ジュディー:冬馬由美 太郎:宇垣秀成 スコット警部:杉野博臣 賊の男1:馬場圭介 賊の男2:高橋裕吾
[☆☆☆☆]
ミルクひとつお願いします@キョウジュ
スケベなヤシだな(;´Д`)  カーチェイスから、タカオがベイで強盗団のタイヤをパンクさせるあたりは、ムチャクチャで面白かった。このところバトル続きだったので、今回のようなエピソードは新鮮な感じを受ける。
 なるほど、今は太郎パパもアメリカにいるので、無印の頃はアレほどトゲトゲしかったジュディママも、すっかり普通の優しげなママになっているワケだ。トゲトゲといえば、テニス少女のエミリーはどうしているのだろうか。
 アランは無印には出てこなかったキャラだと思うが、どうも、カイに対するユウヤのようなキャラになりそうな予感。そのうち、マックス君が「アランのカタキはとってやる」とか言い出すような展開になったらイヤかも。

_ロックマンエグゼ 20話 やいとちゃん危機一髪!

脚本:荒木憲一 絵コンテ・演出:大槻敦史 作画監督:津熊健徳
光熱斗:比嘉久美子 ロックマン:木村亜希子 桜井メイル:水橋かおり 大山デカオ:沼田祐介 綾小路やいと:金丸日向子 グライド:川津泰彦 伊集院炎山:斎賀みつき ブルース:松風雅也 大園まりこ先生:日高のり子 マサ:堀川仁 日暮闇太郎:上田祐司 氷川透:渡辺久美子 緑川ケロ:中川亜紀子 ストーンマン:石川ひろあき ボンバーマン:宇垣秀成 支配人:鈴木琢磨 運転手:平野俊隆 ウェイター:下山吉光 係員:加藤木賢志 部下:茂木優
[☆☆☆☆]
イチゴ牛乳@やいと
パンツもイチゴ模様だったのか炎山に聞きたいモノだ(;´Д`)  そういえば、やいとが小学校三年生ということは8〜9歳というトコロなのか。『G-onらいだーす』のロリベーダースはロボ子ちゃんを除いて全員9歳だし、まおちゃんの三人、ワるきゅーレの二人は8歳だし、ここまで重なると不吉なモノを感じてしまう。これらの中では、純正子供向けアニメである本作のやいとを最も正しい8歳児キャラとして推したいところだが、本作にも邪悪なモエ狙いの影がチラついているので、手放しというワケにもいかない。それでも、前回までの悪ロールよりはやいとちゃんの方がずっと好感度は高い。
 炎山は口はムチャクチャ悪いが、性根まで腐っている小僧ではなかった。炎山が今回で株を上げてしまったので、サイテー小僧の地位がますます揺るぎない熱斗だ。

_犬夜叉 79話 邪見の鉄砕牙ブン取り作戦

脚本:高橋哲子 絵コンテ・演出:福本潔 作画監督:佐久間信一
犬夜叉:山口勝平 日暮かごめ:雪乃五月 七宝:渡辺久美子 弥勒:辻谷耕史 珊瑚:桑島法子 殺生丸:成田剣 神楽:大神いずみ 邪見:長島雄一 りん:能登麻美子 無男:高田べん 小鬼:岸尾大輔 比丘尼:島宗りつこ
[☆☆☆]
邪見様が心配だったから@りん  邪見一人で飛ばしていて空回り気味だし、気の抜ける話だなと思いながら見ていたが、りんがさらわれて俄然次回が楽しみになってきた。
 そういえば、りんも8歳児なのだろうか。(;´Д`)
 BBSで、らむね☆さんに、昨日の『おジャ魔女どれみ』の先々代の女王様の6人の孫ネタは、7話「開いて! 心のとびら」と16話「消えない虹の作り方」以来の3話目だったことを指摘されました。16話はチェックを失敗して見られなかったので、全く思い浮かばなかったというワケですが、ご指摘ありがとうございました。一応、昨日の感想の方も訂正しておきました。

_Vol.1714 2002/07/21

_おジャ魔女どれみ ドッカ〜ン! 25話 笑顔をくれる? なぞのグラス

脚本:大和屋暁 演出:岡佳広 作画監督:青山充 美術:行信三、田中里緑、いでともこ
春風どれみ:千葉千恵巳 藤原はづき:秋谷智子 妹尾あいこ:松岡由貴 瀬川おんぷ:宍戸留美 飛鳥ももこ:宮原永海 ハナちゃん:大谷育江 マジョリカ:永澤菜教 ララ:高村めぐみ ババ:朴[王路]美 オークショニア:滝知史 マジョクロス:光明寺敬子 魔女界の女王様:? マジョリン:木内レイコ アジェラ:柚木涼香 先々代の女王様:土井美加
[☆☆☆]
肩たたき券12枚@どれみ  7話「開いて! 心のとびら」とチェックを失敗した16話「消えない虹の作り方」以来の先々代の女王様と6人の孫ネタ。
 100万ドルも出せるなんて、さすがは番台がバックについている魔女界じゃないかとツッコミたくなってしまう。どういう経路でオークションに流れたのかも気になってしまうし、乾杯する時グラスを割ってしまったらどうするんだとか、今回はやたらに愚にもつかないことばかり考えてしまった。そんなことを考えて見るような子供なんていないだろうに。(;´Д`)

_電光超特急ヒカリアン 16話 「僕のおとうと」「ブラック、男一匹」

[A] 脚本:佐藤勝一 絵コンテ:五月女有作 演出:宮原秀二 作画監督:小林勝利
[B] 脚本:白根秀樹 絵コンテ:五月女有作 演出:宮原秀二 作画監督:小林勝利
聖橋ケンタ:木村亜希子 ウエスト:松本さち ブラックエクスプレス:千葉繁 ドジラス:伊東みやこ ウッカリー:桜川朝恵 神田ミナヨ:嶋崎はるか 富士見鉄雄:檜山修之 松田暁美:栗原みきこ 竹田時定:渋谷茂 梅田笛太郎:葛城政典 ソノカ:梶田夕貴 スグル:真田アサミ 暁美の父:杉野博臣 暁美の母:鑓田朋子
[☆☆☆☆]
パンツはけよな〜@ブラック親分
「僕のおとうと」 「ブラック、男一匹」  買い占めたヨーヨーをケンタに見せびらかすスグルは、つくづく逝ってヨシな小僧だ。
 途中が抜けているので自信ないが、200系のケーくんを初めて見たのは129話「ケーくんとかくれんぼ」だった。今ではすっかり一人前のヒカリアンになっているウエストも、その頃はかなり幼いキャラだった。

_ぴたテン 16話 下界の歩き方

脚本:ときたひろこ 絵コンテ:青山浩行 演出:古谷渓一郎 作画監督:馬場健
美紗:田村ゆかり 樋口湖太郎:沢城みゆき 紫亜:ゆかな 綾小路天:斎賀みつき 植松小星:釘宮理恵 御手洗大:くまいもとこ ニャー:冬馬由美 早紗:岡村明美 担任の先生:千葉一伸 御手洗家執事:塚田正昭 赤ん坊:今井麻美 男:保村真
[☆☆☆]
超バリモエ美少年@早紗
同人女属性の天使ですか。  天使と悪魔は、今回の早紗とニャーのようにいがみ合っているのが普通で、美紗と紫亜のような関係は特別だと言いたいのだろうか。分かったような、分からないような。

_サイボーグ009 39話 ミュータント戦士編(1) 新たなる刺客

脚本:大西信介 演出:海老沢幸男 作画監督:倉田綾子
ED:「I do」作詞・作曲・歌:Fayray(avex trax) EDアニメ/演出・作画:紺野直幸
009(島村ジョー):櫻井孝宏 001(イワン・ウイスキー):植田佳奈 002(ジェット・リンク):森久保祥太郎 003(フランソワーズ・アルヌール):雪乃五月 004(アルベルト・ハインリヒ):飛田展男 005(G・ジュニア):大塚明夫 006(張々湖):茶風林 007(グレート・ブリテン):長島雄一 008(ピュンマ):岩田光央 ギルモア:麦人 ケイン:森川智之 ミー:朴[王路]美 リナ:園崎未恵 フィル:斎賀みつき ニコル:河相智哉 ガイア:沢木郁也 キーリー:増谷康紀 ガモ・ウイスキー:加藤精三
[☆☆☆]
BGは滅んでいなかった@009  ミュータント戦士編ということで、EDが変わっていた。
 ようやく、BGとの対決が前面に出てくる展開に入るようだ。

_美少女戦士セーラームーンS 27話 嵐のち晴れ! ほたるに捧げる友情 (1994/12/03)

脚本:杉原めぐみ 演出:遠藤勇二 作画監督:柳瀬譲二 美術:浅井和久
うさぎ:三石琴乃 ちびうさ:荒木香恵 ルナ:潘恵子 地場衛:古谷徹 海王みちる(セーラーネプチューン):勝生真沙子 天王はるか(セーラーウラヌス):緒方恵美 冥王せつな(セーラープルート):川島千代子 土萌ほたる:皆口裕子 ミメット:かないみか 暮林:竹村拓 う・バーラ:伊藤美紀 カオリ:上村典子 子供:豊嶋真千子、大本眞基子、溝上真紀子 教授:神谷明
[☆☆☆]
ただ自由に好きなところで咲かせてあげればイイのに@ほたる  「品種改良」とか「病気に強い」という言葉に反応させたり、暮林と子供たちの様子を見せたり、楽しそうなピクニックの食事の中で見せる寂しげな表情を通じて、ほたるというキャラに対する感情移入を誘っているように見える。教授がひれ伏しているほたる?と、父親らしい振舞いをほたるに見せる教授。親子揃って二重人格なのだろうか。そういう設定は幾原邦彦が好みそうだし。

_Vol.1713 2002/07/20

_満月(フルムーン)をさがして 16話 ライバル登場!

脚本:まさきひろ 絵コンテ:岩崎太郎 演出:上野史博 作画監督:清丸悟
神山満月/フルムーン:myco タクト:斎藤恭央 めろこ:本多知恵子 若松円:可名 若王子先生:小川輝晃 英知:木村良平 大重正美:瀬尾智美 田中さん:赤[土`]眞弓 桑原:近藤孝行 クライアント:植木誠 プランナー:下崎紘史 エリ:中尾友紀 しのぶ:堀江ゆき 美由:鮭延未可
[☆☆☆☆]
目を閉じて波の音を聞いてごらん@英知
目を閉じさせてナニをするつもりだ(;´Д`)  やっと、原作に出てくるエピソードに入って、痛い展開の予感。
 満月の胸のレントゲンを見ている若王子には、本当はレントゲンじゃない満月の写真を撮っておけば良かったと後悔しているんじゃないんですか!先生?とツッコミたくなってしまった。
 タクトの声でしゃべっている満月には違和感があるが、うらやましいカモ。(;´Д`)

_東京ミュウミュウ 16話 れたすの恋、一途な思いは図書館で

脚本:大和屋暁 絵コンテ・演出:松浦錠平 作画監督:桜井木ノ実
挿入歌:「海を見ていた」歌:碧川れたす 作詞:清原明恵 作曲:UZA 編曲:村上正芳(NECインターチャネル)
桃宮いちご:中島沙樹 藍沢みんと:かかずゆみ 碧川れたす:佐久間紅美 黄歩鈴:望月久代 藤原ざくろ:野田順子 青山雅也:緒方恵美 パイ:神奈延年 タルト:浅井清己 江戸紫典弘:伊藤健太郎 只野さつき:半場友恵 悪そうな女友達:本田貴子、神田朱未
[☆☆☆]
ラマーズ法@れたす
自分で使うつもりなのか(;´Д`)  難しい本を朗読していちごたちを眠らせてしまうキメラアニマとか、前半のれたすと江戸紫のやりとりなどには、さすが大和屋暁という面白さが出ていたと思うけど、オチに至る展開には唖然とさせられてしまった。都合の悪い部分をカットさせられてしまったしか思えない。
 戦士の一人がピンチに追い込まれたトキに、他のメンバーが絶好のタイミングで登場するパターンなどは『セーラームーン』を踏襲していてイイと思うのだが。

_わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 16話 楓、ミルモの里へ…

脚本:土屋理敬 絵コンテ:そーとめこういちろう 演出:花井信也 作画監督:今泉賢一
ミルモ:小桜エツ子 南楓:中原麻衣 リルム:麻積村まゆ子 結木摂:徳本恭敏 ヤシチ:ゆきじ 日高安純:ひと美 ムルモ:釘宮理恵 松竹:保志総一朗 ファンシーショップ店長:中博史 ミモモ:柚木涼香 サスケ:くまいもとこ ハンゾー:下屋則子 楓の母/サブロー:村井かずさ イチロー:伊藤健太郎 ジロー:杉山育美 シロー:小河正史 ペータ:比嘉久美子 ビケー:菊池いづみ アンナ:池田千草 マンボ:根本圭子 ガビン:城雅子 学生:下山吉光
[☆☆☆☆☆]
もっとマシな作戦はないの@安純
洗脳されていても同じじゃないか(;´Д`)  なるほど、普通の人間より強い「願う力」を持った楓は主人公にふさわしいキャラだったワケだ。OPで歌詞にシンクロして歌っている楓のコスチュームとマイクの意味が明かされそうだ。
 楓には、倭に戻れなくなっても、ミルモの里で王様になればイイじゃないかと言ってやりたくなる。
 今日は、佐藤さんが家に来て、いろいろと見たり話をしたりしていた。
 佐藤さんが言われていた人間の本能とか発達心理学の話は面白そうだった。確かに、吉本隆明にしても構造主義にしても、人間がどうして人間なのか、どうして人間だけが言葉を使うのかという根源的な部分まで遡ろうとすると、どうしても観念論的な仮定(自己表出性とかズレ[EXCÈS]とか)を最初に設定して、ソコから始めてしまっているんじゃないかという無理を感じる。まあ、せっかくやり始めたばかりなので、これまでに買い揃えたりした本は、ひととおりは読んでみるつもりだけど。
 『言語にとって美とはなにか』では、「像」という概念が出てきた。「像」は「言語の自己表出と指示表出の縫目にうみだされる」とか言われると、コレまたアニメにとっての「像」とは何かとか考えてみたくなってしまう。視聴者は、平面的な画面に定着させられた線と色のカタマリ、即ち「絵」ではなく、様々な構成要素の自己表出と指示表出の交差する焦点に結ばれた「何か」を見ているのではないか。その「何か」と「萌え」の関係は何かとか。また「像」を見ているんだから、アニオタやマンガのことを二次元コンプレックスと非難するのは間違いじゃないかとか。
 _土曜日は、たまたま朝起きられたと思ったら、夏の新番組で全くノーチェックだった『トータリースパイズ!』([テレ東の公式][本家])というフランス製のアニメを見てしまった。本家サイトの方は英語とフランス語のコンテンツのどちらかを選べるようになっていて、キャラのジグソーパズルをはじめとして、フラッシュアニメの山だった。
 日本のアニメ(セーラームーンあたり)の影響を受けていて、キャラの目が大きめだし、目がハート型になったりする演出が面白い。しかし、日本の動かないアニメに見慣れていると、非常によく動いているし、話の展開がスピーディというより目まぐるしいほどで、世界中を飛び回ったり、いきなり「宇宙のどこか」へ行っていたりする。
 一番ビックリしたのは、最初の方で、メインキャラの三人がソファに座って話をしているシーンで、一人の組んだ素足だけを画面の左下に映しているシーン。組んだ足の指で片方の足を掻いているような動作を見せていたりして、ヘンなところまでちゃんと動かしているじゃないかと感心させられてしまった。これは、また見たくなってしまった。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1712 2002/07/19

_円盤皇女ワるきゅーレ 3話 猫耳侍女長真田さん

脚本:月村了衛 絵コンテ:わだへいさく 演出:うえだしげる 作画監督:大島美和
ワルキューレ(18歳):緒方恵美 ワるきゅーレ(8歳):望月久代 時野和人:鈴村健一 時野リカ:南央美 七村秋菜:千葉紗子 ハイドラ:西村ちなみ(大18歳、小8歳) 真田さん:田中理恵 白:西前忠久 丸:桃井はるこ 猫耳:中原麻衣、比佐廉 係員:飯島肇 猫耳:茉雪千鶴 ばあさん:青山桐子 猫耳:加藤奈々絵
[☆☆☆☆]
可愛過ぎます@真田さん
チンチクリン幼女モエモエ。  時乃湯も営業再開し、ようやく第一話の時点までたどり着いたワケだ。
 駄菓子屋のばあさんがエルフ耳だったし、路地裏の子供たちの中にさり気なく宇宙人も混じっている。このへんは、同じ介錯原作の『魔法少女猫たると』でも見られた雰囲気の風景。
 ワるきゅーレのいかにも8歳児らしい傍若無人な振舞い、和人に誤解だと言われて複雑な心境の秋菜の様子がイイ。
 _今日は、事務所の近くにある病院に入院している知人を見舞ってから神保町へ。明倫館書店(古本屋)で本を買った後、皆美社に寄ってから帰宅。近所のセブンイレブンに届いていた本を引き取り。
フェルディナンド・ソシュール/一般言語学講義/小林英夫訳/岩波書店
明倫館書店で。筒井康隆『文学部唯野教授』の「記号論」の講義の中で紹介されていた。チラっと見たが、オレに読めるかどうか非常に不安だ。
浅田彰/構造と力〜記号論を超えて〜/勁草書房
同じく明倫館書店で。この本が出て(1983年)話題になったトキのことは覚えているが、ともかく難しい本という話を聞いていたので今まで読む気にもなれなかったし、ソシュールと同じく読めるかどうか全く自信がない。
ノースロップ・フライ/批評の解剖/海老根宏・中村健二・出淵博・山内久明訳/法政大学出版局
今日セブンイレブンに届いていた。このところやたらにネタにしている「5つの主人公」の元ネタの本。これも『文学部唯野教授』で知ったものだ。
 墓穴を掘るのを自分でも分かっていて、イロイロと手を出したくなってしまう。
 この手の本に限らず、小説からマンガに至るまで、自分の本の読み方がいかにダメであるか痛感させられる。その場では、なんとなく頭に入っているように思えても、後で考えてみると身になっていないし、何が書いてあったのか思い出せない。要するに本の内容が自分の中に刻まれていないのだ。その点では、この日記で読んだマンガや本の感想を書くことによって、少しはマシになることを期待しているのだが。(;´Д`)
 今月初めてのお買い物記録だが、本当は他にもマンガやアニメ誌などを買っている。マンガでは、今アニメでやっている『最終兵器彼女』(高橋しん)の1巻と『無重力少年』(亜月亮/集英社)の1巻。『最終兵器彼女』は、アニメでも既にやったらしいが、シュウジに手を引かれて走るちせの背中からボロボロミサイルが転がり落ちるシーンが何とも言えない。接触した男の超能力が感染してしまうという『無重力少年』も面白かった。
 今月はまだDVDを一枚も買ってないが、『千と千尋の神隠し』がDVDプレーヤーによっては赤味がかったヘンな色になってしまうとか。もう少し様子を見てから買った方がイイかも知れない。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1711 2002/07/18

_.hack//SIGN 16話 Depth

脚本:伊藤和典 絵コンテ:多田俊介 演出:川面真也 作画監督:大澤聡
司:斎賀みつき ミミル:豊口めぐみ ベア:中田和宏 BT:平松晶子 昴:名塚佳織 クリム:三木眞一郎 楚良:家中宏 銀漢:千葉一伸 モルガナ:田中理恵
[☆☆☆☆]
私の鼓動が分かりますか@昴
モエモエ。  病院のモニタが止まったのは、ザ・ワールドの司君が一度殺されたことと連動しているのだろうか。
 司君には昴の胸の感触が分かるのだろうか。昴の方は触られてもナニも感じないのか。司以外のキャラ同士だとどうなのか。分かったようで、よく分からない。(;´Д`)

_陸上防衛隊まおちゃん 3話 空の防衛隊みそらちゃん

脚本:黒田洋介 コンテ:石山タカ明 演出:鈴木吉男 作画監督:田中誠輝 児童画:加戸TO子・K子
鬼瓦まお:こやまきみこ 築島みそら:吉川由弥 三島かごめ:長沢美樹 宙(おおぞら)ゆり子:満仲由紀子 宇(のき)ちなみ:井浦愛 鬼瓦陸士郎:野島昭生 築島空次郎:鈴木清信 銀河大王:園部啓一 陸のオペレーター:豊嶋真千子 参謀:堀本等 徳さん:坂東尚樹 整備員A:戸田真衣子
[☆☆☆☆]
日本の空は私が守るであります@みそら
モエモエ。  なるほど、戦車も戦闘機もプラモデルなのでオモチャに見えるというワケだ。
 まおちゃんを見て猫耳が出てしまうのは宙ゆり子生徒会長@聖14学園高等部。発情すると耳や尻尾が出るいちご@東京ミュウミュウみたいだ。
 えらく画面が安っぽく見える上に、正味10分足らずの尺しかないはずなのに、意外と情報量が多いのでビックリ。
 _CD/加藤崇之トリオ ギター・スタンダード/TBM-XR-5041
 15日の日記のネタにK2 24ビットマスタリングについて検索してたら、以前石丸で買おうとして品切れで悔しい思いをしたこのCDを通信販売していることが分かったので、その場で申し込み、17日には家に送られてきた。
 このK2によるXRCDシリーズのジャズのCDを初めて買ったのは去年の12月7日(鈴木勲『ブルーシティ/three blind mice』、山本剛『ブルース・フォー・ティー』)だった。その後、何枚か買って聴いているが、本作ではガットギターの生々しい音を堪能させてもらった。( ゚Д゚)y─┛~~
_なぜ構造主義と吉本隆明か
 10日の日記「構造主義風」で、「急にその手の本を読んでみたくなってしまい、」と書いているが、両者の内容的な違いや当時の情況を知っている人が読んだら、おそろしく奇異に感じられることだろう。オレは詳細を知っているワケではないが、『差異としての場所』(柄谷行人/講談社学術文庫)あたりにそのへんの事情が書かれている。
 吉本隆明については、高校から大学にかけて『擬制の終焉』や『情況』などでハマり、『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論序説』などを読んでいたが、『言語にとって美とはなにか』はひととおりは読んだが分かったような分からないような感じ、『共同幻想論』は一応読了して何となく言いたいことは分かるけど同意できない感じ、『心的現象論序説』は最初から理解不能、後には分からなくてもかまわないという心境に至る。
 その後、80年代になってからは、吉本隆明の言説がドコかで変質してしまい、もう付き合い切れないという気分になってしまった。その当時は、コイツは国家権力からマイホームを守るために自ら屈伏・変節してしまったのではないかと真剣に考えたりしたモノだ。そのために、オウム事件が起きた頃、吉本隆明が麻原を庇う発言をしていると知っても、さもありなんという感想だった。
 それで、一度は吉本隆明そのものと完全に訣別したと考えていたのだが、『言語にとって美とはなにか』だけは捨て切れない何かがあるという感触があって、ココロのドコかにずっと引っ掛かっていた。今、これを完全に読み切って消化することができれば、今度こそ何の憂いもなく吉本隆明と訣別できるかも知れないし、あるいは、どんな嵐にも吹き飛ばされない掘建小屋であることが理解できるかも知れない。
 魅力的に感じるのは、言語が指示表出をヨコ糸、自己表出をタテ糸として織られた織物であるという定義によって描かれる円弧の図形が丸モエは正しいというオレの直感に訴えかけてくるからなのではないかと思う。
 それに、構造主義だけを視野に入れて追いかけていくと、必然的に「ポスト構造主義」「ポストモダン」という、現在のネットで支配的な潮流に行き着くことになってしまい、そうなると、もはやアニメにもモエにも価値を見いだせなくなってしまうのではないかという恐怖もある。『新世紀エヴァンゲリオン』が、オレのような古いアニメファンを呼び戻しただけに止まらず、いわゆる「知識人」をも引きつけたのは、25、26話で庵野監督がやったことが、彼らのキーワードである「脱構築」にシンクロしたためだと思われるし。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1710 2002/07/17

_天地無用! GXP 16話 帰省

脚本:白根秀樹 絵コンテ:福多潤 演出:石踊宏 作画監督:藤田正幸 デザイン協力:梶島正樹、九市
山田西南(せいな):茂木滋 雨音・カウナック:鈴木麻里子 正木霧恋(まさき・きりこ):佐久間紅美 リョーコ・バルタ:久川綾 ネージュ・ナ・メルマス:水樹奈々 福:金田朋子 神木瀬戸:野沢由香里 天南静竜:真殿光昭 アラン:福山潤 バリー:永野広一 コーン:沼田祐介 ケネス・バール:野島健児 ラジャウ・ガ・ワウラ:千葉進歩 正木海:菅沼久義 山田吉子:能登麻美子 西南の母:小野寺啓子 西南の父:鈴木勝美 ダ・ルマー:中嶋聡彦 タラント:松田佑貴 ダ・ルマー副官:清水敏孝 NB:ワタナベシンイチ
[☆☆☆☆]
無限のエロネットの海@FB
ネージュ姫@2000歳でもモエモエ。  見逃してもう会えないと思っていたネージュが出ていたのでうれしかった。
 賑やかで楽しそうな山田家の晩餐風景がイイ。
 それにしても、最後のスポンサーコールには毎回大笑いさせられる。  次回は、OVA〜テレビシリーズでお馴染みのキャラがいよいよ登場。

_WITCH HUNTER ROBIN 3話 Dancing in darkness

脚本:荒木憲一 絵コンテ:門智昭 演出:三好正人 作画監督:中島利洋
瀬名ロビン(15歳):渡辺明乃 亜門(25歳):竹若拓磨 榊晴人(17歳):福山潤 鳥丸美穂(19歳):幸田夏穂 堂島百合香(18歳):氷上恭子 マイケル・リー(16歳):結城比呂 小坂慎太郎(45歳):辻親八 服部庄平(32歳):大倉正章 マスター:永井寛考 倉田一真:石井康嗣 老婆:羽鳥靖子 係員:飯田かおり
[☆☆☆]
ドーナツ買ってきた、コーヒー入れるね@ロビン
ドコが15歳なのか確かめさせてクレ(;´Д`)  次回は、今回の後編という構成になっているのだろうか。
 今のところ、火で相手を攻撃するだけのロビン。それ以外の特技も隠しているような気がするのだが。

_ちょびっツ 16話 ちぃ 何もしない

脚本:植竹須美男 絵コンテ・演出:島崎奈々子 作画監督:桜井邦彦
本須和秀樹:杉田智和 ちぃ:田中理恵 新保弘:関智一 すもも:くまいもとこ 国分寺稔:桑島法子 柚姫:折笠富美子 清水多香子:柚木涼香 大村裕美:豊口めぐみ メイド:鹿野潤 生徒:高橋裕吾
[☆☆☆]
夜の淫らな人妻@ちぃ
ヒデキイイ人w。  公園で桜を散らす演出が凝っていた。
 新保に置き去りにされても元気な様子は変わらないすももが哀れというか。(;´Д`)

_ヒカルの碁 40話 白星の行方

脚本:大橋志吉 絵コンテ:川崎逸朗 演出:政木伸一 作画監督:福島豊明
進藤ヒカル:川上とも子 藤原佐為:千葉進歩 塔矢アキラ:小林沙苗 和谷義高:高木礼子 伊角慎一郎:鈴村健一 越智康介:松岡洋子 福井雄太:水田わさび 篠田院生師範:坂東尚樹 越智の祖父:伊井篤史 アナウンス:星野充昭
[☆☆☆]
越智、黙れ@伊角  それにしても、これでもか、これでもかと調子付く越智を見せつけてくれるモノだ。
_ファンタジーの文法とヒカリアン
 『ファンタジーの文法〜物語創作法入門〜』(ジャンニ・ロダーリ/窪田富男訳/ちくま文庫)
 ロダーリ(1920-80)は北イタリア生まれの詩人・童話作家。完全に読了したワケではないが、読んだ範囲での感想。
 この本を読もうと考えた動機は、プロップの31の機能について書かれているという情報を得たからだったが、本書の眼目は、ロダーリが、主にロシア・フォルマリズムや構造主義の成果を子供たちの創造力を高める教育にどう役立てるかという目標をもって、自ら子供たちと接して実践している点にある。
 ロダーリは、プロップの31の機能をカードにしたものを子供たちに与え、その中の任意のカードを使った物語を子供たち自身に作らせるという教育をしている。そして、この方法は、カードに31の機能以外の何を使ってもうまくいくわけではないという。辞書から抜き出した任意の単語や、思いつきのイメージをカードにしたものを与えてもうまくいかないというワケだ。
 その理由は、プロップが、長い時間をかけて人から人へ、大人から子供へと伝えられることによって完成した多くの民話を分析して抽出した31の機能のひとつひとつが、子供たちがその成長過程において体験する様々な事柄と密接に結びついているからだという。
 そして、どんな物語を作っても過去に作られた物語のパターンから逃れることができない、あるいは、すべてやり尽くされてしまっているので新しい物語を作る意味はないという後ろ向きの思いこみに囚われていたとしたら、ロダーリの次の言葉をかみしめるべきだろう。
「プロップのカード」はどの一枚もただひとつの狭い世界をあらわしているのではなく、民話的世界のまぎれもない全体をあらわしているからであり、そこにファンタスティックな響きが群がっているからである。
 もちろん、ロダーリは、プロップの31枚のカードが絶対的だと言っているワケではなく、他にも、子供たちが遊びを通じて創造力を高めるための様々な有用な方法を紹介し、自分でも実践している。まさに、構造主義を目的としてでなく、手段として有効な使い方をした人と言えるだろう。
 ここで思い起こされるのが、『電光超特急ヒカリアン』の13話「地上より永遠に」と14話「日はまた昇る」の前後編だ。この2話は、おどろくほどプロップの31の機能にハマっていたように思えたので検討してみることにする。
1.留守
JHR基地からヒカリアンたちがいなくなる。
2.禁止
ケンタがJHR基地を訪ねるが、子供の来るところじゃないと追い返される。
6.謀略
JHR基地とブラッチャーファクトリーで格闘兵器の開発にしのぎをけずる大人たち。
8.加害(または欠如)
負傷した松田隊員。JHR基地から逃げて町の雀荘に入り浸っている竹田隊員。
17.狙われる主人公
ヒカリアン殲滅部隊のロボットに追われるケンタとヒカリアンたち。
19.発端の不幸または欠如の解消
地割れの底に落とされたケンタとウエスト。
22.主人公の救出
ケンタとウエストを癒し光線で治療してくれたミナーシャ。他のヒカリアンたちも治療。
23.主人公が身分をかくして家にもどる
JHR基地に戻ったケンタとウエスト。「身分をかくして」はケンタの記憶喪失。
24.にせ主人公の主張
ガルーダに乗り込む竹田隊員。これは22、23の前に入る。
25.主人公に難題が課せられる
攻撃を受けるJHR基地。不完全なガルーダに乗り込む決断を迫られるケンタ。
26.難題の実行
ガルーダに乗り込んだケンタ。
27.主人公が再確認される(29.主人公の新たな変身)
もう一人の主人公ウエストと合体。ライトニングガルーダ誕生。
28.にせ主人公あるいは敵対者の仮面がはがれる
負けそうになって、ギャグを言ってしまったブラック親分。松田隊員にキスをせがむ竹田隊員。
30.敵対者の処罰
ブラッチャー敗北。
31.主人公の結婚(または即位)
JHR基地にヒカリアン復帰。正隊員に任命されたケンタ。
 また、傷ついたケンタとヒカリアンたちを癒し、破壊された町まで元通りにしてしまったミナーシャは、民話やファンタジーにおいて、奇跡や魔法で主人公に救済を与えるもの、ほとんど神的な存在。「6つの行為体」では「恵与者」に相当するキャラに当てはまるものと思われる。
 この2話の脚本を担当した井上敏樹は、このプロップの31の機能くらいは脚本家として当然に勉強しているものと思われる。また、単に知識として知っているというだけでなく、民話の構造を生かして作られた物語が、スポンサー的(玩具メーカ)にも、視聴対象の子供たちにとっても有用であるという確信をもって提供しているのだろう。
 なお、プロップの31の機能について検索をかけてみたら、鷹月ぐみなさんという方の「Takatsuki Gumina Info 2 (ver3.1)」というサイトにあった「プロップの昔話31の機能分類」を発見。オレのにわか仕込みのモノよりずっと充実した内容で、プロップ以外にも物語全般について非常にレベルの高い内容のコンテンツが揃っている。
_アニメの意味・アニメの価値
 昨日の日記で、まだちゃんと読めてもいない『言語にとって美とはなにか』をネタにしてしまい、どうにも背中から尻にかけてムズムズして居心地が悪い。
 何が問題かというと、言語における「指示表出」はおぼろげにでも意味が分かるような気になっているものの、「自己表出」の方はどうにも観念的でとらえどころのない感じがして仕方ない。尻尾をつかんだと思うと、ヌルヌルと逃げ出してしまうウナギのような感触。
 また、言語についての考察を、無理矢理アニメにあてはめようとしたという居心地の悪さもある。
 そのことを承知の上で、今日は、さらに妄想の上塗りをしたくなってしまった。それは、 という定義が成り立つかという問題である。この二つも、『言語にとって美とはなにか』から、言語の意味と価値についての定義をそのままアニメに適用したものだ。
 そんなコトを考えていて喚起された昔の記憶がいくつか。
DVD/東映TVアニメ主題歌大全集 (1) 1963〜1975(狼少年ケンから一休さんまで)
オレが最初にアニメの洗礼を受けた時期は、プロフィールを見れば分かるとおり、テレビが初めて家に来た1963年から、せいぜい1968年頃までの5年足らずであり、このDVDも、自分が見てない1970年以降の作品になってくると、見ていること自体が苦痛になってくる。
最初は、単に自分の記憶にないアニメなので面白く見られないのかと思っていたが、ダメなのはそのことばかりが原因ではないような気がしてきた。
思うに、1970年以降になると、当時の劇画ブームの影響がアニメにも出てきて、作画や演出面で指示表出性(キャラの造形や動作のリアルさ)が重視され、アニメでしか表現できないような自己表出性の強い要素(リアルとは離れた造型、動きの自由度の大きさ)がスポイルされるようになったことが、面白くないと感じる原因の一つではないかと思えてきた。
劇画村塾と高橋留美子
小池一夫の「劇画村塾」が創刊された時(1977年頃)、オレは近所のマンガ喫茶でその月刊誌を熟読した記憶があるのだが、その特集で主宰者の小池一夫が最も強調していたポイントが「キャラを立てる」ことだった。そして、劇画というタイトルにもかかわらず、どちらかというとマンガ的な絵柄というイメージの高橋留美子の作品が掲載されていたことが印象的で、強く記憶に残っていた。
確かに当時は、「マンガ」に対する新興勢力として「劇画」の勢いはあったものの、小池一夫には、指示表出性にばかり寄りかかっていると劇画は危ないという危機意識があったのではないかと思える。
監督と集合意識
アニメの場合、例外的な個人作品を除いて、大部分が多くの人間の思惑や意志が入った形で制作されるので、その作品の自己表出性を決定する「意識」は最高責任者である監督に左右される。監督の「意識」が弱ければ、全体的にバラバラで印象が薄くなってしまったり、不純な思惑の混入を許してしまうことになる。と言っても、現在のアニメで、監督の意識が貫かれている作品を見いだすことは非常に困難な状況と言わざるを得ない。
 以上のようなことを考えていて、自戒を含めて思い返すと、新しいアニメ番組が始まって、自分の貧しい引き出しから掘り起こしてきた作品を持ち出して「これは○○のパクリじゃねえか」「いや、その○○はさらに××のパクリだ」というとらえ方しかできないのは、アニメを指示表出面からしか評価できない貧しい見方ではないかと思う。
 それにしても、吉本隆明が言語について考察したものをそのままパクっておきながら、パクリという見方を否定するようなことを書いたり、この日記の看板にしている「萌え」を「思考停止」だと言ってみたり、ムチャクチャな自己矛盾に陥っているような気がするのだが、オレの究極的な目標とするところは「アニメにとって萌えとはなにか」を解明することであり、その果てに、「萌え要素はアニメにとって必要不可欠な重要な構成要素である」という結論に何としてもたどり着きたいというコトだ。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1709 2002/07/16

_あずまんが大王 15話 「木村家の人々」「みたみた?」「未確認奥さん」「ガチガチ」「結果発表」

脚本:大河内一楼 絵コンテ・演出:高田耕一 作画監督:古田誠、鈴木仁史 総作画監督:和田崇
美浜ちよ:金田朋子 春日歩:松岡由貴 滝野智:樋口智恵子 水原暦:田中理恵 榊:浅川悠 神楽:桑島法子 谷崎ゆかり:平松晶子 黒沢みなも:久川綾 かおりん:野川さくら 木村:石井康嗣 千尋:大前茜 木村の妻:大原さやか アナウンス:永田亮子 男子生徒:入江健夫、古島清孝
[☆☆☆/☆]
私辛いのあかんねん@大阪  「☆」の余分は、体育祭ネタということで智が元気よく飛ばしていた分。モエモエ。
 雲に猫を見たりしている榊さんもモエモエ。

_十二国記 14話 月の影 影の海 転章

脚本:會川昇 絵コンテ・演出:須間雅人 作画監督:門上洋子
中嶋陽子:久川綾 楽俊:鈴村健一 延王尚隆:相沢正輝 延麒六太:山口勝平 杉本優香:石津彩 浅野郁也:上田祐司 景麒:子安武人 塙王:土師孝也 塙麟:佐々木優子 蒼猿:岡野浩介 壁落人:田中秀幸 舒覚:藤田淑子
[☆☆☆☆☆]
私は後悔しないつもりだ@陽子  非常に親切でよく出来た総集編だった。楽俊が雁で勉強することになる話も、離ればなれに生きる陽子と楽俊の絆となる鳥も、原作に出てくるエピソードをうまく使っていたし。
 次週から4週連続で、14話の中から選んだエピソードをやって、9月から新しい章(風の海 迷宮の岸 一章)に入るようだ。また、次の日程で今までの全14話もやってくれるようだ。
8月5日(月)21:30〜 1〜4話
8月6日(月)21:30〜 5〜8話
8月7日(月)22:00〜 9〜11話
8月8日(月)22:00〜 12〜14話

_しあわせソウのオコジョさん 41話 「オコジョ番長! 臨海学校編」「アルバイトパニック」

[A] 脚本:中弘子 絵コンテ:山本裕介 演出:北川正人 作画監督:木下ゆうき
[B] 脚本:浦沢義雄 絵コンテ:坂本郷 演出:北川正人 作画監督:鎌田祐輔
コジョピー:沢城みゆき 槌谷揺:小泉豊 コジョルー:鮭延未可 ゆうた:加藤奈々絵 ちょろり:山崎雅美 みゆ/るる&るか:谷井あすか サエキ:原田英敬 トモコ:中村明香 フェレット番長:伊丸岡篤 ゆうたの母/マンガ家:荘真由美 クマ校長:西前忠久 太郎丸:高橋広樹 ミゾベ:上田陽司 女店員:木川絵理子 牛:白木克枝 客:宇野亜由美(友情出演) ナレーション:寺田はるひ
[☆☆☆☆]
三角頭巾にスクール水着@ゆうたのママ
お、奥さん。(;´Д`)
「オコジョ番長! 臨海学校編」 「アルバイトパニック」  ヘンナノ姉妹やトモコの水着もあったが、やっぱりナンバーワンはゆうたのママだ。槌谷の隣に横座りしている姿がタマラン。スク水の上からドテラを羽織っているマンガ家も面白かった。
 しかし、番長編のトキはいつも継当てのゆうた君。どういう家庭の事情があるのか気になるトコロだ。
 Bパートは無理しても笑顔を作れない槌谷が面白かった。原作者はどっちの女性客をやっていたのだろうか。オレには分からなかった。

_G-onらいだーす 3話 おこれ! セーラだ

脚本:水上清資 絵コンテ・演出:米田光宏 作画監督:藤沢俊幸 アクション番長:椛島洋介
倉間ユウキ:島涼香 嵐山セーラ:南央美 星川ヤヨイ:倉田雅世 鯨井仙三郎:堀内賢雄 真田ミオ:久川綾 本郷一朗:檜山修之 マコ:水橋かおり パオ:町井美紀 アイ:上村貴子 ゼロ:田村ゆかり 光明寺ひかり:菊地祥子 バンカラ:水島大宙 ファンシー獣:浅野真澄 外国人:金丸淳一、保村真、斉藤瑞樹 通訳:河野裕
[☆☆☆]
迷える小羊@セーラ  作画がヘタリ気味でちょっとツライが、やろうとしていることは分かる気がするし、各キャラの性格作りも悪くない方向に行っていると思いますメガネ。
_アニメにおける自己表出と指示表出
 またまた、やっちまったか@知葉
 『言語にとって美とはなにか』(吉本隆明)は、最初の100ページ前後でウロウロしている状態なのだが、その70ページ(文庫版)に出てくる品詞の違いによる言語の自己表出性と指示表出性の強さの関係図(第4図)を見ていて、これをアニメにあてはめるとどうなるだろうと考えてしまった。
 ∧ 感動詞
 |   助 詞
 |     助動詞
自|       副 詞
己|         形容詞
表|           動 詞
出|             代名詞
性|               名 詞
 |
  +−−−−−−−−−−−−−−−−−>
    指 示 表 出 性
 本物の第4図は半径90度の円弧になっているのだが、文書中に入れようとすると重くなってしまうので、一応作ってみた画像はリンクのみ。
 この図をアニメに適用してみたのが以下。
 ∧ 2D・キャラ・声優
 |
 |
自|
己|                小物・衣装・BGM
表|
出|
性|               3D・背景・効果音
 |
  +−−−−−−−−−−−−−−−−−>
    指 示 表 出 性
 やってみると、自己表出性の強いもの・指示表出性の強いものというのはすんなりと思い浮かんでくるが、その中間の段階に位置付けられるものがなかなか出てこない。
<<自己表出性の強いキャラに対して、指示表出性の強い背景>>
 同じ背景でも、リアルさを追及すれば指示表出性が強くなるが、リアルから離れれば自己表出性が強くなるとは一概には言えない。
 キャラにおいても、アニメーターの描く2Dキャラに対して、3Dキャラに自己表出性を持たせるのは難しいし、リアルな目の小さなキャラに自己表出性を与えるのも難しい技だと思われる。アニメキャラの目をやたらに大きく設定することは、低コストで自己表出性が強く見えるキャラを生み出すための技術なのかも知れない。
 また、背景や意志を持たないアイテムに向いていると思われる3Dにしても、『星のカービィ』などのすぐれた3Dキャラの活躍を見ていると、3Dがキャラ向きでないと決めつけることもできなくなる。
<<小物・アクセサリー>>
 キャラクターデザインの範囲に入るものと、プロップデザインの範囲に入るものを含む。このへんは、キャラとの距離によって自己表出性・指示表出性の強弱が決まるように思われる。『G-onらいだーす』をやっているからというワケではないが、キャラの自己表出性を最も強く表現する目に密着しているアイテムとして、メガネは自己表出性の強い位置に入ってくるとおもう。
 キャラの自己表出性をスポイルする入浴時のバスタオルには断固反対。(;´Д`)
<<音響関係>>
 一般的には、自己表出性の強いキャラのセリフに対して、指示表出性の強い効果音という位置付けはできるとおもう。この場合も「一般的には」であって、演出意図によってその関係が逆転することもあり得る。また、アニメキャラのセリフには、声優自身の自己表出性とキャラとしての自己表出性が二重に現れているように見える。
 どうにも、思いつきばかりで大穴が開いているような気がするが、それでも、こういうネタをやりたくて仕方なくなってしまうこの頃だ。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1708 2002/07/15

_爆転シュート ベイブレード2002 27話 暴走タワーの最期

脚本:長田敏靖、孫祥喜 絵コンテ・演出:金成范 原画作監:全得成
木ノ宮タカオ:くまいもとこ キョウジュ:桑島法子 レイ:久川綾 マックス:折笠愛 カイ:高乃麗 ヒロミ:菊池志穂 オズマ:甲斐田ゆき マリアム:小松由佳 ユスフ:松本さち ドゥンガ:高戸靖広 ギデオン:松山鷹志 ドクターB:小山剛志 ケイン:泰勇気 サリマ:池田ひかる ジム:山下亜矢香 ゴウキ:藤原靖浩 大転寺会長:大木民夫
[☆☆☆]
今のうちにせいぜい可愛がっておくことね@マリアム
4人で順番にヒロミを(最低)(;´Д`)  どう考えても、3話もかけるような内容じゃなかったじゃないかと言いたくなってしまう。
 次回からNY編でジュディママ登場。アメリカチームのメンバーは出るのだろうか。

_ロックマンエグゼ 19話 戦慄! 悪魔チップ!

脚本:長谷川圭一 絵コンテ:高田淳 演出:境橋渡 作画監督:矢野裕一郎
光熱斗:比嘉久美子 ロックマン:木村亜希子 桜井メイル:水橋かおり ロール:城雅子 大山デカオ:沼田祐介 ガッツマン:下山吉光 綾小路やいと:金丸日向子 グライド:川津泰彦 伊集院炎山:斎賀みつき 大園まりこ先生:日高のり子 マサ:堀川仁 サロマ:南央美 黒井みゆき:横手久美子 火野ケンイチ:小西克幸 ファイアマン:加藤木賢志 エレキ伯爵:三宅健太 色綾まどい:野田順子 マハ・ジャラマ:園部啓一 日暮闇太郎:上田祐司 氷川透:渡辺久美子 緑川ケロ:中川亜紀子 ブレイクマン:松林大樹 若者:茂木優 シャイニングマン:?
[☆☆☆]
ロールちゃんを攻撃するなんてボクはやだ@ロックマン
熱斗よりも人間がデキているじゃないか。( ゚Д゚)y─┛~~  試合中の対戦者にアドバイスするのはルール違反じゃないのかw。
 熱斗より、ロックマンが真の主人公だと思って見ていた方が精神衛生上はイイかも知れない。メイル@水橋かおりはモエモエ。

_犬夜叉 78話 珊瑚目指してオンリーユー

脚本:大和屋暁 絵コンテ・演出:石原立也 作画監督:池田晶子
犬夜叉:山口勝平 日暮かごめ:雪乃五月 七宝:渡辺久美子 弥勒:辻谷耕史 珊瑚:桑島法子 武田蔵乃介:宮本充 家臣:石波義人 足軽:田中一成 熊妖怪:西前忠久 女中:上神真由美
[☆☆☆☆]
私、今モーレツに機嫌悪いの@珊瑚
踵落としモエモエ。  えらく古臭いセンスのサブタイトルで前評判が悪かった今回だが、最近の中では出色のエピソードに仕上がっていた。「案ずるより産むが易し」というヤツだ。( ゚Д゚)y─┛~~
_700000hitありがとうございます!
 今朝には到達していたようだ。トップページの方も160000hit達成。今後もよろしくお願いします。
 _BBSにも書いたが、昨日やっと『まほろまてぃっく』のサントラと『ほしのこえ』のドラマCDを聴くことができた。両方とも、他のことをやりながら聴きたくなかったので。
 『まほろまてぃっく』は、以前の日記でジャズのCDなどを紹介したことがあるK2 24ビットマスタリングというヤツだ。確かに、川澄綾子の歌声や、低弦の音などでハッとさせられる瑞々しさがあるように思えるが、CDそのものや再生装置が16ビットなので、本当にイイ音が出ているかどうかは分からない。
 『ほしのこえ』の方は、あの音楽が流れてくるだけで込み上げてきてしまう。内容的には、本編を補完する以上のモノはないが、6年前に全滅した火星調査団の一員だった恋人のカタキをとろうという動機でトレーサーに乗っているカオリというキャラが出てくる。BBSにも書いたが、カオリ役のゆかなの声は、弱気モードになっているトキはテッサ@フルメタの声に聞こえてしまう。
 このCDを聴いていて、ちょうど今読んでいる『言語にとって美とはなにか』に引用されている「古事記」や「万葉集」の内容と『ほしのこえ』の世界がシンクロしているじゃないかと思ってしまう。例えば、
「松浦がは七瀬の淀はよどむとも 我はよどまず君をし待たん」(万葉集)
「雨晴れて清く照りたるこの月夜又さらにして雲なたなびき」(大伴家持)
「桜田へ鶴啼きわたる愛知潟しほ干にけらし鶴啼きわたる」(高市連黒人)
「天飛む 軽嬢子 いた泣かば 人知りぬべし 波佐の山の 鳩の 下泣きに泣く」(古事記)
というところ。オレも国文学部だった関係で、大学の頃に買った岩波の日本古典文学大系が一通りは揃っているので、「万葉集」あたりを読み返してみたくなってしまった。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1707 2002/07/14

_おジャ魔女どれみ ドッカ〜ン! 24話 愛よ正義よ! 私たちマジョレンジャー!

脚本:影山由美 演出:長峯達也 作画監督:川村敏江 美術:行信三、田中里緑、下川忠海
春風どれみ:千葉千恵巳 藤原はづき:秋谷智子 妹尾あいこ:松岡由貴 瀬川おんぷ:宍戸留美 飛鳥ももこ:宮原永海 ハナちゃん:大谷育江 マジョリカ:永澤菜教 ララ:高村めぐみ 監督:岩崎征実 カメラマン:小栗雄介 男の子:村岡雪枝 コギャル:埴岡由紀子、松本美和 ワルワル将軍:西松和彦 バトルレッド:佐藤晴男 バトルブルー:小嶋一成 バトルイエロー:永野善一 バトルグリーン:石川大介 バトルピンク:安達まり コマンダーホワイト:遠近孝一
[☆☆☆☆]
コマンダーハナ
ハナハナピ。  ガングロコギャルの一人はマジョピー。
 魔法使いまくりの影山脚本だが、今回はサイコーに好感度が高かった。
 乗せられやすいどれみ、ついタコ焼き屋を手伝ってしまうあいこ、お説教はづき、女優モードのおんぷ。おジャ魔女たちの個性がよく出ていたし、テンポのイイ演出も冴えていた。

_電光超特急ヒカリアン 15話 「二人のヒカリアン」「お祭りラプソディ」

[A] 脚本:犬飼和彦 絵コンテ:五月女有作 演出:いとがしんたろー 作画監督:阿部和彦
[B] 脚本:犬飼和彦 絵コンテ:岡野幸男 演出:いとがしんたろー 作画監督:岡野幸男
聖橋ケンタ:木村亜希子 ウエスト:松本さち ブラックエクスプレス:千葉繁 ドジラス:伊東みやこ ウッカリー:桜川朝恵 神田ミナヨ:嶋崎はるか 富士見鉄雄:檜山修之 松田暁美:栗原みきこ 竹田時定:渋谷茂 ソノカ:梶田夕貴 スグル:真田アサミ ノゾミ:渋谷茂 E4:稲田徹 ポリスウイン:有馬克明 E1スナイパー:尾方雅宏 ファイヤーネックス:矢部雅史
[☆☆☆☆]
お待たせ@ミナヨ
2割増モエモエ。
「二人のヒカリアン」 「お祭りラプソディ」  イカじゃないが、お祭りの屋台で500円位で売られている串刺しの肉を買って、ゴムみたいでかみ切れない肉に閉口させられたことがあった。
 「河童が作った本場のカッパ巻きが食べたい」とか、初代のヒカリアンで堪能させてもらったミナヨちゃんのワガママ全開。とても、地道に親の仕事をお手伝いしている孝行娘とは思えない天然女王様の風格。オレもミナヨちゃんのラブラブかき氷ホスィ。(;´Д`)

_ぴたテン 15話 遊園地のあそび方

脚本:江夏由結 絵コンテ:増田敏彦 演出:古谷渓一郎 作画監督:宮本佐和子
美紗:田村ゆかり 樋口湖太郎:沢城みゆき 紫亜:ゆかな 綾小路天:斎賀みつき 植松小星:釘宮理恵 御手洗大:くまいもとこ 御手洗薫:野川さくら ニャー:冬馬由美 御手洗家執事:塚田正昭 紫乃:川田妙子 叔父さん:山田義晴 女の子:富坂晶 女の子の父親:巻島直樹
[☆☆☆☆]
紫乃@やんちゃ盛り幼児
てひひひ。  紫乃のウルトラリアルな幼児ぶりが気になって仕方なかったが、マリー@ぶぶチャチャの川田妙子とはビックラコキマロだった。素晴らしい。

_サイボーグ009 38話 黒い幽霊団(ブラックゴースト)

脚本:大西信介 絵コンテ:おおそ独犬 演出:下司泰弘 作画監督:大森英敏、中澤勇一
001(イワン・ウイスキー):植田佳奈 002(ジェット・リンク):森久保祥太郎 003(フランソワーズ・アルヌール):雪乃五月 004(アルベルト・ハインリヒ):飛田展男 005(G・ジュニア):大塚明夫 006(張々湖):茶風林 007(グレート・ブリテン):長島雄一 008(ピュンマ):岩田光央 ギルモア:麦人 ブラウン教授:有本欽隆 若き日のギルモア:檜山修之 ガモ・ウイスキー(昔):田中総一郎 執刀医:遠藤純一 科学者:斉藤次郎 助手:河相智哉 看護婦:伊藤亜矢子
[☆☆☆☆]
どうして戦わなければいけないの@フランソワーズ
緑の強化服モエモエ。  ブラウンと若き日のギルモアの会話は、とっくに癌の治療法は開発されているのに、それが発表されると製薬会社が困るので、科学者どもが隠しているという類いのトンデモ方面の[マル秘]情報を思い起こされる。
 ともかく、正義?に目覚めるまでのギルモアは鬼畜な科学者だったというワケだ。

_美少女戦士セーラームーンS 26話 沈黙の影!? あわき蛍火のゆらめき (1994/11/26)

脚本:榎戸洋司 演出:五十嵐卓哉 作画監督:為我井克美 美術:田尻健一
うさぎ:三石琴乃 ちびうさ:荒木香恵 レイ:富沢美智恵 亜美:久川綾 まこと:篠原恵美 美奈子:深見梨加 冥王せつな(セーラープルート):川島千代子 天王はるか(セーラーウラヌス):緒方恵美 海王みちる(セーラーネプチューン):勝生真沙子 ミメット:かないみか 風間:森川智之 う・トモダチ:西原久美子 カオリ:上村典子 女の子:大本眞基子 土萌ほたる:皆口裕子 教授:神谷明
[☆☆☆☆]
あそび歩いてイイ身体じゃない@土萌ほたる
全身真黒モエモエ。(;´Д`)  EDを見ていて、大本眞基子の名前が出てきてビックリ。巻戻して確認してみたら、ほたるの陰口を言うクラスメイトの女の子の「本当コワイ子、学校じゃ優等生のクセに。」というセリフがソレらしいのだが、フィーネやユイのイメージが湧いてこなかった。
 今回は、脚本・演出・作画と三拍子揃って満足できるレベル。『東京ミュウミュウ』も、このくらいのレベルのモノは最低でも見せてほしいと思うのだが。
_ロボットアニメの辛味おろし和え自己批判風味
 昨日の日記更新の数時間後にロボットアニメについての考察「ロボットアニメの辛味おろし和え構造主義風味」を追加したが、さっそく自己批判をやっておかないと「気持ち悪い」と思えてきた。
<<「パクリ」「昔のアニメはよかった」は思考停止>>
 オレも、最近のアニメでは『ラーゼフォン』などを見ていて、ついやってしまうし、これまでの日記においてもその手のニュアンスの感想を書いてしまっているが、それを言った時点で「萌え」という思考停止語を使ったトキと同じく、オレはアニメを見ることを放棄してしまっていることになる。
 確かに、アニメをかんがえる上で、構造主義的な分析を使うと便利だし、何だかナニもかも分かったような気分にさせられるモノだが、そこで思考停止してしまったら手段と目的を履き違えていることになる。BBSで佐藤さんが書かれている
「構造主義は手段ではあっても目的とはなりえないように思えて仕方ない・・・です」
というのは、そのことを言っているのではないかと思う。
 よく見かける「昔のアニメはよかった」という感想も、思考停止のワナにハマっているモノだと言わざるをえない。ロボットアニメに限らず、あるジャンルのアニメが一定の視聴者層を想定して作られている以上、視聴する側の世代は当然に次から次へと世代交代していくワケで、そのような作品を想定された視聴者層を外れる年代になっても見続けようとする(いい大人が子供向けのアニメを見るとか)以上、過去の記憶に縛られていてはダメだし、それなりの覚悟が必要になるというコトだと思う。
 「モエの発生」でも書いたが、「萌え」や「パクリ」に限らず、目の前にある対象をある言葉で表現した瞬間に、その言葉では対象を「まるごとあらわせない本性をもつようになる」ということだ。
 そのことをふまえた上で、今後も懲りずに、いろいろなジャンルのアニメについてかんがえていきたいとおもう。
 また、このところ書いている一連の「構造主義風」の元ネタに使ったのは『文学部唯野教授』(筒井康隆)だが、そこで引用されている文献も少しは読まなくてはと思い、ノースロップ・フライの『批評の解剖』を検索してみたら、インターネットで取り寄せ可能であることが分かった。近所のセブンイレブンで受け取れるというのも非常に有難いので注文してしまった。また、ノースロップ・フライの「5つの主人公」については、唯野教授は学生に講義するためにかなりかみ砕いた形で紹介しているが、KURUBUSHIさんという方の「読書猿」というサイトのこの説明の方が分かりやすいかも知れない。
 なお、昨日書いた中で、ロボットに乗り込む子供たちの中には特殊な能力が備わっているという特徴が設定されていたりするので、そのような才能を具えている主人公は「3.主人公が普通の人間よりすぐれている」以上に該当するのではないかという疑問は当然にかんがえられるが、それは単なるロボットに対する適応能力や体質の問題であって、人間そのものの優劣とは全く別次元の問題であると思う。

_Vol.1706 2002/07/13

_満月(フルムーン)をさがして 15話 ファースト・キス!?

脚本:吉村元希 絵コンテ:こでらかつゆき 演出:吉田俊司 作画監督:齋藤哲人
神山満月/フルムーン:myco タクト:斎藤恭央 めろこ:本多知恵子 大重正美:瀬尾智美 田中さん:赤[土`]眞弓 おばあちゃん:杉山佳寿子 村上:高橋広樹 作田:内藤玲 吉田:前田剛 笠井:植木誠 夏美:鮭延未可
[☆☆☆]
あれは事故だよね@フルムーン
見せてくれないんじゃ判断しようがないじゃないか(;´Д`)  海辺でアイドルコンサートは『クリィミーマミ』の8話「渚のミラクル デュエット」でも見た。
 THE★SCANTYとフルムーンが歌うトキの振付けはライブアクションでやったのだろうか。その割にはイマイチな印象。もっとたっぷり見せてホスィし、単に動きをなぞっているだけの作画に見えてしまう。
 おばあちゃんに、世話になるお友達へのお土産を渡されて後ろめたそうな顔をする満月モエ。
 コロっとだまされてしまうのも、ココロが12歳の満月なので仕方ない。

_東京ミュウミュウ 15話 小さな勇者、マシャ 命がけの友情

脚本:田中哲生 絵コンテ:高橋資祐 演出:小柴純弥 作画監督:高橋資祐
桃宮いちご:中島沙樹 藍沢みんと:かかずゆみ 碧川れたす:佐久間紅美 黄歩鈴:望月久代 藤原ざくろ:野田順子 青山雅也:緒方恵美 マシャ:のだじゅん。 白金稜:遠近孝一 赤坂圭一郎:緑川光 キッシュ:阪口大助 パイ:神奈延年 タルト:浅井清己 ウツボカズラ:小西克幸 ディープブルー:?
[☆☆☆]
今までマシャのキモチに気付いてなかった@いちご
オイオイ(;´Д`)  一貫性のないワケの分からない脚本で、高橋資祐の演出と遠藤麻未も入っている作画がもったいなさ過ぎる。
 高橋資祐の名前を初めて知ったのは『うる星やつら』。ラムの目が大きい上に寄り目気味で、独特の可愛さがあって悪い印象はなかった。しかし、オレが原作で最も気に入っていた高橋留美子全盛期の「ミス友引コンテスト」がアニメ(114話)では無残なシナリオ(今.hackをやっている伊藤和典)で台無しにされたトキの絵コンテ・作監がこの人だったのを思い出してしまった。また、ウツボカズラは52話「クチナシより愛をこめて」のクチナシを思い出してしまった。

_わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 15話 わるいぞ! ワルモ団

脚本:土屋理敬 絵コンテ:平尾美穂 演出:三木俊明 作画監督:宇田川一彦
ミルモ:小桜エツ子 南楓:中原麻衣 リルム:麻積村まゆ子 結木摂:徳本恭敏 ヤシチ:ゆきじ 日高安純:ひと美 ムルモ:釘宮理恵 松竹:保志総一朗 ファンシーショップ店長:中博史 先生:土田大 サスケ:くまいもとこ ハンゾー:下屋則子 イチロー:伊藤健太郎 ジロー:杉山育美 サブロー:村井かずさ シロー:小河正史 悦美:比嘉久美子 男子生徒B:加藤木賢志 怪獣:渡辺恭介 男子生徒:下山吉光
[☆☆☆☆☆]
トイレ行き決定@安純
悪の化身モエモエ。  テンポもイイし、最初から最後まで大笑いさせてもらった。
 ワルモ団に操られているトキより、普段の方がコワイ日高さんおそるべしだ。
 次回は、ようやくOPに出てくる楓の妖精風コスチュームが見られそうで楽しみ。
 カズさんという方が運営されている「カズくんのオタおた日記」にリンクを張って頂いたというメールをもらった。いわゆるYuriChan's系のサイトなので、こちらからのリンクは遠慮させて頂きますが、ともかく有難うございました。
_ロボットアニメの辛味おろし和え構造主義風味
 このところずっと、ロボットアニメについてかんがえてみようと思っていたのたが、やっぱり両方の面からオレには荷が重過ぎるように思えてきた。しかし、捨てるには惜しい気もするので、一応の叩き台というつもりで、いま考えていることのいくつかを提示しておきたい。ツッコミどころも多いと思われますので、BBSなどにご意見をお寄せ下さい。
 まず、ここで言う「ロボットアニメ」とは、ロボットそのものが主役になっているモノでなく、人型ロボットに主人公が乗り込むという形式の設定の作品を前提としている。そして、このタイプのロボットアニメを考えてみたいと思ったのは、その構造が明快で分かりやすいとおもったからだ。
 この手のロボットアニメをかんがえる上で、第一に外せないのはスポンサーである玩具会社の存在とその意図がどこにあるかという問題だとおもう。
 要するに、玩具を買ってもらう対象とその年齢層をかんがえた場合、最初からある程度、アニメの内容も決められてしまっているということ。いくつかの前提(スポンサーの要求)としては、
  1. 主役の少年(例外として少女や大人もいる)は必ずロボットに搭乗させられる。
  2. 主体に対して、必ず敵対者が登場する。
  3. 主体の乗り込んだロボットは最後まで勝ち続けなければならない。
というところを最低限の約束事として押えておけばイイだろう。
<<少年よ神話になれ>>
 『新世紀エヴァンゲリオン』OPの歌詞の一節だが、主体とロボットの関係について考えてみる。ここで、先月の日記で紹介した「主人公の5つのタイプ」を再掲。それは、
  1. 主人公が普通の人間や環境よりすぐれている。
  2. 主人公が普通の人間や環境よりちょっぴりすぐれている。
  3. 主人公が普通の人間よりすぐれているけど、環境に敗ける。
  4. 主人公が普通の人間や環境よりすぐれても劣ってもいない。
  5. 主人公が普通の人間より劣っている。
というもので、1は神話、2は恋愛小説、冒険小説、伝奇小説、3は悲劇、叙事詩、4は喜劇、リアリズム小説、5は諷刺、アイロニイ。という具合に対応していた。
 ロボットアニメの主人公自身が、この5つのタイプのどこに当てはまるキャラであっても、彼がロボットに乗り込んだ瞬間、1か2のタイプの主人公として在り続けることを強要されるワケだ。
 そうすると、必然的に、ストーリーも1か2のタイプに限定されることを余儀なくされる。その結果、これまでこの日記で紹介してきた「6つの行為体」「31の機能」にハマりやすい構造を持った作品にならざるを得ない宿命をもつことになる。
 オレの非常に少ないロボットアニメ体験から、いくつかの作品について、この主人公とロボットの関係について考えてみる。
富野由悠季
オレが見たのは初代『ガンダム』の総集編的な劇場版、『イデオン』劇場版の2つ、『ブレンパワード』『ターンAガンダム』というところ位しかないが、この監督の場合、主人公の「少年」をストーリーを通じて成長させるというポリシーはどの作品でも外してないように思える。主人公を神話に相応しいキャラに育てるという信念。この点は全く動かさない頑固さで、それならどうしてスポンサー不在のWOWOWスクランブル枠で、敢えて『ブレンパワード』そして、9月から始まる『キングゲイナー』をやるのかという疑問が湧いてくるが、それだけ自分の才能とアニメそのものの可能性を強く信頼しているのだろうと思える。そのような正攻法を外さない限り、どんな作品を作っても同じモノができてしまうことも承知の上でやっているのだと思う。
高橋良輔
『ボトムズ』『ガサラキ』は一応見ているという程度。この人の場合、最初から主人公がロボットと同等か上回っているように思える。ストーリーのタイプも1と2の線は外してない。高橋監督のロボットの扱いから「リアルロボットもの」と言われるようだが、誤解を招きやすい表現だと思われる。主人公がロボットの関係において対等以上なので「リアルな」兵器のようにロボットを扱えるというだけであり、主人公のタイプとしてはあくまでも1ないしは2の範疇に属していると思われる。
機動警察パトレイバー@ゆうきまさみ
マンガはほぼ読了。アニメは劇場版1〜3、OVA、テレビシリーズは未見。ここで論じている「ロボットアニメ」の範疇からは外れるように思われる。本作の面白さは、ロボットに乗り込む人間を暴力装置としての国家権力の番犬である警察官とすることによって、逆に、ロボットそのものの暴力に制限を加えているという皮肉な構造になっている点にあると思われる。そのことによって、主人公及び物語のタイプとしては4、公務員は国民の下僕であるという意味では5の範疇に入れるべきかも知れない。
 というワケで、エヴァ以前のロボットアニメを取り上げようとすると、オレにはこの程度の、しかもごく一部の作品しか思い浮かばない。それでは、エヴァ以降のロボットアニメはどうか。
新世紀エヴァンゲリオン@庵野秀明
オレがふたたびアニメ中毒になるきっかけとなったロボットアニメ。この日記の初期の頃に「初めてまともに見たロボットアニメ」とか自分で書いているし、実際に、先に挙げた過去の作品『イデオン』『ボトムズ』を見たのも、それより後だった。碇シンジは、最初から最後まで5のタイプ(主人公が普通の人間より劣っている)だった。それでも、ストーリーをこのまま最後まで進めていけば「少年は神話に」なってしまうという危機感から、庵野監督は自らの手で作品そのものを解体(脱構築?)してしまったのだろうと、今になってみれば思える。
GEAR戦士電童@福田己津央
スポンサーの要求にキッチリ応えた典型的な正統派ロボットアニメだったと思う。秋の新番組として浮上してきた『ガンダムSEED』でも、期待を裏切らない作品を見せてくれるだろうと思われる。『勇者王ガオガイガー』(米たにヨシトモ)もこのタイプに属すると思われるが、一部分しか見てないでよく分からない。
装甲救助部隊レストル
スポンサーの要求より、子供たちやアニメそのものが尊重されたロボットアニメだった。子供たちの乗り込んだロボットは、タイトルどおり徹底的に救助のためだけに活躍し、敵対者(ヘロン)が登場しても、決着をつけたのは大人だった。リアルタイムで見たトキは、最終回のコウ艦長の特攻はショックだったが、今になって思うと「子供を戦いの犠牲にしない」というポリシーのためだったのだろうと思われる。
ほしのこえ@新海誠
オレは本作をロボットアニメとしては見てないのだが、仮にロボットアニメとして見た場合、ロボットに乗り込むのが主体でなく対象であるという点で、従来のロボットアニメの定石を最初から外している。「アニメージュ」8月号で、富野由悠季との対談の中で、富野監督が「僕は新海さんの作家性というものは認める気はないんです」と言っているが、その真意はキャラの「ナイーブさ、弱さ」という問題ではなく(富野監督のロボットアニメの主人公も十分ナイーブだとおもうし)、『ほしのこえ』をロボットアニメとして見た場合、主人公がロボットに乗り込むという基本を外していることが許せない、主人公が成長する余地がないじゃないかと言いたいのだろうと思った。
 このほかにも、今放映中で完結していない『ラーゼフォン』(出渕裕)があるが、この作品も、主人公の神名綾人が5のタイプのキャラであることは明白で、しかも、富野由悠季のように作品中で主人公を成長させることは拒否し続けているように思われる。そうすると、ストーリー全体としては1か2のタイプの構造であることを余儀なくされながら、最後まで「神話」または「英雄」には決してなれない神名綾人がどういうことになるのか、非常に興味深いモノがある。

_Vol.1705 2002/07/12

_円盤皇女ワるきゅーレ 2話 変身皇女ワルキューレ

脚本:月村了衛 絵コンテ・演出:わだへいさく 作画監督:しまだひであき
ワルキューレ(18歳):緒方恵美 ワるきゅーレ(8歳):望月久代 時野和人:鈴村健一 時野リカ:南央美 七村秋菜:千葉紗子 ハイドラ:西村ちなみ(大18歳、小8歳) 妙・猫耳D:加藤奈々絵 ケーキ屋:青山桐子 女性客:桃井はるこ、中原麻衣、比佐廉
[☆☆☆☆]
おなかへった@ワるちゃん  なるほど、今回を見て、時乃湯の異様なデザインのワケは分かった。しかし、第一話を見ただけでは、ハイドラが女の子だったとは分からなかった。(;´Д`)
 雨上がりの水溜まりができた小学校の校庭をクルクル回りながら無心に駆け回るワるちゃん。その水溜まりに写っている18歳バージョンのワルキューレを見て、それまで半信半疑だった和人はワるきゅーレ=ワルキューレという認識に至ったワケだ。
 今日は、皆美社に行っていたが、今週の猛暑でグッタリ。『ワるきゅーレ』を見て23時を回ってしまい、感想を書いている途中でダウンしてしまった。(;´Д`)

_Vol.1704 2002/07/11

_.hack//SIGN 15話 Evidence

絵コンテ:真下耕一、澤井幸次、守岡博、有江勇樹、川面真也、多田俊介 演出:真下耕一、澤井幸次、守岡博、有江勇樹、川面真也 作画監督:大澤聡、門智昭、岩岡優子、岡辰也、番由紀子
司:斎賀みつき ミミル:豊口めぐみ ベア:中田和宏 BT:平松晶子 昴:名塚佳織 クリム:三木眞一郎 銀漢:千葉一伸 楚良:家中宏 モルガナ:田中理恵 ハロルド:山崎たくみ
 総集編だったが、見ていて途中まで気がつかなかった。Aパートが終わって、Bパートになったら新展開を見せてくれるのかと一瞬期待してしまったじゃないか。(;´Д`)

_陸上防衛隊まおちゃん 2話 初出動のまおちゃん

脚本:黒田洋介 コンテ:岩崎良明 演出:岩崎良明、高橋順 作画監督:梶原紳一郎 児童画:加戸TO子・K子
鬼瓦まお:こやまきみこ 築島みそら:吉川由弥 三島かごめ:長沢美樹 鬼瓦陸士郎:野島昭生 鬼瓦陸吉:服巻浩司 首相:菅原敦一 銀河大王:園部啓一 隊員A:高橋良吉 隊員B:加藤木賢志 下士官A:富坂晶 下士官B:たかはし智秋 陸のオペレーター:豊嶋真千子
[☆☆☆]
ヒザ小僧スリムキ泣き@まお
鼻ナシ顔モエモエ。  なるほど、まおが変身するトキ「ダウンロード」と叫ぶ上に、第二種陸上装備の許可を取らなければいけないのは、無意味でムダにしか見えない煩雑な役所的手続を皮肉っているワケだ。変身しても、まおちゃんの能力には何の影響も及ぼさないというところがイイじゃないか。
 _やっちまったか@知葉
 昨日の日記で「アニメにとってモエとは何か」をやりたいなんて書いたせいか、今日『言語にとって美とは何か』を読んでいて、突発的なネタを思いついてしまった。
言語の発生 モエの発生
たとえば原始人が海をみて、自己表出として「()」といったとき「う」という有節音声は、いま眼のまえにみている海であるとともに、また他のどこかの海をも類概念として抽出していることになる。
そのために、はんたいに目の前にある海は「()」ということばでは具体的にとらえつくせなくなり、ひろびろとしているさまを「海の原」なら「うのはら」といわざるをえなくなった。
これは「蒼き海の原」といっても、もっと具体化して「さざなみのたつ蒼き海の原」といっても、眼のまえの海のすべてをつくすことができない。
この過程をどれだけふんでも、視覚にうつる眼のまえの海のすべてを言語はまるごとあらわせない本性をもつようになる。(「言語にとって美とは何かI」49ページ 文節区切りはオレ、<>は「」に置き換え。)
たとえばアニオタがミナヨをみて、自己表出として「()」といったとき「モ」という有節音声は、いま眼のまえにみているミナヨであるとともに、また他のどこかのアニメキャラをも類概念として抽出していることになる。
そのために、はんたいに目の前にあるミナヨは「()」ということばでは具体的にとらえつくせなくなり、そのコスチュームを「チャイナドレスモエ」といわざるをえなくなった。
これは「モエなミナヨのチャイナドレス」といっても、もっと具体化して「スリットの深いチャイナドレスモエなミナヨ」といっても、眼のまえのミナヨのすべてをつくすことができない。
この過程をどれだけふんでも、視覚にうつる眼のまえのアニメキャラのすべてを言語はまるごとあらわせない本性をもつようになる。
 ところで、アニメ原始人のオレが初めて「モ」という有節音声を発したのはいつの時点であろうか。
 げんみつには、この日記を含むサイトを開設しようとした1997年頃、くま太郎さんにオレのアニメの見方が萌え視点であることを指摘され、そこで初めて「萌」ということばの意味と用法を知ったのだから、少なくとも1997年以降ということになる。
 しかし、くま太郎さんに指摘されたとおり、「萌」ということばを知るより前からオレじしんは「萌」にかんする最低の概念はつかんでいたことになる。この過程を『言語にとって美とは何か』をパクって図式化すると次のようになる。
反射
意識−−−−−>音声−−−−−>キャラ
(または半意識)       (サリー)

第1図
    有節(半有節)音声
       /自\
     /  己  \
    /   表   \
  /     出     \
意識−−−−−>       >キャラ
   指示表出         (ラム)

第2図
      有節音声
       /自\−−−−−>対象像(そそるキャラ)
     /  己  \          |
    /   表   \       |
  /     出     \    |
意識−−−−−>       >キャラ
   指示表出        (あたるの母)
 さいしょの段階では、アニメ原始人としてのオレは、サリー(アッコ、手塚系丸いキャラ)などを見ていて、反射的に「う」とか「モ」などと発語したかも知れないが、そのコロの記憶はほとんどないので何とも言えない。
 次の第1図の段階では、ラムばかりでなく、同時期に視聴していたマミ、エミなど可愛い少女キャラのグッズ類をアニメイトなどで買いあさっていた時期。
 さらに、第2図の段階になると、パソコン通信などをつうじて知り合った同好の人種とコミュニケーションを成立させるため、「あたるのママはそそる」などと言って顰蹙を買っていた時期になる。
 結局、「海」のように日本人で義務教育を受けた人間ならたれでも知っている言葉とは言えないものの、ある特定の人種の間においてはある程度の共通の認識がえられている言葉としての「萌」を知るようになるには、本サイトの開設を待たなければならなかったというワケである。( ゚Д゚)y─┛~~
 _先日の日記でチラっと言った『ネットランナー』(ソフトバンク、7月8日発売8月号)の見本誌が届いていた。アニメについてのマニア向けサイトということで特集に取り上げられていたが、「アニオタニュース」「MOON PHASE」などの濃いニュース系サイトと一緒に並べられていて、穴があったら入りたくなってしまった。(;´Д`)
 ニュース系といえば、同じ特集で紹介されていたHalerさんという方の「逸般人.com」でリンクしてもらっていることに気付いた。また、そこのリンクにあった「見下げ果てた日々の企て」のスズキトモユさんが管理人をされている「はてなアンテナ」にも入れてもらっていることに気付いた。お二人ともありがとうございます。

_Vol.1703 2002/07/10

_天地無用! GXP 15話 福ちゃんの家出

脚本:木村暢 絵コンテ:中村主水 演出:花井信也 作画監督:小関雅 デザイン協力:梶島正樹、大畑晃一、青木智由紀、九市
山田西南(せいな):茂木滋 雨音・カウナック:鈴木麻里子 正木霧恋(まさき・きりこ):佐久間紅美 リョーコ・バルタ:久川綾 福:金田朋子 白眉鷲羽:小林優子 魎皇鬼:小桜エツ子 神木瀬戸:野沢由香里 柾木アイリ:玉川紗己子 九羅密美守:杉田郁子 正木水穂:永島由子 九羅密マシス:小野寺啓子 アラン:福山潤 バリー:永野広一 コーン:沼田祐介 海賊船船長:室園丈裕 NB:ワタナベシンイチ
[☆☆☆☆]
オレもついてるだろ@西南  前回を見逃してしまったので、いきなり冒頭でネージュ・ナ・メルマス@水樹奈々とのお別れのシーンを見せられ、出鼻を挫かれてしまう。
 何気に、西南の福ちゃんに対する思いやりが随所に出ていてイイ感じだった。

_WITCH HUNTER ROBIN 2話 Addicted to power

脚本:吉永亜矢 絵コンテ:大橋誉志光 演出:長井龍幸 作画監督:寺岡巌
瀬名ロビン(15歳):渡辺明乃 亜門(25歳):竹若拓磨 榊晴人(17歳):福山潤 鳥丸美穂(19歳):幸田夏穂 堂島百合香(18歳):氷上恭子 マイケル・リー(16歳):結城比呂 小坂慎太郎(45歳):辻親八 服部庄平(32歳):大倉正章 財前拓磨(52歳):池永通洋 マスター:永井寛考 守衛:川津泰彦 真崎瞳子:中島麻実 三沢和哉:一条和矢 婚約者:立野香菜子 刑事:天田益男 レポーター:田上美香
[☆☆☆]
もちろん働いてもらう@亜門
パイプオルガンモエモエ。  亜門に声をかけられたトキのロビンの表情モエモエ。全体的に澄ましているキャラが多い中でも、特にナニを考えているか分からないロビンの表情の変化はインパクトがあった。ロビンのヘンな髪型は、セットするのがえらく面倒そうだ。
 全体的には、地味なサスペンスドラマ風。実写の渋い刑事ドラマという雰囲気。1話に続いてカラスを出したのは、何かテーマと関わる意図でもあるのだろうか。

_ちょびっツ 15話 ちぃ もてなす

脚本:花田十輝 絵コンテ:長井龍幸 演出:太田雅彦 作画監督:北尾勝
本須和秀樹:杉田智和 ちぃ:田中理恵 新保弘:関智一 すもも:くまいもとこ 清水多香子:柚木涼香 竿竹売り:鈴森勘司 生徒:藤原勝也、大沼誉 日比谷千歳:井上喜久子
[☆☆☆]
笑ってるお月様@ちぃ  秀樹は、普通サイズで童貞の安全蚊取野郎というワケだ。

_ヒカルの碁 39話 魔の一瞬

脚本:冨岡淳広 絵コンテ:新留俊哉 演出:えんどうてつや 作画監督:芝美奈子
進藤ヒカル:川上とも子 藤原佐為:千葉進歩 塔矢アキラ:小林沙苗 和谷義高:高木礼子 伊角慎一郎:鈴村健一 越智康介:松岡洋子 篠田院生師範:坂東尚樹 奈瀬明日美:榎本温子 事務員:斉藤瑞樹
[☆☆☆]
白星をつかむんだ@ヒカル  越智は確かに嫌味な小僧だが、この場合は伊角の神経が細過ぎると言うべきなんだろう。院生の中ではトップクラスと言っても、性格がプロ向きじゃないので、いつまで経っても壁を乗り越えられないというワケだ。
 ヒカルが体操するトキの作画は、いかにも気分転換しているという雰囲気がよく出ていた。
_構造主義風
 昨日の『クレソンサラダをめあがれ』の感想は、中途半端な状態でアップしてしまったので、書き足し。
 ZEROESさんに「魂は永久に彷徨う」(7月9日付)で「構造主義風アニメ分析」として紹介してもらっていた。
 『月の夜 星の朝』の最初の感想でも述べたが、あくまでも
「オレの構造主義に関する知識は、突っ込まれればすぐボロが出てしまう程度のレベル」
でしかなく、発端は筒井康隆の『文学部唯野教授』を読んで、唯野教授が講義している「ロシア・フォルマリズム」「記号論」「構造主義」「ポスト構造主義」というあたりに触発され、オッ、この「5つの主人公」「31の機能」「6つの行為体」というトコロは、今オレが見ているアニメを考える上で非常に面白そうじゃないか(真っ先に思いついたのは『十二国記』と6つ行為体、『パタパタ飛行船の冒険』と31の機能というところ)ということで、後先考えずに突っ走ってしまっているワケで、その元ネタになるグレマスもプロップも全く読んだこともないし、調べもしないで書いているので、アカデミックな教育を受けているような人から見たら、噴飯モノの勘違いをしていることは十分に考えられる。
 それでも全く懲りていないというか、今度は、さらに輪をかけて無謀に、オレにはほとんど経験値のないロボットアニメについて構造主義の分析をしてみたいと考えているところだ。
 こんなことを始めているうちに、急にその手の本を読んでみたくなってしまい、角川文庫から出ている吉本隆明『定本 言語にとって美とは何か』I、IIを買ってきて読んでいる。これは、高校生の頃にハードカバーで買って読んでいたがほとんど理解できずに挫折、数年前にも文庫本を見つけて読もうとしたが、ほとんど読まないうちに本の山に埋もれてしまった。今回も全く自信はない。
 そのうち日記の中で「アニメにおける自己表出と指示表出」とかやり出したら、コイツはまたヘンな影響を受けているなと考えてもらって差し支えはない。究極の目標としては「アニメにとってモエとは何か」とかやってみたい気もするのだが。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1702 2002/07/09

_あずまんが大王 14話 「おかいもの」「集合」「うみー!」「捕獲作戦」「大人の世界」

脚本:玉井☆豪 絵コンテ:別所誠人 演出:伊達巻子 作画監督:加藤やすひさ
美浜ちよ:金田朋子 春日歩:松岡由貴 滝野智:樋口智恵子 水原暦:田中理恵 榊:浅川悠 神楽:桑島法子 谷崎ゆかり:平松晶子 黒沢みなも:久川綾 かおりん:野川さくら 木村:石井康嗣 亀すくい屋:西前忠久 射的屋:福島優子
[☆☆☆]
ダメですお代官様@大阪
クルクル(;´Д`)  ちよちゃんは論外として、榊さんが一番純情だったというコトなのか。十分納得させられる話だ。

_十二国記 13話 月の影 影の海 終章

脚本:會川昇 絵コンテ:須間雅人、田中比呂人 演出:中村賢太朗、大八木正勝 作画監督:大竹紀子
中嶋陽子:久川綾 杉本優香:石津彩 楽俊:鈴村健一 延王尚隆:相沢正輝 延麒六太:山口勝平 景麒:子安武人 塙王:土師孝也 塙麟:佐々木優子 冗祐:堀川仁 中嶋律子:さとうあい 高里要:岡野浩介 近所の主婦:川崎恵理子 雁王師兵:風間勇刀 舒栄:小山茉美
[☆☆☆☆☆]
許す@陽子
王の貫禄モエモエ。  広がる血溜りに吸い込まれる塙麟と女怪。その血溜りに向かって急降下してくる妖魔という見せ方には感心させられた。麒麟の屍体が妖魔に食われるシーンをどうやって見せるのかと思ったが、これがギリギリの線だろう。
 塙王と塙麟は、原作では陽子が水禺刀を通じて間接的に見るだけ(しかも塙麟の最期までは描かれていない)だったが、こうしてハッキリ見せられた方が分かりやすいし、説得力もあるように思われ。
 第1話で景麒が陽子に叩頭するシーンは、見せ方がアッサリし過ぎていて物足りないじゃないかと思ったが、そのトキと今回では、状況も陽子自身も丸っきり違っているというワケだ。
 金波宮の玉座に座った陽子と杉本さんの会話は、もちろんアニメオリジナルだが、陽子に水禺刀を放り投げさせたり、杉本さんに抱きついて悲嘆に暮れるシーンを敢えて入れるのは、権力を手にした栄光に伴う代償もキッチリ見せたいという、いかにも會川昇的脚色と言えそうだ。
 杉本さんと言えば、結婚して子供をたくさん産む発言もビックリだったが、機獣の上で陽子に水筒を渡すトキの表情がえらく可愛かった。
 それにしても、ここで高校生の高里君登場とはビックラコキマロ。大方の予想を裏切って、次のシリーズでは『魔性の子』から始まることになりそうだし、高里君絡みで杉本さんの活躍が再び見られることになりそうだ。そして、高里君のエピソードの中に『風の海 迷宮の岸』のエピソードも入ってくることになりそうだ。
 次回の14話「転章」は、陽子と楽俊による十二国の説明を兼ねた総集編になるようだが、その後の予告的なシーンも入ってくるかも知れないと思うと、見逃すワケにはいかないだろう。( ゚Д゚)y─┛~~

_しあわせソウのオコジョさん 40話 「コジョピーの恩返し」「繭美のペアルック大作戦」

[A] 脚本:高山カツヒコ 絵コンテ:福島利規 演出・作画監督:加藤茂
[B] 脚本:西園悟 絵コンテ:福島利規 演出:岡嶋国敏 作画監督:望月謙
コジョピー:沢城みゆき 槌谷揺:小泉豊 コジョルー:鮭延未可 ゆうた:加藤奈々絵 ちょろり:山崎雅美 みゆ:谷井あすか サエキ:原田英敬 トモコ:中村明香 繭美:武藤寿美 井澄:竹内順子 マンガ家:荘真由美 ナレーション:寺田はるひ
[☆☆☆☆]
愛があれば大丈夫@繭美
面白過ぎる妄想少女モエモエ。
「コジョピーの恩返し」 「繭美のペアルック大作戦」  「たまたま通りかかった槌谷さんと同じ方向へ帰る人よ。」とか、繭美の脳内セリフにはいちいち大笑いさせられてしまう。井澄の制服を脱がせようとする繭美は、見ていて力が入ってしまう。こういうトキ、チラっとでも見せてくれれば(パンツじゃなくても)少しはテレ東を見直すのに。(;´Д`)

_G-onらいだーす 2話 メガネとはなんだ

脚本:水上清資 絵コンテ:島津奔 演出:山口頼房 作画監督:内田順久 アクション番長:椛島洋介
OP:「トキメイテ、G-on G!」歌:G-onライダース(島涼香、南央美、倉田雅世) 作詞:Sayu 作曲・編曲:津田直士 CD:ムービック、ジャパン ミュージック エージェンシー
倉間ユウキ:島涼香 嵐山セーラ:南央美 星川ヤヨイ:倉田雅世 鯨井仙三郎:堀内賢雄 真田ミオ:久川綾 本郷一朗:檜山修之 星川重蔵:中博史 マコ:水橋かおり パオ:町井美紀 アイ:上村貴子 ゼロ:田村ゆかり シノブ:浅野真澄 ヤスコ:折笠奈緒美 ゴンザレス:斉藤瑞樹 係員:小野大輔
[☆☆☆☆]
なんだかくすぐったい@ユウキ
妊妊(ニンニン)とか言うと最低か(;´Д`)  2話目になって見る方も力が抜けたのか、好感度急上昇。星川重蔵は、鬼瓦陸士郎@陸上防衛隊まおちゃんと同じ味皇風キャラだったし、可愛い宇宙人の侵略だし、3人だし(もしかしてロリベーダーの方が8歳児?)、ネタがかぶり過ぎていると言うしか。
 もちろん、オレは両方とも気に入ったし、チェックも続けるであります。
 _『クレソンサラダをめしあがれ』(正本ノン/集英社コバルト文庫)読了。
 「しこった」フレーズの連続で、その手の言葉や言い回しは時代や年代・性別の非常に狭い部分に密着しているので、今の時代のコバルト文庫の読者が読んでも違和感があるだろうし、オレのような年寄りが読めば尚更だが、本作が出た当時(昭和57年)のコバルト文庫の読者には、一つ一つの言葉がきらめいて響いたモノなのだろう。
 本作は、先日読了した『月の夜星の朝』とは違って、大学受験を目前に控えた高校生の日常生活の一時期を切り取ったモノなので、敵対者が現われることもないし、戦いによる結末が求められることもない。したがって、物語を分析する「6つの行為体」には全く馴染まない。どうして馴染まないのかは、やってみればすぐ分かる。  ここでは、便宜的に「主体」と「補助者」に分けてみたが、本作においては分けること自体が無意味であり、あえて言うなら、メインキャラ3名全員が「主体」と言うべきだろう。
 A〜Cのクラスメイトには名前の出てくるキャラもいるが、背景以上の意味はないし、未確定d〜fは最後まで未確定のままである。メインの3人は、それぞれが補助者・恵与者・受益者となって相互に影響を与えたり、与えられたりするが、一致する目的や共通の敵が現れるワケではないので、それぞれがそれぞれの道を歩き出すという結末。
 アニメ『七人のナナ』を見た人は、「受験」そのものが3人の共通の目標あるいは敵ではないかと言われるかも知れない。たしかに「受験」は主体の前に立ち塞がる敵のように見えるし、受験生同士を競い合わせるという意味では「受験戦争」と言われるように、一見「6つの行為体」に適合する「物語」を構築できる素材のように思われるかも知れないが、その結果は常に「主体=受益者」の範囲を出ないモノであり、このような主体と受益者が癒着するイベントを中心にした「物語」を成立させることは非常に困難と言わざるを得ない。本物の「戦争」において、キャラAの活躍によってキャラBが救われるというシナリオは十分に考えられるが、キャラAが受験「戦争」に勝利することによって、全く勉強しなかったキャラBも合格するというシナリオは不可能ということだ。
 そう考えると、『七人のナナ』を見ていて、何が物足りなく感じられたのか、あるいは、最後の「敵対者」としてナナたちの前に立ち塞がった「黒ナナ」という設定がいかに優れたモノであったかがよく分かる。受験の敵は競争相手の恋敵やクラスメイトではなく、自分自身の中にあるという今川監督のメッセージ。
 話が横道にそれてしまったが、『クレソンサラダをめしあがれ』は、確かに「6つの行為体」に適合する「物語」ではないが、だからと言って、本作が物語的パターンを備えている作品より劣っていることにならないのは言うまでもない。

_Vol.1701 2002/07/08

_爆転シュート ベイブレード2002 26話 戦慄のサイバー

脚本:長田敏靖 絵コンテ:神戸守 演出:小高義規 作画監督:長森佳容
木ノ宮タカオ:くまいもとこ キョウジュ:桑島法子 レイ:久川綾 マックス:折笠愛 カイ:高乃麗 ヒロミ:菊池志穂 オズマ:甲斐田ゆき マリアム:小松由佳 ユスフ:松本さち ギデオン:松山鷹志 ドクターB:小山剛志 ケイン:泰勇気 サリマ:池田ひかる ジム:山下亜矢香 ゴウキ:藤原靖浩
[☆☆☆]
お願いこんなバトル中止して@サリマ
お願い早く結末を見せて(;´Д`)  長田敏靖は『ビックリマン2000』『ジバクくん』『とっとこハム太郎』などの脚本で知られている人。演出と作画はベストメンバーと言ってイイだろう。
 しかし、まさかの3週連続とは参り山のカマ太郎と言うしか。(;´Д`)

_ロックマンエグゼ 18話 暗躍! ワールドスリー!

脚本:山田健一 絵コンテ:どじゃがげん(土蛇我現) 演出:日下直義 作画監督:池上太郎
光熱斗:比嘉久美子 ロックマン:木村亜希子 桜井メイル:水橋かおり ロール:城雅子 大山デカオ:沼田祐介 ガッツマン:下山吉光 綾小路やいと:金丸日向子 大園まりこ先生:日高のり子 マサ:堀川仁 サロマ:南央美 黒井みゆき:横手久美子 火野ケンイチ:小西克幸 ファイアマン:加藤木賢志 エレキ伯爵:三宅健太 色綾まどい:野田順子 マハ・ジャラマ:園部啓一 日暮闇太郎:上田祐司 氷川透:渡辺久美子 緑川ケロ:中川亜紀子 ガードマン:平野俊隆
[☆☆☆/☆]
ロール様とお呼び
どうしても抜けないの@メイル

とめどない妄想が(;´Д`)  スタッフは子供向けアニメということを理解して作っているのか小一時間……。
 まあ、大きなお友達的には十分うれしいことは否定できないので、余分の「☆」はその分だ。( ゚Д゚)y─┛~~

_犬夜叉 77話 豹猫族とふたつの牙の剣

脚本:千葉克彦 絵コンテ:波多正美 演出:鳥羽聡 作画監督:倉田綾子
犬夜叉:山口勝平 日暮かごめ:雪乃五月 七宝:渡辺久美子 弥勒:辻谷耕史 珊瑚:桑島法子 殺生丸:成田剣 鋼牙:松野太紀 冥加:緒方賢一 邪見:長島雄一 りん:能登麻美子 八衛門狸:中嶋聡彦 狼野干:梁田清之 銀太:吉野裕行 白角:岸尾大輔 冬嵐:冬馬由美 春嵐:増田ゆき 夏嵐:鉄砲塚葉子 秋嵐:高塚正也 お館様:西前忠久 町人:田中一成
[☆☆☆☆]
私は一人で待ちましょう@りん
歌モエモエ。  無言でサッサと立ち去ってしまう殺生丸がイイ。八方丸く収まってしまう結末は、殺生丸的には不本意なんだろう。
 今日、郵便局で『KEY設定資料集』の郵便振替による送金を済ませた。
 ソフトバンクからメールが来て『ネットランナー』という雑誌(7月8日発売の8月号)に、ここが紹介されるらしい。今まで読んだこともなかったし、どんな記事で取り上げられているのかサッパリ分からないが、見本誌を送ってくれるというので楽しみでもあり、不安でもある。( ゚Д゚)y─┛~~
 _『クレソンサラダをめしあがれ』(正本ノン/集英社コバルト文庫)を読んでいるところだが、えらくしこっていてだんだん辛くなってくる。自分だけは特別だと思いたい(思われたい)女子高生二人とクラスメイトの男子生徒一人の友情話。最初のうちは、小娘風情が格好付けていて可愛いじゃないかと思いながら読んでいたのだが。( ゚Д゚)y─┛~~
 大混乱の火曜日深夜のために各デッキの予約状況をチェック。
 明日は、とりあえずは東京ドームの巨人戦はないようなので、『天地無用!GXP』の時間がずれ込むことは考えなくてイイようだが、いつもと違って1:25〜。この時間は、『WITCH HUNTER ROBIN』(テレ東1:25〜)と完全に重なる。仕方ないので、電波の悪い日本テレビの方をS-VHSに割当て。『ラーゼフォン』は休み、『ちょびっツ』は予定どおり。それにしても『ラーゼフォン』が復活してくると、休眠中のもう一台のデッキも稼働させなければならないかも知れない。

_Vol.1700 2002/07/07

_おジャ魔女どれみ ドッカ〜ン! 23話 七夕なんてやーめた!

脚本:大和屋暁 演出:五十嵐卓哉 作画監督:河野宏之 美術:行信三、田中里緑
春風どれみ:千葉千恵巳 藤原はづき:秋谷智子 妹尾あいこ:松岡由貴 瀬川おんぷ:宍戸留美 飛鳥ももこ:宮原永海 ハナちゃん:大谷育江 マジョリカ:永澤菜教 ララ:高村めぐみ ババ:朴[王路]美 春風ぽっぷ:石毛佐和 ともみ:横手久美子 りえ:松本美和 しし座:中田和宏 おかいこ様:家富ヨウジ 彦星:高橋広樹 織姫:西村ちなみ
[☆☆☆☆/▽]
六年生が言うなら@ともみ&りえ
大きなお兄さんの言うことも信じてクレるかい(;´Д`)  「▽」この直前に『フィギュア17』を見てウルウルさせられた影響か、黙々とお仕事するおジャ魔女たちの描写から、ハナちゃんのセリフにかけてのシーンにやられてしまった。面白くて最後はしんみりさせられる大和屋暁脚本が良かったというワケだ。

_電光超特急ヒカリアン 14話 日はまた昇る

脚本:井上敏樹 絵コンテ:大庭秀昭 演出:長尾粛 作画監督:井上善勝
聖橋ケンタ:木村亜希子 ウエスト:松本さち ブラックエクスプレス:千葉繁 ドジラス:伊東みやこ ウッカリー:桜川朝恵 神田ミナヨ:嶋崎はるか 富士見鉄雄:檜山修之 松田暁美:栗原みきこ 梅田笛太郎:葛城政典 ノゾミ:渋谷茂 ツバサ:福山潤 E4:稲田徹 セブン:有馬克明
[☆☆☆☆☆]
私は宇宙の愛をつかさどるもの@ミナーシャ
ミナヨマンセー(;´Д`)  今回も、ガルーダ発進で「黄色い線の内側にお下がり下さい」をやってくれた。
 シリアスミナヨちゃんは白いチャイナドレス、いつものミナヨちゃんは真っ赤なチャイナドレス。どちらもマンセーであることは間違いない。
 ブラック親分も元のキャラに戻って、次回はいつもの路線に戻るだろう。ということは、予告でミナヨちゃんの浴衣姿と思わせぶりなセリフに期待させられて、本番ではガックリという可能性も。(;´Д`)

_ぴたテン 14話 しあわせの感じ方

脚本:ときたひろこ 絵コンテ:平田豊 演出:大西景介 作画監督:桜井木の実
美紗:田村ゆかり 樋口湖太郎:沢城みゆき 紫亜:ゆかな 綾小路天:斎賀みつき 植松小星:釘宮理恵 御手洗大:くまいもとこ ニャー:冬馬由美 担任の先生:千葉一伸
[☆☆☆]
メデタシ、メデタシですね@紫亜
てひひひ。  湖太郎は本当に美紗さんに押し倒される幸せが理解できないのかと小一時間……。( ゚Д゚)y─┛~~

_サイボーグ009 37話 星祭りの夜

脚本:金春智子 演出:寺東克己 作画監督:紺野直幸
009(島村ジョー):櫻井孝宏 001(イワン・ウイスキー):植田佳奈 003(フランソワーズ・アルヌール):雪乃五月 006(張々湖):茶風林 007(グレート・ブリテン):長島雄一 ギルモア:麦人 アリス:山下夏生 時の監視者A:楠大典 時の監視者B:松本大 ジョーの母親(幼年時代):鈴木里彩 男の子A:中村謙吾 男の子B:林田昌之 男の子C:有馬優人 男の子D:宮里駿
[☆☆☆☆]
フーン大きくなったわね@アリス  「孤児」ジョーと母親の泣かせる話を七夕とSFで味付けした一話。
 これまた、アリスが8歳ということはないと思うが、「ボーイハント」と言ってみたり、フィルムを手動で巻き上げるカメラを持っていたりして、渋い少女モエモエ。

_フィギュア17 つばさ & ヒカル 10話 心は伝わりますか (2002/02/24)

脚本:米村正二 絵コンテ:玉川達文 演出:瀬晴よし子、玉川達文 作画監督:沢田正人、斉藤英子、藤澤俊幸、佐藤陵、佐藤和巳
椎名つばさ:矢島晶子 椎名ヒカル:折笠富美子 D・D:小山力也 オルディナ:井上喜久子 椎名英夫:佐藤政道 茨城新一:大川透 黒田勇:大塚芳忠 相沢翔:鶴野恭子 萩原健太:加藤優子 唐沢飛鳥:柚木涼香 伊藤典子:高野直子 小川真二:本田貴子 沢田美奈:釘宮理恵 生徒:水樹洵 翔の父親:松本大 翔の母親:渡辺美佐 担当官:岡和男
[☆☆☆☆☆/▽]
つばさちゃんが泣いたら私だって@ヒカル  「▽」は全体的にウルウルさせられてしまったので。
 つばからヒカルの手を握るシーンが二人の和解を表現している。「もうあんなヒドイことは言わないよ」とつばさがヒカルに言っているようにも見えた。
 静かで淡々とした葬式から学校生活にかけての描写が何とも言えない。全体的に静かなので、墓参りで流れるバッハ(主よ人の望みの喜びよ)が非常に印象深く聞こえた。
 今日も『美少女戦士セーラームーンS』の再放送が録画されているはずの時間に青木功@ゴルフが入っていたので、これは再放送の時間帯が移動してしまったことをオレが見逃しているのかと不安になったが、公式サイトを見て一安心。次週からはちゃんと見られるようだ。
 公式サイトと言えば、新番組のそれぞれの公式サイトは、番組表に入れてあります。
 このところ、「31の機能」や「6つの行為体」という観点でアニメを分析すれば、どうして面白くないのか、その作品にナニが欠けているのか分かるようなことを書いているが、その考えが全てのアニメに適用できると考えるのはもちろん間違いで、本当の問題点はその先にある。
 だいたい、プロップの31の体系にしても、6つの行為体という考えにしても、適用できるのは神話や民話、目的がハッキリしている古典的な物語に限られる。『ファンタジーの文法』の著者は、31の体系をカード化して、子供たちにカードにもとづいたお話しを作らせたりという教育目的で使っていたりする。
 そして、そのような考えがアニメを考察する上でどうかというと、役に立つ場合もあるし、その先へ進まないと役に立たない場合もある。その先に進むには、構造主義以降の思想の問題も関わってくると思うので、オレなりの考えがまとまってきたら書きたいと思う。

_Vol.1699 2002/07/06

_満月(フルムーン)をさがして 14話 がんばれ! 代理マネージャー

脚本:広平虫 絵コンテ:東海林真一 演出:岩崎太郎 作画監督:清水博幸
神山満月/フルムーン:myco タクト:斎藤恭央 めろこ:本多知恵子 大重正美:瀬尾智美 高須広平:郷田ほづみ 秋葉小太郎:森訓久 DJ:小田靜枝 スタッフ:植木誠 現場監督:下崎紘史 ファン:長浜満里子、堀江ゆき
[☆☆☆]
点滴@大重さん
目にクマができるほどナニをしていたんだ(;´Д`)  秋葉には、ブッタマゲーの連続で開いた口が塞がらなかった。(;´Д`)

_東京ミュウミュウ 14話 赤坂の秘密、切ない恋の物語

脚本:十川誠志 絵コンテ:まついひとゆき 演出:平田豊 作画監督:阿部弘樹
桃宮いちご:中島沙樹 藍沢みんと:かかずゆみ 碧川れたす:佐久間紅美 黄歩鈴:望月久代 藤原ざくろ:野田順子 白金稜:遠近孝一 赤坂圭一郎:緑川光 仁科麗:川村万梨阿 青山雅也:緒方恵美 キッシュ:阪口大助 パイ:神奈延年 タルト:浅井清己
[☆☆☆]
ローズティーとストロベリータルト@ざくろ
お澄ましモエモエ。  子供でなくてもワケの分からない結末。地球の未来が危うい今は、お互いに遊んでいるヒマはないとでも言いたいのだろうか。

_わがまま☆フェアリー ミルモでポン! 14話 ミルモ落第!?

脚本:杉原めぐみ 絵コンテ・演出:中西伸彰 作画監督:渡辺伸弘
ミルモ:小桜エツ子 南楓:中原麻衣 リルム:麻積村まゆ子 ヤシチ:ゆきじ 日高安純:ひと美 ムルモ:釘宮理恵 松竹:保志総一朗 エンマ先生:上田敏也 平井:伊藤健太郎 ファンシーショップ店長:中博史 楓の母:村井かずさ サスケ:くまいもとこ ハンゾー:下屋則子 カラス:加藤木賢志
[☆☆☆☆]
おヘソを出して風邪ひき@楓&安純
看病してやろうじゃないか(;´Д`)  毎回、イロイロな芸を見せてくれる店長が面白い。今回は、ムリヤリ小さい窓から出てきて、クネクネしながら戻るシーン。
 結局、楓と安純は似たもの同士だったというワケだ。( ゚Д゚)y─┛~~

_オーバーマン キングゲイナー 1話

[公式サイト]
企画:内田健二(サンライズ)、川城和実(バンダイビジュアル) 原作:富野由悠季 シリーズ構成・脚本:大河内一楼 キャラクターデザイン:中村嘉宏、西村キヌ(カプコン)、吉田健一 メカニカルデザイン:安田朗(カプコン)、山根公利、吉田健一 アニメーションディレクター:吉田健一 美術監督:池田繁美 色彩設計:横山さよ子 撮影監督:大矢創太 編集:山森重之 音楽:田中公平 音響監督:鶴岡陽太 美術ボード:丸山由紀子 音楽プロデューサー:佐々木史朗(ビクターエンタテインメント)、太田敏明(ボーダーライン) 音楽ディレクター:福田正夫(ビクターエンタテインメント) 音楽協力:サンライズ音楽出版 連載:月刊「コミックフラッパー」(メディアファクトリー刊)、月刊「ニュータイプ」(角川書店刊) プロデューサー:鈴木路子(WOWOW)、河口佳高(サンライズ)、湯川淳(バンダイビジュアル) 総監督:富野由悠季 製作:サンライズ、WOWOW、バンダイビジュアル
主題歌:「キングゲイナー・オーバー!」作詞:井荻麟 作曲・編曲:田中公平 歌:福山芳樹 挿入歌:「本当かい!」「ミイヤ祭り」作詞:井荻麟 作曲・編曲:田中公平 歌:宮城小百合 サウンドトラック:ビクターエンタテインメント
絵コンテ:斧谷稔 演出:笹木信作 作画監督:吉田健一
[キャスト] ゲイナー:野島裕史 ゲイン:かわのをとや サラ:小林愛 ペロー:大竹周作 ヒューズ:草野徹 ママドゥ:西凛太朗 アナ・メダイユ:鬼頭典子 リュポン:二村愛 ヤッサパ:江川央生 アデット・キスラー:林真里祐 グジナン:北沢洋 エンゲ:小山剛志 ジャポリ:田村真紀 アスハム:子安武人 シンシア:水城レナ ミイヤ:中西裕美子 ジェイク:ふみおき キューエム:田中一成 シンジン:稲田徹 小関一、福島優子、高塚正也、柳沢真由美、矢薙直樹、松本大、岡本嘉子
[☆☆☆☆]
大人だからやれんだろう@アデット・キスラー
大人のアスカモエモエ(;´Д`)  本放送は9月から。
 始まる前に、富野監督とシリーズ構成・脚本の大河内一楼をゲストに、第一話の紹介を初めとして、世界観や監督の狙いについての話が聞けたので、本編を見る上ではだいぶ助かった。ぶっつけ本番で見て、いきなり「エクソダス」とか言われても何のことやらサッパリだったろうし。
 金髪に真っ赤なプラグスーツ?で「見境のないヤツだ」とか言われているアデット。アスカ@エヴァをそのまま大人にしたようなデザインと性格には参った。
 ミイヤというのは世界的なアイドルらしいが、巨大なのはホログラムだからなのか。映像的なインパクトを狙っているのだろうけど、あまりピンとこない。ともかく、全体的に相当のレベルで、キャラも多い上にクネクネとよく動いている。一つ一つ細かい部分まで作り込まれたモノを見せつけられるので、ミイヤにしてもキングゲイナーにしても今一つインパクトが弱く感じられてしまうのかも知れない。
 『ターンAガンダム』に続いて登場したお姫様キャラのアナ。自分の立場をサッパリ理解してない風情。公式サイトのキャラ紹介に年齢が書かれていなかったが、まさか8歳とか。(;´Д`)
 _今日、中目黒の古本屋「BOOK OFF」で集英社文庫で出ている『月の夜 星の朝』(本田恵子)の1〜4巻を買った。ちゃんと読んだワケではないが、先日紹介したコバルト文庫でノベライズされたモノとはかなり違う感じ。小説版にはドラマの話は全く出ていなかったし、キャラの役割もかなり改変されてしまっている。
 小説版が余りにもご都合主義のカタマリのように見えてしまったのは、原作にあるいろいろなエピソードを捨てて、都合の良い部分だけつまみ食いしたような構成に変えてしまったからだろう。
 また、マンガの方は、ちゃんと主体Aと対象Bが最後に結婚するという結末。プロップのファンタジーの31の機能にもちゃんとハマっているワケだ。

_Vol.1698 2002/07/05

_円盤皇女ワるきゅーレ 1話 天女のいる銭湯

企画:宮里一義、加藤長輝 プロデュース:加藤鉄也、永田勝治、酒匂暢彦、前山寛邦 原作:介錯 原作協力:TNK シリーズ構成:月村了衛 連載:「月刊少年ガンガン」(エニックス刊) キャラクターデザイン:藤井まき メカニックデザイン:村田護郎 アニメーションディレクター:柳沢テツヤ 色彩設計:小林美代子 美術監督:鈴木恵美(IMAGE ROOM・ジロー) 撮影監督:久保博志(東京キッズ) 編集:大竹弥生 音響監督:亀山俊樹 音楽:川井憲次 音楽プロデューサー:植村俊一 プロデューサー:霧島隆則、武智恒雄、山森篤 制作プロデューサー:冨塚育子 制作:TNK 監督:うえだしげる 製作:時乃湯(東芝デジタルフロンティア、東芝、メディアファクトリー、クロックワークス、日本コロムビア、TNK) 協力:全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会
OP:「愛しいかけら」歌:メロキュア 作詞・作曲:岡崎律子 編曲:西脇辰弥 ED:「セーブ♥」歌:望月久代、田中理恵、西村ちなみ&千葉紗子 作詞・作曲:日向めぐみ 編曲:水島康貴(日本コロムビア) OPアニメ/絵コンテ・演出:うえだしげる 作画監督:藤井まき 原画:金子利恵、大塚健、塩川貴史、橋本英樹、堀井伸雄、大島美和、柳沢テツヤ EDアニメ/絵コンテ・演出:うえだしげる 作画監督:藤井まき 原画:柳沢テツヤ
脚本:月村了衛 絵コンテ・演出:うえだしげる 作画監督:柳沢テツヤ
[キャスト] ワルキューレ(8歳):緒方恵美 ワるきゅーレ(18歳):望月久代 時野和人:鈴村健一 時野リカ:南央美 七村秋菜:千葉紗子 ハイドラ:西村ちなみ 真田さん:田中理恵 白:西前忠久 丸・猫耳A・F:桃井はるこ 妙・猫耳D:加藤奈々絵 女生徒A・猫耳C:中原麻衣 女生徒B・猫耳B:比佐廉 父・じいさん:飯島肇 母・猫耳E・G:茉雪千鶴
[☆☆☆☆]
一緒に遊ぼう@ワるきゅーレ
お兄ちゃんとナニをして遊ぼうか(;´Д`)  今や8歳が旬ですか。(;´Д`)
 第一話ということで、画面が賑やかでよく動いていた。
 猫耳ワラワラもビックラコキマロだったが、地上波でもBSでも今や実現不可能な丸裸ワラワラ。有難や、有難やと思わず手を合わせて拝みたくなってしまう。
 お兄ちゃんは番台は苦手@リカということらしいが、現役高校生の身で銭湯のボイラー室で地道に汗を流して働いている和人は、最近のアニメにはめずらしく好感度の高い男だ。背中の温泉マークが渋いが、これを見せられて真っ先に温泉マーク@うる星やつらを思い出してしまった。
 「魂を半分」とかいう話は『ウルトラマン』が元ネタらしいが、特撮全滅のオレにはサッパリだった。
 それにしても、同じようなネタで同じようなコンセプトのアニメばかり続いてグッタリだが、デザイン的には本作の藤井まきキャラが一番好みかも知れない。
 今日も、金曜日ということで九段下の事務所から神保町の皆美社へ。神田製本会館のある裏通りには、「いもや」を初めとして揚げ物系の店が多い。その1軒でメンチカツと生姜焼きの盛り合わせ定食を食べた後、隣のディスカウントショップで1着700円の半袖ワイシャツを3着購入。
 先週末に出社した時は何の問題もなく焼くことができたiMacのCD-Rドライブだったが、今日はたて続けに生焼けを作ってしまいガックリ。こういうワケの分からないことで躓いてしまうと余計に疲れるモノで、この暑さに参っていたこともあって早々に退散して帰宅してしまった。( ゚Д゚)y─┛~~
 ちょっと書き足し。
 『ワるきゅーレ』の終わった後にOVA『戦闘妖精雪風』のCMを初めて見たが、どうして前評判が悪いのか一発で分かってしまったような気がした。確かに『戦闘妖精雪風』は、戦闘機が飛び回って謎のエイリアンと空中戦を繰り広げたりして、いかにもアニメ化したくなる題材であることに間違いはないが、その本質は極めて観念的な世界(敵は海賊シリーズが形而上的なドタバタで「メタバタ」と言われていたように)だったのだ。だから、どんなビジュアルを見せられても違和感を禁じ得ないというか。神林長平を全く読んだことのない人だったら楽しめるかも知れないが。

_Vol.1697 2002/07/04

_.hack//SIGN 14話 Castle

脚本:伊藤和典 絵コンテ・演出:守岡博 作画監督:岡辰也
司:斎賀みつき ミミル:豊口めぐみ ベア:中田和宏 BT:平松晶子 昴:名塚佳織 クリム:三木眞一郎 楚良:家中宏 銀漢:千葉一伸 ハロルド:山崎たくみ
[☆☆☆]
守ってあげたいんだ私@ミミル  これで折り返し点を過ぎてしまったワケだが、キィ・オブ・ザ・トワイライトは見つからなかったし、どうにもワケが分からない展開が続くばかり。とりあえずは、ベアと司がどうなってしまったのか気になる。

_陸上防衛隊まおちゃん 1話 日本は自分が守ります!

原作:赤松健(講談社) 企画:大月俊倫、下地志直 シリーズ構成:黒田洋介 キャラクターデザイン:柳沢まさひで プロップデザイン:高倉武史 色彩設計:関本美津子 撮影監督:津村治彦 2DCG:中野剛 美術監督:朝倉千登勢 CG制作:スタジオガラパゴス CGスーパーバイザー:小林真吾 CGディレクター:三田邦彦 音響監督:菊田浩巳 編集:板部浩章 音楽:服部隆之 プロデューサー:森山敦、平松巨規 監督:岩崎良明 製作:陸まお本部 SPECIAL THANKS:週刊少年マガジン編集部 アニメーション制作:XEBEC 提供:KING RECORDS、少年画報社、マーベラスエンターテイメント、AT-X
OP:「ALL MY LOVE」作詞・作曲:伊藤千夏 編曲:小西貴雄 唄:堀江由衣 ED:「It's my style」作詞・作曲・編曲:松浦有希 唄:堀江由衣(スターチャイルドレコード) OP・EDスタッフ/コンテ・演出:岩崎良明 作画監督:柳沢まさひで 原画:山岡信一、内野明雄、岡辰也、鈴木幸江、津熊健徳、松田剛吏
脚本:黒田洋介 コンテ:岩崎良明 演出:岩崎良明、高橋順 作画監督:柳沢まさひで 児童画:加戸TO子・K子
鬼瓦まお:こやまきみこ 築島みそら:吉川由弥 丸山シルヴィア:堀江由衣 三島かごめ:長沢美樹 宙ゆり子:満仲由紀子 宇ちなみ:井浦愛 鬼瓦陸士郎:野島昭生 首相:菅原敦一 銀河大王:園部啓一 政治家B:鈴木貴宏 政治家C:平井啓二 陸のオペレーター:豊嶋真千子
[☆☆☆☆]
跳び箱三段@まおちゃん
マタが痛そうじゃないか(;´Д`)  鬼瓦陸士郎が格好をつけて止め絵になるシーンは味皇@『ミスター味っ子』、クルクル回って変身するまおのシーンは『おジャ魔女どれみ』風味。
 出動一つ決めるのに国会が紛糾したり、三人のマジカルステージに3億円という途方もない予算が必要だったりして、今の日本の状況に対する軽い風刺も効いている。
 可愛い8歳児キャラに合わせて、3人の乗る戦車などの3DCGもわざとオモチャっぽい雰囲気を出していているように見える。ここでも、昨日から始まった『WITCH HUNTER ROBIN』と同じく「状況を開始する」というセリフが。
 これは『G-onライダース』以上の脱力アニメになりそうだが、ともかく、8歳児がカワイイというだけで十分であります。( ゚Д゚)y─┛~~
 『陸上防衛隊まおちゃん』と『朝霧の巫女』を各15分づつ2本立ての深夜枠『熱血電波倶楽部』は、テレ東版『アニメコンプレックス』というトコロだろうか。
 『朝霧の巫女』とナナの後に始まった『ドラゴンドライブ』も一応見たが、チェックには入れないことにした。前者は、見始めてすぐ原作のイメージをブチ壊しにされそうだったので。後者は、余りにも典型的なジャンプ作品だったので。
_6つの行為体と作品の評価
 昨日、少女向けライトノベルについて「6つの行為体」を適用して考えてみたが、ちょっと考えが浅かったんじゃないかという気がしてきた。
 昨日は「受益者」の例として
「『十二国記』では陽子が王位に就くことによって利益を受ける慶国の国民であるとか、『東京ミュウミュウ』では「御奉仕するにゃん」の対象である「地球の未来」である(ちょっと疑問か?)とか。」
と書いてしまったが、やはり、この場合の「受益者」はそんな漠然としたモノでなく、もっと具体的なキャラを示す必要があるのではないかと思われてきた。
 また、「恵与者ないし補助者」という言い方も曖昧で、両者の区別をハッキリ付ける必要があるのではないかと思われる。
 まず「受益者」であるが、「主体」の機能によって物語中で利益を受けるキャラであり、原則的に他の4つの機能(対象・補助者・恵与者・敵対者)との重複のないキャラとして物語中で位置付けられている必要があると思う。
 「恵与者」は主体そのものの機能を拡張させる(技能を高める特訓・新しい能力や地位の授与)ことによって、主体の成長を促す機能が必要であり、単に主体と一緒に行動したり、主体を助けることによって主体の機能を補完するだけの「補助者」とは区別する必要があるだろう。
 先に「原則的に」機能に応じてキャラも区別されている必要があると書いたが、あくまでも原則で、作品によっては各機能が重複して一人のキャラの中に同居していたり、究極的には、主体と対象のみ、あるいは主体一人のみという形態も多く見られるが、そのことがそのまま作品の優劣を決める物差しにはならないということを強調しておく必要がある。ただ、機能とキャラの区別がハッキリしていて、全ての機能を満たしている作品ほど、「広がり」を持った「物語」らしく見えるということは言えるだろう。
 そして、機能の一部しか存在しない、あるいはキャラが極端に少ない作品が、「広がりのない」引きこもりer的作品として、物語としての機能を満たしている作品に劣るということは一概に言えないし、機能の有無を作品内容の優劣の尺度に単純に置き換えることはできない。
 問題になるのは、一見、全ての機能に対応したキャラが揃っているように見えて、内実は機能不全に陥っている作品であり、今のアニメにはその手の作品が驚くほど多く見られることに気が付く。
 アニメの第一話を見て、この後の展開はどうなるんだろうという期待に胸をふくらませるが、いきなり話が脇道に逸れて停滞(機能不全)し、やっと話が進んだと思ったらもう最終回という経験は誰にでもあるだろう。
 一通りの機能が揃っているように見えて、機能に対応するキャラがコロコロ変わってしまうような作品も質が悪い。不純で節操がない、混乱させられてワケが分からないという印象につながる。
 また、最初は強烈な敵対者として登場したキャラが、いつの間にか主体と馴れ合っている(補助者への転落)とか、主体に対する対象として登場したと思わされたキャラが、いつまで経っても主体との関係が進展しない(単なる補助者に過ぎなかった)まま終わってしまう、主体に対する対象の不在(主体がロリショタ)、一人の主体に対して多数の対象(ハーレムアニメ)、恵与者を装ったキャラがいるが機能しない(主体が成長しない)、受益者と他の機能をもつキャラの癒着(自己充足)、社会的に意味のある記号を持ったキャラが登場していながら、その記号が何ら機能していない。等々という具合だ。
 よって、昨日の日記で『月の夜 星の朝』(那須真知子/原作:本田恵子/集英社コバルト文庫)を、受益者不在で御都合主義満載の作品として取り上げてみたが、本作の場合は、恵与者を兼ねた対象の特訓によって、主体が強豪チームのエースを敗るほどの技倆を身につけることになるのであるから、少なくとも、主体が全く成長しないような作品よりは見どころがあると言える。そして、最後には主体と対象の機能がその目的を達成する(ハッピーエンド)という点では文句の付けようがない。
 もちろん、今のアニメの全てが機能不全でダメなモノばかりと言うことはできない。一つの作品に触れて、これは一つの物語世界を見せてくれた、主体と対象の純粋な愛の昇華に感動させられたという体験を味わうことができたトキ、この「6つの行為体」がその作品世界とキャラにどう適用できるか考えてみるのも面白いだろう。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1696 2002/07/03

_天地無用! GXP 14話 小さな強敵現る!

 昨日はずっと起きていたのに録画失敗。たぶん野球中継による延長でヤラれたと思うが、仮に気付いていたとしても、新番組『WITCH HUNTER ROBIN』のために予備の分(後ろを余計に予約しておく)を削ってしまっていたので仕方ない。とは言うものの、水樹奈々のロリキャラが活躍してくれそうだったので楽しみにしていたので残念無念。(;´Д`)

_WITCH HUNTER ROBIN 1話 Replacement

企画:サンライズ 原案:矢立肇、村瀬修功 チーフライター:吉永亜矢 キャラクターデザイン:高橋久美子 セットデザイン:佐藤道明、佐藤肇 コンセプチャルデザイン:佐山善則 スペシャルコンセプター:野崎透 デザインワークス:荒牧伸志、中島利洋 美術ボード:太田大 色彩設計:すずきたかこ 撮影監督:須貝克俊、白井久男 音響監督:藤野貞義 音楽:岩崎琢 音楽プロデューサー:野崎圭一 音楽制作:ビクターエンタテインメント 監督:村瀬修功 プロデューサー:松村圭一、杉田敦 製作:サンライズ、バンダイビジュアル 提供:バンダイビジュアル、ビクターエンタテインメント、KADOKAWA
OP:「Shell」歌:葉菜(Bana) 作詞:三重野瞳 作曲・編曲:鈴木Daichi秀行 ED:「half pain」歌:葉菜(Bana) 作詞:三重野瞳 作曲:浅見昂生 編曲:岩崎琢(ビクターエンタテインメント) OP/原画:川元利浩、小森高博、堀川耕一 糸島雅彦、小松英司、鈴木竜也、鈴木卓也、鈴木典光、高野和史、高山朋浩、坂本修司、今里佳子、中山初絵 西田亜沙子 キャラ作監:高橋久美子 メカ作監:仲盛文 演出:武井良幸 ED/演出:三好正人 CG制作:KANKON
脚本:吉永亜矢、村瀬修功 絵コンテ:村瀬修功 演出:大橋誉志光 作画監督:森下博光
瀬名ロビン(15歳):渡辺明乃 亜門(25歳):竹若拓磨 榊晴人(17歳):福山潤 鳥丸美穂(19歳):幸田夏穂 堂島百合香(18歳):氷上恭子 マイケル・リー(16歳):結城比呂 小坂慎太郎(45歳):辻親八 服部庄平(32歳):大倉正章 財前拓磨(52歳):池永通洋 マスター:永井寛考 守衛:川津泰彦 ウィッチ:高塚正也
[☆☆☆☆/△]
コイル巻ゴスロリ少女ロビン
15歳でエスプレッソなんて飲むんじゃない(;´Д`)  「△」はロビンの頭の電信柱の碍子のような触角から電波ビンビンだったので。堂島百合香のいかにもヤル気のなさそうなダルい雰囲気もイイ。
 暗いけどセンスを感じさせる色彩に、高橋久美子のアダルト風味なキャラクターデザインが合っている。アダルトというより、女のキャラは特に年増に見えてしまう。キャスト欄に、公式サイトにあった各キャラの年齢を入れておいた。
 第1話なので割り引いて考えなければならないが、演出も凝っているし作画もかなりのモノだった。エレベーターなど、3DCGの使い方も控えめでイイ感じ。
 水曜日が5本になってしまって、とてもじゃないが付き合いきれないと思っていたが、ちょうど『ラーゼフォン』が小休止に入るようなので、しばらくはチェックするつもり。

_ラーゼフォン 20話 綾なす人の戦い

脚本:榎戸洋司 絵コンテ:安藤真裕 演出:工藤進 作画監督:桑名郁朗 メカ作画監督:竹内志保
神名綾人:下野紘 ハルカ:坂本真綾 紫東遙:久川綾 エルフィ・ハディヤット:杉本ゆう 功力仁:中田譲治 一色誠:関俊彦 八雲総一:宮田幸季 如月樹:宮本充 紫東恵:川澄綾子 鳥飼守:野島裕史 キム・ホタル:折笠富美子 ヘレナ・バーベム:兵藤まこ 六道翔吾:大塚周夫 亘理士朗:内海賢二 五味勝:田坂秀樹 四方田洋平:原沢勝広 キャシー・マクマホン:荒木香恵 ジャン・パトリック・シャブラン:ふみおき ドニー・ウォン:松本大
[☆☆☆☆/△]
上司にロックオンするな@エルフィー  「△」は電波度の高い榎戸脚本とハルカへ。恵の入浴シーンとエルフィの全裸でシャワーシーンは、フーンそうですかという感じ。
 美嶋・遙・ハルカの三人が同一人物だというのか。確かに、光希桃さんの言われるように、人は置かれた状況によって赤い血の人間になったり、青い血のムーリアンに変化したりするのかも知れない。
 しかしムーリアンには、人の記憶を操作して思いこませてしまう能力があることは確かなようだ。
 次回は7月30日25:58〜と告知されていた。9、16、23と中三週間も空いてしまうとは、NHK-BSよりも豪勢な制作準備期間じゃないかと言いたくなってしまう。( ゚Д゚)y─┛~~

_ちょびっツ 14話 ちぃ 海いく

脚本:堀井明子 絵コンテ:島津奔 演出:関田修 レイアウト作監:濱田邦彦 作画監督:岩井優器
ED:「ニンギョヒメ」作詞:大川七瀬 作曲:新居昭乃 編曲:渡辺善太郎 歌:田中理恵
本須和秀樹:杉田智和 ちぃ:田中理恵 新保弘:関智一 すもも:くまいもとこ 国分寺稔:桑島法子 柚姫:折笠富美子 清水多香子:柚木涼香 大村裕美:豊口めぐみ 日比谷千歳:井上喜久子
[☆☆☆]
夜は逃がさないからね@清水多香子  成績が落ちたとか、受験勉強しなければと、やたらに騒いでいる割には全くプレッシャーや切実感が伝わってこない。ちぃにクリームを塗るのをやたらに恥ずかしがる秀樹も、ここまでパソコンと過ごしてきて、この男には進歩というものがないんだろうかと呆れるばかりだ。CLAMPの閉じた世界の中では、対幻想以外は全て相対化され無意味化されてしまう。
 要するに、ちぃがなまじ「パソコン」などという社会的に認知された意味を与えられているので違和感を感じてしまうので、パソコン=学習機能を持った人形程度の認識で見ていれば幸福になれるのかも知れない。( ゚Д゚)y─┛~~

_ヒカルの碁 38話 挑戦者たち

脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:くるおひろし 作画監督:きみしま幾智
進藤ヒカル:川上とも子 藤原佐為:千葉進歩 塔矢アキラ:小林沙苗 伊角慎一郎:鈴村健一 椿俊郎:西村知道 越智康介:松岡洋子 福井雄太:水田わさび 篠田院生師範:坂東尚樹 越智の祖父:伊井篤史 ヒカルの母:日野由利加 片桐恭平:遊佐浩二 本田敏則:櫻井孝宏 飯島良:山口隆行 外来受験生:上田陽司、河相智哉
[☆☆☆]
ボクの背後から進藤の足音が聞こえる@アキラ  早いところ、ヒカルに敗けた越智がトイレに駆け込むシーンが見たいモノだ。
 コミックは13巻あたりから読んでしまったし、最近はジャンプで欠かさずに読んでしまっているので、原作に追いついた後も視聴を続けるかどうかは悩ましいトコロだ。
 _『月の夜 星の朝』(那須真知子/原作:本田恵子/集英社コバルト文庫)読了。
『月の夜 星の朝』表紙  表紙に負けないくらい中味も恥ずかしさ全開だった。超絶御都合主義と少女の自己愛。しかし、頭を冷やして冷静に分析してみるとどうなるか。ここでは、構造主義者のA.J.グレマスが示した「6つの行為体」を借りてやってみることにする。ただし、オレの構造主義に関する知識は、突っ込まれればすぐボロが出てしまう程度のレベルであることをお断わりしておきます。
 まず、主人公の少女を主体Aとする。現在T高校に通い、弱小女子バスケ部の部員である主体Aには、4歳の時に別れた名古屋へ行ってしまった少年・対象Bがいる。主体A対象Bと13年ぶりに再会。4歳の時に結婚の約束を交わし誓いのキスまでした二人とはいっても、13年も音信不通で離れ離れに暮らしていれば、いろいろとあって人は変わってしまうと考えるのが普通だ。しかし、
  1. 対象Bは、たまたま主体Aの近所に単身で越してきて、しかも同じ地区の学校へ転入……[物]御都合主義A
  2. 二人とも同じバスケットボールのレギュラーメンバーとして再会……[物]御都合主義B
  3. 再会したときに二人とも相手が誰であるか一発で見抜いている……[心]御都合主義C
  4. お互いに好き合う気持ちは変わらない……[心]御都合主義D
という具合に、物心両面からの4つの強力な御都合主義によって二人は雁字搦めに縛られている。
 そして、[物]御都合主義Bによって対象B主体Aのバスケットボールの特訓に個人的に付き合いアドバイスを与える。そのことによって、対象B主体Aに対する恵与者であると同時に補助者としての機能も負わされている。
 また、主体Aと同じ高校の男子バスケ部の花形で女子の絶大な人気を独り占めしている少年を補助者Cとする。補助者Cは、自分の人気を全く鼻にかけず、主体Aが女子バスケ部に入ったトキから主体Aだけを見て思い続けているという([心]御都合主義E)。そして、主体A対象Bの気持ちを理解できず落ち込んでいる時には、映画に誘ったり、対象Bにフラれたと思いこんで大泣きする主体Aに胸を貸してくれたり、合宿では主体Aのケガの手当までしてくれる上に、主体A対象Bとうまくいきそうになると潔く身を引く([物+心]御都合主義F)。
 補助者C以外にも、同じバスケ部のメンバー全員及び男子バスケ部の一部のメンバーが主体Aに対する恵与者ないしは補助者として機能している。主体Aの家族については、ほとんど機能してないので、消極的恵与者ないしは補助者と言える。
 しかし、対象を除いて、登場人物の全てが主体Aのための恵与者ないし補助者しかいなかったら物語は成立しない。そこで、敵対者が必要となる。
 敵対者は二人。一人は、主体Aと同じ女子バスケ部員で補助者Cに思いを寄せている敵対者D敵対者Dは、主体A補助者Cに思われている様子を見てメラメラと嫉妬の炎を燃やすワケだ。また、敵対者D主体Aとともに女子バスケ部のポイントゲッターという立場。
 もう一人は、対象Bと同じ高校の強豪女子バスケ部のエースで、しかも、対象Bが一人暮らしをしているアパートに出入りする女房気取りの敵対者E対象Bとの仲を主体Aに見せつける。敵対者Eの母親が対象Bの父親と再婚する予定という強力な武器を持っているラスボス的存在というワケだ。「両親が再婚しても、私と対象Bは血がつながってないから、その気になれば結婚できるのよ。」と主体Aに言い放ち、力量差が歴然としている主体Aの弱小女子バスケ部に練習試合を申し込む。
 主体Aに恨みをもつ敵対者Dは、クラスメイトや補助者C主体Aの悪口を言いふらした上にバスケ部を抜けてしまい、ポインットゲッターの一人を欠いた弱小チームは敵対者Dの抜けた穴を一年生の補欠部員で補おうとするが、敵対者Eのバスケ部に圧倒的なリードを許してしまう。しかし、長年バスケ部で同じ釜の飯を食ってきた仲間として、敵対者Dの復帰を信じているチームメイトたち。その期待を裏切らずに戻ってきた敵対者D(御都合主義G 敵対者から補助者への転向)が加わった弱小チームは、後半で追い上げ、主体Aの指のケガに気付いた対象Bから渡されたバンドエイドをしっかり親指に巻いてフリースローを決めて1点差に詰め寄り、残り15秒で、今や補助者となった敵対者Dのパスを受けた主体Aが、立ち塞がる敵対者Eの左を抜いてシュート。見事強豪チーム(御都合主義H)に逆転勝ち。敵の左を抜いてシュートを決める技は対象Bの直伝というオマケ付きだ。
 さらに、父親の再婚で一度は名古屋に戻った対象Bだが、父親の理解を得て、再び主体Aの近くに戻ってくるというダメ押し(御都合主義I)のハッピーエンド。
 最後は余りにも御都合主義の連続だったので、ネタバレを承知で書いてしまった。
 結局、こうして分析してみると、本作中には「6つの行為体」のうち「受益者」が欠けていることに気が付く。この点が、本作を含めた少女系のマンガやライトノベルの多くが「自己愛」で「利己的」という印象を受ける最大の原因の一つかも知れない。
 そして、優れた少女系のマンガやライトノベルの場合、必ず、そこには適当な「受益者」がバランス良く配置されているように思える。一例を上げれば、『十二国記』では陽子が王位に就くことによって利益を受ける慶国の国民であるとか、『東京ミュウミュウ』では「御奉仕するにゃん」の対象である「地球の未来」である(ちょっと疑問か?)とか。また、少女系の作品ばかりでなく、いろいろなジャンルの作品について考えてみると面白いかも知れない。
 ところで、この本を借りたUFJ銀行に先日行ってみたら、文庫のコーナーが完全に撤去されてしまっていた。この後も復活しないとなると、この本は返さなくてもイイことになるのだろうか。( ゚Д゚)y─┛~~

_Vol.1695 2002/07/02

_あずまんが大王 13話 「ノーガード戦法」「S」「中間テスト」「結成」「能力」

脚本:大久保智康 絵コンテ:潮乱太、佐々木和宏 演出:高山功 作画監督:桜井正明 総作画監督:和田崇
美浜ちよ:金田朋子 春日歩:松岡由貴 滝野智:樋口智恵子 水原暦:田中理恵 榊:浅川悠 神楽:桑島法子 谷崎ゆかり:平松晶子 かおりん:野川さくら 千尋:大前茜 男子生徒A:矢薙直樹 ブルー3:吉野裕之
[☆☆☆]
忘れることなら敗けへんで@大阪  めずらしく男子生徒Aとのカラミがあった。共学なのに、変態木村以外の男は背景に過ぎない本作の掟を破った演出というべきだろうか。( ゚Д゚)y─┛~~

_十二国記 12話 月の影 影の海 十二章

脚本:會川昇 絵コンテ:木村哲 演出:吉川浩司 作画監督:村上直紀、山沢実
中嶋陽子:久川綾 杉本優香:石津彩 楽俊:鈴村健一 尚隆:相沢正輝 六太:山口勝平 景麒:子安武人 塙王:土師孝也 塙麟:佐々木優子 蒼猿:岡野浩介 尹瀧:川崎恵理子 朱衡:家中宏 老臣:伊藤和晃 冗祐:堀川仁 壁落人:田中秀幸 予王舒覚:藤田淑子
[☆☆☆☆☆]
私は日本で革命をしたかった@壁落人  次回で『月の影 影の海』は終了。その後は『風の海 迷宮の岸』に入るのだろうか。
 やはり、會川昇が壁落人と安田講堂のエピソードを見逃すはずがない。ここ一番というトコロで出したかったワケだ。
 杉本さんがらみで大幅に構成を変えているが、本筋には影響はないだろう。
 舒覚は、原作を読んでいたトキのイメージとちょっと違っていた。せいぜい20代後半の女というイメージだった。
 ついに杉本さん陥落。このままこっちの世界に留まって陽子に仙としてとりたててもらって側近になるとか、六太と協力して泰麒を捜すために倭に戻るとか。それなら次のエピソードでも存分に活躍する姿が見られそうだ。水禺刀にチラっと映っていたが、浅野君の出番はもうないのだろうか。

_しあわせソウのオコジョさん 39話 「星に願いを」「オコジョ番長! プール編」

[A] 脚本:浦沢義雄 絵コンテ・演出:菊地康仁 作画監督:鉄心
[B] 脚本:中弘子 絵コンテ:小林孝嗣 演出:五十嵐達也 作画監督:村上勉
コジョピー:沢城みゆき 槌谷揺:小泉豊 コジョルー:鮭延未可 ゆうた:加藤奈々絵 ちょろり:山崎雅美 みゆ/るる&るか:谷井あすか サエキ:原田英敬 トモコ:中村明香 タッチン:伊丸岡篤 太郎丸:高橋広樹 ゆうたの母/マンガ家:荘真由美 みゆの母:若泉絵子 クマ校長:西前忠久 ガンマン:戸澤秀明 ナレーション:寺田はるひ
[☆☆☆☆]
ゆうたが喜ぶから@ゆうたのママ
お、奥さん(;´Д`)
「星に願いを」 ブルマエプロン@ゆうたのママ
お、奥さん(;´Д`)
「オコジョ番長! プール編」  どんな状況でも頭巾とエプロンを外さないゆうたのママ。Aパートでは、どんな店に行ったのか気になるし、Bパートではエプロンの下のブルマが気になって仕方なかった。Pチラと同じで、エプロンで隠れていた方がエロいじゃないか。( ゚Д゚)y─┛~~

_G-onらいだーす 1話 飛び出せ! イチゴ

企画:及川武、加藤長輝 原作:KATSUZO、TNK プロデューサー:シバタミツテル シリーズ構成:水上清資 キャラクターデザイン/総作画監督:平田雄三 メカニックデザイン:森木靖泰 美術監督:吉原俊一郎 撮影監督:岡崎英夫 音楽:山中紀昌 音響監督:高橋秀雄 漫画連載:「月刊コミック電撃大王」(メディアワークス刊・作画:小野敏洋) 監督:木村真一郎 アニメーション制作:TNK、SHAFT 製作協力:ビックウエスト 製作:G-on PROJECT 提供:animate、代々木アニメーション学院
ED:「ミラクル☆パジャマ」歌:ロリベーダースZ(水橋かおり、町井美紀、上村貴子、田村ゆかり) 作詞:仲道哲二 作曲・編曲:津田直士 CD:ムービック、ジャパンミュージックエージェンシー ED演出:木村真一郎 EDイラスト:ここまひ アイキャッチイラスト:ぶるまほげろー
脚本:水上清資 絵コンテ・演出:木村真一郎 作画監督/デザイン協力:倉嶋丈康 アクション番長:椛島洋介
倉間ユウキ:島涼香 嵐山セーラ:南央美 星川ヤヨイ:倉田雅世 鯨井仙三郎:堀内賢雄 真田ミオ:久川綾 本郷一朗:檜山修之 マコ:水橋かおり パオ:町井美紀 アイ:上村貴子 ゼロ:田村ゆかり シノブ:浅野真澄 ヤスコ:折笠奈緒美 ゴンザレス:斉藤瑞樹
[☆☆☆]
ノーパン@ユウキ
ニンニン。  新番組で一番期待していた割には、余りにも脱力モノだった。監督はイカリヤに対する特別な思い入れでもあるのだろうか。
 こういうモノだと思って気楽に見ていれば、馴染めるようになってくるかも知れないが。
 _『あずまんが大王』の後に録画されていた『SAMURAI DEEPER KYO』も見た。マガジンのCMにはビックラコキマロ。今日は、チェック予定の4本を見終わった時点で11時を回っていたので、少しだけというつもりで見始めたのだが、けっこう面白いのでズルズルと最後まで見てしまった。Bバートに入って壬生京四郎が登場してから、ちょっと前に近所の喫茶店に置いてあったコミックの第1巻を読んでいたことを思い出してしまった。ゆや@堀江由衣には
「どうして着物の裾がそんなに短い上に胸が出ているんだ(;´Д`)
と言いたくなってしまう。
 コミックを読んだトキの記憶が戻ってくると、原作の話をかなり再構成して変えている感じだが、その方が原作どおりやられるよりも面白く見られそうだ。コミックの1巻だけを読んだトキは分からなかったが、要するに、隕石のために壬生京四郎と鬼眼の凶が合体してしまったワケだ。ともかく、火曜日はキツイのでこれ以上チェックを増やしたくなかったが、次回も見てしまうかも知れない。

_Vol.1694 2002/07/01

_爆転シュート ベイブレード2002 25話 電撃聖獣No.4

脚本:長田敏靖 絵コンテ:うえだひでひと 演出:粟井重紀 作画監督:服部益実
木ノ宮タカオ:くまいもとこ キョウジュ:桑島法子 レイ:久川綾 マックス:折笠愛 カイ:高乃麗 ヒロミ:菊池志穂 オズマ:甲斐田ゆき ドゥンガ:高戸靖広 マリアム:小松由佳 ユスフ:松本さち ケイン:泰勇気 サリマ:池田ひかる ジム:山下亜矢香 ゴウキ:藤原靖浩 ギデオン:松山鷹志 ドクターB:小山剛志
[☆☆☆]
やっとオレの出番が来たぜ@タカオ
よくココまで辛抱したなw。  今回だけで決着をつけてくれないとはヤレヤレだ。ボール1球に一週間以上かかった大昔の『巨人の星』じゃあるまいに。

_ロックマンエグゼ 17話 ビーフ司令の正体!

脚本:関島眞頼 絵コンテ・演出:阿部雅司 作画監督:石川健朝
光熱斗:比嘉久美子 ロックマン:木村亜希子 桜井メイル:水橋かおり 大山デカオ:沼田祐介 綾小路やいと:金丸日向子 伊集院炎山:斎賀みつき 大園まりこ先生:日高のり子 マサ:堀川仁 シャークマン:鈴木琢磨 黒井みゆき:横手久美子 火野ケンイチ:小西克幸 エレキ伯爵:三宅健太 色綾まどい:野田順子 マハ・ジャラマ:園部啓一 日暮闇太郎:上田祐司 氷川透:渡辺久美子 緑川ケロ:中川亜紀子 ストーンマン:石川ひろあき ボンバーマン:宇垣秀成
[☆☆☆]
見える不吉な未来が@黒井みゆき
そんな高い所に立っているのに見えないじゃないか(;´Д`)  またまた主人公失格の熱斗。ビーフ司令の正体が分かっても、自分だけの胸にしまっておくのが男というモノじゃないのか。女みたいにベラベラしゃべりやがって、この小僧は。
 こうなったら、熱斗はいらないから、メイル・やいと・みゆき・サロマ・まり子先生で5人揃ってPETミ○ウミ○ウとしてデビューするとか、熱斗のママ、緑川ケロも加えて「七人のPET」とか、「私にプラグインしてご奉仕してちょうだい♥」とか。

_犬夜叉 76話 標的は殺生丸と犬夜叉!

脚本:千葉克彦 絵コンテ・演出:山本恵 作画監督:佐久間信一
犬夜叉:山口勝平 日暮かごめ:雪乃五月 七宝:渡辺久美子 弥勒:辻谷耕史 珊瑚:桑島法子 殺生丸:成田剣 鋼牙:松野太紀 冥加:緒方賢一 邪見:長島雄一 八衛門狸:中嶋聡彦 銀太:吉野裕行 白角:岸尾大輔 狼野干:梁田清之 妖怪:西前忠久 冬嵐:冬馬由美 春嵐:増田ゆき 夏嵐:鉄砲塚葉子 秋嵐:高塚正也
[☆☆☆]
犬夜叉はきっと来てくれる@かごめ
脳天気モエモエ。  今回は「犬夜叉のツボ」で夏嵐と秋嵐を紹介してくれたので少しは豹猫族四天王?のことが分かったが、もう少し一人一人の敵キャラの魅力を引き立たせる内容(脚本)と演出が欲しいトコロだ。
 _昨日の日記に書いた7月新番組を再掲と補足。
SAMURAI DEEPER KYO』テレ東 7/1〜 月曜日 25:55〜
『ハーメルン』や『劇場版逮捕しちゃうぞ』の西村純二監督。この時間帯は『あずまんが大王』が25:25からなので、その直後にもう一本増えることになる。少年マガジン連載のマンガ原作。『あずまんが大王』が深夜番組ということで予約を30分余計に取っているので、今のままで見られることは見られそうだが、チェックには入れない予定。
G-onらいだーす』WOWOW 7/2〜 火曜日 18:30〜
これは、モエアニメとして唯一期待している7月新番組。木村真一郎監督がポイント。
最終兵器彼女』CS・ファミリー劇場、CBC 7/2〜 火曜日 19:00〜
加瀬充子監督、ちせ役に折笠富美子、GONZO制作というポイント。オレの環境では見られないのでチェック対象外だが、今期の注目作であることは間違いないだろう。ちせは確かにオレ好みのキャラなのだが、たまにしか原作を目にすることがないので、話の方はサッパリ分からない状態。
『Witch Hunter ロビン』テレ東 7/2〜 火曜日 25:25〜
サンライズ制作ということで、一応は見たい気がするが、この時間は『天地無用!GXP』『ちょびっツ』『ラーゼフォン』という激戦区なので、一つ間違うと共倒れになりそうだし、水曜日のチェックをこれ以上増やしたくないし。
朝霧の巫女』テレ東 7/3〜 水曜日 26:35〜(26:50〜27:05)
これもマンガ原作なので乗り気になれなかったが、スタッフが森山雄治(監督)、月村了衛(シリーズ構成・脚本)ということで。一話15分で全26話。
陸上防衛隊まおちゃん』テレ東 7/3〜 水曜日 26:35〜
赤松健原作。監督は『らぶひな』の岩崎良明、黒田洋介(シリーズ構成)というポイント。意外と気楽に見られるモエアニメとして楽しめそうな予感。
ドラゴンドライブ』テレ東 7/4〜 木曜日 18:00〜
『七人のナナ』の後番。ジャンプ原作ということであまり気乗りしない。『ベイブレード』(初代)や『ぴたテン』の川瀬敏文監督、マッドハウス制作。
円盤皇女ワるきゅーレ』キッズ、TVK他 7/4〜 木曜日 23:30〜
藤井まきキャラクターデザイン、月村了衛シリーズ構成・脚本、榎戸洋司脚本というポイント。
 テレ東の深夜攻勢が目につくが、深夜にまで朝や夕方に放映するアニメの規制を及ぼすのは、この際是非再検討してほしいモノだ。( ゚Д゚)y─┛~~
_「魂は永遠に彷徨う」復活!
 BBSにまつださん(ZEROESさん)が書いてくれてやっと気付きました。
魂は永久に彷徨う
ZEROES(まつだ)さん。アニメ・声優方面の新鮮で濃いネタが詰まっている日記サイトです。
 「仮出店中、移転先求む」とのことですが、適当なサーバが見つかると良いですね。
 ここをリンクして頂いて恐縮ですが、出すのは私の本ではありません。もう少し話がまとまってくれば公表できるようになると思いますが。σ(^^;)
 月夜の晩に@たのみこむは、アニメページで36位まで順位を上げてきているようです。「萌え萌えアニメ日記」も引き続き応援するつもりです。

 


_今月のDVD購入記録
タイトル 発売元 発売日
購入日
価格(抜) 時間(分) 分単価
巨人の星 雄飛編 (6)
(DL-93217)
ワーナー 2001/09/28
2002/07/24
2,980 153 19
ブレンパワード (2)
(BCBA-1219)
バンダイ 2002/07/25
2002/07/24
3,800 125 30
ブレンパワード (3)
(BCBA-1220)
バンダイ 2002/07/25
2002/07/24
3,800 125 30
美少女戦士セーラームーン (7)
(DSTD-06157)
東映 2002/07/21
2002/07/24
3,800 121 31
美少女戦士セーラームーン (8)
(DSTD-06158)
東映 2002/07/21
2002/07/24
3,800 121 31
千と千尋の神隠し
(VWDZ-8036)
ブエナビスタ 2002/07/19
2002/07/24
4,700 124 37
しあわせソウのオコジョさん (5)
(BCBA-1171)
バンダイ 2002/07/25
2002/07/24
3,800 92 41
だぁ!だぁ!だぁ! すてっぷ9
(KIBA-671)
キング 2002/07/24
2002/07/24
3,800 76 50
ブレンパワード (1)
(BCBA-1218)
バンダイ 2002/07/25
2002/07/24
2,800 54 51
太陽の王子ホルスの大冒険
(DSTD-02103)
東映 2002/07/21
2002/07/24
4,500 82 54
少年猿飛佐助
(DSTD-02107)
東映 2002/07/21
2002/07/24
4,500 83 54
長靴をはいた猫
(DSTD-02105)
東映 2002/07/21
2002/07/24
4,500 80 56
白蛇伝
(DSTD-02106)
東映 2002/07/21
2002/07/24
4,500 79 56
どうぶつ宝島
(DSTD-02104)
東映 2002/07/21
2002/07/24
4,500 78 57
日本アニメTV主題歌大全集 (1)
(DSTD-06111)
東映 2002/07/21
2002/07/24
5,800 94 61
ブラックマジックM-66
(BCBA-1214)
バンダイ 2002/07/25
2002/07/24
3,800 47 80
フィギア17 つばさ&ヒカル (11)
(BCBA-0834)
バンダイ 2002/07/25
2002/07/24
5,800 50 116
集 計 71,180 1,584 44

 


_☆について
☆☆☆☆☆
手放しでサイコー。
☆☆☆☆☆
サイコー。
☆☆☆☆
面白かったプラスアルファ。
☆☆☆
普通に面白かった。
気に入らなかったポイント一つにつき一個。
電波度。
ウルウル。
 なお、自分では、面白くないと思って見ているアニメはないつもりなので、☆が2つ以下という評価はほとんど出てこないと思います。